ハリオのコーヒードリッパーで人気の商品が知りたい!
ハリオのコーヒードリッパーは種類が多くて選べない
こういった要望や疑問にお答えしていきます。
コーヒーが好きな方なら、一度は見たことがあるであろうハリオのドリッパーは、多くの人から支持されています。
ハリオでは、さまざまな種類のドリッパーが販売されていて、種類の多さから悩む人は少なくありません。
本記事では、種類豊富なハリオのドリッパーの選び方、おすすめの人気商品を紹介します!
- ドリッパーが人気のハリオとは、日本の耐熱ガラスメーカー
- ハリオのドリッパーは円錐形で大きな1穴が特徴的
- ハリオのドリッパーは初心者から上級者まで幅広く支持を集めている
- ドリッパーはフィルターの種類とドリッパーの素材で選ぶ
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
HARIO(ハリオ)とは?
ハリオとは、日本で唯一の国内工場を持っている、1921年創業の耐熱ガラスメーカーです。
耐熱ガラスに長けている技術を活かし、おいしいコーヒーを淹れるためのアイテムを製造・販売しています。
コーヒーアイテムをハリオ製で揃えられるほど、優秀なアイテムが揃っており、多くの人に支持されています。
ハリオのドリッパーは円錐型で大きな1つ穴が特徴
ハリオのドリッパーは、円錐型で底に大きな穴が1つだけ開いた形状が特徴的です。
円錐型のドリッパーは、お湯がゆっくりとコーヒー粉の層を通るため、香りや味わいをしっかりと抽出できます。
また、大きな1つ穴によって湯溜まりが出来にくいため、濃いめのコーヒーが抽出できます。
お湯を注ぐ速度などのコントロール次第で、味わいの変化が生まれるのも特徴です。
ハリオのドリッパーで淹れたコーヒーは、味わいの幅が広く、雑味がないスッキリとしたコーヒーに仕上がりやすいでしょう。
ハリオのコーヒードリッパーの選び方
種類豊富なハリオのコーヒードリッパーは、以下の2点に着目して選びましょう。
- フィルターの種類
- ドリッパーの素材
それぞれの特徴を紹介します。
フィルターの種類で選ぶ
ドリッパーは、使用するフィルターの種類によって、選択肢が異なります。
フィルターの種類によってコーヒーの味わいも変わるので、好きな味わいに合うフィルターを知り、フィルターに合ったドリッパーを選択するとよいでしょう。
ペーパーフィルター
ペーパーフィルターは、コーヒーオイルがしっかり吸収されるため、スッキリとした味わいのコーヒーが好きな方におすすめです。
一般的に使用されているポピュラーなフィルターで、使い捨てで片付けが手軽な、利便性の高いペーパーフィルターです。
コンビニやスーパーなどにも商品が並んでいるため、入手しやすいといえます。
ハリオのドリッパーは円錐型がほとんどなので、ペーパーフィルターを使用したい場合は円錐型を選びましょう。
ステンレスフィルター
ステンレス製のフィルターは、コーヒーオイルも抽出され、他のコーヒーフィルターよりもしっかりと味が伝わります。
まったりとした味わいの本格コーヒーが好きな方におすすめです。
ステンレス製なので、丈夫で長持ちする上に錆びにくいのが特徴です。
お手入れが必要ですが、洗って繰り返し使い続けられるエコなフィルターです。
ネルフィルター
ネルフィルターはコーヒーオイルが抽出されやすく、マイルドでコクのある味わいのコーヒーが好きな方におすすめです。
ネルフィルターで淹れたドリップコーヒーは、他のフィルターにはない独特な味わいに仕上がりです。
フランネル素材を使って作られていて、洗って繰り返し使用できるエコなフィルターです。
素材で選ぶ
ハリオのドリッパーは、素材の種類もさまざまです。
ここでは、以下4つの素材について解説します。
- プラスチック製
- 陶器・磁器製
- ステンレス製
- ガラス製
プラスチック製
はじめてドリッパーを購入する方や、どの素材のドリッパーにするか悩む人は、プラスチック製がおすすめです。
お値段が数百円と安価で手に入れやすく、抽出するお湯の流れが見やすいため、ドリップコーヒーの導入としてコスパが高いといえます。
ただし、使い続けることにより経年劣化していくため、いずれは買い替える必要があります。
プラスチック製のドリッパーで慣れてきたら、別の素材のドリッパーに挑戦してみましょう。
陶器・磁器製
陶器・磁器製のドリッパーは、重厚感やデザイン性があっておしゃれなのが特徴です。
ドリッパーの見た目を重視したい方や、長く同じものを使いたい方におすすめできます。
お湯による劣化が起こりにくく保温性があり、安定したドリップが可能でしょう。
価格は2,000円程度ですが、落下させて割ってしまう可能性があり、取り扱いには注意が必要です。
ステンレス製
ステンレス製のドリッパーは、熱が伝わりやすく、抽出中に保温しやすいのが特徴です。
使い続けても劣化しにくく、落下させても割れにくいメリットもあります。
耐久性の高さや、シンプルな見た目が魅力ですが、価格が2,000〜9,000円とやや高めです。
熱の伝わりやすさによって扱いが難しいドリッパーなので、初心者の方にはおすすめできず、中級者向けといえるでしょう。
ガラス製
ハリオの耐熱ガラスを使ったドリッパーは、ガラスの繊細さや上品さ、美しいデザイン性が魅力の1つです。
ガラス製は、熱伝導率や比熱が小さく、陶磁器ほど重くはないため、比較的使いやすいドリッパーです。
価格は1,000〜2,000円程度で、陶器・磁器製と同じく落下させて割ってしまう可能性があり、取り扱いには注意が必要です。
【徹底比較】ハリオのおすすめ人気コーヒードリッパーランキング9選!通販でも買える
ハリオのドリッパーは種類豊富なラインナップが存在します。
その中でも、特におすすめしたいドリッパーを9つを上記の選び方をもとに厳選しましたので紹介します。
順 位 | 商品名 | 値段 | 杯数 | ドリッパーの素材 | サイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | V60透過ドリッパー02クリア VD-02T | 660円 | 1〜4杯用 (1杯120ml) | AS樹脂 | 12.2x11x12.5cm | 110g |
2位 | V60オリーブウッドスタンドセット | 13,200円 | 1-4杯用 | 本体/耐熱ガラス | 15.5x16x25cm | 約1500g |
3位 | カフェオールドリッパー CFOD-02-B | 1,870円 | 1-4杯用 | メッシュ部分/ステンレス | 12.1×13.5×10.5cm | 約200g |
4位 | V60 メタルドリッパー | 3,300円 | 1-4杯用 | ステンレス | 14.5×12×9cm | 約200g |
5位 | V60 1回抽出ドリッパー MUGEN | 880円 | 1-2杯用 | AS樹脂 | 14.2×11.6×9.6cm | 約200g |
6位 | 浸漬式ドリッパー スイッチ | 3,850円 | 出来上がり 200mL | 耐熱ガラス | 11.8×11.5×13.3cm | 約500g |
7位 | カフェオールドリッパー CFOD-1B | 1,650円 | 1杯用 | メッシュ部/ステンレス | 11×11.5×8.2cm | 約100g |
8位 | ダブルメッシュメタルドリッパー | 3,850円 | 1-2杯用 | ステンレス | 13.2×10.9×8.1cm | 約100g |
9位 | V60 カパードリッパー | 8,470円 | 1-4杯用 | 本体/銅 取っ手/真鍮 | 13.5×12.0×9.2cm | 約300g |
順番に解説します。
第1位. ロングセラー商品「V60透過ドリッパー02クリア VD-02T」
ハリオのドリッパーの中でも、V60シリーズは2007年にグッドデザイン賞を受賞し、プロ・アマチュア問わず支持されています。
ロングセラー商品として高評価を得ていて、初心者から上級者まで幅広い人におすすめです。
商品名 | V60透過ドリッパー02クリア VD-02T |
---|---|
価格 | 660円 |
素材 | AS樹脂 |
サイズ | 12.2x11x12.5cm |
重量 | 110g |
第2位. 木目調がおしゃれなセット商品「V60オリーブウッドスタンドセット」
こちらのコーヒードリッパーは、風合いがおしゃれなスタンドとセットの商品です。
天然のオリーブウッドを用いて作られ、滑らかに整えられた木目のスタンドがナチュラルな雰囲気を演出し、インテリアとしても映えます。
ドリッパーとスタンドだけでなく、サーバーやペーパーフィルター、コーヒースプーンを付属しているので、コーヒー器具をまとめて揃えられます。
ハリオのおすすめコーヒーサーバーが知りたい方は、以下の記事をチェック!
商品名 | V60オリーブウッドスタンドセット |
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価格 | 13,200円 |
素材 | ドリッパー/耐熱ガラス スタンド/オリーブウッド スプーン/ポリプロピレン サーバー/耐熱ガラス フタパッキン/シリコーンゴム |
サイズ | 15.5x16x25cm |
重量 | 約1500g(個箱含む) |
第3位. ペーパーレスで簡単「カフェオールドリッパー CFOD-02-B」
ペーパーフィルターが不要なドリッパーで、コーヒー粉を直接入れてドリップするだけなので、淹れる手順がシンプルです。
特殊ステンレスメッシュフィルターを採用しているため、コーヒーの旨みとして知られるコーヒーオイルを抽出できます。
コーヒー本来の香りや、味わいの良さが楽しめるドリッパーです。
商品名 | カフェオールドリッパー CFOD-02-B |
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価格 | 1,870円 |
素材 | メッシュ部分/ステンレス フレーム/ポリプロピレン |
サイズ | 12.1×13.5×10.5cm |
重量 | 約200g(個箱含む) |
第4位. スタイリッシュなデザイン「V60 メタルドリッパー」
スタイリッシュでクールなデザインの金属製のドリッパーです。
重たそうな見た目ですが重量は軽く、丈夫なステンレス製なので扱いやすいです。
耐久性の高さとシンプルな構造から、アウトドアにも向いています。
金属ドリッパーは熱伝導性が良く、お湯をかけてドリッパーを温める必要がないため、スムーズな抽出ができます。
商品名 | V60 メタルドリッパー |
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価格 | 3,300円 |
素材 | 本体/ステンレス プレートマット/シリコーンゴム |
サイズ | 14.5×12×9cm |
重量 | 約200g(個箱含む) |
第5位. 初心者におすすめ「V60 1回抽出ドリッパー MUGEN」
ドリップコーヒーには欠かせない「蒸らし」の工程なしで抽出できるドリッパーです。
内側にある星形の溝をつたってゆっくりと抽出されるよう、蒸らしの工程を削減できるつくりになっているため、1回お湯を注ぐだけでOKです。
自由度はありませんがテクニックが必要ないため、コーヒー初心者の方でも美味しい1杯が簡単に楽しめます。
商品名 | V60 1回抽出ドリッパーMUGEN | V60 1回抽出ドリッパーMUGEN(セラミック) |
---|---|---|
価格 | 880円 | 2,200円 |
素材 | 本体 /AS樹脂 ホルダー/ポリプロピレン | 本体 /磁器(有田焼) ホルダー/ポリプロピレン |
サイズ | 14.2×11.6×9.6cm | 14.3×11.7×9.5cm |
重量 | 約200g(個箱含む) | 約300g(個箱含む) |
第6位. 効率的に蒸らす「浸漬式ドリッパー スイッチ」
浸漬式ドリッパーは、お湯にコーヒー粉を浸して「蒸らし」の工程を効率的におこなえるドリッパーです。
レシピのとおりに工程を進めれば、誰でも均一な味わいに抽出できます。
コーヒーが抽出されたら、スイッチを押すだけで底からコーヒーが一気に注がれる仕組みです。
商品名 | 浸漬式ドリッパー スイッチ |
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メーカー | 3,850円 |
素材 | 本体/耐熱ガラス ホルダー/シリコーンゴム スイッチ/PCT樹脂 ステンレス球/ステンレス鋼 |
サイズ | 11.8×11.5×13.3cm |
重量 | 約500g(個箱含む) |
第7位. アウトドアにおすすめ「カフェオールドリッパー CFOD-1」
カフェオールドリッパー CFOD-1は、第3位で紹介した「カフェオールドリッパー CFOD-02-B」と同じシリーズで、1杯用のコンパクトなドリッパーです。
特殊ステンレスメッシュフィルターを採用し、コーヒーオイルを抽出できます。
ペーパーレスでコンパクトなので、アウトドアにおすすめです。
商品名 | カフェオールドリッパー CFOD-1 |
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価格 | 1,650円 |
素材 | フタ・フレーム・アタッチメント/ポリプロピレン メッシュ部/ステンレス |
サイズ | 11×11.5×8.2cm |
重量 | 約100g(個箱含む) |
第8位. オールステンレス「ダブルメッシュメタルドリッパー」
ダブルメッシュメタルドリッパーは、名前のとおり、メッシュフィルターが二重に重なっているドリッパーです。
メッシュなのに向こう側が透けないほど、目が細かく加工されているため、コーヒー粉の微粉が出にくく、ペーパードリップのような透明感を感じられます。
また、メタルフィルターならではのコーヒーオイルも味わえるので、しっかりとコクも感じられます。
商品名 | ダブルメッシュメタルドリッパーDMD-01-HSV |
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メーカー | 3,850円 |
素材 | ステンレス |
サイズ | 13.2×10.9×8.1cm |
重量 | 約100g(個箱含む) |
第9位. ビンテージ感がある銅製「V60 カパードリッパー」
V60カパードリッパーは、銅製のドリッパーなので熱伝導率が良く、お湯が冷めにくいためドリップがスムーズにできます。
ビンテージ感のある金属製で、耐久性が高く、丈夫で軽いのも魅力です。
商品名 | V60 カパードリッパーVDPR-02-CP |
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価格 | 8,470円 |
素材 | 本体/銅 取っ手/真鍮 |
サイズ | 13.5×12.0×9.2cm |
重量 | 約300g(個箱含む) |
美味しいドリップコーヒーを淹れる方法
今回は、ペーパードリップで美味しいコーヒーを淹れる方法を紹介します。
- お湯を沸騰するまで沸かす
- ドリッパーにフィルターをセットする
- 挽いたコーヒー豆をフィルターに入れる
- 沸騰したお湯をコーヒーケトルに移す
- コーヒー豆の高さまでお湯を注いで蒸らす
- 3分間ゆっくりとお湯を注ぐ
- お湯を落とし切る前にフィルターを外す
順番に解説します。
お湯を沸かしている間に別の準備ができるので、最初に沸かすのがスマートです。
抽出の際は、沸騰したてではなく、90℃程度に冷ましたお湯を使います。
ペーパーフィルターのシールされた2か所の線を、交互に折り曲げ、ドリッパーにできるだけぴったりと密着させます。
コーヒー豆の量は1杯分で10〜15g、挽き目はコーヒー豆の焙煎度などにあわせて調整します。
挽き目については、詳しく解説した以下の記事を参考にしてください。
お湯の温度は、沸騰したてのお湯ではなく、90℃程度が望ましいです。
温度の高いまま使用すると、雑味のあるコーヒーに仕上がってしまいます。
沸かしたお湯は、一旦コーヒーケトルに移すと、適温に冷ますことができます。
ドリップコーヒーは、コーヒー粉とお湯をなじませるために、抽出の前の「蒸らし」工程が重要です。
コーヒー豆全体がお湯で湿るよう、ドリップポットを使って少しずつ丁寧に注ぎます。
蒸らし時間の目安は20〜30秒が最適とされ、コーヒーの成分が抽出しやすくなります。
蒸らしについては、以下の記事で詳しくまとめています。
お湯を注ぐときは、細口のドリップポットを用意し、180ccのお湯を3分かけてゆっくりとていねいに注ぎます。
ドバドバとお湯をかけるのではなく、注ぎ口から細長くお湯が出るようコントロールしましょう。
ただし、時間をかけすぎると後味が悪くなるため、ドリップタイマーなどを使用すると便利です。
フィルターに注いだお湯を最後まですべて落とすと、灰汁が混ざり雑味が出てしまいます。
お湯を注いでる途中であっても、最後の1滴まで落としきろうとせずに、ある程度残した状態でドリッパーを外します。
少しの手間をかけるだけで、ドリップコーヒーは格段に美味しく仕上がります。
ドリップコーヒーの美味しい淹れ方については、以下の記事もチェックしてくださいね!
コーヒードリッパーのお手入れ方法
フィルターと組み合わせて利用する場合、直接コーヒーがかかる部分は少ないですが、きちんとお手入れをしないと、目詰まりを起こすこともあります。
せっかく購入したドリッパーは、劣化を防いで長く愛用するためにも、ていねいにお手入れしましょう。
コーヒー器具は、使うたびにコーヒー特有のいい香りが馴染み「味」が出てきます。
基本的には洗剤を使わず、水洗いで汚れを落としましょう。
目立つ汚れが気になる場合は、中性洗剤などを使っても問題ありません。
フィルター使わないステンレスフィルターの洗い方
フィルターを使用しないステンレスフィルターの場合、中性洗剤を使って押し洗いが適切でしょう。
ポイントは以下の4つです。
- 洗剤で洗う前に、お湯などに浸けておくと汚れが落としやすい
- 洗剤を泡立てたスポンジに、十分な水を含ませて押し洗いする
- 表面がネットに包まれているスポンジが良い
- 水の中ですすいだあと、流水ですすぐ
ハリオのドリッパーを使って美味しいコーヒーを楽しもう!
いかがでしょうか?
ハリオのおすすめドリッパー9選を紹介しました。
本記事のポイントは、以下のとおりです。
- ハリオのドリッパーは円錐形で大きな1穴が特徴的
- ハリオのドリッパーは初心者から上級者まで幅広く支持を集めている
- ドリッパーはフィルターの種類とドリッパーの素材で選ぶ
お気に入りのドリッパーをみつけて、自宅でも美味しいコーヒーを楽しみましょう!