コーヒーアートのコツが知りたい!
ラテアートのデザイン案も知りたい!
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
カフェやコーヒー専門店で見るコーヒーアートですが、実は初心者の方でもしっかりと学習すれば、成功させることはそんなに難しいことではありません。
そこで本記事では、コーヒーアートのコツを踏まえつつ、デザイン案を3つ紹介していきます!
- コーヒーアート(ラテアート)とは、エスプレッソとミルクを混ぜる際に、カップの上にアート(絵)を描くこと
- コーヒー&ラテアートを作るには、基本がエスプレッソとなる
- 作り方は大きく2つある
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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そもそもコーヒーアート(ラテアート)とは?
コーヒーアート(ラテアート)はエスプレッソとミルクを混ぜる際に、カップの上にアート(絵)を作り出すことです。
エスプレッソマシンで抽出したコーヒーの上に、同じくマシンのスチーム(蒸気)を使って温め泡立てたミルクを注ぎます
その際に、注ぎ方を工夫したり、道具を使ったりすると、ミルクがコーヒー上面に広がり、表面に絵ができあがったものがコーヒーアートとして提供されています。
発祥はイタリア
こちらの発祥は、エスプレッソの故郷と同じくイタリア。
ソムリエが、カプチーノを作った際にミルクを注ごうとしたところ、ミルクが葉っぱ上に広がったのが、コーヒーアートの始まりだと言われています。
そのため、別名として、エスプレッソにミルクを混ぜた飲み物である「ラテ」アートとも呼ばれています。
そして、コーヒーアートが一気に有名にした国はアメリカ。
ミルク入りコーヒーを好むアメリカ人にとって、シアトルコーヒーがアメリカ中に広まっていく中で、コーヒー、ラテアートも一緒に広まっていったのです。
【入門者向け】コーヒーアート(ラテアート)必要な道具
コーヒー&ラテアートを作るには、基本がエスプレッソとなりますので、それなりに道具が必要となっていきます。
まとめると以下の通りです。
- エスプレッソマシン
- ミルクヒッチャー
- マグカップ
- 爪楊枝などの先のとがった棒(エッチング限定)
1. エスプレッソマシン
コーヒー&ラテアートにはまず、エスプレッソマシンを用意する必要があります。
エスプレッソで作る必要があるのは、コーヒー&ラテアートはミルクをたっぷりと使うため、コーヒーが薄くなるからです。
2. ミルクヒッチャー
ミルクをスチームするときや、コーヒーの入ったコップにミルクを注ぐときなどに、注ぎ口が細いピッチャーが必要となります。
もしも家に無い方は、代用として計量カップなども使えますよ!
3. マグカップ
コーヒーを入れるマグカップですが、底が浅く、口が広いマグカップがおすすめです。
底が深い縦長のマグカップだと、ミルクが底に落ちて、きれいな絵が作りにくいため。
つまり、ティーカップのような底の浅いマグカップだと、ミルクが浮かびやすくて、きれいな絵を作ることができます。
4. 爪楊枝などの先のとがった棒(エッチング限定)
エッチングを試したい方は、家にある爪楊枝のような細くて先のとがった棒があればできます。
ただ、エッチングはかなり高度な技術なので、時間がかかりすぎて、泡が無くならないように注意していください。
後述しますがエッチングとは、ピックなど先の細い道具でミルクの表面をなぞることで、いろいろな模様を描くこと
コーヒーアート(ラテアート)の作り方
コーヒー&ラテアートは長い歴史のあるものなので、現在、具体的な作り方は2つあります。
フリーポア
道具を使わず、注ぎ方だけで絵を描く方法です。
「フリー(free)」は「自由」、「ポア(pour)」は「注ぐ」の意味。
注ぎ方は、まずはカップにエスプレッソを入れて、別の容器でスチームで泡立てたミルクをゆっくり注いでいきます。
真ん中からミルクを入れながら、ミルクがコーヒーの下から丸く浮き上がってくるタイミングで、注ぎ口を真ん中に線を引く感じに引くと、丸の中心がへこんでハートの形になるわけです。
また応用編として、これを重ねていくと、花や葉の絵にすることができます。
エッチング
エッチングとは、元の意味は銅板画の意味になります。
名前のように、フリーポアのような単純な絵の組み合わせではなく、版画絵のように細かい線によって描かれています。
エスプレッソにミルクを注いだら、ピックなど先の細い道具でミルクの表面をなぞることで、さまざまな模様を描いていきます。
こちらは、非常に自由度が高いので、アニメキャラや自分の好きな絵を描くことができますし、メッセージを入れてお祝いやサプライズなどを作ることもできます。
ただ、上手くできるには鍛錬が必用なので、難易度が高いテクニックでもあります。
実際に試したことがありますが、エッチングは非常に難しい高難易度テクニックです。
コーヒーアート(ラテアート)のコツ
コーヒー&ラテアートはソムリエのようなその道のプロが極めている人もいるため、非常に高度な技術が必用なものです。
「だけどどうせなら自分でもやってみたい!」と考えている人もいるでしょう。
そこでここでは、コーヒー&ラテアートを作るコツを少しだけ解説していきます。
ラテアートの本などでは、「ラテはミルクを泡立たせすぎないこと」などと書かれていますが、初心者がぶつかる最初の壁は、ミルクが浮いてこないこと。
これはミルクのスチーミングが足りなく、ミルクに含まれる空気が少ないために液面に浮いてこないことが原因です。
そのため、アートとなる土台をしっかりさせるためにも、最初の慣れていない頃は、カプチーノになる覚悟で、スチームを強くすることをおすすめします。
スチームをする際に、表面だけだと、ミルクは上面だけが空気が含まれず、全体的にきれいに泡立たなくなってしまいます。
そうなると、きれいなアートも作ることができません。
そのため、スチームの出るノズルを、ヒッチャーの奥まで入れて、全体をゆっくり混ぜるように、泡立てて、ミルクに空気が全体的に混ざるようにしましょう!
コーヒーアート(ラテアート)のラフデザイン3選
ここでは、もっとも基本的なコーヒーアート(ラテアート)のラフデザインを3選紹介していきます。
- シングルハート
- チューリップポイント
- シングルリーフ
順番に解説します。
1. シングルハート
最も基本的なアートで、これを軸に様々なアートが作られています。
作り方の手順としては以下となります。
- コップを45°の角度で持つ
- カップの中心に、スチームミルクを注ぎ、ピッチャーを揺らす
- ミルクをカップの半分まで注ぎ、ミルクが浮いてきたら、ヒッチャーを振るのをやめる
- カップを手前に引いて、中央に注ぎ線を入れる。
2. チューリップポイント
チューリップはシングルハートを複数作っていくなど、応用編になります。
こちらの作り方の手順は以下となります。
- コップを45°の角度で持つ
- カップの中心に、スチームミルクを注ぎ、ピッチャーを揺らす
- 大きな丸ができたら、少し間を挟んで一つずつ小さな丸を重ねる。
- カップを手前に引いて、中央に注ぎ、センターラインを入れる。
3. シングルリーフ
シングルリーフは、ヒッチャーの振り方がコツとなる少し難しいアートです。
作り方は以下の手順になります。
- コップを45°の角度で持つ
- カップの中心に、スチームミルクを注ぎ、ピッチャーを揺らす
- 半分入れて、ミルクが浮いてきたら、ヒッチャーを振りつづけて、模様を広げる
- 模様が大きく広がったら、ヒッチャーを振りながら一気に引いて、中央に注ぎ線を入れる。
コーヒーアート(ラテアート)をマスターしよう!
いかがでしたでしょうか?
ラテアートについて種類やデザイン案について紹介しました!
今回の記事で紹介したコーヒーアート(ラテアート)は以下のとおりです。
- シングルハート
- チューリップポップ
- シングルリーフ
また本記事で重要なことをまとめると以下のとおりです。
- コーヒーアートとは、エスプレッソとミルクを混ぜる際にカップの上にアート(絵)を作ること
- コーヒーアートを作るにはエスプレッソが基本となる
- 作り方は大きく2つ
こちらで紹介したアートをぜひ自分で試してしてみてください。
またラテアートを今後やっていく際に必要な資格や知っておくべきことなどは、以下の記事で詳しく解説しています。