オフィスコーヒーのコイン式ってどんなものがあるの?
すぐ導入できるのかな?メリットや注意点を知りたい!
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
オフィスコーヒーを福利厚生の一環として導入する企業が増えています。中でもコイン式は、簡単な操作で美味しいコーヒーを飲めるのが特徴です。
本記事では、オフィスコーヒーのコイン式のメリットや注意点を紹介します。
オフィスコーヒーサービスの選び方も解説しているので、導入前に参考にしてくださいね。
- オフィスコーヒーのコイン式は従業員/経営者双方にとってメリットがある
- 導入時には費用などの注意点を確認
- 自社に合ったオフィスコーヒーコイン式のサービスを利用する
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう!
オフィスコーヒーのコイン式とは?
オフィスコーヒーのコイン式とは、自動販売機のような形式で運用されるオフィスコーヒーサービスです。コインを投入すると自動的にカフェのようなコーヒーが抽出されます。
社内で手軽に美味しいコーヒーが飲めるため、社員の生産性の向上やモチベーションアップにつながります。
また、コイン式は利用者が飲む際に支払いを行います。そのため、社員に無料提供のドリンクサーバーと異なり、低コストで導入できる福利厚生として人気です。
なお、コーヒーとお茶に関する実態調査では、「オフィスで休憩時間に飲むのはお茶よりコーヒーが約7割」という結果が出ています。
さらに、約8割の人が「休憩中にコーヒーやお茶を飲むことは午後の業務パフォーマンスに影響を与えている」と回答しました。
つまり、オフィスコーヒーの導入で、仕事のパフォーマンス向上が期待できるでしょう。
コイン式オフィスコーヒーを導入することによる従業員にとってのメリット
オフィスコーヒーのコイン式は、従業員にとっても経営者にとってもメリットがあります。
まずは従業員にとってのメリットを紹介します。
- 簡単な操作でいつでも美味しいコーヒーが飲める
- 社員同士のコミュニケーションが取れる
- 気分がリフレッシュされ生産性が向上する
簡単な操作でいつでも美味しいコーヒーが飲める
オフィスコーヒーのコイン式の特徴は、なんといっても手軽さです。
お金を入れてボタンを押すだけで、自動的にコーヒーの抽出まで行われます。社員の誰でも簡単な操作で使えるでしょう。
そして、簡単な操作ながら、コーヒーメーカーの美味しいコーヒーを飲めるのが魅力。コーヒー豆を挽いたり、お湯を沸かしたり、カップを用意したりする手間がなく、高品質なコーヒーを飲めます。
また、マシンの中にはコーヒーの濃さや砂糖・ミルクの量などを調節できる機能もあります。
好みの味に調節できるのは、普段からコーヒーを楽しむ人にとっては嬉しいですよね。
社員同士のコミュニケーションが取れる
オフィスコーヒーコイン式の機械は、社内の休憩室などに置かれる場合が多いです。「コーヒーで一息つこう」と休憩室へ足を運ぶ社員が増えれば、社員同士の交流が生まれます。
普段、プライベートなやり取りをしない上司とも、ちょっとしたきっかけで距離が縮まるかもしれません。
チーム全体の雰囲気がよくなったり、共有スペースに置くことで他部署との関わりも期待できますよ。
気分がリフレッシュされ生産性が向上する
「仕事前には必ずコーヒーを飲みたい」「コーヒーを飲むと集中できる」と思う方も多いのではないでしょうか?
コーヒーブレイクには、集中力アップとともに、ほどよいリラックス効果とストレス軽減効果があるとされているためです。
また、常にデスクで頭を悩ませるより、一度デスクを離れて軽く散歩をしたり、身体を動かしたほうが作業効率が上がります。
そこで、休憩室にオフィスコーヒーコイン式を置くと、社員がデスクから離れて歩いて1杯のコーヒーを淹れに行く、休憩時間のきっかけが生まれるのです。
一度リフレッシュして、その後の仕事に集中して取り組めますよ。
コイン式オフィスコーヒーを導入することによる経営者にとってのメリット
オフィスコーヒーコイン式を社内に置くことは、経営者にとってもメリットがあります。詳しくみていきましょう。
- 福利厚生が充実する
- 従業員のモチベーションがアップする
- 来客対応に役立つ
福利厚生が充実する
オフィスコーヒーコイン式の導入で、社員の満足度向上が見込めます。たとえば、貴重な休憩時間や仕事の途中で、飲み物を外に買いに出なくてよいのはメリットでしょう。
また、コーヒー好きな社員であれば、いつでも気に入った1杯が飲めることに魅力を感じるかもしれません。
そして、社員の満足度向上は、採用活動が有利になったり、従業員定着率の向上につながります。
なお、オフィスコーヒーのコイン式なら、初期費用を抑えて福利厚生を充実できます。福利厚生の一環としてなにか導入したいけど、大きな予算はかけたくない企業にもおすすめです。
従業員のモチベーションがアップする
社内に美味しいコーヒーが飲める場があることは、リフレッシュによる生産性の向上、社員同士のコミュニケーションの活発化といったメリットがあります。
オフィスコーヒーコイン式の導入にはコストがかかります。しかし、従業員のモチベーションが上がり、仕事のパフォーマンスがよくなれば、事業拡大が期待できるでしょう。
さらに、コーヒーブレイクによる会話からは、リラックスした状態でコミュニケーションを取ることで、新しい仕事のアイデアが生まれるきっかけになるかもしれません。
来客対応に役立つ
オフィスコーヒーのコイン式は、来客のおもてなしにも使えます。
社外に買いに出なくても、すぐに美味しいコーヒーを振る舞えるので、従業員の負担も減らせますよ。
また、オフィスコーヒーの設備が来客との会話のきっかけになったり、企業イメージの向上も狙えるでしょう。
コイン式オフィスコーヒーの導入時の注意点
メリットの多いオフィスコーヒーコイン式ですが、導入を検討している方は注意点も確認しておきましょう。
- コストがかかる
- 設置場所を考慮する
- コーヒーを飲まない社員への配慮が必要
コストがかかる
オフィスコーヒーには、買い切り型から月額制などのタイプがあります。タイプにより導入費用や月額使用料など、かかる費用は異なります。
そこで、初期費用だけでなく、毎月の電気代や、必要に応じてメンテナンス費用といった、ランニングコストを考慮しておきましょう。
コイン式は、自社でコーヒーマシンを購入する買い切り型と異なり、初期費用が不要なケースもあります。しかし、月額費用(月4,000円程度)が発生したり、毎月の電気代がかかります。
設置場所を考慮する
オフィスコーヒーのコイン式は、自動販売機を想像する大型の機械が多いです。大きな機械を休憩スペースに置くことで、せっかく安らげる場をつくりたいのに、圧迫感が出てしまうかもしれません。
そこで、事前に設置スペースを考えた上で、サービスを比較検討すると安心ですよ。
コーヒーを飲まない社員への配慮が必要
普段からコーヒーを飲む人にとっては嬉しい福利厚生。ですが、飲まない人にとっては不公平に感じてしまうことも。
そこで、企業によってはコーヒー以外の飲み物も選べるサービスがベストかもしれませんね。
また、コーヒーでもノンカフェインに対応している機械や、カフェラテが選べたりすると、カフェインが気になる午後や夕方のニーズにも合うでしょう。
コイン式オフィスコーヒーサービスの選び方
オフィスコーヒーのコイン式を導入する際には、社内の人数や利用シーン、導入目的にあわせたサービスを選ぶことが重要です。
ここからは、サービスの主な比較検討ポイントを紹介します。
- 導入時のコストやランニングコストは最適であるか
- 導入後の利便性をどの程度重視するか
- 社内ニーズを満たすドリンク種類であるか
導入時のコストやランニングコストは最適であるか
事前に確認しておきたい費用の一例は以下のとおりです。
- 初期費用はどの程度かかるのか
- 毎月の使用料や電気代はどの程度かかるか
- コーヒー豆や紙コップなど消耗品に別途費用は発生するか
- トラブル時やメンテナンスなどのサポートには費用が発生するか
オフィスコーヒーのコイン式から得たいメリットを考えた上で、予算をある程度決めておきましょう。
たとえば「月1万円のランニングコストで、自社の生産性が20%アップするなら前向きに検討したい」といった具合に。企業により、どの程度予算をかけられるか、どの程度のメリットを得たいのかは異なります。
導入後の利便性をどの程度重視するか
オフィスコーヒーコイン式の導入後には、掃除やメンテナンスが必要です。社内で手軽にコーヒーを飲みたいのに、掃除などで社員の負担が増えては意味がないですよね。
そこで、掃除や豆の補充などは自社で行うのか、業者が行うのか、業者が行う場合は別途費用がかかるのか、確認しておきましょう。
なお、機械の故障やトラブルなど万が一の業者のサポート体制も、どのようなサービスがあるか確認しておくと安心です。
社内ニーズを満たすドリンク種類であるか
コーヒーを飲まない方でも楽しめるように、多様なドリンクに対応しているサービスもあります。
そこで、アンケートなどで社内ニーズをあらかじめ調査してください。もしコーヒーのニーズが少なければ、それ以外のドリンクサーバーを検討したほうがよい場合も。
さらに、どの程度本格的なコーヒーを求めるかを意識しておくとよいです。「ひとまず手軽に社内でコーヒーが飲めればよい」「せっかくなら味にこだわったものを飲みたい」など、オフィスコーヒーに求める内容は、社内ニーズや企業の方向性でも異なります。
オフィスコーヒーのサービスによっては、直前に豆を挽くもの、新鮮なコーヒー豆が取りそろえられているものなど、コーヒーへのこだわりを追求したものがあります。そこで、本格的なコーヒーを飲める反面、費用負担が増えることも考えられます。
社内ニーズと費用感、コーヒーサービスに求める品質を考えたうえで選ぶと失敗がないですよ。
オフィスコーヒーのコイン式に関するよくある質問
- オフィスコーヒーの導入方法は?
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導入の流れは以下のとおりです。まずは気になるサービスに問い合わせや資料請求してみてください。
- 社員のニーズを把握:アンケートなどで飲料の嗜好や利用意向を調査
- 設置場所の選定:社内のスペースや動線、コンセント位置を確認
- コスト試算:初期費用・月額費用・ランニングコストを見積もる
- 複数業者を比較検討:提供内容・サポート体制・ドリンクの種類を比較
- 試用期間を設ける:実際の使用感・社員の反応を確認(可能であれば)
- 長期的な導入の検討:費用対効果・満足度・継続性を評価し決定
- コイン式はキャッシュレス対応している?
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硬貨を投入するタイプだけでなく、キャッシュレス対応しているマシンもあります。
また、電子マネー端末をオプションで導入できるサービスなら、ニーズにあわせて設定が可能です。
オフィスコーヒーのコイン式で、社内でも充実のコーヒー時間を
オフィスコーヒーコイン式のメリットや注意点、導入時の選び方を紹介しました。
- オフィスコーヒーコイン式は、社内の誰でも簡単な操作で美味しいコーヒーが飲める
- オフィスコーヒーを導入すると、従業員の生産性向上やモチベーションアップに貢献
- 社内のニーズを把握した上で、自社に合うサービスを選ぶのが大切
オフィスコーヒーのコーヒー式は、従業員が行き詰まった作業から離れて、一息付く場を提供してくれます。社内全体の雰囲気が和やかになるだけでなく、作業工数の削減や新しいアイデアの創出にも結びつくかもしれません。
なお、オフィスコーヒーのメリットを十分に生かすには、自社に合うサービスを選ぶのが大切です。
オフィスコーヒーのサービスには、機械を無料レンタルできたり、試用期間を設けている場合もあります。一度試してみてはいかがでしょうか。
コーヒー豆研究所では毎日、コーヒー豆に関する情報を発信しているので是非目を通してみて見てください。
オフィスコーヒーのおすすめサービスを詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。