ダルゴナコーヒーっていう言葉よく聞くけど、実際何なの?
ダルゴナコーヒーを作りたいけど、おすすめのレシピがわからない…。教えて下さい!
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
ダルゴナコーヒーを知っていますか?
韓国発の新感覚のドリンクとして数年前から注目されています。
そこで本記事では、気になる作り方・飲み方からそのカロリー、アレンジレシピなどを幅広く紹介します。
太りにくいヘルシーな飲み方もお伝えするので参考にしてください。
- ダルゴナコーヒーは、牛乳の上にフワフワに泡立てたコーヒーホイップが乗っている韓国発祥のドリンク
- ビターな中に甘さのあるコーヒーホイップとミルクで構成され、カフェラテのような味わいが楽しめる
- ダルゴナコーヒーの1杯のカロリーは約175kcal
- ミルクをアーモンドミルクや無調整豆乳で代用することで糖質オフにでき、栄養成分豊富なダイエットサポート効果が期待できる
- ダルゴナコーヒー作り方のポイントは、コーヒーと砂糖をよく泡立ててしっかりしたコーヒーホイップを作ること
- かなり混ぜ続ける必要があるためハンドミキサーがおすすめ
- アレンジレシピとしてコーヒークリームの代わりに抹茶クリームやココアクリームを乗せるのもおすすめ
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
YouTubeでも解説しているので、動画で見たい方はこちらを参考にしてみてください。
韓国生まれのダルゴナコーヒーとは?
2020年頃から話題となっているダルゴナコーヒー。あなたは、一体どんなコーヒーなのか知っていますか?
結論、ダルゴナコーヒーとは、牛乳の上にフワフワに泡立てたコーヒーが乗っている韓国で人気のドリンクです。
つまり、韓国発祥のドリンクで、日本で生まれたものではありません。
「ダ」の濁点をとって”タルゴナコーヒー”呼ばれることもあり、他にもさまざまな名称で呼ばれています。
SNS(特にツイッター、インスグラム)で見かけたという人も多いはずです。
その人気ぶりは凄まじく、インスタグラムでは「#dalgonacoffee」と検索すると、なんと50万件以上もヒットするほどです。
また、あのニューヨークタイムズでもダルゴナコーヒーの作り方が紹介され、一時話題になりました。
「ダルゴナ」とは本来カルメ焼きのことを指す
そもそもダルゴナコーヒーは韓国発祥なので、「ダルゴナ」は韓国語になります。
日本人はその名前からだけだと、どんなコーヒーか想像しにくいでしょう。
そもそも「ダルゴナ」とは砂糖を薄くカラメルのように焼いたお菓子を意味し、韓国では古くから愛されているお菓子とされています。
見た目は、日本の薄いおせんべいのよう。
しかし、コーヒードリンクに本物のダルゴナを使っているのではなく、ダルゴナコーヒーの上部の泡立てたコーヒーホイップがダルゴナの色合いに似ていることから付けられたそうです。
韓国では似た名前で、「ダルゴナミルクティー」も流行っていますが、こちらはミルクティーに本物のダルゴナを砕いて入れたドリンクになります。
ダルゴナコーヒーの味わい
ダルゴナコーヒーは、上部はコーヒーホイップ、下部はミルクという2層構成のドリンクです。
上のホイップ部分に使用するコーヒーは、普通のドリンクよりかなり濃いものを使うことが多いためビター感があります。
ただ、砂糖が入っているため、ただ苦いだけでなく、ビターな中に甘さも感じられる魅力的な味わいです。
下部のミルクと合わせて飲むことで、より一層美味しく楽しむことができます。
ダルゴナコーヒーは太る?その成分やカロリーは?
ところで、ダルゴナコーヒーのカロリーはどのくらいなのでしょうか?
特に、ミルクの上に乗ったコーヒーホイップのカロリーが気になるところです。
コーヒーホイップの成分は一体何なのでしょうか?
1杯分のカロリーとその成分を覗いてみましょう!
成分・カロリー
ダルゴナコーヒーの1杯のカロリーは、基本的な材料から計算すると、約175カロリーになります。
コーヒーホイップ部分の成分は、コーヒーと砂糖、下のミルク部分が多くなるためカフェラテよりカロリーは若干高めです。
※牛乳150mlの量でカロリー計算しています。
牛乳はカルシウムが摂取できるので魅力的ですし、カロリーにおいても朝食時や昼食時に摂るのであれば問題ないでしょう。
しかし、毎日何杯もダルゴナコーヒーばかりを飲む、というのは食事の栄養バランス的におすすめできません。
糖質オフのダルゴナコーヒー
ダルゴナコーヒーの下部に使用されるのは基本、牛乳です。
しかしダイエット中の方や摂取カロリーをしっかり管理している方などは、やはりカロリーや糖質が気になるでしょう。
そんな時におすすめなのが「アーモンドミルク」や「無調整豆乳」です。
糖質をオフにするだけでなく、たくさんの栄養が含まれているため、ダイエットのサポートが期待できるドリンクです。
作り方は前半にある動画を参考にしてください。
またコーヒーを使ったダイエットについて知りたい方は、以下の記事をチェック!
ダルゴナコーヒーの美味しい飲み方
ここでは、ダルゴナコーヒーの美味しい飲み方を紹介していきます。
美味しい飲み方をおさえておくことで、より本格的なダルゴナコーヒーが楽しめます。
結論、上部のビター加減を楽しみながら、下部のミルクと混ぜ合わせながら飲むのが美味しい飲み方になります。
ミルクとコーヒークリームを全て混ぜると、カフェラテのような味わいが楽しめます。
ココアパウダーをかけるのもおすすめ
ダルゴナコーヒーの上からココアパウダーを振りかけることによって、上部のクリームの苦さが軽減されて、非常に飲みやすくなります。
ココアの香りを楽しむことができ、見た目にも濃い茶色がアクセントとなって美味しそうに見えるでしょう。
ぜひ試してみてください。
また、苦いコーヒーが苦手な方は、はじめからよく混ぜて飲むことをおすすめします。
ダルゴナコーヒーの簡単な作り方
ここでは、ダルゴナコーヒーの簡単な作り方を紹介していきます。
ミルクの上にフワフワとしたコーヒークリームが乗ったダルゴナコーヒーは、作るのが難しそうに見えませんか?
しかし、実は非常に簡単なんです。
具体的な材料や手順を見ていきましょう!
材料
材料は以下のとおりです。
コーヒークリームを作るのに必要な材料は3つのみです。
- ドリップコーヒー 30ml
- 砂糖:大さじ2杯(20~25g)
- ミルク:適量
- ハンドミキサーor泡立て器
- ボウル
また、ここではインスタントコーヒーでなく、本格的にドリップコーヒーレシピを紹介していきます。
具体的な作り方
作り方の手順は以下のとおりです。
普段より濃い目に淹れたコーヒーと砂糖をボウルに入れて混ぜ合わせる。
泡立て器で約15分、ハンドミキサーなら約5分混ぜ、空気を入れてフワフワのフォーム状にする。
焦げ茶色のコーヒーフォームが、カラメルのような薄い茶色になるまでしっかりと混ぜる。
グラスに、半分から8分目くらいまでのミルクを注ぐ。
STEP4で用意したミルクの上に、ゆっくりと泡立てたコーヒークリームを注げば完成!
根気強く混ぜ続けるのが、ダルゴナコーヒーを作る上での大切なポイントだね!
ハンドミキサーがない場合
400回以上混ぜて作るとされるダルゴナコーヒー。
それだけに韓国では、おうち時間の暇つぶしになる、と人気が高まったともされています。
自力で混ぜるのはなかなか大変ですが、ハンドミキサーがない場合は泡立て器を使って自力で混ぜましょう。
泡立て器もない場合
また、泡立て器もないという方は、シェイクするのがおすすめです。
袋やペットボトルに、淹れたコーヒーとお湯を入れてひたすら振るのみ。
使い終わった容器をそのまま捨てられるため、洗う手間が省けるのもメリットです。
振る時間の目安としては、5分~10分程度がおすすめです。
コーヒーと生クリームを使った作り方が知りたい方は「【最新】コーヒーと生クリームの意外な関係とは?飲み方・レシピを紹介」の記事をチェック!
ダルゴナコーヒーのアレンジレシピ
ここからは、ダルゴナコーヒーのアレンジレシピを紹介していきます。
ダルゴナコーヒーは、ツートンの見た目がおしゃれなドリンク。
味わいだけでなく見た目にも楽しめるところが大きな魅力です。
そこで、より特別感のある見た目でスイーツ感覚で楽しめる簡単なレシピを3つ紹介します。
- 和テイストを楽しむ「ダルゴナ抹茶」
- 市販のミルクプリンを使った簡単デザート「ダルゴナコーヒープリン」
- アーモンド風味の贅沢デザートドリンク「ダルゴナアーモンドチョコレート」
1つずつ見ていきましょう!
1. 和テイストを楽しむ「ダルゴナ抹茶」
抹茶のほろ苦さとミルクの甘さ、相性のよいマリアージュが楽しめます。
抹茶クリームのふわふわ感もポイント!
材料
材料(2杯分)は次のとおりです。
- 抹茶パウダー:大さじ1
- グラニュー糖:大さじ1
- 水:10ml
- 植物性ホイップ用クリーム:50ml
- ミルク:適量2杯分
作り方
工程は大きく4つです。
ボウルに抹茶パウダーとグラニュー糖を各大さじ1ずつを入れ、水10mlを加えて溶かす。
植物性ホイップ用クリーム50mlを3、4回に分けてその都度混ぜながらゆっくり加えていく。
柔らかいツノが立つまでハンドミキサーか泡立て器で泡立てる。
グラスの半分〜8分目程度までミルクを注ぐ。
STEP4のミルクの上に、STEP2で作った抹茶クリームをゆっくりと乗せたら完成です。
ココアでも同じ要領で作ることが出来るので、ぜひ試してみてください!
また、実は抹茶とコーヒーの相性も良いんです。詳しくは以下の記事を参考にしてください。
2. 市販のミルクプリンを使った簡単デザート「ダルゴナコーヒープリン」
ダルゴナコーヒーをカップデザートにアレンジしたレシピです。
ぷるぷるのミルクプリンにコーヒーホイップのふわふわ感が楽しめます。
材料
材料(2個分)は次のとおりです。
- 濃いめのドリップコーヒー:30ml
- 砂糖:大さじ2
- ミルクプリン:2個
作り方
手順は次のとおりです。
濃いめのドリップコーヒー30mlまたはインスタントコーヒー大さじ2(お湯大さじ2で溶かしたたもの)に砂糖大さじ2を入れる。
ハンドミキサーか泡立て器でふわふわのフォーム状になるまで混ぜ合わせる。
グラスの半分〜8分目程度まで適量のミルクプリンを入れる。
STEP4のミルクプリンの上に、STEP2で作ったコーヒーホイップをゆっくりと乗せたら完成です。
3. アーモンド風味の贅沢デザートドリンク「ダルゴナアーモンドチョコレート」
アーモンドミルクの香ばしさが楽しめるダルゴナコーヒーです。
チョコレートソースやアーモンドダイスなどトッピング次第で、見映えも美味しさもワンランクアップ!
材料
材料(2杯分)は次のとおりです。
- 濃いめのドリップコーヒー:30ml
- またはインスタントコーヒー:大さじ2をお湯大さじ2で溶かしたもの
- 砂糖:大さじ2
- アーモンドミルク:適量2杯分
- チョコレートソースまたはチョコレートチップなど:好みの量
作り方
手順は次のとおりです。
濃いめのドリップコーヒー30mlまたはインスタントコーヒー大さじ2(お湯大さじ2で溶かしたたもの)に砂糖大さじ2を入れる。
ハンドミキサーか泡立て器でふわふわのフォーム状になるまで混ぜ合わせる。
グラスの半分〜8分目程度までアーモンドミルクを注ぐ。
STEP3のアーモンドミルクの上に、STEP2で作ったコーヒークリームをゆっくりと乗せます。
上から好みの量のチョコレートソースやチョコレートチップなどをかければ完成!
さらに、アーモンドダイスを乗せれば、より見映えが良くなっておすすめです。
ダルゴナコーヒーを作って楽しい体験をしてみよう!
いかがでしたか?
ダルゴナコーヒーについて、簡単な作り方からアレンジレシピまで完全解説しました!
本記事のポイントをまとめると次のとおりです。
- ダルゴナコーヒーは、牛乳の上にフワフワに泡立てたコーヒーホイップが乗っている韓国発祥のドリンク
- ビターな中に甘さのあるコーヒーホイップとミルクで構成され、カフェラテのような味わいが楽しめる
- ダルゴナコーヒーの1杯のカロリーは約175kcal
- ミルクをアーモンドミルクや無調整豆乳で代用することで糖質オフにでき、栄養成分豊富なダイエットサポート効果が期待できる
- ダルゴナコーヒー作り方のポイントは、コーヒーと砂糖をよく泡立ててしっかりしたコーヒーホイップを作ること
- かなり混ぜ続ける必要があるためハンドミキサーがおすすめ
- アレンジレシピとしてコーヒークリームの代わりに抹茶クリームやココアクリームを乗せるのもおすすめ
ダルゴナコーヒーは2020年に韓国で発祥し日本でも流行りましたが、今でもその人気は続いています。
ぜひ今回紹介した作り方やアレンジレシプを参考にしながら、自分なりの飲み方を編み出してみてください。
ダルゴナコーヒーは飲んでも美味しいですが、その作る過程を楽しむものでもあると感じます。
たくさん作って楽しい体験をしてみましょう。
他にコーヒーを使ったアレンジレシピが知りたいという方は「コーヒーのアレンジレシピでおうちカフェ!韓国風メニューの作り方も紹介」の記事をチェック!