コーヒー豆を買いすぎたから冷凍保存したいんだけど、やり方を知りたい!
冷凍保存ってそもそもどのくらいの期間保てるの?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
- コーヒー豆の冷凍保存のやり方
- コーヒー豆を冷凍してから解凍する方法
- コーヒー豆&粉を冷凍保存した場合の期間
- おすすめの保存容器・キャニスター
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう。
コーヒー豆の冷凍保存とは?
コーヒー豆の冷凍保存とはその名の通り、豆を冷凍させて長期保管させる方法です。
コーヒー豆に限らずお買い得の食材があると、ついつい余分に買ってしまいがちですが、捨てるのも気が気じゃないですよね。
そこで便利なのが冷凍して保存する方法です。
冷凍保存しておくことで、コーヒー豆の場合焙煎直後の新鮮な状態でとっておくことことができます。
是非以下で解説する、コーヒー豆の冷凍保存方法を覚えて日々の生活に活かしていきましょう。
コーヒー豆を冷凍保存する際は冷凍庫を使う【保存方法を解説】
そもそもコーヒー豆を冷凍保存する際は、コーヒー豆を約1~2ヶ月掛けて消費する長期間な利用の時に使います。
普通であればコーヒー豆包材を開封後は、密閉をした容器に入れて冷蔵庫に入れます。
しかし長期保管する場合、未開封のコーヒー豆の場合は真空包装状態のまま冷凍庫へ入れましょう。
短期保存(1~2ヶ月以内の消費)の場合は冷蔵庫がおすすめです。
クラフト袋の場合においては、ジプロック袋に入れて空気をよく抜いて冷凍庫で保存します。
ジプロックに1回分ずつ小分けにすることによって短い時間で冷凍できるため、鮮度や食感を保つことができます。
また使いたい分だけを出すことができるので、取り出す際も非常に楽です。
無理して解凍しないようにしましょう。脂質酸化に繋がります。
コーヒー豆を冷蔵庫で保存しようと考えている場合は、こちらの記事もチェック!
冷凍庫が良い理由
実は、コーヒー豆は果物です。そしてコーヒー豆は焙煎後も生きている生鮮食品になります。
そのためコーヒーが酸化する原因は、湿気と温度の4つが大きく影響するとされています。
- 酸素
- 温度
- 日光
- 湿度
特に冷凍庫に入れることで「湿度」と「温度」を適度に調節することができます。
湿度
コーヒー豆には、表面に非常に細かい穴が空いている多孔質の構造になっています。
挽くことで多孔質の表面積が増え、水分を吸収しやすい性質を持っています。
保存方法が悪く、湿度が高い場所にコーヒー豆を保存していると、空気中の水分までも急速に吸着してしまって、酸化を促進させてしまいます。
温度
保存している場所の温度が高いほど、運動エネルギーが増えるため、化学反応の速度も上がります。
これにより酸化を促進してしまうというわけです。
冷凍庫が最強ということだね!
コーヒー粉の場合も同じ方法
コーヒー粉の保存方法も豆のままのときと同様の方法でOKです。
違うこととしては、粉は挽いてしまっているので賞味期限はコーヒー豆よりも、短いということ。
そのため、保存できる期間は冷凍・冷蔵庫で保存するとともに短くなるというわけです。
※詳しい保存期間は後述。
コーヒー豆を冷凍してから解凍する方法
コーヒー豆を冷凍してから解凍する方法は大切なので、しっかりとおさえておきましょう。
ポイントは以下の3つです。
- すぐに常温室へ出さない
- 開封は常温に戻してから行う
- 再冷凍はしない
1つ1つ解説していきます。
すぐに常温室へ出さない(結露防止)
すぐに常温室へ出さないことが鉄則です。
理由としては以下の通りです。
- 真空包装でも若干の空気がある
- 温度変化があるため、結露が起こる
氷点下から室温への温度変化が大きいので、空気中に含まれている水分がコーヒー豆に付く、結露が起きてしまいます。
これによってコーヒー豆の品質が悪くなるというわけです。
ジプロック保存の場合、真空包装より以上に空気が残っているため注意が必要です。
開封は常温に戻してから行う
コーヒー豆を冷凍庫から冷蔵室内に移すのがおすすめです。
ポイントとしてはチルド室よりも、通常の冷蔵室にしましょう。
0℃のチルド室だと温度変化も少ないため良いのですが、チルド室から冷蔵室へ移動させるという手間もかかってしまいます。
時間としては約1時間冷蔵室内に入れておけばOKです。
再冷凍はしない
再冷凍はしないようにしましょう。
理由としてはコーヒー豆が嫌うのは、温度差の大きい温度変化。
コーヒー豆がこの過激な温度変化を繰り返すうちに、劣化を進行させてしまいます。
そのため一度解凍してしまったものは使い切るまで冷蔵庫で保存するのがおすすめです。
コーヒー豆&粉を冷凍保存した場合の期間
コーヒー豆&粉を冷凍保存した場合の期間を解説していきます。
結論、コーヒー豆のままで真空パックにすると、冷凍保存で約3ヶ月保つことができます。
また粉にして真空パックにすると、冷蔵保存で約2ヶ月です。
それぞれのコーヒー豆・粉の品種、焙煎度合いにより差がありますが、大体は以上の保存期間になります。
アイスコーヒー用の豆も同じ
基本的にアイスコーヒーの豆、粉でも同様です。
しかしアイスコーヒーは焙煎度合いが深煎りのため、賞味期限は短い傾向にあります。
具体的な数字は言えませんが、短めに保存することを心がけましょう。
※これは一部の見解に過ぎません。
コーヒー豆を長期保存するためには冷凍庫内に秘密がある
コーヒー豆の長期保存するためには冷凍庫内に秘密があります。
普通の冷凍庫に入れるのも良いのですが、よりコーヒー豆の鮮度を保つための条件というものがあります。
- 冷凍庫内には食材を適正に入れる
- 冷凍庫内の霜を取る
冷凍庫内はこの2つのポイントを守れば、常に冷却能力を発揮します。
特に冷凍庫内には食材を適正に入れることは、すぐにでもできるので是非実践してみてください。
コーヒー豆を冷凍するのにおすすめの保存容器・キャニスター
ここではコーヒー豆を冷凍するのにおすすめの保存容器・キャニスターを紹介します。
結論、遮光瓶がおすすめです。
遮光瓶とは、よく醤油、サプリメントなどの使われている容器のこと。
理由としては、波長400nm以下の紫外線の大半をカットできるためです。
アルミ、プラ容器は空気を通しますが、ビンは空気を通しません。
江東堂高橋製作所 茶筒生地缶 平缶150g
遮光瓶はない方は「江東堂高橋製作所 茶筒生地缶 平缶150g」がおすすめ。
光を通さずにおい移りのしにくい、シンプルなスチール缶のキャニスター(保存容器)です。
中蓋がついていて湿気や酸化も防いでくれるので機能面も充実しています。
150g分という手頃なサイズ感で使い勝手の良いですね。500gも販売中です。
コーヒー豆の風味を損なわずに美味しく飲みたいという方におすすめの保存容器でしょう。
- 外形寸法 直径8.3cm 高さ9.2cm
- 重量 99g
- 材質 スチール
- 値段 ¥1,100
おすすめ度:
より詳しく知りたい方は「コーヒーキャニスターおすすめ7選!コーヒー豆の入れ物はこれ【決定版】」の記事をチェック!
鮮度が長く保つコーヒー豆なら「珈琲きゃろっと」がおすすめ!冷凍もできる
鮮度が長く保つコーヒー豆なら「珈琲きゃろっと」がおすすめです。
公式サイトの方でも冷凍をおすすめしています。
2012年には「日本ローストマスターズ」で優勝したこともある通販サイトでもあります。
コーヒー豆焙煎に対してのこだわりが強く、世界で唯一の焙煎機を開発してしまうほどです。
浅煎りから深煎りまで幅広い品揃えであるため、初心者でも利用しやすい通販サイトと言えるでしょう。
中でも「初回お試しセット」がおすすめ。2つの銘柄が楽しめます。
- グァテマラ・グアヤボ農園:チェリーのようなマイルドな甘酸っぱさがある
- コスタリカ・モンテ・コペイ農園:ミルクチョコレートやブラウンシュガーのような甘さが特徴
どちらの銘柄も後味がほんのり甘いのが特徴です。
ジップロック式で手間いらず
パッケージはチャックが付いているため、一度開けたコーヒー豆も、袋のまま保管しやすくなっているのもおすすめポイント。
つまり冷凍する際にもそのまま、冷凍庫へ保管できるので、かなり楽です。
また本来であれば¥4,583(税込)のところが、初回限定で今だけ53%OFF(初回お試しセット)の¥2,138(税込)になっています。
コーヒー豆の上手な買い方とは?買いすぎを防ごう【冷凍する以外の方法】
ここではつい買いすぎてしまう方のためにコーヒー豆の上手な買い方を紹介します。
ポイントは5つあります。以下の通りです。
- 挽いていないコーヒー豆を買う
- 焙煎された日付を確認する
- 栽培された地域や種類を確認する
- ライトローストを買う
- コーヒー専門店で買う
特にコーヒー専門店で買うということは大切です。
鮮度が保たれているので、美味しいコーヒーを飲めることは間違いありません。
また専門店だからと言って値段もそんなに高くありません。
上記でも述べた「珈琲きゃろっと」はコスパ抜群なので是非試してみてください。
詳しくは「コーヒー豆の上手な買い方とは?5つのポイントを押さえよう【保存版】」の記事をチェック!
コーヒー豆を長く保存する場合は冷凍して鮮度を保とう!
いかがでしたでしょうか?
「コーヒー豆の冷凍保存とは?その保存方法から期間まで完全解説【最新】」というテーマでお伝えしました。
コーヒー豆の冷凍する際は長期的に保管したい場合に使います。
期間としては長くて3ヶ月ほど。
もっとも美味しく飲むためにはやはり適量を買って、冷凍しないという選択肢が1番です。
新鮮なコーヒーは確実に美味しいので、本末転倒にならないように上手な買い物をしていきましょう!
また保存期間別により詳しく保存方法を知りたい方は、以下の記事をチェック!