マラウイコーヒーって知ってる?どんな特徴があるのか?
100%寄付されるコーヒーってあるの?興味あるね!
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
コーヒーの産地はたくさんありますが、マラウイという土地でも栽培されたコーヒーの特徴が気になりますよね。
そこで本記事では、100%生産国へ寄付されるコーヒーとして話題のマラウイコーヒーについて完全解説します。
- マラウイ共和国は内陸国で、国土は日本の3分の1ほどの大きさ
- マラウイコーヒーの特徴は、香りの香ばしい、すっきりした味わい
- 品種は5つ
- 生産地域は5つ
- 格付けは大きく2つに分かれる
- 「ウォームハーツコーヒークラブ」は売上の100%がコーヒー豆の生産国マラウイの給食支援への寄付になる
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう。
そもそもマラウイ共和国とは?コーヒーの特徴を見る前に知っておこう
コーヒーの生産国でいうと、北から以下の順に続きます。
- エチオピア
- ケニア
- タンザニア
- マラウイ
内陸国で、国土は日本の3分の1ほどの大きさです。
アフリカで3番目に大きいマラウイ湖が南北にまたがります。
マラウイ湖は国土面積の約20%を占めており、近くには世界遺産に認定された国立公園もあります。
自然豊か
豊かな自然が目に浮かびます。
マラウイは、労働人口の約80%が農業関連事業に従事しているという超が付くほどの農業国・
主な農産品はタバコ、茶、ナッツ、コーヒーなどです。
日本の輸入マカダミアナッツの約15%がマラウイ産になります。
知らないうちにマラウイのナッツを食べているかもしれないね!
マラウイコーヒーの特徴
ここではマラウイコーヒーの特徴について解説します。
今回は「ウォームハーツコーヒークラブ」(取り組みは後述)のマラウイコーヒーを紹介します。
結論、味わいは香りの香ばしい、すっきりした味わいのコーヒーです。
マラウイコーヒーといえば浅煎りから深煎りまで全ての焙煎度合いで、それぞれの印象的な風味が楽しめるコーヒー豆として有名です。
ほどよい酸味も楽しめます。
柑橘系の甘酸っぱさがある
ウォームハーツのマラウイコーヒーは、柑橘系の甘酸っぱさがあるなと感じました。
フルーツのような、さわやかな酸味が印象的で、記憶に残りやすいです。
焙煎してから自宅へ届けてくれるため、キャニスターなどの保存容器に入れれば長期間、鮮度の高い状態で飲めるはずです。
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マラウイコーヒーの品種
主な栽培の品種は以下の通りです。
- S アガロ
- ゲイシャ
- カティモール
- ムンド・ノーボ
- カトゥーラ
1つ1つ解説します。
S アガロ
「S アガロ」は、そもそもマラウイのコーヒー研究所で働いていた「モイド A.シディギ博士」によってエチオピアから持ち込まれ、研究されたコーヒーの品種になります。
さび病や土壌真菌に強い抵抗力のあるコーヒーの木としても有名です。
ゲイシャ
「ゲイシャ」はエチオピア起源の非常に珍しい野生品種。
収穫量が低いため、かなり高額です。
そのためギフトやプレゼントに好まれます。
最近では中南米のコロンビアやコスタリカ、グアテマラでも栽培が行われています。
ゲイシャについて知りたい方は「高級なコーヒー豆ランキング6選!ギフトやプレゼントにも合う【厳選】」の記事をチェック!
カティモール
ハイブリッドティモールとカトゥーラの交配種です。
さび病に耐性があるのが特徴。
ムンド・ノーボ… ティピカの突然変異種とブルボンの交配種です。
ブラジルの主要な栽培品種でもあります。
カトゥーラ
「カトゥーラ」は、ブラジルで発見されたブルボンの突然変異種になります。
こちらも収穫量が高く、中米の主要品種です。
こんなにもマラウイコーヒーの品種はあるんだね!意外だったよ。
マラウイコーヒーの主な生産地域
マラウイの主な生産地域は以下の通りです。
- チティバ県
- ルンフィ県
- 北ビフィヤ
- 南東ムジンバ
- ヌカタ・ベイ高原
その中でも「チティバ」では規模の大きい「ミスクヒルズ農業協同組合」の拠点があります。
そこがコーヒーの生産が最も盛んな地域でしょう。
他にも、ルンフィ(北部)などは小中規模の農協が複数存在します。
そこでは高品質なスペシャルティコーヒーが生産されています。
マラウイコーヒーのランク・グレード
マラウイコーヒーの格付けは大きく2つに分かれます。
- 豆の大きさ(19/64〜16/64)
- 規格(品質)
コーヒー豆の大きさは、S19~S16まであります。
規格においては、左から高品質なAAA→AA→ABと続きます。
風味等は地域や環境、土壌によって変化するため、先入観をなくして色々なコーヒーを飲んでみることをおすすめします。
「ウォームハーツコーヒークラブ」の取り組み
まずは上の写真を見て下さい。
ウォームハーツコーヒークラブの場合は、100%がコーヒー豆の生産国マラウイの給食支援への寄付になります。
スターバックスも寄付を行っていますが、それは売上価格の一部になります。
ウォームハーツコーヒークラブは100%が寄付されるという違いがあります。
世界最貧国の1つマラウイでの給食は、1食約15円と言われています。
つまりあなたが1,000円のコーヒー豆を申し込むと、1,000円が給食支援活動に寄付されます。
そのため、65人の子どもたちが今日も給食を食べることができ、命をつなぐことが可能になります。
たくさんの企業が支援してくれている
ではなぜ「ウォームハーツコーヒークラブ」は100%の寄付で団体を運営していけるのでしょうか?
結論、給食支援活動に賛同してくれた複数の企業が「ウォームハーツコーヒークラブ」を支援しているため。
- コーヒー豆の仕入れ
- 焙煎
- 包装
- 配送
以上の工程を支援企業が負担しているため、コーヒーの価格100%がそのまま寄付になります。
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コーヒーを飲むことでマラウイとの繋がりを持とう!
いかがでしたでしょうか?
100%生産国へ寄付されるコーヒーで話題の、マラウイコーヒーの特徴について紹介しました!
本記事の内容をまとめると以下のとおりです。
- マラウイは労働人口の約80%で自然が豊か
- マラウイコーヒーの味わいは、香りの香ばしい、すっきりした味わいのコーヒー
- 「ウォームハーツコーヒークラブ」は100%がコーヒー豆の生産国マラウイの給食支援への寄付になる
マラウイコーヒーの特徴はたくさんありますが、「ウォームハーツ」のコーヒーは香りの香ばしい、すっきりした味わいのコーヒーでした。
ほどよい酸味も堪能できます。
長期間保存できるので、是非公式サイトから購入してマラウイとの繋がりを持ちましょう!
また今回紹介した「ウォームハーツコーヒークラブ」のようなコーヒーのことをエシカルコーヒーとも呼びます。
エシカルコーヒーについては「エシカルコーヒーとは?スタバでのコーヒーの日や店舗イベントも解説」の記事を参考にしてください。