コーヒーの保管に気をつけているのに、なぜか美味しくない…。
家で自分で淹れたコーヒーが、まずくなってしまう理由は?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
コーヒーがまずいと感じる時って誰しもがあると思います。
そこで本記事では、コーヒーソムリエがコーヒーがまずいと感じるその理由と、対処方法を完全解説!
- コーヒーがまずいと感じられるのはコーヒー豆の状態、淹れ方(抽出方法)、体調不良の3つがある
- 対処方法としては新鮮なコーヒー豆を買うことが一番手軽
- コーヒーメーカーを購入することも非常に楽でコスパ高い
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
続きはこちら
コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう。
そもそもまずいコーヒーとは?
- 自分でいれたコーヒーがまずい
- お店で飲んだ時は美味しかったのに、うまく再現できない
そんな経験はありませんか?
まずいコーヒーとは、コーヒー粉が酸化してしまっていたり、お湯の量が適切でなかったりするコーヒーのことです。
ここでは、自宅で淹れるコーヒーがまずくなってしまう原因や、もっと美味しくコーヒーを淹れられる、ちょっとした工夫を解説します。
コーヒーがまずいと感じられる3つの理由
コーヒーがいつもよりまずいと感じる時、考えられる要因はさまざまです。
ここでは、コーヒーがまずいと感じられる3つの代表的な理由を紹介します。
まとめると以下の通りです。
- コーヒー豆の状態
- 淹れ方(抽出方法)
- 体調不良
順番に解説します。
1. コーヒー豆の状態
コーヒー豆を買う時、豆と粉どちらで買っていますか?
コーヒー豆の状態に比べてコーヒー粉の状態の方が、時間が経つにつれて劣化しやすいです。
それは、コーヒー豆に比べてコーヒー粉は表面積が増えて、空気に触れる部分が多くなるため、香気成分が散るためです。
コーヒー粉で買うとその都度挽かなくてよいのが便利ですが、保存性は低下します。
2. 淹れ方(抽出方法)
コーヒーを自宅で淹れる際、コーヒーのグラム数を正確に測ったり、コーヒーの粉砕が均等か確認したりしていますか?
実は、コーヒーを淹れる時に数グラムの差で、風味の濃さが変わってきます。
初心者の方は、コーヒー豆を購入した店で湯と粉の比率を聞いて、レシピ通りに抽出するのがおすすめです!
また、コーヒー豆で購入する方は抽出の直前にミルで挽いた後に、コーヒー粉が均等な大きさに挽けているかを、確認するのがおすすめです。
細かすぎるコーヒー粉は、湯と触れ合う部分が多くなり、成分が多く抽出されます。
そのため、細かすぎる粉で淹れたコーヒーは濃すぎてえぐみを感じるような、味わいになってしまいます。
3. 体調不良
体調不良の時に風味を感じづらかったり、口の中が変な味になったりしたことはありませんか?
また、亜鉛が不足すると、味覚や嗅覚に障害が出ると知られています。
コーヒーを薄く感じたり、えぐみを感じたりする時は、体調不良や亜鉛不足の可能性があります。
コーヒーに含まれているカフェインは、覚醒作用があるので体調不良の時は、コーヒーを避けた方がいいかもしれません。
コーヒーがまずいと感じた場合の対処方法
これまでは、コーヒーがまずくなってしまう代表的な理由を解説しました。
では、コーヒーを美味しく飲むには、具体的にどうすればよいのでしょうか。
ここからは、コーヒーがまずいと感じた場合の対処方法を紹介します。
まとめると以下の通りです。
- 新鮮なコーヒー豆を買う
- 保存方法を変える
- 正しい淹れ方をする
- 淹れ方を変える
順番に解説します。
新鮮なコーヒー豆を買う
「新鮮なコーヒー豆」とは、焙煎したてのコーヒーのことを言います。
おすすめは、自家焙煎のカフェや通販でコーヒー豆を購入し、抽出の直前に挽いて飲むことです。
私は、よく自家焙煎のカフェの通販でコーヒー豆を購入しますが、焙煎日より3日から1週間くらいのコーヒー豆が届くことが多く、新鮮なコーヒー豆を手に入れることができます。
焙煎直後のコーヒー豆は、焙煎過程で発生した炭酸ガスが豆の中に閉じ込められています。
こういったコーヒー豆は、抽出の際にお湯を注いだ瞬間に泡が出るため、お湯と触れ合う面積が減ってしまいます。
そのため、焙煎から数日置いたコーヒー豆が、一番美味しく飲めるコーヒーだと言えます。
おすすめのコーヒー豆が知りたい方は、以下の記事をチェック!
保存方法を変える
コーヒーの保存方法は、結局何が正解なの?
こういった疑問をお持ちの方が、多いのではないでしょうか。
結論から言うと、冷暗所で密閉。これが重要です。
コーヒーを保存する際、冷暗所での密閉が重要な理由に関して「コーヒーインストラクター」の資格取得に勉強した内容から、紹介します。
まとめると以下の通りです。
- 直射日光や蛍光灯の光は、コーヒーの風味に影響する
- 温度が10度上がると、反応速度が2倍上がる
- コーヒーは吸湿しやすい
特に、冷蔵庫でコーヒーを保管する方も多くいらっしゃると思います。
冷温保存は有効な方法です。
冷蔵庫で保存する場合、常温に戻す時に結露が出たり、密閉していないと冷蔵庫内の悪臭を吸収してしまったりという注意点があることも、理解しておきましょう。
一番良いのは、短期間で使い切れる量を都度買ってすぐ飲むことです!
より詳しい保存方法は、以下の記事を参考にしてください。
正しい淹れ方をする
ハンドドリップの場合、時間を測って適切な時間で抽出してみてください。
私の場合、ハンドドリップの時は2杯分を2分半ほどで注ぎきるようにしています。
通販でコーヒーを買った場合、抽出レシピがついてくることもあります!
まとめると以下の通りです。
- 抽出時間が短すぎる場合:コーヒーの成分が、十分に湯に抽出されず味の薄いコーヒーになる
- 抽出時間が長すぎる場合:コーヒーの成分が抽出されすぎて、渋みを伴った重い口当たりになる
自宅にコーヒーメーカーや、ハンドドリップの器具がある場合は比較しながら、自分のレシピを探すのもいいかもしれませんね。
正しい淹れ方に関しては、以下の記事を参考にしてください。
淹れ方を変える
コーヒーをうまく淹れられない方は、どのような器具でコーヒーを抽出していますか?
フレンチプレスやステンレスフィルターで淹れていて、「どう淹れても苦い」という方は、クリーンな味わいのコーヒーが、好きなのかもしれません。
フレンチプレスやステンレスフィルターのような抽出方法の場合、ペーパーフィルターを通さないため、コーヒーの成分がダイレクトに味わえます。
また、フレンチプレスやステンレスフィルターは、ペーパーフィルター用の挽き方よりも、やや粗めの挽き具合にして淹れるのもポイントです。
ペーパーフィルターを使った淹れ方については、以下の記事で詳しく解説しています。
自宅で美味しいコーヒーを飲む具体的な方法!まずいコーヒーとはさよならしよう
挽き具合とか抽出時間とか面倒!
そんな方は、コーヒーメーカーに頼ってしまうのがおすすめです!
以下はおすすめのコーヒーメーカーです。
おすすめのコーヒーメーカー「siroca コーン式全自動コーヒーメーカー SC-C121」
実は私も、朝のコーヒーはコーヒーメーカーで淹れています。
前の晩に水を入れておいて朝にタイマーを設定すれば、指定の時間に豆を挽くところから、全自動で抽出してくれるのです!
100gまでコーヒー豆が入るので、袋ごと入れてしまっています。
また真空二重ステンレスサーバーを使っており、自動計量もしてくれるので、面倒くさがりな方におすすめの飲み方です。
他にももっとおすすめが知りたいという方は、以下の記事をチェック!
コーヒーがまずいと感じたら豆と淹れ方を見直そう!
いかがでしたでしょうか?
コーヒーがまずいと感じる理由とその対処方法を、専門家が完全解説しました!
今回の記事の内容をまとめると、以下のとおりです。
- コーヒーがまずいと感じてしまう原因は、コーヒー豆の状態・淹れ方(抽出方法)・体調不良の3つがある
- 新鮮なコーヒー豆を買うことと、保存方法を変えることがまずいコーヒーを飲むことから避けられる簡単な方法
- コーヒーメーカーが飲むのが一番無難
コーヒー豆は都度購入し、抽出の直前に挽いた新鮮なコーヒー粉で淹れるのがおすすめです。
また、コーヒーメーカーに頼ってしまうのも1つの手段です!
全自動のコーヒーメーカーは、siroca以外のメーカーでも販売していますので、検討してみてはいかがでしょうか。