
フルシティローストって言葉は聞いたことがあるけど、どんな特徴があるの?



フルシティローストのおすすめコーヒー豆が知りたい!
フルシティローストは焙煎度合い8段階のうち6段階目の深煎りです。苦味とコクを重視する方に向けて、特徴、淹れ方、販売元がフルシティと表示する豆を紹介します。
- ローストとは焙煎度合いのことで、味も変化する
- フルシティローストは深煎り
- 酸味が弱くなり苦味が強調されたコーヒー
- コーヒーらしい甘みがある


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フルシティローストを知る前に!そもそもローストとは?


フルシティローストを理解する前に、そもそもローストとは何かということを知っておきましょう。
ローストは英語に直すと「roast」です。
この「roast」は「焙煎」や「炙る」という意味があります。
つまり、ここで言うローストとは、コーヒー豆(生豆)を焙煎するということ。
浅煎りや深煎りは、焙煎度の違いを示す言葉です。
コーヒー豆を焼いていき、コーヒーらしさを出していくことでより美味しいコーヒーに生まれ変わります。
焙煎(ロースト)度合いは8段階


コーヒー豆の焙煎度合いに応じて以下の8段階に分かれています。
上の表がロースト度合いを表したものです。
そして、フルシティローストは「深煎り」と呼ばれる、6段階目です。
〜煎りと呼ばれるものは大きく3つあります。
- 浅煎り
- 中煎り
- 深煎り
浅煎り
ライトローストとシナモンローストは、浅煎りの焙煎度合いです。
黄色から茶色へと変化する程度の焙煎度合いです。
コーヒーの風味はかなり弱い状態。


中煎り
この状態では茶褐色とまだ色は薄いものの、軽やかな風味を楽しめます。
特にハイローストは深煎りに近いため、コクと若干の苦味がありながら飲みやすいのが特徴です。


深煎り
以上の順番で焙煎度合いは増していきます。
シティローストは最も人気な焙煎度合い。
苦みやコク、甘みのバランスが丁度よいのが特徴で、カフェで提供されるコーヒーもシティローストが多いです。
イタリアンローストになると、コーヒー豆の見た目はほぼ真っ黒です。
味わいもかなり濃厚になります。


詳しくは以下の記事をチェック!


フルシティローストとは?


フルシティローストは、8段階の焙煎度で6段階目に当たる深煎りです。
シティローストより深く、フレンチローストより浅い位置にあります。
味のバランスは、酸味が弱くなり苦味が強調されたコーヒーなのが特徴です。
エスプレッソでもフルシティローストが採用されることもあるため、コーヒーの苦味が好きだという人におすすめの焙煎度合いでしょう。
また苦味が強く表れることから、アイスコーヒーとして飲むのもおすすめです。
コーヒーらしい甘みがある
フルシティローストでは、酸味が穏やかになり、苦味とコクが前に出ます。
甘い香りと深いコクを楽しみたいときにも合う焙煎度です。
そのため、コクや苦味を楽しむ際には、フルシティローストのコーヒー豆を選ぶのがおすすめです。
フルシティローストの美味しい淹れ方


ここではフルシティローストの美味しい淹れ方を紹介していきます。
まずは最も標準的な淹れ方である、ペーパードリップのいれ方を解説します。
フルシティローストは深煎りのため、深煎りにおすすめの淹れ方は以下の通り。
- 蒸らすために、30mlのお湯を注ぐ
- 30秒が経過したら、抽出開始※フィルターにかからないように「の」の字を描く
- 3回に分けてお湯を注ぐ
- 約2分秒で注ぎ切る
- 少したったら抽出終了
- 抽出されたコーヒーをかき混ぜて完成
ポイントとしてはゆっくりお湯を入れること。
すぐにお湯をいれてしまうと、お湯がたまってしまいその間に渋みが生まれてしまいます。
深煎りの豆には、湯を数回に分けて注ぎ、抽出の進み方を見ながら量を調整しましょう。
焙煎度合いで淹れ方が変わる理由
ハンドドリップの淹れ方は、この焙煎度合いによって異なります。
これはコーヒー豆の比重の違いと、風味がお湯に溶け出す違いが大きな理由です。
浅煎りコーヒー豆と深煎り豆では、浅煎り豆の方が比重が重いです。
また浅煎りコーヒー豆の特徴である「酸味」は、早くお湯に溶け出します。
しかし深煎りコーヒー豆に特徴的な「苦味」は溶け出すのに、時間がかかります。
この違いがあるため、焙煎度合いで淹れ方が変わるというわけです。
- 浅煎りの主役は酸味
- 深煎りの主役は苦味
このことを覚えておきましょう。
エスプレッソ
フルシティローストの豆は、エスプレッソにも使えます。
エスプレッソは、細かく挽いた粉に圧力をかけ、短時間で抽出する飲み方です。
焙煎度に加え、挽き目や抽出条件でも味わいが変わります。
具体的な手順
- エスプレッソマシンの電源スイッチをON
- コーヒー豆から挽いて淹れる際は、挽いた粉をホルダーに詰める
- 2つの抽出口で2カップ分を淹れる場合は、1杯あたりのコーヒー量を6~9gがおすすめ
- 「タンパー」と呼ばれる器具で表面が平らになるように押し固める
- そしたらマシンにセット



この作業はエスプレッソに欠かせない工程だね!
コーヒー粉をフィルターに詰める手順は以下の通りです。
- 粉を入れる
- 入れた粉をならす
- ならした粉を押し固める
フィルター内の粉の密度を均一にしながら、お湯が通過する際にうまみをしっかりと抜き出せるように、適切な固さに押し固めます。
ポイントとしては、1カップあたり30ml程度落ちてきたところで抽出を止めて完成。
まずはエスプレッソマシンを買うのがおすすめなので、是非以下の記事をチェック!


フルシティローストに焙煎するコツはハゼのタイミング


フルシティローストを目指すなら、焙煎中のハゼの進み方を見極めます。
コーヒー豆を焙煎する際には、焙煎度合いを「ハゼ」という単位で焙煎することが一般的です。
そしてフルシティローストの焙煎度合いは、2ハゼのピークです。
パチパチという音がする状態が2回起こって、3回目が起こる前にやめるようにしましょう。
シティローストよりも深く、フレンチローストよりも浅く炙りましょう。
自家焙煎する際には気をつけておきたいポイントです。
フルシティローストのコーヒー豆&粉おすすめ4選


焙煎度合いを販売元の商品ページでフルシティローストと確認できるコーヒー豆・粉を4つ紹介します。
まとめると以下の通り。
- ラボカフェ ビターブレンド
- 澤井珈琲 コーヒー専門店 珈琲 やくもブレンド 濃い味
- 東京コーヒー オーガニック ブレンド
- 土居珈琲「小さな焙煎」おためしセット
1つ1つ解説します。
1. フルシティローストの3カ国ブレンド「ラボカフェ ビターブレンド」


- 商品ページで焙煎度合いをフルシティローストと明記
- 100g〜1kgの5サイズから選べる
- 挽き方を4種類から選べる
- 100gあたり1,170〜1,800円と、量販店のコーヒー豆より高い
最初に紹介するのは、当サイト(コーヒー豆研究所)が運営するコーヒー豆ブランド「ラボカフェ」の「ビターブレンド」です。
商品ページに焙煎度合いはフルシティローストと記載されており、ブラジル・コロンビア・グアテマラの3カ国の豆をブレンドしています。
苦味が主体で甘さとのバランスもよく、深く焙煎しながらも柔らかな酸味と香りが残る、すっきりした後味。ラボカフェの味覚評価(5段階)では酸味2・コク4で、酸味を抑えて苦味とコクを楽しむ位置づけです。


100gは税込1,800円で、200g(2,900円)・300g(3,700円)・400g(4,700円)・1kg(11,700円)も選べます。1杯10gで計算すると、100gなら1杯180円、1kgなら1杯117円です。
| 商品名 | ラボカフェ ビターブレンド |
|---|---|
| 価格(2026年10月時点) | 100g・税込1,800円〜 |
| 内容量 | 100g/200g/300g/400g/1kg |
| 産地 | ブラジル、コロンビア、グアテマラ |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |


2. フルシティローストの深煎り「澤井珈琲 やくもブレンド濃い味」


- フルシティロースト(深煎り)を選べる
- カフェオレにも合わせやすい
- 焙煎日から時間が経つほど風味が落ちるため、まとめ買いには向かない
続いて、澤井珈琲の「やくもブレンド濃い味」を紹介します。
こちらの「やくもブレンド」はじっくりと煎り上げたコク深い、濃厚なブレンドコーヒーなのが特徴です。
深煎りのフルシティローストです。
販売元の商品ページにも、焙煎具合はフルシティロースト(深煎り)と記載されています。
はっきりとした美味しさに加え、カフェオレなどにおすすめなタイプでしょう。
販売元の500g袋は税込3,608円です。
| 商品名 | 澤井珈琲 コーヒー専門店 珈琲 やくもブレンド 濃い味 |
|---|---|
| 価格(2026/9時点) | 500g・税込3,608円 |
| 特徴 | じっくり煎り上げたコク深い濃厚なブレンド |


3. フルシティローストの有機ブレンド「東京コーヒー オーガニック ブレンド」


- フルシティローストと明記されている
- 200gを豆のまま・中細挽き・中挽きから選べる
- 好みの淹れ方でないと本来の味が出ず、抽出の加減に慣れが要る
次に紹介するのは、フルシティローストの「東京コーヒー オーガニック ブレンド」です。
販売元はフルシティローストと表示し、豆のまま・中細挽き・中挽きを選べます。
酸味が少ないため、酸味のあるコーヒーは少し苦手だという方にも飲みやすく、程よい苦味がありとても心地の良いバランスです。
200gの通常購入は、豆のままが税込1,790円、挽いた状態が税込1,840円です。
コーヒー感の強い一杯が好きな方に向きます。
コーヒーの詳細
| 価格(2026/9時点) | 200g・豆のまま税込1,790円 |
|---|---|
| 内容量 | 200g |
| 産地 | 南米のアラビカ種 |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |


4. フルシティローストの2銘柄を飲み比べ「土居珈琲「小さな焙煎」おためしセット」


- 申込欄の焙煎度合いがフルシティロースト
- 2農園の豆を100gずつ飲み比べられる
- 出荷する当日に生豆から焙煎
- 焙煎度合いは選べない
- 代引き決済と配送時間帯の指定に対応しない
4つ目は、土居珈琲の「小さな焙煎」おためしセットです。
申込欄に表示される焙煎度合いはフルシティローストで、焙煎度の指定はできません。
中身はグァテマラ カペティロ農園とエルサルバドル ラ・レフォルマ農園の2銘柄で、各100gずつ届きます。挽き方は豆のまま・細挽き・中挽き・粗挽きから選べるため、ミルがなくても始められます。
当サイトで購入したセットでは、2銘柄が別々の袋で届き、袋のラベルに焙煎度(フルシティロースト)と焙煎日が記載されていました。




カペティロ農園は、柑橘系の果実の爽やかさとナッツの甘さを持つ香りが立ち、飲み終えたあとにチョコレートの甘さが残る銘柄。ラ・レフォルマ農園はダークチョコレートのようなほろ苦さと甘さが釣り合い、グレープフルーツのような酸味が後を追います。
同じフルシティローストでも、果実を思わせる酸味が残る銘柄が入っている点が、2・3の濃い味のブレンドとの違いです。苦味とコクだけでなく、産地ごとの香りの差も比べたい方に向きます。
価格は税込2,545円で、単品の100g(カペティロ農園1,337円、ラ・レフォルマ農園1,208円)を足した金額と同じです。送料はネコポス便で全国一律299円(税込)がかかります。
販売元が示す1杯あたりの豆の量は約10gなので、200gでおよそ20杯分。送料込みの2,844円を20杯で割ると、1杯あたり約142円になります。
| 商品名 | 土居珈琲「小さな焙煎」おためしセット |
|---|---|
| 価格(2026年10月時点) | 税込2,545円(送料299円別) |
| 内容量 | 200g(100g×2銘柄) |
| 銘柄 | グァテマラ カペティロ農園/エルサルバドル ラ・レフォルマ農園 |
| 焙煎度合い | フルシティロースト |
\ 人気の2銘柄を100gずつ飲み比べ /


フルシティローストだけじゃない!より美味しくコーヒーを飲む方法


より美味しく飲むにはフルシティローストという焙煎度合いだけに囚われることは、あまりよくありません。
コーヒーには焙煎度合いに加えて、豆の種類、銘柄、生産地によって様々な味わいを魅せてくれます。
特にコーヒー豆の種類を覚えるだけでも、コーヒーの魅力はまた一段と面白いです。
コーヒー豆の種類は大きく分けて3つあります。
- アラビカ種
- ロブスタ種
- リベリカ種
品種と焙煎度は、味の違いを選ぶときの別の軸です。
より詳しく知りたい方は「アラビカ種とロブスタ種の違いとは?コーヒー豆の品種の特徴を解説」の記事をチェック!


フルシティローストの本当の魅力に触れてみよう!


フルシティローストについて、美味しいいれ方からおすすめまで紹介しました!
フルシティローストは焙煎度合いの8段階中6段階目に位置します。
深煎りで、味はかなり苦味が強く、コクも更に強いのが特徴です。
コーヒーらしい味わいが好きだという方も、あまり濃いコーヒーに挑戦したことがないという方もフルシティローストは、どちらもトライしてみやすい焙煎具合です。
是非今回紹介したフルシティローストに合うおすすめのコーヒー豆&粉を参考にしながら、本当の魅力に触れてみてください。
\ 約1分でぴったりの1杯を見つけよう /
コーヒー豆研究所の記事を根拠に、関連情報と一緒に回答します。
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