コーヒーマイスターの資格を取ってみたい
コーヒーマイスターの難易度はどれくらいなの?
こういった疑問にお答えしていきます。
コーヒー好きならコーヒーマイスターの資格は気になりますよね。
コーヒーの知識が深められますし、もっとコーヒーを活かせる生活ができるかもしれません。
本記事では、コーヒーマイスターの試験内容や勉強時間、難易度について調査しました。
- コーヒーマイスターは、日本スペシャルティコーヒー協会の認定資格
- コーヒーマイスター試験は、日本スペシャルティコーヒー協会の会員が受験できる
- コーヒーマイスターを取得するには、実技講習会と認定試験への参加が必要である
- コーヒーマイスターの資格を取得するメリットは、コーヒー全般の知識を身に着けられる、知名度が高い、コーヒーを提供する仕事に活かせること
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーマイスターとは?
コーヒーマイスターとは、日本スペシャルティコーヒー協会の認定資格です。
日本スペシャルティコーヒー協会では、コーヒーマイスターを以下のように定義しています。
コーヒーに対する深い知識と基本技術の習得をベースとして、お客様へ豊かなコーヒー生活が提案できるプロのコーヒーマン(サービスマン)
日本スペシャルティコーヒー協会HP
コーヒーマイスターとして認定されるには、コーヒーの基礎的な知識と技術が必要となります。
趣味で楽しんでいるコーヒーにより詳しくなりたいという方には、ぴったりの資格です。
コーヒーマイスターの試験概要
こちらでは、コーヒーマイスターの試験概要を紹介します。
- 受験資格
- 受験の流れ
- 試験内容
順に解説していきます。
受験資格
コーヒーマイスター試験を受けるためには、日本スペシャルティコーヒー協会の会員になる必要があります。
以下は、会員区分と年会費です。
会員区分 | 年会費 | 対象 |
---|---|---|
個人A会員 | ¥30000 | 以下のB、Cを除く個人会員 |
個人B会員 | ¥20000 | 起業予定者、一年限定(次年度の更新は個人B会員以外の会員区分を選択) |
個人C会員 | ¥10000 | コーヒー関連業に携っていない個人の方 |
コーヒーマイスター試験の申し込みは先着順ですが、個人A・B会員が優先されます。
個人C会員で入会する場合は、受け付け開始後すぐに申し込みをするのがおすすめです。
受験の流れ
コーヒーマイスター試験の受験の流れは、以下の通りです。
コーヒーマイスター養成講座は、毎年春・秋に開催されます。
申し込み後に送られてくる専用テキストで自宅学習を行います。
実技講習会は、東京と関西(福岡は不定期)で開催されます。
座学とカッピングを含む、3時間の講座です。
認定試験は、東京と関西(福岡は不定期)で開催されます。
養成講座と実技講習会の内容をもとにした、筆記試験です。
コーヒーマイスター試験は、日本スペシャルティコーヒー協会のHPから申し込みができます。
申し込みをする前に、実技講習会と認定試験の日程や開催場所を確認しましょう。
次回の開催(2024年春)は、2024年1~2月に案内が出るとのことです。
試験内容
コーヒーマイスターの試験概要は、以下の通りです。
- 試験時間:60分
- 問題数:100問(1問1点)
認定試験は、記述式の筆記試験となっています。
また、以下は専用テキストの内容かつ主な試験範囲になります。
第1章:コーヒーマイスター | コーヒーマイスターの使命 / SCAJ / 日本のコーヒー団体 / スペシャルティコーヒーの定義 / SCAJカッピングフォーム |
第2章:コーヒーとカフェの歴史 | コーヒーの発見伝説 / コーヒーの伝播 / コーヒーハウスの広がり / 日本のコーヒー |
第3章:コーヒーの生豆 | 生豆とは何か / 産地地域 / 生産処理 / 生豆の見分け方 |
第4章:コーヒーの産業・経済 | 栽培と生産過程 / 取引のしくみ / スペシャルティコーヒーの登場とそれを取り巻く世界の動き |
第5章:コーヒーの産地 | 主要なコーヒー生産国情報 |
第6章:コーヒーの抽出技術と食器の知識 | おいしいコーヒーをいれる基本技術 / 保存法 / 食器の知識 |
第7章:コーヒーの科学と健康 | 成分 / 焙煎による成分変化 / 香気成分 / コーヒーと健康 |
コーヒーマイスター試験の難易度
コーヒーマイスターの合格基準は、60点以上です。
主催する一般社団法人日本スペシャルティコーヒー協会によると、コーヒーマイスターの合格率は約8割とされています。
問題は100問(1問1点)なので、60%以上の正答が必要となります。
また、日本スペシャルティコーヒー協会のHPには、合格率は平均70%前後と記載されています。
合格基準や合格率だけみると比較的易しい印象を受けますが、コーヒーマイスター認定試験は記述式の筆記試験です。
試験範囲の知識が身についていないと回答できないため、専用テキストや実技講習会の内容をしっかりと理解して試験に臨む必要があります。
コーヒーマイスター取得のための勉強時間
コーヒーマイスター取得のための勉強時間の目安は、約3ヶ月ほどでしょう。
この期間は、コーヒーマイスター申し込み後に専用テキストが届いてから認定試験日までの期間です。
試験のための勉強は、主に専用テキストを使って行いましょう。
また、申し込み開始前に他の書籍で勉強しておくのもおすすめです。
コーヒーマイスター取得にかかる費用
コーヒーマイスターを取得するためには、以下の費用がかかります。
日本スペシャルティコーヒー協会の年会費 | ¥10000~30000/年 |
コーヒーマイスター養成講座・実技講習・認定試験費用 | ¥39000 |
コーヒーマイスター資格更新料 | ¥10000/3年 |
資格取得のためには、まず日本スペシャルティコーヒー協会の年会費と試験費用を支払う必要があります。
資格取得後は、日本スペシャルティコーヒー協会の年会費が毎年かかります。
また、コーヒーマイスターの資格は取得後3年間有効です。
資格を更新するためには、3年ごとに更新料の¥10,000が必要です。
コーヒーマイスターの資格を取得するメリット・デメリット
コーヒーマイスターの資格取得に関するメリットとデメリットは以下の通りです。
- コーヒーを提供する仕事に活かせる
- コーヒー全般の知識を身に着けられる
- 知名度が高い
- 資格の保持に費用がかかる
- 資格取得までのステップが多い
順に解説していきます。
メリット
コーヒーマイスターの資格を取得するメリットは、以下の通りです。
- コーヒー全般の知識を身に着けられる
- 知名度が高い
- コーヒーを提供する仕事に活かせる
コーヒー全般の知識を身に着けられる
コーヒーマイスターの資格を取得するメリットの1つ目は、コーヒー全般の知識を身に着けられること。
コーヒーマイスターの試験は、広範囲から出題されます。
コーヒー豆の生産から抽出まで、科学的な知識や経済的な知識も必要となります。
コーヒーを取り巻く世界について幅広く勉強することができます。
知名度が高い
コーヒーマイスターの資格を取得するメリットの2つ目は、知名度が高いこと。
コーヒーマイスターは、コーヒーの資格では国内初の認定資格です。
日本スペシャルティコーヒー協会は、アジア最大のスペシャリティーコーヒーイベントも開催している組織です。
その日本スペシャルティコーヒー協会が主催しているコーヒーマイスター資格は、有名なコーヒー資格です。
コーヒーを提供する仕事に活かせる
コーヒーマイスターの資格を取得するメリットの3つ目は、コーヒーを提供する仕事に活かせること。
特にバリスタ。
コーヒーマイスターを取得するためには、幅広いコーヒーの知識が必要です。
また、机上の勉強だけではなく、実技講習ではカッピングも行います。
実際の業務にも活かせる知識や技術を身に着けることができます。
デメリット
コーヒーマイスターの資格を取得するデメリットは、以下の通りです。
- 資格の保持に費用が掛かる
- 資格取得までのステップが多い
資格の保持に費用が掛かる
コーヒーマイスターの資格を取得するデメリットの1つ目は、資格の保持に費用がかかること。
コーヒーマイスターの資格を保持するためには、毎年日本スペシャルティコーヒー協会の年会費を払う必要があります。
また、3年ごとに資格更新料もかかります。
資格取得時はもちろん、毎年費用がかかる資格ではあります。
資格取得までのステップが多い
コーヒーマイスターの資格を取得するデメリットの2つ目は、資格取得までのステップが多いこと。
コーヒーマイスターの資格を取得するためには、実技講習会への参加と認定試験の受験が必要です。
これらは、東京と関西、不定期で福岡で開催されます。
上記の地域外に居住している方は、2回も会場に足を運ぶ時間と費用がかかってしまいます。
コーヒーマイスターの難易度を知って、効果的に勉強しよう!
今回は、コーヒーマイスターの試験内容や難易度、資格取得のメリット・デメリットを紹介しました。
本記事のポイントは、以下の通りです。
- コーヒーマイスターは、日本スペシャルティコーヒー協会の認定資格
- コーヒーマイスター試験は、日本スペシャルティコーヒー協会の会員が受験できる
- コーヒーマイスターを取得するには、実技講習会と認定試験への参加が必要である
- コーヒーマイスターの資格を取得するメリットは、コーヒー全般の知識を身に着けられる、知名度が高い、コーヒーを提供する仕事に活かせること
コーヒーマイスターは、初心者にも経験者にもおすすめなコーヒー資格です。
もっとコーヒーに詳しくなりたい、コーヒーの仕事に活かしたいという方は、ぜひ資格取得にチャレンジしてみてください。
コーヒーマイスター以外でコーヒーのおすすめ資格が知りたい方は、以下の記事をチェック!