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業務用コーヒー焙煎機のおすすめ人気ランキング9選!小型から大型まで

家庭用と業務用の焙煎機は何が違うの?

コスパの良い業務用焙煎機が知りたい!

こういった疑問や要望にお答えしていきます。

業務用のコーヒー焙煎機は値段も高く、どのように選べば良いか迷ってしまいますよね。

本記事では、選び方から設置の注意点、おすすめの焙煎機を容量別に紹介!

購入前に試す方法や、あると便利な周辺機器も解説します。

この記事の結論
  • 家庭用と業務用の違いは、容量・味の安定性・値段の3つ
  • 業務用コーヒー焙煎機を選ぶポイントは、焙煎方式・熱源など6つ
  • 設置の注意点は、煙や電気設備など5つ
  • おすすめの業務用コーヒー焙煎機は、「KALDI フォーティス」「Aillio焙煎機」など9つ
  • 購入前には、セミナーやシェアロースターで試すのがおすすめ
本記事を監修する専門家
コーヒー豆研究所 げんた
柏倉元太

日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。

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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。

それでは早速見ていきましょう!

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業務用コーヒー焙煎機は家庭用と何が違う?

業務用コーヒー焙煎機は家庭用と何が違う?

結論、コーヒー焙煎機の業務用と家庭用の主な違いは、下記の3つです。

家庭用と業務用の焙煎機の違い
  • 容量
  • 味の安定性
  • 値段

詳しく見ていきましょう。

容量

容量

最も大きな違いは、一度にどのくらいの量の豆を焙煎できるかという「容量」です。

一般的な家庭用焙煎機は、一度に100g〜200gほどの少ない量しか焙煎することができません。

そのため、大量の豆を焙煎する場合は、何度も焙煎し続ける必要があり、時間がかかってしまいます。

業務用の焙煎機は、一度に1kg〜10kgなど大量に焙煎できるため、より多くの注文にも対応できます。

味の安定性

味の安定性

業務用の焙煎機は、家庭用よりも毎回同じ味を再現しやすいと言われています。

主な理由は、蓄熱性が高いためです。

業務用の焙煎機は、一度温まると温度が下がりにくい造りになっており、焙煎の温度が安定しやすいと考えられます。

値段

値段

業務用の焙煎機は、家庭用よりも値段が高くなります。

家庭用の焙煎機は、8万円〜15万円程度で購入できるものが多いです。

一方、業務用の焙煎機は安くても50万円程度、海外製の高価なものでは数百万円と非常に高くなります。

業務用コーヒー焙煎機はこんな人におすすめ

業務用コーヒー焙煎機はこんな人におすすめ

業務としてコーヒーの焙煎をしており、注文数が増えてきた場合、業務用の焙煎機を検討しても良いでしょう。

家庭用の焙煎機では時間がかかるほか、大量の焙煎は想定していないため、あまり酷使すると寿命が短くなる可能性があります。

一方、趣味で焙煎を楽しみたい方には、家庭用の小型焙煎機がおすすめです。

コーヒーの焙煎についてより詳しく知りたい方は、以下の記事をチェック!

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業務用コーヒー焙煎機の選び方

業務用コーヒー焙煎機の選び方

業務用の焙煎機に触れたことのない方は、どのように選んだらよいか不安に思うかもしれません。

業務用コーヒー焙煎機を選ぶポイントは、下記の6つです。

業務用コーヒー焙煎機を選ぶポイント
  • 焙煎方式
  • 熱源の種類
  • 容量
  • 焙煎の自由度
  • 値段
  • メンテナンスのしやすさ

詳しく解説します。

焙煎方式

焙煎方式
焙煎方式

焙煎機は、コーヒー豆にどう熱を加えるかにより、下記の3種類に分類されます。

それぞれの特徴をまとめたものがこちらです。

スクロールできます
焙煎方式メリットデメリットこんな場合におすすめ
直火式香ばしい香りが出やすい焙煎のコントロールが難しい深煎りや香ばしい香りが出したい場合に向いている
半熱風式比較的クリーンな味に仕上がる焙煎に時間がかかる豆の個性とクリーンさのバランスをとりたい場合に向いている
熱風式短時間でムラなく焙煎できるコストが高い短時間でクリーンに焙煎したい場合に向いている

焙煎方式は味わいに影響しやすいため、どのような味わいを表現したいかにより選ぶ必要があります。

直火式

直火式

直火式は、コーヒー豆を入れるシリンダーに穴が空いていて、火が直接豆に当たるタイプです。

燻されたような香ばしさが強く出るため、深煎りを主体としたお店で使われることが多いようです。

炭焼きコーヒーなど、熱源を変えることで独自の焙煎ができる魅力があります。

一方、コントロールが難しいため、毎回同じ味に仕上げるには技術が必要です。

半熱風式

半熱風式

半熱風式は、熱源がシリンダーの真下にありますが、直火式と違いシリンダーに穴が空いていないため、直接火が豆に当たりません。

そのため、均一に焙煎しやすい反面、直火式のような独特の香ばしさは弱くなります。

スペシャリティコーヒーを扱うロースターが多く採用しているのがこちらのタイプです。

熱風式

熱風式

熱風式は、熱源の位置がシリンダーから離れた場所にあり、熱風を発生させてコーヒー豆を加熱する方式です。

最大のメリットは短時間で焙煎できるところで、冷却まで含めて10分程度で完了するものもあります。

少ない量を、短時間で焙煎したい場合に向いています。

他の方式と比べ、香ばしさや豆本来の個性は弱くなるという意見もあります。

熱源の種類

熱源の種類

業務用コーヒー焙煎機の熱源の種類は、主に次の3つに分かれます。

熱源の種類
  • ガス
  • 電気

詳しく見ていきましょう。

ガス

ガス

ガスのメリットは、火力の調節ができるところです。

そのため、豆の個性を表現しやすく、こだわりのある焙煎士はガスの焙煎機を使うことが多いようです。

電気と比べてコストが安いことも、長期的にはメリットといえます。

反面、技術が必要で、新しいスタッフに任せるには時間がかかるデメリットもあります。

電気

電気

電気の焙煎機は、全自動で焙煎するタイプが多いため、手間が少ないのがメリットです。

プログラムによる管理がしやすいため、新しいスタッフもすぐ扱うことができます。

短時間で焙煎できる熱風式には、熱源が電気のものが多く、注文ごとに焙煎するロースターで多く使われます。

ガスと比べると、コストが高い傾向にあることがデメリットです。

炭

炭焼きコーヒーは、その名の通り加熱した炭を熱源として使用します。

一度加熱すると温度変化が少なく、遠赤外線による独自の焙煎が可能です。

スモークされたような香ばしさが強く出るため、ファンの多い焙煎方法でもあります。

しかし、細かな火力調節が難しく、高い技術を必要とするため、炭を使用する焙煎機はあまり多くありません。

容量

容量

小型のものは1kg以下、大型になると30kg以上など、業務用でも容量は幅があります。

1日の焙煎量により、適した焙煎機を選ぶ必要があります。

メーカーの表示には一度に最大どのくらいの豆を焙煎できるかで容量が記載されていることが多いです。

注意点は、最大の容量に対して投入する豆の量が多いか少ないかにより、味わいや焙煎時間が変化することです。

具体的には、以下のような違いがあります。

投入量による焙煎の違い
  1. 投入量が多い:攪拌されづらく火の通りが遅い
  2. 投入量が少ない:攪拌されやすく火の通りが早い

例えば、1kgが最大の容量なら、1kgいっぱいまで豆を入れると、火の通りは遅くなります。

一方、半量の500gなら、より撹拌され火の通りは早くなります。

フライパンで具材を炒めるときに、どのくらい入れるかを想像すると分かりやすいでしょう。

焙煎機メーカーのサイトには、「最大容量」とは別に「推奨の焙煎量」が記載されている場合があるため、こちらも確認しましょう。

味わいは豆の種類により異なりますが、一般的に焙煎時間が早いほどはっきりした個性が現れ、遅いほど穏やかな風味になる傾向があります。

焙煎の自由度

焙煎の自由度

手動か自動かにより、どのくらい火力を調整できるかが変わります。

それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。

焙煎の方法メリットデメリット
手動火力を自由に調整できる焙煎に技術が必要
自動技術がなくても焙煎できる機種により火力調整ができないものがある

細かな調整をして、自分の味を表現したい場合は、手動の焙煎機が向いています。

一方、焙煎に手間をかけたくなかったり、別のスタッフに任せたい場合は、全自動のタイプがおすすめです。

値段

値段

業務用の焙煎機は、10万円〜500万円以上と、値段に幅があります。

容量が大きくなるほど、値段も高くなります。

また、熱源がガスのタイプよりも、電気のほうが高額になる傾向にあります。

中古品であれば、金額を抑えられる場合もあるため、検討しても良いでしょう。

メンテナンスのしやすさ

メンテナンスのしやすさ

焙煎機の構造により、メンテナンスがどのくらい必要かが変わります。

業務として閉店後などにメンテナンスを行う場合は、頻度は特に重要です。

具体的には、以下のようなメンテナンスが必要になります。

焙煎機のメンテナンス
  1. 内部の焦げを落とす
  2. 排気ダクトの掃除
  3. ブロアー(風を出したり吸い込んだりする扇風機のようなパーツ)の掃除

筆者も経験がありますが、業務用の焙煎機は重量もあり、パーツを取り外すだけでも一苦労です。

どのくらいの頻度でメンテナンスするか、パーツの取り外しは簡単かどうかなど、事前にメーカーへ確認すると良いでしょう。

不具合が起こった場合に迅速に対応してもらえるかどうかも、重要なポイントです。

【容量別】業務用コーヒー焙煎機のおすすめ人気ランキング9選!

【容量別】業務用コーヒー焙煎機のおすすめ人気ランキング9選!

先ほど解説した選び方をもとに、おすすめの業務用コーヒー焙煎機をランキングにしたものがこちらです。

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順位商品名商品画像メリットデメリット焙煎方式熱源の種類容量焙煎の自由度値段メンテナンスのしやすさ焙煎機の重量備考
1位KALDI フォーティス第1位. 圧倒的なコスパ「KALDI フォーティス(600g)」高コスパ火力調整に技術が必要直火式or半熱風式ガス(ガスコンロ)600g¥198,000約20kgガスコンロ・チャフコレクター別売り
2位ダイニチ コーヒー豆焙煎機MR-102第2位. 連続焙煎で業務用にも使える「ダイニチ コーヒー豆焙煎機MR-101(120g)」煙が少なくコンパクト容量が少なめ直火式電気120g¥85,800約7kg焙煎時間30分程度
3位フジローヤル COFFEE DISCOVERY第3位. 大会でも使用される高性能焙煎機「フジローヤル COFFEE DISCOVERY(250g)」本格的な機能小型の中では価格が高い直火式or半熱風式ガス250g¥630,000約40kg納品まで1ヵ月程度
4位Aillio焙煎機第4位. コンパクトで多機能「Aillio焙煎機(1kg)」PCと連動して焙煎データを記録冷却ファンの音が大きい半熱風式電気(IH)1kg¥549,800約17.6kg※単相200Vコンセント必須
5位ハマ珈琲1kg焙煎機第5位. 職人の技術が詰まった本格焙煎「ハマ珈琲1kg焙煎機」国産品で信頼性が高い火力調整に技術が必要半熱風式ガス(ガスコンロ)1kg¥726,000YouTubeに解説動画あり
6位TORNADO KING第6位. 全自動で高速焙煎「TORNADO KING(1kg)」短時間で均一な焙煎価格が高い熱風式電気1kg¥3,706,000約250kg※三相200Vコンセント必須・排煙設備必須
7位NOVO MARK2第7位. ガラス張りの高性能焙煎機「NOVO MARK2(1kg)」ガラス張りのデザイン価格が高い熱風式電気1kg¥3,000,000約190kg※三相200Vコンセント必須・定期的なメンテナンス費用がかかる
8位フジローヤル R-101第8位. 安定の性能と実績「フジローヤル R-101(1kg)」豊富な導入実績価格が高い直火式or半熱風式ガス1kg¥1,360,700約69kg
9位フジローヤル R-105第9位. 大容量で多店舗展開にも「フジローヤル R-105(5kg)」豊富な導入実績価格が高い直火式or半熱風式ガス5kg¥3,168,000約243 kg
※価格はAmazon、公式サイトを参考

順番に解説します。

1kg以下の業務用コーヒー焙煎機のおすすめ人気ランキング3選!

1kg以下の業務用コーヒー焙煎機のおすすめ人気ランキング3選!
スクロールできます
順位商品名商品画像メリットデメリット焙煎方式熱源の種類容量焙煎の自由度値段メンテナンスのしやすさ焙煎機の重量備考
1位KALDI フォーティス第1位. 圧倒的なコスパ「KALDI フォーティス(600g)」高コスパ火力調整に技術が必要直火式or半熱風式ガス(ガスコンロ)600g¥198,000約20kgガスコンロ・チャフコレクター別売り
2位ダイニチ コーヒー豆焙煎機MR-102第2位. 連続焙煎で業務用にも使える「ダイニチ コーヒー豆焙煎機MR-102」煙が少なくコンパクト容量が少なめ直火式電気120g¥85,800約7kg焙煎時間30分程度
3位フジローヤル COFFEE DISCOVERY第3位. 大会でも使用される高性能焙煎機「フジローヤル COFFEE DISCOVERY(250g)」本格的な機能小型の中では価格が高い直火式or半熱風式ガス250g¥630,000約40kg納品まで1ヵ月程度
※価格はAmazon、公式サイトを参考

第1位. 圧倒的なコスパ「KALDI フォーティス(600g)」

第1位. 圧倒的なコスパ「KALDI フォーティス(600g)」
出典:Amazon

最大600gまで焙煎できる、本格的な小型焙煎機です。

輸入食品のお店で有名なカルディと同じ名前ですが、こちらは韓国のメーカーで別会社になります。

業務用に充分な機能を備えていながら、20万円という破格の値段です。

「チャフコレクター」と呼ばれる部品が別売りなので、同時に購入するのがおすすめです。

メリットデメリット
高コスパ火力調整に技術が必要
商品名KALDI フォーティス
焙煎方式直火式or半熱風式
熱源の種類ガス(ガスコンロ)
容量600g
焙煎の自由度
値段¥198,000
メンテナンスのしやすさ
焙煎機の重量約20kg
備考ガスコンロ・チャフコレクター別売り

第2位. 連続焙煎で業務用にも使える「ダイニチ コーヒー豆焙煎機MR-102」

第2位. 連続焙煎で業務用にも使える「ダイニチ コーヒー豆焙煎機MR-102」
出典:Amazon

全自動で焙煎できる直火式のWeb限定の焙煎機です。

焙煎は23分程度で、冷却が終わるとすぐに次の豆を焙煎できます。

容量は120gと少なめですが、コンパクトで場所をとらないため、複数台稼働させれば業務用としても問題なく使えます。

音が静かで、煙が少ないのも使いやすいポイント。

深煎りにしても煙が少なく、特別な排煙設備がなくても使えます。

12段階の焙煎レベルから選択でき、自分好みの味わいを手軽に実現しやすいでしょう。

メリットデメリット
煙が少なくコンパクト容量が少なめ
商品名ダイニチ コーヒー豆焙煎機MR-102
焙煎方式直火式
熱源の種類電気
容量120g
焙煎の自由度12段階の選べる焙煎レベル
値段¥99,990
メンテナンスのしやすさ
焙煎機の重量約7kg
備考焙煎時間23分程度

第3位. 大会でも使用される高性能焙煎機「フジローヤル COFFEE DISCOVERY(250g)」

第3位. 大会でも使用される高性能焙煎機「フジローヤル COFFEE DISCOVERY(250g)」
出典:公式サイト

国内の焙煎機メーカーとしては最も有名なフジローヤルの小型焙煎機です。

少数点以下まで測定できる温度計や火力・排気の細かな調整など、非常に高性能で、焙煎の大会でも使用されています。

容量は少なめですが、上位機種と比べても遜色ない性能があり、有名なロースターでもサンプル用の焙煎機としてよく使われています。

焙煎量は少ないけど、より本格的な焙煎に挑戦したいという方におすすめです。

メリットデメリット
本格的な機能小型の中では価格が高い
商品名フジローヤル COFFEE DISCOVERY
焙煎方式直火式or半熱風式
熱源の種類ガス
容量250g
焙煎の自由度
値段¥630,000
メンテナンスのしやすさ
焙煎機の重量約40kg
備考納品まで1ヵ月程度

1kg以上の業務用コーヒー焙煎機のおすすめ人気ランキング6選!

1kg以上の業務用コーヒー焙煎機のおすすめ人気ランキング6選!
スクロールできます
順位商品名商品画像メリットデメリット焙煎方式熱源の種類容量焙煎の自由度値段メンテナンスのしやすさ焙煎機の重量備考
4位Aillio焙煎機第4位. コンパクトで多機能「Aillio焙煎機(1kg)」PCと連動して焙煎データを記録冷却ファンの音が大きい半熱風式電気(IH)1kg¥549,800約17.6kg※単相200Vコンセント必須
5位ハマ珈琲1kg焙煎機第5位. 職人の技術が詰まった本格焙煎「ハマ珈琲1kg焙煎機」国産品で信頼性が高い火力調整に技術が必要半熱風式ガス(ガスコンロ)1kg¥726,000YouTubeに解説動画あり
6位TORNADO KING第6位. 全自動で高速焙煎「TORNADO KING(1kg)」短時間で均一な焙煎価格が高い熱風式電気1kg¥3,706,000約250kg※三相200Vコンセント必須・排煙設備必須
7位NOVO MARK2第7位. ガラス張りの高性能焙煎機「NOVO MARK2(1kg)」ガラス張りのデザイン価格が高い熱風式電気1kg¥3,000,000約190kg※三相200Vコンセント必須・定期的なメンテナンス費用がかかる
8位フジローヤル R-101第8位. 安定の性能と実績「フジローヤル R-101(1kg)」豊富な導入実績価格が高い直火式or半熱風式ガス1kg¥1,360,700約69kg
9位フジローヤル R-105第9位. 大容量で多店舗展開にも「フジローヤル R-105(5kg)」豊富な導入実績価格が高い直火式or半熱風式ガス5kg¥3,168,000約243 kg
※価格はAmazon、公式サイトを参考

第4位. コンパクトで多機能「Aillio焙煎機(1kg)」

第4位. コンパクトで多機能「Aillio焙煎機(1kg)」
出典:公式サイト

デンマークのメーカーから出ている、比較的新しい電気式焙煎機です。

家庭用として開発されたものですが、容量が大きく業務用としても使えます。

PCと連動して焙煎過程を記録し、セミオートで再現できるため、安定した味に仕上げることが可能です。

世界中の焙煎士がネット上で公開している焙煎データをダウンロードし、同じように焙煎できる革新的な機能も搭載しています。

メリットデメリット
PCと連動して焙煎データを記録冷却ファンの音が大きい
商品名Aillio焙煎機
焙煎方式半熱風式
熱源の種類電気(IH)
容量1kg
焙煎の自由度
値段¥549,800
メンテナンスのしやすさ
焙煎機の重量約17.6kg
備考※単相200Vコンセント必須

第5位. 職人の技術が詰まった本格焙煎「ハマ珈琲1kg焙煎機」

第5位. 職人の技術が詰まった本格焙煎「ハマ珈琲1kg焙煎機」
出典:公式サイト

大阪にあるコーヒー専門店「煎りたてハマ珈琲」が開発した焙煎機です。

火力・排気の微調整が簡単で、メンテナンスもしやすく設計されています。

コーヒー専門店と町工場が力を合わせて開発された国産品のため、信頼性も高いです。

YouTubeで使い方が分かりやすく解説されており、初心者も導入しやすい焙煎機です。

メリットデメリット
国産品で信頼性が高い火力調整に技術が必要
商品名ハマ珈琲1kg焙煎機
焙煎方式半熱風式
熱源の種類ガス(ガスコンロ)
容量1kg
焙煎の自由度
値段¥726,000
メンテナンスのしやすさ
焙煎機の重量
備考YouTubeに解説動画あり

第6位. 全自動で高速焙煎「TORNADO KING(1kg)」

第6位. 全自動で高速焙煎「TORNADO KING(1kg)」
出典:公式サイト

全自動で焙煎できる電気式焙煎機です。

非常に短時間で焙煎できるのが特徴で、冷却を含めて20分程度で完了します。

操作が非常にシンプルで、初心者でも扱いやすいのがポイント。

デフォルトから焙煎時間を変えることで、200通りのプログラムを設定でき、さまざまな焙煎が可能です。

2023年には、小型化した容量400gの「トルネードエース」も発売されています。

メリットデメリット
短時間で均一な焙煎価格が高い
商品名TORNADO KING
焙煎方式熱風式
熱源の種類電気
容量1kg
焙煎の自由度
値段¥3,706,000
メンテナンスのしやすさ
焙煎機の重量約250kg
備考※三相200Vコンセント必須・排煙設備必須
経済情勢の影響で変動あり

第7位. ガラス張りの高性能焙煎機「NOVO MARK2(1kg)」

第7位. ガラス張りの高性能焙煎機「NOVO MARK2(1kg)」
出典:公式サイト

ガラス張りのデザインが目を引く、熱風式の焙煎機です。

シリンダーまでスケルトンのため、焙煎の様子が見え、集客効果は抜群です。

カラーも600色対応しており、店のイメージに合わせることができます。

短時間・全自動で焙煎でき、注文を受けてから焙煎するスタイルの店におすすめです。

メリットデメリット
ガラス張りのデザイン価格が高い
商品名NOVO MARK2
焙煎方式熱風式
熱源の種類電気
容量1kg
焙煎の自由度
値段¥3,000,000
メンテナンスのしやすさ
焙煎機の重量約190kg
備考※三相200Vコンセント必須・定期的なメンテナンス費用がかかる

第8位. 安定の性能と実績「フジローヤル R-101(1kg)」

第8位. 安定の性能と実績「フジローヤル R-101(1kg)」
出典:公式サイト

有名な国産メーカーのフジローヤルから出ている1kgの焙煎機です。

圧倒的な知名度で、多くのロースターが導入しています。

火力・排気を細かく調整でき、少数点以下まで測定できる温度計など、高い機能を備えています。

公式のYouTubeチャンネルで丁寧に説明された動画があるので、初心者でも導入しやすいです。

メリットデメリット
豊富な導入実績価格が高い
商品名フジローヤル R-101
焙煎方式直火式or半熱風式
熱源の種類ガス
容量1kg
焙煎の自由度
値段¥1,360,700
メンテナンスのしやすさ
焙煎機の重量約69kg
備考

第9位. 大容量で多店舗展開にも「フジローヤル R-105(5kg)」

第9位. 大容量で多店舗展開にも「フジローヤル R-105(5kg)」
出典:公式サイト

フジローヤル製の5kgの焙煎機です。

大容量のため、複数店舗の豆を焙煎する場合にもおすすめです。

他のフジローヤル製焙煎機と同じく、本格的な焙煎ができる機能を搭載。

大型でありながら、単相 100 Vの電源で動くことも導入しやすいポイントです。

メリットデメリット
豊富な導入実績価格が高い
商品名フジローヤル R-105
焙煎方式直火式or半熱風式
熱源の種類ガス
容量5kg
焙煎の自由度
値段¥3,168,000
メンテナンスのしやすさ
焙煎機の重量約243 kg
備考

業務用コーヒー焙煎機の設置の注意点

業務用コーヒー焙煎機の設置の注意点

業務用のコーヒー焙煎機は、家庭用と違い、設置にさまざまな注意点があります。

いざ購入しても設置できなかったり、余計な費用がかかってしまう場合もあります。

ポイントを押さえた上で、必ず購入する機種のメーカーへ事前に確認しましょう。

設置の主な注意点は下記の5つです。

焙煎機の設置の注意点
  • 重量
  • 消防署への届出
  • 騒音
  • 電気設備

順番に解説します。

重量

重量

業務用の焙煎機は非常に重く、100kgを超えるものも多いです。

床の強度がなければ設置できないため、場合により補強の工事が必要になります。

設置する場所だけでなく、搬入までの経路も確認しておきましょう。

消防署への届出

焙煎機や建物の種類により、消防署への届出が必要な場合があります。

一般的に、以下のような場合は届出が必要な可能性があるため、事前に消防署へ確認しましょう。

消防署へ届け出が必要な場合
  1. 建物の収容人数が多い場合
  2. 焙煎機の火力が高い場合
  3. 煙を逃すダクトの直径が大きい場合

小型の場合は不要なことも多いですが、あらかじめ確認するようにしましょう。

煙

大量のコーヒー豆を焙煎すれば、煙も多く発生します。

立地にもよりますが、煙を逃す煙突などの設備が必要になります。

壁に穴を開けられるか、煙突を設置できるかは、建物により異なるため、事前に確認しましょう。

場合により、後ほど紹介するアフターバーナーなどの消煙設備が必要になると、追加の費用がかかります。

騒音

家庭用ではあまり問題になりませんが、一部の業務用焙煎機は、音がかなり大きくなります。

近隣の環境によりクレームになることもあるため、どのくらい音がするかは事前に確認しておくと安心です。

焙煎時の音が大きい場合、豆のハゼる音が聞こえなくなるなど、焙煎そのものに影響がある場合もあります。

電気設備

焙煎機によっては、家庭用の電源では動かない場合があります。

電源には、大きさにより次の2種類があります。

電源の種類
  1. 家庭用:単相
  2. 業務用:三相

焙煎機の仕様書には、必要な電源の種類が記載されているので、こちらも忘れずに確認しましょう。

業務用コーヒー焙煎機と一緒に揃えたい5つの周辺機器

業務用コーヒー焙煎機と一緒に揃えたい5つの周辺機器

ここでは、業務用コーヒー焙煎機を購入する際にあると便利な周辺機器を紹介します。

必須ではありませんが、周辺環境への配慮や品質の安定など、業務として焙煎する場合は揃えておくと便利です。

具体的には、以下の5つです。

機器名用途
アフターバーナー煙を抑える
色彩計焙煎度を安定させる
ローストロガー品質を高める
ブレンダー味のバリエーションを増やす
業務用のコーヒー生豆コストを下げる

順番に解説します。

アフターバーナー

アフターバーナー

アフターバーナーとは、焙煎時に発生する煙を抑える設備です。

400度〜600度の超高温の炎で煙を燃やすことで、排出される煙と匂いを減らすことができます。

以下のように、煙が発生すると近隣から苦情が来てしまう場合に使用します。

アフターバーナーを使用する場面
  1. 住宅街
  2. アパレルショップの近く
  3. 大量の焙煎で煙の量が多い

アフターバーナーは非常に高額で、100万円〜200万円ほどします。

しかし、クレームが来てから対応するとさらに大変なので、初めから設置しているロースターも多いです。

商業施設内など、火を使えない場合は、「ノンスモークフィルター」と呼ばれる消煙設備を使います。

こちらは火を使わず安全ですが、煙の成分を石灰などに付着させて処理するため、定期的なメンテナンスが必要になります。

色彩計

コーヒー豆 焙煎度合い
※焙煎(ロースト)8段階

色彩計は、焙煎したコーヒー豆の「色」を測る機械です。

商品としてコーヒー豆を焙煎する場合、毎回品質が安定していることが重要です。

同じ焙煎度合いにできているかを測る目安の一つとして、コーヒー豆の色を測定します。

コーヒー業界では、次の2つの数値を使って色を判断します。

コーヒー業界で使用する色の基準
  1. L値
  2. アグトロン値

日本ではL値、アメリカではアグトロン値が使われることが多いようです。

ただし、豆の種類によって同じ焙煎度合いでも数値は変わるため、あくまで目安になります。

より精度の高い焙煎をしたい方は導入を考えても良いでしょう。

ローストロガー

ローストロガー

安定した焙煎をするには、焙煎の時間や温度などを細かく記録する必要があります。

焙煎機本体に記録する機能が付いている場合もありますが、ない場合も専用のソフトを使うことができます。

よく使われるものとして、以下のソフトがあります。

よく使用されるローストロガー
  1. Artisan
  2. ロースティングコンパス
  3. Cropster

PCと焙煎機を繋いでデータを記録することで、より安定した焙煎が可能になります。

ブレンダー

ブレンダー

ブレンダーとは、焙煎した豆同士を混ぜてブレンドを作る設備です。

コーヒーのブレンドは、いつブレンドするかによって以下の2つに分かれます。

ブレンドの種類
  1. プレミックス:生豆でブレンドし一緒に焙煎する
  2. アフターミックス:別々に焙煎して後からブレンドする

大量のコーヒー豆を手作業で混ぜると大変なので、専用の機械を使います。

設備投資が必要ですが、ブレンドのバリエーションを増やすことができます。

業務用のコーヒー生豆

機器ではありませんが、焙煎する量が増えてきたら、5kgや10kgのような、大きな単位で生豆を購入することもできます。

一般的に量が多いほうが、割引されるため価格が安くなります。

商社によっては、そもそも少ない量では購入できない場合もあります。

焙煎量が多くなると、仕入れ先の幅も広がります。

業務用コーヒー焙煎機を購入前に試す方法

業務用コーヒー焙煎機を購入前に試す方法

業務用の焙煎機を扱ったことのない方は、実際に購入する前に試してみたいですよね。

焙煎機を試す方法は主に2つです。

業務用コーヒー焙煎機を試す方法
  • 焙煎セミナーで試す
  • シェアロースターで試す

順番に見ていきましょう。

焙煎セミナーで試す

ロースターや焙煎機メーカーでは、焙煎のセミナーが開催されていることがあります。

実際の業務用焙煎機を使って、焙煎しながら学ぶことができます。

費用は、およそ1万円〜10万円です。

焙煎の技術も同時に学びたい方におすすめです。

シェアロースターで試す

シェアロースターで試す

シェアロースターは、業務用の焙煎機を時間貸しするサービスです。

北欧では広く根付いているサービスで、日本でも増えています。

実際に焙煎機を使って、自分で用意した生豆を焙煎できます。

生豆や焙煎指導がセットで付いているサービスもあります。

複数の焙煎機を比べて試したい方におすすめです。

業務用コーヒー焙煎機を使って焙煎を極めよう!

業務用コーヒー焙煎機を使って焙煎を極めよう!

いかがでしたか。

業務用コーヒー焙煎機の選び方と、おすすめを9選紹介しました。

本記事の要点をまとめると次のとおりです。

この記事の要点
  • 家庭用と業務用の違いは、容量・味の安定性・値段の3つ
  • 業務用コーヒー焙煎機を選ぶポイントは、焙煎方式・熱源など6つ
  • 設置の注意点は、煙や電気設備など5つ
  • おすすめの業務用コーヒー焙煎機は、「KALDI フォーティス」「Aillio焙煎機」など9つ
  • 購入前には、セミナーやシェアロースターで試すのがおすすめ

焙煎機の購入は大きな投資ですが、品質やオペレーションの改善などメリットも多くあります。

あなたにしかできない焙煎を極めるために、ぜひ業務用コーヒー焙煎機の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

業務用コーヒー焙煎機のおすすめ人気ランキング9選!小型から大型まで

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この記事を書いた人

果香(かか)のアバター 果香(かか) 自家焙煎豆の販売店勤務(6年)/JCQAコーヒーインストラクター1級

自家焙煎豆の販売店で勤務しています。コーヒーの奥深さに魅了され、プライベートでも家庭用の焙煎機を使って自家焙煎を楽しんでいます。

2022年にコーヒー インストラクター1級を取得しました。ますます多様化するコーヒーの世界を、皆様にお伝えできるよう頑張っていきます。

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