今話題のコールドブリューって何?特徴が知りたい。
コールドブリューとアイスコーヒーの違いは何?作り方も知りたい!
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
- コールドブリューの特徴
- コールドブリューとアイスコーヒーの違い
- コールドブリューの美味しい作り方とおすすめのアイテム
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう。
コールドブリューとは?
夏場になると冷たいコーヒーが飲みたくなりませんか?
冷蔵庫から冷えたコーヒーをほしいときにいつでも!そんな希望にお答えできる、おすすめしたいのはコールドブリューです。
アイスコーヒーと何が違うの?という疑問にもお答えします。後ほど詳しく説明します。
コールドブリューは日本の京都が発祥地
世界的にも有名なコールドブリューは実は日本の京都が発祥地だと言われていることをご存知ですか?
16世紀に海外との貿易が盛んになり、鉄砲やキリスト教が伝来していた時代がありました。
その時にコールドブリューについて「日本で作られていたコーヒーだ」という記述があるという一説があります。
コーヒーより前にお茶の文化があった京都では、その方法を利用してお茶のようにコーヒーを抽出したのがはじまりだそうです。
オランダの貿易商が日本へ持ってきたコーヒーが京都で飲まれるようになり、そこから世界的に広がったといわれています。
コールドブリューというとアメリカのイメージを持つ方もいるかもしれません。
その世界的に広がったコールドブリューが、ミルクや砂糖を抑えられる代わりにカフェインが高いといった理由から、アメリカでとてもメジャーになり大規模に売られるようになったのです。
コールドブリューの特徴
時間をかけてゆっくりと抽出をすることでコーヒーの風味を残すことなく出すことができます。
※もちろんカフェインもたくさん出てきます。
特徴はやはり、酸味や苦みを抽出することがないというところです。
コールドブリューのコーヒーはホットブリューのコーヒーに比べて67%の酸味しかありません。
エスプレッソのようなどっしりとした重みとコクのある味わいとはまた別の、あっさりと甘さが際立つ飲みやすい口当たりで、まさに夏にピッタリな冷たいコーヒーです。
コールドブリューは濃いめに抽出されて販売されることも少なくありません。
というのも氷と一緒にグラスに入って出てくるので、氷が溶けて少し薄まることが想定されているからです。
お店で飲んだときに強いなと思うようであれば、水を加えたりミルクを加えたりしても風味は変わらないので自分好みに調節することができるのもコールドブリューの特徴です。
コールドブリューとアイスコーヒーの違い
コールドブリューのその名前とおりに、コールドは「冷たい」ブリューは「抽出」という意味で、水を使って抽出されたコーヒーのことです。
それに対して、アイス「氷」で冷やしたという意味のアイスコーヒーは熱いお湯を使って抽出されたコーヒーです。
したがってアイスコーヒーの方が苦くなっています。
シロップやミルクを入れて味を変えてしまう人もいるのではないでしょうか?
抽出時間にも違いがある
また、抽出時間にも違いがあります。
コールドブリューは時間をかけてゆっくり作られるのに対して、アイスコーヒーはドリップコーヒーと同じように短い時間で作られていますのが大きな違いです。
見た目は似ている2つですが、コールドブリューはやさしい甘みを感じることができるのでそのままストレートでも飲みやすいコーヒーです。
シロップを入れる前にそのオリジナルの味を楽しんでみてください!
コールドブリューの美味しい作り方
実は、コールドブリューは他のコーヒーの入れ方と比べてとてもシンプル、なおかつ簡単に作ることができるのです。
しかしポイントを押さえておかないと、水っぽくなってしまったり苦さやえぐみが前面に出てしまったりすることもあります。
今回紹介する方法は誰が作っても失敗することのない、美味しくクリアなコールドブリューがお家で作れる3つのポイントをお教えします!
コーヒー豆は粗めに挽く
うま味は粗いコーヒー粉からゆっくりでてきます。
均一に挽けていないからといって、少しずつ少しずつ挽き続けているとどんどん細かくなってしまうのでご注意を。
水道水は使わない
一度沸騰させてから冷やしたお湯またはミネラル水を使ってください。
きれいな水をつかうことはコーヒーをいれるにあたって一番大切といってもいいでしょう!
そして、コーヒー豆を水に浸したら、すべての豆が浸かっているのを確認してくださいね。
そのまま触らず一晩寝かす
必要な時間はおおよそ12時間〜15時間。
暗冷所においてください。
必ずしも冷蔵庫にいれないといけないわけではありません。
僕が以前働いていたカフェでは、常温に放置していました。(店の中で安定して涼しい場所でしたが)
一晩かけてゆっくりと抽出されるコーヒーからは、しっかりと凝縮されたうま味を感じることができるでしょう!
翌朝にコーヒーを取り出して出来上がりです。
1カップのコーヒー豆に対して4カップの水を入れるのがおすすめ
あなた好みの強さ弱さのコールドブリューを作るためにも初めは1カップのコーヒー豆に対して4カップの水からスタートすることをおすすめします。
はじめにこのような目安のレシピを試してからコーヒーの量を増やしたり減らしたりしていくこと失敗しないでしょう。
軽めのコールドブリューはそのままで濃いめのコードブルーはミルクと混ぜても美味しく飲むことができますよ。
あなたが美味しいと思うパーフェクトバランスをみつけてください!
一度使ってしまうと何日かに分けて飲むこともできるコールドブリュー。
私が実際に作っている方法は沢山の量を土曜か日曜の夜に仕込んでその翌朝に大きなポットに移して冷蔵庫に入れておきます。
すると飲みたい時にも簡単に飲めますし、一気にたくさん作ることができるため時間短縮にもなってとっても便利です。
コールドブリューのおすすめアイテム5選
実はコールドブリューをお家でいれるにあたって、特別なアイテムは必ずしも必要ではありません。
どんなポットでもいれることができます。しかしフィルターに関しては注意しなければなりません。
フィルターの目が粗いとコーヒーの粉が通り抜けてしまい、せっかくのコールドブリューが濁ってしまいます。
また目が細かすぎると全てのうま味を抽出しきることができなくて、風味が減ってしまうなどといったことがおこる可能性があります。
そんなトラブルを防ぐためにも、それぞれのコーヒーメーカーからオススメポットを販売していますので紹介します。
その機能はもちろんのこと、見た目にもかわいいポットもありますよ。
1. キッチンエイド KCM4212SX コールドブリューコーヒーメーカー
コマーシャルキッチン用品もてがけているキッチンエイドのポットです。
使い勝手いいことまちがいなし!
滑らかで豊かなフルボディの風味が堪能できますよ。
2. HARIO(ハリオ) 水出し珈琲ポット ショコラブラウン 8杯用
安心・安全でみんなに愛される日本ブランドのハリオポットは、1リットルで扱いやすいサイズです。
Amazonでもベストセラーのアイテムで、手軽で美味しいコールドブリューが作れます。
水出し珈琲手間なく作れ、そのまま保存できるポット。
水でじっくり珈琲を抽出するので、珈琲豆本来の味と香りが楽しめます。
細かなメッシュの長いストレーナー付きで、食器洗い乾燥機の使用可能です。
価格は¥1,627。
3. Toddy Commercial 水出しシステムコーヒーメーカー
英語だと「TODDY / COLD BREW COFFEE MAKER」。
こちらは大きな2リットルです。
コールドブリューは時間をかけて少しずつ楽しむこともできるので、大きなサイズがありがたいですね。
4. OXO BREW コールドブリュー 濃縮コーヒーメーカー
1〜2杯の少量の抽出に向いているサイズで、抽出後のビーカーにフタをできる専用コルクもついてくるのでフレッシュに保存することができます。
価格は¥4,069。
5. BODUM ボダム ビーン フレンチプレス アイスコーヒーメーカー
世界で有名なコーヒーメーカーボダムからは、プラスチックの容器とシリコンの取っ手で手触りも良くデザインされたポットが人気です。
価格は¥6,033。
今話題のコールドブリューコーヒーを堪能しよう!
いかがでしたでしょうか?
話題のコールドブリューについて、アイスコーヒーとの違いから作り方まで踏まえて解説しました。
アイスコーヒーとコールドブリューの決定的な違いは、水でコーヒーを淹れるかお湯で淹れるのかです。
これによって、味は劇的に変わってきます。
今回紹介した作り方を参考にしながら、おすすめアイテムを入手して今話題のコールドブリューコーヒーを堪能しましょう!