おすすめのコーヒーフィルターが知りたい!
コーヒーフィルターの種類がよくわからない…。
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
金属製のものから陶器製のものまで様々なコーヒーフィルターを踏まえながら、正しい使い方も徹底解説!悩んでいる方は必見です。
- コーヒーフィルターの種類は大きく4つある
- おすすめのコーヒーフィルターは「ハリオ V60用 ペーパーフィルター 02W」「メリタ コーヒーフィルター グルメ」などがある
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう。
コーヒーフィルターの種類
コーヒーフィルターの種類は大きく分けて以下の4つです。
- ペーパフィルター
- 金属フィルター
- ネルフィルター
- セラミックフィルター
1つ1つ細かく解説します。
ペーパーフィルター
ペーパーフィルターは使い捨てのフィルターのため、コーヒー粉の処理やお手入れが不要です・
その手軽さからかなりの人気を誇っています。
素材が紙というだけあって細かな繊維が特徴的。
この細かいフィルターによって、豆から出た油分がろ過され抽出されたコーヒーはスッキリとした味わいになります。
また、ドリッパーの形状によってペーパーフィルターの形にも違いがあります。
円錐型フィルター
ハリオV60などの円錐形のドリッパーに使われるタイプのペーパーフィルターです。
ペーパーフィルターをドリッパーにセットするときは、1か所折り目をつければいいだけで、とても簡単に使うことが出来ます。
ドリッパーを円錐形にすると、ペーパーフィルターの中にコーヒーを入れたとき、先が細い分コーヒーの粉の層に厚みが出ます。
その分、豆に含まれている余分な油分をペーパーフィルターが吸収してくれるため、スッキリとした味わいのコーヒーを抽出出来ます。
コーヒーの成分を多く抽出できる
また、コーヒー豆にお湯を注ぐと、円錐の中央にあるコーヒーの厚い層に向かってまっすぐお湯が流れます。
コーヒーを抽出する時間は短いのですが、結果的にお湯がコーヒー豆に触れる時間が長くなるのが特徴です。
そのため、他のペーパーフィルターと比較すると、コーヒーの成分をより多く抽出することができるのです。
円錐形フィルターのおすすめは以下の記事を参考にしてください!
台形型フィルター
メリタ式やカリタ式といった、底面に穴が開いている台形のドリッパーに使用するペーパーフィルターです。
ペーパーフィルターの底面と両サイドを折ってドリッパーにセットするものと、側面が波型のひだになっているウェーブタイプがあります。
円錐形のドリッパーと違い、台形型のドリッパーは底面に小さな穴が空いているだけになるため、コーヒーを抽出するのに時間がかかります。
コーヒーの抽出時間が長いと、苦味が出やすくなるため、しっかりとしたボディを感じるコーヒーを淹れることが出来ます。
雑味が出にくい
また、フィルターに触れるコーヒーの面積が大きいため、雑味が出にくいのも良いところです。
ただし、円錐形のものと比較すると、お湯を注ぐ量やタイミングなど、ちょっとした淹れ方で味わいに変化が出ます。
そのため、美味しく淹れるのにはちょっとしたコツと慣れが必要です。
ペーパーフィルターのメリットとデメリット
メリット
ペーパーフィルターはスーパーやコンビニなどでも購入することが出来るため、入手しやすいのがいいところです。
また、コーヒーを抽出し終えたら、フィルターごとコーヒーかすを捨てることができるため、後片付けも簡単です。
デメリット
利便性や衛生面を考えると手軽でいいペーパーフィルターは、その一方で使い捨てであることから、毎日何杯もハンドドリップする場合、ランニングコストがかかります。
また、ペーパーフィルターは、コーヒー豆が本来持つ香りや風味を含む油分を吸収してしまいます。
スッキリとした味わいになる一方で、コーヒー本来の味わいを楽しみたい人にとっては、その風味を吸ってしまうため、デメリットになるといえるでしょう。
金属フィルター
金属フィルターは、その名前の通り、金属でできたコーヒーフィルターです。
フィルターに使われている金属にもいろいろ種類がありますが、ステンレスや純金でメッキ加工されたものや、チタンコートされたものなどが主流です。
フィルターはメッシュになっており、シングルメッシュやダブルメッシュといった、目の細かさも選ぶことが出来ます。
金属フィルターは抽出のスピードが速いためコーヒーの成分が直接的に抽出されます。
また、金属でできているため、ペーパーフィルターのように抽出時に油分を吸うことがなく、旨味成分もたっぷり抽出されるのが特徴です。
香りが強くコーヒー本来の旨み&甘みを味わうことができるフィルターとなっています。
形状は円錐形のものが主流になっています。
金属フィルターのメリットとデメリット
メリット
金属フィルターのメリットは、やはりなんといっても香りや風味がつまったコーヒーオイルを吸着することがないため、豆本来の味わいを楽しむことができることでしょう。
また、ペーパーフィルターと違い、しっかり洗浄すれば繰り返し使うことが出来ます。
購入時の価格は少し高くても、長い目で見ると経済的でもあります。
金属フィルターは、衛生的で環境にもやさしいといえるでしょう。
デメリット
ペーパーフィルターと比較すると、シングルメッシュのフィルターでは目が粗いため、コーヒーの微粉がカップの底に残ります。
金属フィルターを使用すると、フレンチプレスで淹れたコーヒーのような、ザラつきを感じることもあります。
しかし、目の細かいダブルメッシュのものを使用すると、今度はコーヒーの粉で目詰まりをしてしまうことも。
そして、使い捨てではないので、後片付けをしなくてはなりません。
しっかりと洗うようにしないと、コーヒーの匂いが移ってしまったり、目詰まりのもとになってしまう可能性があります。
ステンレスフィルターについて気になる方は、以下の記事をチェック!
ネルフィルター
太く短い「紡毛糸(ぼうもういと)」を、織って布にしてから起毛加工した「フランネル」。
そのやわらかく目の細かい生地を使用し、袋状にしたフィルターを、ネルフィルターといいます。
ネルフィルターは、ペーパーフィルターと比べると味わいがハッキリとしていて、金属フィルターと比べるとマイルドな味なのが特徴。
ペーパーフィルターと比べると目が粗く、コーヒーオイルがしっかりと抽出されるためです。
コーヒーの雑味や細かい粉はネルフィルターでろ過されるため、コーヒーの旨みや甘みを十分に抽出してくれます。
コーヒーの抽出速度も一定になりやすく、香りや風味が均一になる上に、ネルフィルターから空気が抜けるため、程よくコーヒー豆を蒸らす効果もあります。
まろやかで口当たりの良いコーヒーに仕上がるね。
そして、ペーパーフィルターのように使い捨てではなく、洗って何度も繰り返し使います。
メンテナンスも含めて手間暇はかかりますが、そのコーヒーの味わいに魅了される人が多いフィルターです。
ネルフィルターのメリットとデメリット
メリット
ネルフィルターを使うメリットはなんといっても、まろやかで重厚感のあるコーヒーを淹れることができること。
抽出の仕方もシンプルで、ペーパーフィルターを使用するのとあまり変わりません。
香味の際立つ安定感のあるコーヒーを淹れることができるので、ファンが多いのもうなずけます。
デメリット
ネルフィルターのデメリットは、やはりそのメンテナンスの手間にあるといえるでしょう。
新品のネルには漂白剤やノリ、蛍光塗料といった、布を出荷するときに使われる薬品などが残っていることがあります。
そのため、使う前に熱湯で煮沸消毒する必要があります。
このときコーヒーかすと一緒に煮込むと、匂いが中和されるよ。
定期的に交換も必要
また、使用後には繊維の間にコーヒーの微粉が残らないようにきれいに洗浄しなければなりません。
さらにそれを水を張った容器に入れて冷蔵庫で保存する必要があり、1日1回は水を変えなければいけません。
また、何度も使っていくうちに目詰まりをするようになり、抽出も不安定になります。
表面の起毛が抜けてきてしまったら、ネルフィルターは寿命が来ているので処分しましょう。
ネルフィルターは繰り返し使うことが出来ますが、金属フィルターのようにずっと使えるものではありません。
毎日コーヒーを抽出した場合、大体2週間程度で交換が必要になります。
ネルドリップについて気になる方は、以下の記事をチェック!
セラミックフィルター
セラミックは広く陶磁器のことを指しますが、コーヒーを淹れるときにフィルターとして使われるのは、最先端の技術を用いて作られる、多孔質のセラミック。
ペーパーやネルを使う必要はなく、ドリッパーそのものがフィルターを兼ねており、直接コーヒーの粉を入れて抽出することが出来ます。
セラミックには50ミクロンという、髪の毛ほどの小さな穴が無数に空いています。
そのきめ細かい無数の穴と、セラミックが出す遠赤外線が、水道水に含まれるカルキなどの不純物を濾過してくれます。
目は細かいですが、ペーパーフィルターよりは粗いので、コーヒーオイルはそのままに、しかし雑味は取り除いてくれるのが特徴です。
そのため、まろやかで口当たりの良いコーヒーを淹れることが出来ます。
セラミックフィルターのメリットとデメリット
メリット
セラミックフィルターはドリッパーがフィルターの役割をするため、ペーパーなどが必要ありません。
繰り返し洗って使うことができるので経済的で環境にもやさしいフィルターです。
コーヒーを抽出するだけでなく、水道水を注いで浄水器のように使うことも出来ます。
ペーパーフィルターよりも目が粗いため、ネルフィルターのような香味が際立つコーヒーを抽出でき、無数の穴が雑味を取り除いてくれます。
デメリット
セラミックフィルターは使い捨てのフィルターではないので、メンテナンスが必要になります。
コーヒーを抽出したら早めにコーヒーかすを捨て、流水できれいに洗わないとなりません。
使う前にも水通しをする必要があったり、使い続けるうちに目詰まりを起こすので、そのときには煮沸したりガスコンロで焼き切ったりして手入れしなければなりません。
また、フィルター自体がやや高価で、落とすと割れてしまうため、取り扱いにも注意する必要があります。
セラミック(陶器製)ドリッパーのおすすめは、以下の記事を参考にしてください!
【種類別】コーヒーフィルターの人気おすすめ20選!金属製から陶器製まで紹介
では早速ですが、コーヒーフィルターの人気おすすめを20選紹介します!
今回は種類別におすすめを順番にお伝えしていきます。
タップするとその見出しに飛びます
ペーパーフィルター
ペーパーフィルターのおすすめをまとめると以下の通りです。
- ハリオ V60用 ペーパーフィルター 02W
- メリタ コーヒーフィルター グルメ
- ケメックス フィルターペーパー ボンデッド 3カップ用
- 無印良品 コーヒーフィルター
- カリタ バスケットフィルター205
1. 成分がしっかり抽出できるコーヒーフィルター「ハリオ V60用 ペーパーフィルター 02W」
最初に紹介するおすすめのコーヒーフィルターは「ハリオ V60用 ペーパーフィルター 02W」。
有名メーカーの純正品、ハリオ製品でありながらこの価格で購入できるのはハリオの魅力でしょう。
こちらのフィルターは、漂白タイプですが酵素を使っているので安心・安全です。
円錐型はコーヒーの層が厚くできるため、お湯が長く触れて成分を十分に抽出できるのも嬉しいポイント。
価格は1,500円。
2. S字の凹凸がコーヒーオイルをしっかり抽出する「メリタ コーヒーフィルター グルメ」
次に紹介するのはドイツの大手メーカー、メリタのペーパーフィルター「グルメ」です。
他のメーカーのペーパーフィルターと違い、ビニール袋などに入ったフィルターが箱に入っているかと思いきや、ダイレクトにフィルターが入っています。
これは、紙でできたフィルターは呼吸をしているから、という考え方に基づくもの。
ビニール袋などに密閉していない分、劣化しにくいのだといいます。
そしてなんといっても一番の特徴は未晒しのフィルターの表面に施された、S字のような凹凸の模様。
この凹凸の部分は薄くなって穴が空いており、ここからコーヒーの香味が含まれるコーヒーオイルを抽出する仕組みになっています。
香り高いコーヒーが楽しめる
抽出時間は意外にも長めなので、その分香りの高いコーヒーを淹れることが出来ます。
価格は4~8杯用が80枚入りで¥495と、とても手頃なのも嬉しいところです。
3. しっかりと雑味を取り除いてくれる「ケメックス フィルターペーパー ボンデッド 3カップ用」
よく、おしゃれな雑貨店などで売られている独特の形をしたコーヒーの抽出器具である「ケメックス」。
ドリッパーとサーバーが合体し、注ぐときに手が触れる部分には木でできた持ち手がついており、シンプルで美しいことから、ニューヨーク近代美術館にも展示されているほど。
ケメックスはおしゃれなだけでなく、コーヒーの抽出器具としても優れており、世界中に愛用者がいることでも知られています。
そのケメックスには専用のペーパーフィルターがあるのですが、他の円錐形のドリッパーにも使えます。
半円にの中央部分に小さな半円がついた、独特の形をしたフィルターを折りたたんで、ドリッパーにセットして使用します。
ケメックスのフィルターは通常のペーパーフィルターと比較すると2~3割強度が高く、コーヒーに含まれる雑味を取り除いてくれるのが特徴です。
よりクリアでスッキリとしたコーヒーを楽しみたい人におすすめのフィルターです。
価格は100枚入りで¥2,420。
ケメックスの特徴や他のおすすめについては、以下の記事をチェック!
4. フィルターを開くときもストレスフリー「無印良品 コーヒーフィルター」
さまざまな生活用品や食品が揃うことでおなじみの無印良品ですが、コーヒーフィルターももちろん販売しています。
ナチュラル志向な無印らしく、ペーパーフィルターは未晒しのものを取り扱っていて、販売している陶器製のドリッパーに合わせた、台形タイプのものになります。
無印良品のペーパーフィルターの特徴は、フィルターの上端にカットされている部分があること。
ぴっちりと重なっていることが多いペーパーフィルターですが、カットされている部分があることで、フィルターを開きやすくなっています。
コーヒーを淹れるときもストレスフリーで、リラックスしてコーヒーを淹れることができそうです。
60枚入りで¥99と、毎日たくさん使ってもお財布にやさしい価格です。
無印良品のコーヒーアイテムについては、以下の記事を参考にしてください!
5. 安定感のある味わいのコーヒーが抽出できる「カリタ バスケットフィルター205」
底面に3つ並んだ穴が空いた、台形型のドリッパー「カリタ式」で知られているカリタですが、最近は3つの穴が放射状に空いている「ウェーブドリッパー」を展開しています。
そのウェーブドリッパー専用のペーパーフィルターがバスケットフィルターです。
フィルターの縁が波打つような形状になっており、ドリッパーにすぽんとセットして使うようになっています。
フィルターに施されたウェーブは全部で20個。
このウェーブがドリッパーとの接触面を減らし、抽出スピードを早めてくれることと、底面が平らになっているため、中央にお湯を注ぐと放射状にお湯が広がって、コーヒーの粉に均一にお湯がなじむ仕組みになっています。
そのため、多少お湯の注ぎ方にムラがあっても、安定感のある味わいのコーヒーを抽出することが出来ます。
専用のドリッパーが必要になりますが、テクニックいらずで安定した味のコーヒーが楽しめるのは嬉しいですね。
価格は50枚入りで¥484。
ネルフィルター
ネルフィルターのおすすめをまとめると以下の通りです。
- マルタ・ネルドリップコーヒーフィルター【102】2枚入
- ハリオ ネルドリップ ウッドネック
- ユノックス 円錐形フィルターネル
- 丸太衣料 珈琲抽出専用ネル(内起毛)円すい4人用1枚入
6. 目詰まり軽減できるコーヒーフィルター「マルタ・ネルドリップコーヒーフィルター【102】2枚入」
続いて紹介するおすすめのコーヒーフィルターは「メリタ ネルドリップ」。
こちらのネルフィルターは目詰まりの軽減が期待できるコットンに、ポリエステルが20%配合されたフィルターです。
ネルフィルターのエントリーモデルとしてのおすすめ。
価格は¥1,188。
7. 高いコストパフォーマンスと淹れやすさが人気「ハリオ ネルドリップ ウッドネック」
ネルフィルターを導入するときに気になるのは、ペーパーフィルターなどと違って、使う器具も違うことが挙げられます。
ネルフィルターに入れたコーヒーをセットする器具もさまざまで、やぐらやドリップポットなどがあります。
でも「ハリオ ネルドリップ ウッドネック」なら、これひとつだけ購入すればすぐにネルドリップのコーヒーを淹れて楽しむことが出来ます。
ネルフィルターには付属の木製ハンドルに通すための穴がついているため、フィルターそのものの取り外しも簡単で、ネルフィルターだけ煮沸するのもラクラクです。
そしてハンドル付きなのに価格も¥1,155と手頃なのもポイントです。
何度も繰り返し使えることを考えると、コストパフォーマンスは抜群だといえるでしょう。
8. ペーパーフィルター感覚で使えるネルフィルター「ユノックス 円錐形フィルターネル」
ネルフィルターで淹れたまろやかな味のコーヒーは好きだけれど、ハンドルなどにセットする手間がかかるのがネックになって、長続きしなかった人もいるのではないでしょうか。
そんな人におすすめなのが「ユノックス 円錐形フィルターネル」です。
ペーパーフィルター用の円錐形ドリッパーに、セットして使うことができるネルフィルターで、手軽にネルドリップを取り入れることができるのが魅力です。
ペーパーフィルターの紙の匂いが気になる人や、ネルドリップに興味はありつつも、手間がかかりそうでなんとなく手が出ない人にぴったりのフィルターです。
価格は3枚入りで¥1,210円と手頃。
水を張った保存容器に入れて毎日交換して使えば、ペーパーフィルターには戻れなくなるかもしれません。
9. ペーパーフィルター感覚で60回の使用に耐える「丸太衣料 珈琲抽出専用ネル(内起毛)円すい4人用1枚入」
ハリオなどの円錐形ドリッパーに対応するネルフィルターは、業務用のメーカーからも一般向けに販売されています。
「丸太衣料 珈琲抽出専用ネル(内起毛)円すい4人用1枚入」は、円錐型フィルターと同じ形をしたネルフィルターです。
丸太衣料は業務用のネルフィルターや、寿司職人専用のさらしを製造販売している愛知県の会社で、プロも愛用する品質の高い製品を作っています。
「丸太衣料 珈琲抽出専用ネル(内起毛)円すい4人用1枚入」は、コーヒー抽出専用の内起毛のネルを使用しており、コットン80%、ポリエステル20%なので目詰りしにくく、60回使える耐久性の高さが魅力です。
そして何より、円錐型のドリッパーにセットしてペーパーフィルター感覚で使えるのが好ポイント。
ネルドリップに挑戦したいけれど、なんだか難しそうと思っている人にとって、その扉を開けるきっかけになってくれそうです。
価格は1枚入りで¥660。
10. ネルの生地による味わいの違いが楽しめる「丸太衣料 ネルドリップ三昧 4種味比べ」
ネルドリップと一口に言っても、実はとても奥が深いもの。
コーヒーフィルターに適したネル生地は4種類あり、そこからさらに内側に起毛があるタイプと、外側にあるタイプとに分けられます。
ネルフィルターに使う生地の違いを、実際にコーヒーを入れて実感できるのが、丸太衣料の「ネルドリップ三昧 4種味比べ」です。
フィルターは、「珈琲抽出専用ネル」「綿綾ネル生地」「ソフトネル生地」「平織りネル生地」の4種類が手付き金具とともにセットになっています。
奥深いネルフィルターの世界の、さらに奥にいざなってくれる、業務用のネルを扱う会社ならではの趣味性の高いセットです。
価格は¥2,200。
金属フィルター
金属フィルターのおすすめをまとめると以下の通りです。
- E-PRANCE コーヒードリッパー ステンレスフィルター
- KINTO SCS-S02 ブリューワースタンドセット
- コレス ゴールドコーンフィルター&サーバー C751GD
- SRIWATANA コーヒードリッパー ステンレスフィルター 2層メッシュ
- ストリックスデザイン ペーパーフィルターのいらないステンレスコーヒードリッパー101
11. 高品質金属コーヒーフィルター「E-PRANCE コーヒードリッパー ステンレスフィルター」
続いて紹介するおすすめのコーヒーフィルターは「E-PRANCE コーヒードリッパー ステンレスフィルター」。
金属(ステンレス)フィルターなので、紙フィルターが不要です。
そのため経済的な生活が楽しめ、エコで環境に優しい。
高品質の防錆ステレンス製のため、耐久性と熱伝導が良くコーヒーの温度と栄養価の高い香りを完璧な状態に保つことが可能です。
二重メッシュで目詰まりしにくい
内側にはステンレス316とあや織りのメッシュを使用し、流れがスムーズかつ均一で目詰まりしにくくなっています。
蜂窩状のフィルター穴のデザインとなっていて、全体的に美しく高級感溢れる見た目です。
熱湯を注ぐ際にやけどや熱にさらされるのを防ぐため、耐熱性の握りやすいシリカゲル製ハンドルが付いています。
コーヒーを淹れる時も安全だね。
また付属のブラシを柔らかく擦るだけで、すぐ綺麗になるのも嬉しいポイント。
価格は¥1,680。
12. 金属・ステンレス製のコーヒーフィルター「KINTO SCS-S02 ブリューワースタンドセット」
続いて紹介するおすすめのコーヒーフィルターは「KINTO SCS-S02 ブリューワースタンドセット」。
KINTOの「SLOW COFFEE STYLE Specialty」から出された円錐型のコーヒーフィルターです。
金属(ステンレス)部分にチタンコーティングがなされています。
それによって、匂い移りが少ないのも魅力的です。
価格は¥15,850とお高めですが、買う価値はあります。
13. スペシャルティコーヒーを淹れるのに使いたい!「コレス ゴールドコーンフィルター&サーバー C751GD」
コレスは純金コーティングを施した金属フィルターを中心に展開しているブランド。
スペシャルティコーヒーの個性を最大限に引き出すことを目的とした金属フィルターに定評があります。
丸山珈琲と共同開発した、純金コーティングのコーンフィルターは縦長のメッシュが施されており、コーヒーの香味成分が多く含まれるコーヒーオイルがたっぷりと抽出出来ます。
個性的なフォルムのガラス製サーバーは、スペシャルティコーヒーの芳しい香りをさらに引き立てる形状。
見て美しく、その使いやすさに手放せなくなること間違いなしです。
価格は¥13,200とちょっぴり高めですが、毎日を特別なものにしてくれそうです。
14. ダブルメッシュで微粉レス&専用ブラシ付き「SRIWATANA コーヒードリッパー ステンレスフィルター 2層メッシュ」
金属フィルターのデメリットのひとつが、コーヒーの微粉がカップに残って、舌触りが悪くなること。
でも、ダブルメッシュの金属フィルターなら、そんなストレスから開放してくれます。
SRIWATANAのドリッパーはダブルメッシュの表面に七宝つなぎの模様が施されていて、どこか和のテイストも感じるスタイリッシュなデザイン。
目詰りしやすいダブルメッシュですが、専用のブラシも付属していて、洗浄するのもらくらくです。
価格も¥1,940とお財布にもやさしいのがありがたいですね。
15. マグカップの上にそのまま乗せて使える「ストリックスデザイン ペーパーフィルターのいらないステンレスコーヒードリッパー101」
金属フィルターというと円錐形のものが主流の中、台形型の1つ穴タイプを取り入れているのがこの商品の大きな特徴です。
ストリックスデザインは、サステイナブルで毎日がちょっぴり楽しくなるテーブルウェアなどを販売しているブランド。
このドリッパーは、マグカップに乗せてダイレクトにコーヒーをドリップして楽しめるサイズに作られており、サーバーを用意する手間が省けます。
後片付けも簡単に済んで、価格も¥1,296と手軽に取り入れられるのがポイントです。
セラミックフィルター
セラミックフィルターのおすすめをまとめると以下の通りです。
- 有田焼 ニューセラミックフィルター
- ロカ セラミックフィルター
- COFIL セラミックフィルター
- 月兎印 セラフィルター
- +d Kinome
16. 陶器製のコーヒーフィルターならコレ「有田焼 ニューセラミックフィルター」
続いて紹介するおすすめのコーヒーフィルターは「有田焼 ニューセラミックフィルター 大」。
陶器製のコーヒーフィルターなら間違いなく買いの商品です。
こちらのコーヒーフィルターは口が大きく開いている形状のため、マグカップにもそのままのせることができる構造となっています。
浄水器としての機能もあるので、紅茶を入れる際やお料理にも使うこともできる便利なフィルターです。
目詰まりもガスコンロで焼き切れば、解決です。
価格は¥2,500。
17.甘さ際立つ陶器製のコーヒーフィルター「ロカ セラミックフィルター」
最後に紹介するおすすめのコーヒーフィルターは「ロカ セラミックフィルター」。
科学的にも実証されたほどの陶器製コーヒーフィルターです。
ペーパー(紙)フィルターに比べて、甘みが増した味わいはやみつきになります。
デザイン性にも優れており、カップに置いた際の滑り止めの役割を果たしてくれます。
目詰まりのお手入れも、煮沸で解消できるのもおすすめのポイントです。
価格は\3,300。
18. 波佐見焼の職人の技が詰まったセラミックフィルター「COFIL セラミックフィルター」
このセラミックフィルターを作っているのは、波佐見焼の産地にある長崎県の「139GAMA(いっさくがま)」。
これまでのセラミックフィルターは、使っているうちにどうしても目詰りしてしまうのが欠点でした。
しかし「COFIL セラミックフィルター」は釉薬が溶ける温度をコントロールすることで微細な凹凸を表面に作り出し、目詰まりしにくくなっています。
三角形のフォルムが可愛いフィルターサーバーは5色展開で、好みのものを選べるのも嬉しいポイント。
マグカップの上に直接乗せて使えるのも便利です。
価格は¥4,180。
19. オールジャパンの技術の粋がコーヒーを味わい深くする「月兎印 セラフィルター」
月兎印は生活用品全般を扱うフジイのオリジナルブランドで、野田琺瑯をはじめとするクオリティの高い日本製の生活雑貨を手掛けていることで定評のあるブランドです。
400年の歴史がある、佐賀県の焼き物として知られる有田焼の技術とコラボし、洗練された技術と、ていねいな暮らしを思わせるデザインが特徴です。
月兎印のセラフィルターは、マグカップに直接乗せるのに使える円形のスタンドも付属していて、手軽に使えるタイプになっています。
セラフィルターが入っている紺色のボックスも、レトロで雰囲気があり、ギフトにするのにもぴったりです。
価格は¥5,500。
20. 植物に水をあげるようにコーヒーを淹れられる「+d Kinome」
フィルターの中央に、シリコンで出来た小さな植物の芽がついている、まるで植木鉢のようなセラミックフィルターです。
この個性的なセラミックフィルターを作っているのは、デザインでモノに命を吹き込むことで人気のあるアッシュコンセプトです。
フィルターにコーヒーの粉を入れて、芽にお水をあげるようにお湯を注げば、美味しいコーヒーを淹れる作業も、癒やしの時間になります。
マグカップに乗せてドリップすることも出来、スタンドも付属しています。
そのままキッチンに置いておくだけでもやさしい気持ちになれそうなセラミックフィルターです。
価格は¥5,500。
それぞれのコーヒーフィルターの使い方
ここではこれまで解説してきたコーヒーフィルターの使い方を紹介していきます。
まずはペーパーフィルターから解説します。
ペーパーフィルター
ペーパーフィルターには真っ白な「酸素漂白フィルター」と、茶色っぽい色をした「未晒しフィルター」があります。
漂白タイプ
酸素漂白フィルターは、紙特有の色と匂いを酸素漂白して取り除いているため、コーヒーの繊細な味わいを楽しみたい人におすすめです。
未晒しタイプ
未晒しのフィルターは、薬剤を使って紙を漂白せず、水に浸して作ることから、環境にやさしいタイプだといえるでしょう。
紙の匂いの取り方
ペーパーフィルターには独特の紙の匂いがあります。
特に、未晒しのペーパーフィルターは紙の匂いを強く感じる傾向があります。
ペーパーフィルターの匂いが気になる場合は下記の方法で匂いを取ることが出来ます。
ペーパーフィルターが入っている袋から出して保管する
単純な方法ですが、購入してから袋から出して、しばらくの間、広げて干すようにすると匂いが飛び、紙臭さが気にならなくなります。
袋などで保管し、すぐに使いたい場合におすすめの方法です。
ペーパーフィルターを湯通しする
ドリッパーにペーパーフィルターをセットし、コーヒーカップ2杯分ほどの熱湯をかけて湯通しします。
熱湯が紙臭さを流してくれます。
ペーパーフィルターを使ったコーヒーの淹れ方
- コーヒー豆(挽いたもの)
- ドリッパー
- コーヒーサーバー
- ペーパーフィルター
- ケトル
- 計量スプーン
- タイマー
- コーヒーカップ
- 最初に使う器具を温めます。淹れたコーヒーの温度が下がってしまわないように、ドリッパーにサーバーを乗せてお湯を注ぎます。ドリッパーはふきんで水分を拭き取ります。
- 1.でサーバーに入った熱湯をコーヒーカップに入れて温めます。
- ペーパーフィルターに折り目をつけてからドリッパーに密着するようにペーパーフィルターを開いてセットします。
- 3.に淹れたいコーヒーの杯数分、コーヒー豆をペーパーフィルターに入れます。1杯分のコーヒー豆は10gです。
- コーヒーにお湯を注ぐ前に、タイマーをセットします。2分30秒から3分程度で抽出が終わるようにするとバランスの良い味わいのコーヒーを淹れることが出来ます。
- 1回目のお湯を注ぎます。注ぎ口の細いケトルを使い、内側から外側に向かって円を描くようにしながら、コーヒーの粉にお湯を注いでいきます。ドリッパーからサーバーに抽出されたコーヒーのしずくが落ちるのと同じスピード感を意識しながらお湯を注いでいくのがコツです。
- 1回目のお湯を注ぎ終えたら20秒ほど蒸らします。蒸らしていると、表面に泡が見えてきます。これはコーヒーの粉にお湯が浸透した印です。泡は徐々に消えてきてボソボソとした感じになりますが、これが蒸らしが上手にできた証でもあります。
- 2回目のお湯を注ぎます。今度はたっぷりと、ドリッパーの中央に3センチ位の円を描くイメージで注いでいきます。ペーパーフィルターの縁まで泡がこんもりと広がったら、お湯を注ぐのを一度止めます。
- こんもりと膨らんでいた泡が徐々にくぼんで来たら3回目のお湯を注ぎます。2回目と同じようにドリッパーの中央に3センチほどの円を描くようにお湯を注ぎ、フィルターの縁まで泡がまんべんなく広がったらそこでお湯を注ぐのを止めます。これをコーヒーを淹れたいと思っている量までサーバーの目盛りを見ながら繰り返します。コーヒーを抽出し終えたドリッパーの表面に、細かな泡が残っていれば、お湯を注ぐタイミングが正しかった証拠です。
- サーバーに淹れたい量のコーヒーが入ったら、タイマーを止めてドリッパーを外します。サーバーに入ったコーヒーを軽く揺すって回し、抽出したコーヒーが均一になるようにします。温めておいたコーヒーカップのお湯を捨ててふきんで拭き、コーヒーを注いで出来上がりです。
ネルフィルター
お手入れの仕方
ネルフィルターは使用前・使用後にお手入れをする必要があります。
使用前のネルフィルターのお手入れ
まず、ネルの表面についている漂白剤やノリ、運ばれてくるまでに付着する汚れを落とすために煮沸します。
熱湯に入れて火にかけ、20分煮立てますが、このときに抽出し終えた後のコーヒー粉などを入れて煮ると、コーヒーと馴染みやすくなります。
20分煮たら火を止めて、ネルフィルターをお湯で洗います。
水気がなくなるまでしっかりと数回固くネルフィルターを絞ったら、使用前の作業は終わりです。
ハンドルにセットすればすぐにコーヒーを抽出することが出来ますが、コーヒーを淹れるまで保管しておきたい場合は、保存容器に水を張り、ネルフィルターが浸るようにして冷蔵庫に入れて保管します。
保存容器の水は、雑菌の繁殖などを防ぐため、毎日取り替えるようにしてください。
ネルフィルターを使ったコーヒーの淹れ方
- コーヒー豆(挽いたもの)
- ネルフィルター用のハンドル
- コーヒーサーバー
- ケトル
- 計量スプーン
- 温度計
- タイマー
- コーヒーカップ
- ネルフィルターの使い方はお湯にくぐらせて、温めてからしっかりと水気を絞り、しわを伸ばすのがコツ。フィルターが温かいうちにハンドルにセットして、コーヒーの粉をセットしましょう。
- コーヒーの粉を入れたら少し揺らして、表面が平らになるようにします。サーバーにはお湯を入れて温め、そのお湯をコーヒーカップに注いで温めておきましょう。サーバーはふきんなどで水気を拭き取っておきます。
- コーヒーを淹れるときのお湯は、90度程度が適温なので、一度沸騰させてから温度計で温度が下がるのを見ながら冷まします。
- まず、コーヒーの粉を蒸らすためのお湯を注ぎましょう。ゆっくり全体に行き渡るようお湯を注ぎ、30秒程度蒸らします。注ぎ口の細いケトルを使って、中心から「の」の字を書くようにゆっくりとお湯を注いでいきます。
- コーヒーの粉全体からまんべんなく成分が抽出できるように3回から5回程度に分けてお湯を注いでコーヒーを淹れます。こんもりと膨らんだ泡が消えないうちに次のお湯を注ぐのが美味しく淹れるコツです。ペーパーフィルターと同様に、表面に泡が残れば上手にドリップできたことになります。
- お湯を入れて温めていたコーヒーカップのお湯を捨てて水気を拭き取り、サーバーのコーヒーを少し揺すってから注ぎます。まろやかな美味しいコーヒーの出来上がりです。
コーヒーを抽出した後のネルフィルターのお手入れ
使い終わったネルフィルターはコーヒーの色が出なくなるまできれいに揉み洗いします。
洗い終えたら、水を張った保存容器にネルフィルターが浸るようにして入れて、ふたをして冷蔵庫で保管します。
保存容器の水は毎日こまめに取り替えるようにしましょう。
金属フィルターを使ったコーヒーの淹れ方
- コーヒー豆(挽いたもの)
- 金属フィルター
- コーヒーサーバー
- ケトル
- 計量スプーン
- 温度計
- タイマー
- コーヒーカップ
- まずお湯を沸かし、サーバーにお湯を注いで温めます。サーバーのお湯をコーヒーカップに移し、サーバーはふきんなどで水気を拭き取ります。お湯は90度程度に温度計で測りながら沸騰したものを冷ましておきます。
- 金属フィルターにコーヒーの粉をセットします。表面を平らにならすようにします。
- 金属フィルターをサーバーにセットして、タイマーをスタートさせたら、コーヒーの粉を蒸らすためのお湯を40cc注ぎます。全体にいきわたったら30秒ほど蒸らします。
- 蒸らし終えたら3回から5回に分けてお湯を注ぎます。ペーパーフィルターなどでは「の」の字を描くようにお湯を注ぎますが、金属フィルターの場合は内壁部分に直接お湯がかからないように、フィルターの中央に小さな円を描くことを意識しながらお湯を注ぎます。抽出までのスピードも早いので、全体で2分ほどでコーヒーの抽出を終えます。
- サーバーに抽出したコーヒーは全体を一度揺すって混ぜ、お湯で温めていたコーヒーカップの水気を拭き取ったものに注ぎます。
金属フィルターのお手入れの仕方
細かいメッシュ状になっている金属フィルターは、使い続けるうちに目詰まりを起こしたりします。
そんなときにはお湯で煮沸することで目詰まりも解消され、きれいになります。
あまりにも目詰まりがひどい場合は、家庭用の超音波洗浄機で温水洗浄をすると新品同様にきれいになります。
セラミックフィルターを使ったコーヒーの淹れ方
- コーヒー豆(挽いたもの)
- セラミックフィルター
- コーヒーサーバー
- ケトル
- 計量スプーン
- 温度計
- タイマー
- コーヒーカップ
- まずフィルターにたっぷりのお湯を注ぎます。お湯が通ることを確認するためです。必ず熱湯を使いましょう。サーバーにも熱湯を注いで温め、そのお湯をコーヒーカップに注いで温めておきます。サーバーの水分はふきんなどで拭き取っておきます。
- コーヒーの粉をフィルターにセットします。コーヒー豆は粗挽きにするのがよく、目詰まりも防いでくれます。抽出に使うお湯は沸騰させたものを90度程度に冷まします。
- タイマーをスタートして、まずコーヒー豆を蒸らすためのお湯を注ぎます。豆が浸る程度のお湯が全体にまんべんなくいきわたったら、30秒ほど蒸らします。
- 蒸らし終えたらコーヒーを抽出するためのお湯を注ぎます。ペーパーフィルターなどと比べると、抽出のスピードが早いので、ゆっくりと3回から5回に分けてお湯を注ぎます。2分30秒ほどかけてサーバーにコーヒーを抽出し、全体が均一になるように揺らしてから、温めて水気を拭き取ったコーヒーカップに注ぎましょう。
セラミックフィルターのお手入れの仕方
セラミックフィルターも金属フィルターと同様に、使い続けていると目詰まりを起こします。
コーヒーを抽出したらなるべく早くコーヒーのかすを捨て、コーヒーの粉や油分がフィルターに定着してしまわないように、きれいに洗浄しましょう。
このとき、小さなブラシなどを使って洗うと楽にきれいにすることが出来ます。
目詰りしてしまったときには2種類のメンテナンス方法があります。
重曹を入れたお湯で煮沸する
重曹を入れたお湯で煮沸する
鍋にお湯を沸騰させ、小さじ2杯ほどの重曹を加え、セラミックフィルターを鍋に入れます。
このとき、必ずフィルターの口が上になるようにして鍋の中に入れます。
10~20分ほど煮沸したらお湯を冷まし、フィルターをぬるま湯でよくすすぐように洗って乾かします。
焼成する
ガスコンロの上に網を乗せ、その上にフィルターの口を上に向けた状態でセラミックフィルターを乗せて火にかけます。
中火で焼いていくと、コーヒーのかすが燃えて煙が出てきます。
煙が出なくなるまで10分程度火にかけ、トングなどを使って向きを変えながら全体を焼き上げます。
注意しなくてはいけないのは、セラミックフィルターが濡れていると、火にかけたときに割れてしまうおそれがあることと、焼成してから冷水などで急に冷やすとやはり割れてしまいます。
焼成後は網の上などに置いてゆっくりと室温で冷ますようにしましょう。
あると便利なコーヒーフィルター用ケース
ペーパーフィルターを毎日使う方は、箱やビニール袋から出して、どこにしまっておくか悩んだりしませんか。
専用のケースやホルダーを使えば、スッキリとおしゃれに収納することが出来ます。
マグネット式のホルダーでキッチン周りにストック「コーヒーフィルターホルダー(大・中・小フィルター対応)日本製」
毎日ハンドドリップでコーヒーを淹れるのに、欠かすことのできないーパーフィルターを、スタイリッシュにストックできる木製のホルダーです。
マグネット式のものは金属製のものが多い中、ウォルナットを使ったナチュラルな雰囲気がおしゃれです。
大中小各サイズとも20枚を収納することが出来ます。
価格は¥3,782。
使う頻度が高くないならふた付きがマスト!「山崎実業 コーヒーペーパーフィルターケース トスカ ホワイト 3802」
コーヒーは好きだけど、毎日ハンドドリップで淹れるわけではない方は、ペーパーフィルターを保管するのに、ただビニール袋などに入れて引き出しにしまうだけでは、ホコリや匂いなど、いろいろと気になるものですよね。
そんな方におすすめなのが、スタイリッシュで便利な生活雑貨で知られる、山崎実業の「コーヒーペーパーフィルターケース トスカ ホワイト 3802」です。
シンプルなケースのふたを持ち上げると、ふたの下にフィルターホルダーがついていて、箱の中で浮かせて収納できる形になっています。
しかも、真ん中に仕切りがあるので、1~2杯用と3~4杯用のフィルターを一緒に収納できたり、台形型と円錐型を両方収納することが可能です。
シンプルなデザインなのでどんなキッチンにも馴染むのも嬉しいですね。
価格は¥2,200。
アウトドアにも持っていきたいおしゃれなケース「下村企販 珈琲考具 フィルターケース」
コーヒーが好きな人は、アウトドアで焚き火を楽しんだりするときに、淹れたてのコーヒーを楽しむのは定番中の定番ではないでしょうか。
アウトドアにハンドドリップの道具を持っていくとき、少しだけ持っていけばいいペーパーフィルターは、ジッパーバッグなどに入れてしまいがち。
でも「下村企販 珈琲考具 フィルターケース」のようなおしゃれなケースがあれば、アウトドアでフィルターを取り出すことも楽しくなりそうです。
合成皮革で出来ているので、フィルターに匂いが移ることもなく、コンパクトに収納することが出来ます。
価格は¥1,650。
お気に入りのコーヒーフィルターを見つけよう!
いかがでしたでしょうか?
コーヒーフィルターのおすすめを20選紹介しつつ、その種類から美味しい淹れ方まで解説しました。
コーヒーフィルターには様々で種類がありますが、大きく分けると4つです。
- ペーパフィルター
- 金属フィルター
- ネルフィルター
- セラミックフィルター
是非この種類の違いと使い方をそれぞれ覚えつつ、今回紹介したおすすめのコーヒーフィルターを参考にして、自分のお気に入りのものを見つけてみてください!