缶コーヒーの温め方はどうやるの?安全な方法を教えてください!
ホットの缶コーヒーを飲みたいけど自販機は高い…。まとめ買いした缶コーヒーを温めるグッズを教えて!
こういった疑問や要望にお答えします。
オフィスや外出先で温かい缶コーヒーが飲めたら、心も身体もリラックスしますよね。
缶コーヒーを自分で温める方法を知っていたら、自動販売機で買うよりコスパ高いです。
簡単に温める方法や便利なグッズを知りたい方は必見の情報です。
- 缶コーヒーをそのまま温める場合は3種類の方法がある
- 缶コーヒーを移し替える温め方として「電子レンジ」が一番手軽で早い
- 注意点としては、直火で熱さない、缶ごと電子レンジに入れないなどがある
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
では早速見ていきましょう。
【そのまま温める場合】缶コーヒーの正しい温め方3選
正しい缶コーヒーの温め方で最も大切なことは「安全に温める」こと。
なぜなら缶コーヒーは密閉された製品なので、もしも間違った温め方をすると爆発して大変危険なためです。
でも安全な温め方を知っていれば、まとめ買いの缶コーヒーを美味しくコスパ良く飲めます。
毎回、自動販売機で買うよりはお得。
では缶コーヒーを正しく温める方法3選を紹介します。
- 湯煎
- グッズを使う
- オフィスにも使える「缶ウォーマー」
一つ一つ詳しく解説します。
1. 湯煎
結論からいうと、缶コーヒーを湯煎(ゆせん)で温める方法は以下の2ステップです。
- 90℃程度の熱湯の中に缶コーヒーを缶のまま浸す(ひたす)
- 10分前後で缶を引き上げて完了
※鍋で湯を沸かす場合は、必ずガス火やIHなどの熱源を止めたことを確認したあとに缶コーヒーを入れてください。
加熱し続けると破裂の危険があるからです。
世界初の缶コーヒーを作ったといわれる「UCC」公式サイトの「お客様窓口」Q&Aでは、下記のように缶コーヒーの温め方を説明しています。
Q. 缶コーヒーを温めて飲みたい時はどうしたらいいですか?
A. 缶ごと温める場合缶を湯煎してください。お湯をはった鍋などに、必ず火を止めてから缶を入れてください。90℃のお湯で10分前後がお目安です。
また、湯煎後の缶は熱くなりますので、お湯から取り出す際などに、火傷をしないようお気をつけください。
UCC お客様窓口 CUSTOMER SERVICE
缶ごと温める場合には「湯煎」がおすすめ
つまりUCCでは、缶ごと温める場合には「湯煎」を勧めています。
調理用の温度計があれば、お湯の温度が55℃前後を目安に引き上げてみてください。
自動販売機やコンビニエンスストアのホットの缶コーヒーの温度は55℃前後です。
自分で温める場合も、この温度を目指しましょう。
液体の温度を正確に測りたい方は「コーヒーの温度は何度が美味しい?味の違いからおすすめの温度計まで」の記事をチェック!
電気ケトルも利用しよう
電気ケトルなら設定温度を細かくコントロールできるからおすすめです。
缶コーヒーを温める90℃のお湯を用意するのも簡単です。
「HAGOOGI 電気ケトル」は本来はコーヒードリップ向けの電子ケトルですが、温度が細かく調節できるので湯煎したい人にも向いています。
温度設定は40℃~100℃までの幅広さで、1℃単位で設定が可能です。
容量は0.8リットルで、沸騰するまでに約3~4分とスピーディー。
自動で電源がオフになり、空焚き防止機能が付いているので安心。
このケトルでお湯を沸かして別の深い容器に注ぎ、缶コーヒーを10分くらい放置すれば温められます。
細口ノズルですのでコーヒー好きの人には便利。
Amazon’s choiceにも選ばれている、みなさんに人気の電気ケトルです。
HAGOOGI 電気ケトルの詳細
メーカー/ブランド | HAGOOGI(ハゴーギ) |
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商品名 | 電気ケトル |
容量/サイズ | 0.8L/本体サイズ:幅20cm×奥行18cm×高さ18cm、本体重量:570g、電源コード:1.2m |
価格 | 6864円 |
注目の機能 | ・1℃単位で温度が設定可能 ・40〜100℃と幅広い温度の調整 ・30分間の保温機能 ・空焚き防止機能 ・自動オフ機能 ・304ステンレス鋼 ・スマートパネルで操作しやすい |
2. グッズを使う
缶コーヒーを温めるグッズの中でも注目は、便利なボックス型の保温・保冷庫。
日常的にいつも缶コーヒーを飲む方は温冷両方を兼ね備えた機能ならオールシーズン使えるでしょう。
コンパクトサイズなので、あなただけの冷蔵庫として個室やキッチンカウンターにも配置できます。
コンセントが2種類なので、自宅や車のシガーソケットでも使えます。
ペルチェ式のため静音なので、ベッドルームにも設置可能。※ペルチェ式とは冷却方法の1つ。コンプレッサではないから静か。
しかも小さいから持ち運ぼうと思えば車などで持っていけます。
温度設定は以下の3段階です。
- 強冷( 約 5℃ )
- 弱冷( 約 7℃ )
- 保温( 約 60℃ )
缶コーヒーのみならず、お茶やおしぼりなども温められます。
TWINBIRD 2電源式コンパクト電子保冷保温ボックスの詳細
メーカー/ブランド | ツインバード(TWINBIRD) |
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商品名 | 2電源式コンパクト電子保冷保温ボックス D-CUBE S グレー (HR-DB06GY) |
容量/サイズ | ・5.5 L/奥行き × 幅 × 高さ:30.5 x 23.5 x 30 cm ・3.3 kg ・500mlのペットボトルが4本収納可 ・AC電源コード2.0m ・DC電源コード2.8m(シガレットライター用ソケット差し込みコード) |
価格 | 10727円 |
注目の機能 | ・保温・保冷2Way ・3段階の温度設定 ・車載可能 |
3. オフィスにも使える「缶ウォーマー」
オフィスでも温かい缶コーヒーを飲みたい人は「缶ウォーマー」があります。
ここでは以下の2種類をお伝えします。
- USBにつなげられる卓上ウォーマー
- 多人数向けなら業務用の缶飲料ヒーター
一つ一つ見ていきましょう。
USBにつなげられる卓上ウォーマー
USB電源を利用したウォーマーならオフィスでも缶コーヒーを温められます。
バンドタイプのヒーターを缶コーヒーの周囲に包み込むように巻きつけるタイプ。
保温は約40℃なので常温からの缶コーヒーを温めるのは時間がかかります。
でも、自動販売機やコンビニで買った温かい缶コーヒーの温度を維持するのに便利。
これだったらオフィスで作業するときに邪魔になりにくい。
origin ドリンクウォーマーの詳細
メーカー/ブランド | ORIGINCOM |
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商品名 | origin ドリンクウォーマー |
容量/サイズ | 約40*7cm |
価格 | 1890円 |
注目の機能 | ・保温効果:約40度 ・USB接続で保温 ・巻き付けタイプ |
多人数向けなら業務用の缶飲料ヒーター
業務用の缶飲料のヒーターは多人数で利用できるボックス型です。
これを作っている「日本ヒーター株式会社」は、なんと1924年(大正13年)創業で、ヒーターの製造をひたすら専門としてきた総合メーカーです。
250ml缶で36本入る容量でオフィスにも置けるのではないでしょうか。
外で労働作業をする現場事務所などに置いても作業員に喜ばれるので、福利厚生を担当している人は、これを買ったらみんなに感謝されるはず。
安い缶コーヒーをまとめ買いすれば自動販売機の缶コーヒーを毎回買うより得。
人数の多い場所には、業務用の缶飲料のヒーターも検討に入れてみてください。
日本ヒーター 小型卓上飲料ウォーマーの詳細
メーカー/ブランド | 日本ヒーター株式会社 |
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商品名 | 小型卓上飲料ウォーマーCW36T‐R2 |
容量/サイズ | ・段数:2段 ・外形寸法:383mm×205mm×490mm(W×D×H) |
価格 | 27,000円 |
注目の機能 | ・缶設定温度:55±4℃(外気温度15℃の時) ・加熱方式:ホットプレート方式 ・温度制御:各段自動独立方式 ・安全装置:過熱防止機能 ・扉:2面スライド・2面ドア式 |
あなたのオフィスに合ったグッズを選んでください!
【移し替える場合】缶コーヒーの温め方
移し替える場合は、缶コーヒーの中身を耐熱のマグカップなどに入れて電子レンジで温めます。
必要なのはマグカップだけなので、手軽でスピーディー。
それに電子レンジだったら、ご家庭やオフィスにもありますよね。
缶コーヒーを移し替えてから温めるには電子レンジが手軽で速いです。
缶コーヒーを電子レンジで温める手順
缶コーヒーの中身を電子レンジで温めるには、まず500Wで40秒くらいから試して、ぬるければ10秒くらいずつ足していきましょう。
「自動温め機能」は、急激な加熱が予測されるので使わない方がいいです。
設定を弱めにするわけは、急激な加熱でコーヒーの香りが飛ぶのを防ぐためでもあります。
正しく電子レンジを使用すれば手軽で簡単!
電子レンジに缶ごと入れてはいけない
金属である缶と電磁波が反応して火災の原因や故障の原因となってしまいます。
電子レンジで缶コーヒーを温めるときは耐熱容器への移し替えを忘れないようにしましょう。
突沸現象に気を付けよう
電子レンジで缶コーヒーの内容を温めるときに注意するのが「突沸現象」。
液体が沸点に達しているのに、見た目は泡が出ていない「過熱状態(過加熱状態)」になり、振動などの刺激で急に爆発するように沸騰して中身が飛び出て危険です。
※参考:国民生活センター
電子レンジは低温や弱の設定で、短い秒数を刻みながら様子を見て温めましょう。
刺激を減らすためにも電子レンジからすぐに取り出さずに、2分ほどレンジの中に静かに放置してから出せば、より安全。
UCC「お客様窓口」にも以下のような記述があります。
他の容器に移し替えて温める場合内容液は、必ず別の容器(耐熱容器)に移して温めるようにしましょう。また、電子レンジで温める場合は、温め過ぎると、突然、容器からコーヒーが吹き出す可能性がありますので十分注意をしてください(過加熱による突沸現象)。
UCC お客様窓口
電子レンジは便利だけれど、突沸現象には注意してください。
缶コーヒーを温めるときの注意点
前述の突沸現象を含めて、缶コーヒーを温めるときの注意点を知らないと、思わぬ火災などの大きな問題につながる可能性があります。
注意点を以下にまとめました。
危険なので絶対にしてはいけないこと
- 直火で温めてはいけない
- 火をつけたままの鍋のお湯で加熱し続けてはいけない
- 電子レンジに缶コーヒーをそのまま入れない
- 突沸現象に注意する
注意点を守ります。缶コーヒーを安全に温める方法がわかってよかった。
外出先での缶コーヒーの温め方
外出先での缶コーヒーの温め方は、ドライブ中や旅先、アウトドアなどのシチュエーションがあり方法はそれぞれ。
シチュエーションごとに解説していきます。
ドライブ中での缶コーヒーの温め方
寒い冬の朝などは温かい缶コーヒーを車内で飲みたいものですよね。
ドライブ中に温めるなら、シガーソケットにつなげられる「サンワダイレクト 缶用 ドリンクホルダー」があります。
これなら車内でも温かい缶コーヒーをずっと楽しんでいられます。
サンワダイレクト 缶用 ドリンクホルダーの詳細
メーカー/ブランド | サンワダイレクト |
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商品名 | 缶用 ドリンクホルダー |
容量/サイズ | ・商品サイズ:約W100×D100×H160mm(突起部除く) ・ドリンク収納部サイズ:約W72×D72×H65mm ・底面部サイズ:約W76×D76×H61mm ・重量:約350g(本体のみ) ・ケーブル長:約1m |
価格 | 3580円 |
注目の機能 | ・プレート温度範囲:-6℃~60℃(使用環境による) ・シガー電源 ・缶コーヒーやペットボトル可能 |
旅先のホテルやアウトドアでは「湯煎」がおすすめ
旅先のホテルで温めるなら備品の電気ケトルを上手に使えば、前述の「湯煎」の方法で缶コーヒーを旅先で温められます。
大きめのマグカップがあれば缶コーヒーを入れてお湯を注ぎしばらく放置しておけば温まります。
冷めるようだったら何度かお湯を入れ替えて飲み頃になったらOK。
アウトドアでも缶コーヒーを温める際は「湯煎」が便利。
焚火やバーナーでお湯を沸かしたら、容器に入れたお湯の中に缶コーヒーを放置しておけばいいから簡単です。
缶コーヒーを正しく温めて美味しく飲もう!
いかがだったでしょうか。
缶コーヒーの正しい温め方について徹底解説しました。
重要なポイントは以下のとおりです。
- 缶コーヒーをそのまま温める場合は「湯煎」「グッズを使う」「缶ウォーマー」の3種類。
- 「湯煎」は90℃のお湯に10分ほど缶コーヒーを入れておく。
- 缶コーヒーを移し替える温め方は、電子レンジが手軽で速い。
- 注意点は直火で熱さない、缶ごと電子レンジに入れないなど。
まとめ買いの缶コーヒーを上手に安全に温めてコスパ良く楽しんでください。
通販でまとめ買いするとお得な缶コーヒーについて知りたい方は「缶コーヒーのおすすめ人気ランキング11選!通販でまとめ買いも可能」の記事をチェック。
また缶コーヒーの賞味期限切れが心配な方も少なからずいるでしょう。
そのような場合は「【決定版】缶コーヒーの賞味期限はどれくらい?正しい見方を紹介」の記事を参考にしてください。