そもそもアイスカフェオレってどんな飲み物?
甘いコーヒーが飲みたいな!おすすめのアイスカフェオレの作り方が知りたい。
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
アイスカフェオレの作り方はシンプルですが、実際に作ると水っぽく感じてしまったり、ミルクが強すぎたりしてしまうという悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
本記事では、自宅でもカフェで出てくるような美味しいアイスカフェオレの作り方を紹介!
また実践編としてカフェオレ好きにはたまらないアレンジメニューも解説します。
- アイスカフェオレは簡単に作れる
- 美味しいアイスカフェオレ作りは3つのポイントを意識する
- アイスカフェオレはミルクとコーヒーの割合が大切
- カフェオレはアレンジメニューも豊富
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう。
アイスカフェオレとは?
アイスカフェオレとはコーヒーと牛乳を使用した、冷たい飲み物です。
まずは「カフェラテとカフェオレ」の違いを解説します。
カフェラテとは、カフェオレとは違い、少量のエスプレッソにミルクを加えたドリンクになります。
エスプレッソはコーヒー屋さんにある大型のマシンで、車のようなエンジンを搭載。
超強力な圧で水にコーヒーエキスを溶け込ませたものです。
美味しいエスプレッソほど特濃で蜂蜜のようなトロミがあります。
通常のコーヒーが200mlのお湯にコーヒーの粉を10g程度使うのに対し、エスプレッソは20mlに対し10gの粉を使う。
簡単に言えば10倍濃いというわけです。
コーヒー1杯分のコーヒーの味がスプーン3杯分に濃縮されているイメージです。
カフェオレは作るのが簡単
以上のエスプレッソやカフェラテは、残念ながら専用の機械がないとできません。
その点、カフェオレはとても簡単です。
濃いめに入れたコーヒーとミルクを1:1で割れば完成。
これならおうちでも簡単にできそうですよね。
より具体的に知りたい方は「【決定版】カフェオレ・カフェラテ・カプチーノ・カフェモカの違いとは?」の記事をチェック!
美味しいアイスカフェオレを作る際のポイント
美味しいアイスカフェオレを作る際にチェックするポイントは以下の3つ。
- コーヒーの種類
- ミルクの種類
- 豆の焙煎度
それぞれ詳しくみていきましょう。
コーヒーの種類を選ぶ
コーヒーには市販のもの、インスタントコーヒー、豆から抽出する方法があります。
市販のコーヒー(缶・ペットボトルなど)
缶入りのものやペットボトルコーヒー、パック入りコーヒーです。
コーヒーと牛乳を混ぜ合わせるだけなので、簡単にアイスカフェオレを楽しめます。
インスタントコーヒー
水やお湯に溶かすだけでコーヒーが楽しめます。
カフェオレにする際に濃さが調整できるため、好みに合わせた味に仕上げられるでしょう。
コーヒー粉
挽いてあるものでも、コーヒー豆の状態のものでもOKです。
カフェオレの風味を一番幅広く楽しめます。
分量だけでなく淹れ方や挽き目、豆の種類によって味が変わるので興味のある方はぜひ楽しんでください。
ミルクの種類を選ぶ
ミルクの種類もさまざまありますが、ミルクの種類によってもコクや味わいが少しずつ変わってきます。
ミルクを変えるだけで、ちょっとしたカフェオレアレンジも楽しめるのでぜひ好みのミルクを探してみてください。
それぞれ紹介していきます。
牛乳
コーヒーに合わせるミルクとして定番ですね。
まろやかでやさしい甘みはどんなコーヒーとも相性抜群。
飲みやすく美味しいカフェオレに仕上がるでしょう。
豆乳
牛乳よりも低カロリーで人気も高い豆乳も1つの候補です。
ややクセのある味わいは好みが分かれそうですが、調整豆乳は比較的飲みやすいと言われています。
カフェオレにすると牛乳よりもコクのある味わいが楽しめます。
アーモンドミルク
ビタミンEが豊富で、ほのかに香るアーモンドがいつもより少し特別な気分にさせてくれるでしょう。
カフェオレにすると香ばしい香りとまったりとした味わいを楽しめます。
オーツミルク
食物繊維が豊富で牛乳よりもカロリーは控えめ。
カフェオレにすると牛乳に近い味ですが、コクも感じられて飲みやすい味わいに仕上がります。
コーヒー豆の焙煎度を選ぶ
コーヒー豆には焙煎度によっても種類が分けられるのです。
豆本来の味わいにも左右されますが、基本は浅めだとフルーティーな味わい、深めだとしっかりしたコクと苦味が味わえます。
カフェオレを作るにあたって、ミルクに負けず、コクのある味わいを楽しみたい場合は深めの焙煎のものを選ぶとよいでしょう。
氷を入れても薄いと感じにくいよ!
では浅めの焙煎はどうなの?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、浅めのコーヒー豆でカフェオレを作ってもとても美味しいのです。
まろやかで香り高く華やかなカフェオレが楽しめます。
やや配合が難しいと感じますが、カフェオレの可能性を感じられてとても面白いので、興味のある方はぜひ試してみてください。
美味しいアイスカフェオレの作り方
ここでは美味しいアイスカフェオレの作り方を紹介していきます。
そのためには、まず「なぜお店のカフェオレが美味しいのか?」について考えましょう。
結論、水で薄まっていないためです。
コーヒーはお湯や水を使って抽出します。
もちろんインスタントコーヒーもお湯や水に溶かします。
その水の部分が多ければ多いほど味としては薄くなってしまうのです。
イメージですが牛乳100mlに水を100ml加えたら、かなり水っぽい牛乳になりますよね?
家のカフェオレが薄いのはこれが理由なのです。
通常のコーヒーの淹れ方より2倍粉を使ったり、水の量を減らして濃いめに作れば大丈夫です。
あとはお好みでもっと濃く調整してみましょう。
美味しさの秘訣はコーヒーとミルクの割合
カフェオレの比率であるコーヒー:ミルク=1:1の法則の中で、いかにコーヒーを濃くするかが美味しく作る秘訣です。
インスタントコーヒーでも、コーヒー豆から抽出する場合でもコーヒーの分量を増やす、ということを意識してみるだけでコクのあるアイスカフェオレが完成します。
市販のコーヒーの場合
ペットボトルや缶コーヒー(無糖・加糖)のものを、氷入りのグラスに半分注ぎ、もう半分牛乳を加えます。
ペットボトルや缶コーヒーだと濃さの調整がやや難しくなりますが、手軽で簡単にカフェオレができるのは嬉しいですね。
インスタントコーヒーの場合
通常のコーヒーがインスタントコーヒー2gに対してお湯160mlで作ります。
そのため、濃く淹れるにはインスタントコーヒー2gを水、またはぬるま湯80mlでとき、氷の入ったグラスに注ぎましょう。
もしくはインスタントコーヒーを4gに増やしても良いです。
それと同量のミルクを加えて完成になります。
コーヒー粉から抽出
通常のコーヒーがコーヒー粉10gに対して200mlのお湯で抽出するなら、お湯をその半分の100mlにして濃いめに抽出しましょう。
もしくはコーヒーの粉を20gに増やして200mlで抽出しても問題ありません。
また濃いめに抽出するポイントとしては量を増やす他に、ドリップする速度をゆっくりにしても、どっしりとした味わいに仕上がります。
いつもよりじっくりを意識してドリップしてみるのもおすすめです。
また温度を高くしても濃いめに淹れられますので、ぜひ好みに合わせて調整してみてください。
少しの意識で味が変わるのは不思議で面白いですね。
サーバーに氷を少し入れておいたところに抽出し、同量のミルクを加えて完成です。
甘いアイスカフェオレ
アイスカフェオレは甘さとも相性のよい飲み物です。
甘みが加わることでコーヒーの香りがしっかりと膨らみ、デザートのように楽しめますよ。
コーヒーとミルクを混ぜる前に甘みを足す
混ぜる前のコーヒーに先にお砂糖を入れておく方法です。
ボトルコーヒーや缶コーヒーの場合は加糖タイプを使用するのも方法の1つ。
インスタントコーヒーは濃いめに作る際に先にお砂糖を入れて溶かしておきましょう。
飲む直前に甘みを足す
飲む直前や注ぐ際にシロップを入れる方法です。
シロップはポーションを使用してもよいですし、実はとても簡単に手作りもできるのです。
多めのお砂糖にとろみが消えない程度までお湯を混ぜて冷やせば、自分好みの甘さのシロップが完成します。
たくさん仕込んでおけば、しばらく甘いアイスカフェオレが楽しめますよ。
甘めが好みの方は量を調整してみてね。
美味しいアイスカフェオレの簡単アレンジ
アイスカフェオレのコツを紹介してきましたが、こちらでは自分で作るアイスカフェオレがもっと美味しく、楽しくなるような簡単アレンジ法を紹介していきます。
これでおしゃれなカフェ気分も味わえるはず。
2層にする
アイスカフェオレといえば、2層になっているイメージの方も多いのではないでしょうか。
2層になっているのを見るだけでもなんだかわくわくしてきますよね。
こちらでは2層のカフェオレを作る方法を紹介。
- ミルクを適量注ぐ
- 氷をたっぷり入れる
- 少しグラスから離した位置からコーヒーを糸状に注ぎます。イメージは氷を伝わせるようにゆっくりと。
以上の工程でお店のようなきれいな2層のアイスカフェオレが仕上がるのです。
見ているだけでとてもわくわくしてきますね。
グラスにこだわる
2層にしたアイスカフェオレは透明なグラスで楽しみたいもの。
透明なグラスもさまざまな種類がありますが、そのデザインにもこだわることでいつもと違う気分で楽しめます。
縦長のグラス
例えば縦長のグラスであれば、カフェオレの2層が分かりやすくシンプルに見た目を楽しめますし、喫茶店に来た気分にもなれるでしょう。
好きなデザインのストローをさせば、いつもと違った楽しみ方もできるのではないでしょうか。
丸みのあるグラス
丸みのあるグラスであれば、まるで気分はおしゃれなカフェに来たかのよう。
1つ持っているだけでアイスカフェオレ以外のコーヒーもおしゃれに見せられるでしょう。
耐熱性のグラスを選ぶとより使用できる幅も広がります。
アイスカフェオレならカフェオレベースを使うのもアリ
最近では自宅でコーヒーを飲む方が増え、カフェオレベースというアイテムも登場しています。
カフェオレベースはその名の通り、カフェオレを作る用に作られているので、濃いめのコーヒーが数杯分入っているのです。
指定された目盛分、または分量を入れて牛乳で割るだけで簡単に楽しめるのはカフェオレベースの魅力でしょう。
微調整をするのも楽しいですが、時間のない朝や時間短縮をしたいけど美味しいカフェオレを飲みたいという方におすすめできるアイテムです。
おすすめの人気アイスカフェオレ5選!通販で買える
ここではおすすめのアイスカフェオレを5つ紹介していきます。
まとめると以下の通りです。
- ダブルエスプレッソ
- 焦がしバターキャラメル
- ハニーハグラテ
- ゼリーインアイスカフェオレ
- アイスカフェモカ
アレンジにおすすめなので、是非参考にしてみてください。
1. ダブルエスプレッソ
まずは「特濃のコーヒーを家で作りたい!」そんな方法から紹介します。
先ほど通常200mlに対して粉10gで作るのがコーヒーで20mlに対し10gに自動車エンジン並の圧をかけて抽出したのがエスプレッソだと説明しました。
普通より10倍濃いコーヒー、エスプレッソはエスプレッソマシンで高圧抽出しなきゃダメじゃないの?
大丈夫です。
エスプレッソ並に濃いコーヒー、10倍濃いコーヒーにチャレンジしてみましょう。
インスタントコーヒーの場合
インスタントコーヒーの場合、通常2gの粉に対し水160mlで作るレシピであればカフェオレ用に80mlで抽出が基本レシピでした。
次はそれを更に濃くするために2gに対し40mlの水またはお湯を溶かしてみます。
これでエスプレッソのような濃度になってきました。もっと濃くしてみましょう。
4gに対し40mlを溶かせば、まるで風味はエスプレッソです。
もっと濃くしたい場合は溶け残るまで溶かし続けてみましょう。
もう究極の濃度だね!
ダブルエスプレッソラテも美味しい
この40mlの特濃コーヒーを氷を入れたグラスに注いだら、120mlのミルクを加えてみよう。
まさにダブルエスプレッソラテ!
ポーションシロップを多めに入れると苦味が和らぎ、チョコレートケーキのような美味しさに変わります。
コーヒーの抽出から行う場合はコーヒーの粉30gに対して100mlのお湯で抽出するとこっくり美味しいコーヒーができます。
少し冷ましたら氷を入れたグラスにミルクを同量加えてお楽しみください。
限界量まで濃いコーヒーにたっぷりのミルクを加えれば専門店の濃いカフェオレがおうちで楽しめます!
これは病みつきになること間違いなしです。
2. 焦がしバターキャラメル
こちらは、クリームブリュレのような焼き目のついたアイスカフェオレもおうちで簡単に楽しめます。
アイスカフェオレは上で紹介したダブルエスプレッソでも基本の作り方でもOK!
その上にミルクフォーマーで泡立てたフォームミルクを乗せたら、バターを薄く一切れに砂糖をかけてバーナーで炙ります。
贅沢気分が楽しめる
砂糖がとけはじめみるみるうちに、キツネ色に変わり甘いキャラメリゼの香りが漂います。
そして時間が経つとパリッとキャンディ状の膜にかわります。
スプーンで割りながら飲んでみても、ストローで砕いて一緒に飲んでもリッチな食感。
まさに絶品です!休日にはぜひこんな一手間もいかがでしょうか?
3. ハニーハグラテ
こちらはお砂糖の代わりに蜂蜜を使ったレシピです。
ポーションシロップのかわりに蜂蜜を入れただけでももちろんOKですが、これを更にお店のようにアレンジするなら、ホイップした生クリームを乗せます。
そこにグラノーラやパンプキンシードを飾り最後に蜂蜜をかければスターバックスのメニューのようです。
ホイップクリームはたっぷりがいいでしょう。
「エスプーマ」が便利
スターバックスで使用している生クリームマシンをみたことがありますか?
エスプーマというボトル型のツールです。
生クリームを入れてガスを入れて少しふると泡立てることなく生クリームが作れてすごく便利です。
お店などではガスボンベが必要ですが、家庭用には1回使い切りの小さいガスも販売されています。
これがあればお店で販売されているコーヒーメニューが簡単に作れてSNS映えも良いですね。
もちろん料理やケーキ作りにも使えます。
こんなコーヒーアレンジ器具も取り揃えて行きたいですね。
価格は¥9,286。
4. ゼリーインアイスカフェオレ
暑い日でもするっと飲みやすいカフェオレのアレンジ方法です。
好みの濃さで入れたカフェオレにコーヒーゼリーを足すだけ。
コーヒーゼリーは事前にクラッシュしておくか、グラスに入れてクラッシュしましょう。
そのまま上から氷とアイスカフェオレを注げば完成。
自宅で作れば甘さもお好みで調整できるのも嬉しいですね。
コーヒーゼリーは市販のものでもいいですし、自分で作ってみても面白いです。
5. アイスカフェモカ
チョコレートソースを使用すれば自宅で簡単にカフェモカも楽しめます。
好みの濃さで入れたカフェオレにチョコレートソースをたっぷりいれましょう。
よくかき混ぜて上にホイップをのせてみたり、ミントをのせてみたり、クラッシュナッツをまぶしてみればまるでお店で注文したようなおしゃれなドリンクが完成します。
アイスカフェオレで家カフェを楽しもう!
いかがでしたでしょうか?
アイスカフェオレの特徴を解説しつつ、美味しい作り方からおすすめ商品まで紹介しました。
今回お伝えした内容をまとめると以下の通りです。
- 選ぶコーヒー・ミルク・豆の焙煎度によって味わいが変わる
- コーヒーとミルクの割合に気をつける
- カフェオレベースを使うと手軽
- アイスカフェオレはおしゃれで甘いアレンジも楽しめる
またカフェオレのワンランクアップした楽しいアレンジは参考になったでしょうか?
自分で作ってみるとスターバックスのあのメニューも実は自分で作れるかもと楽しみ方が広がります。
カフェオレの基本はコーヒーとミルク1:1ですが、コーヒーが濃ければミルクで薄まることもないですし、ミルクを薄めることもありません。
アイスカフェオレは濃ければ濃いほど美味しいと言うのも、また一つの哲学です。
究極に濃いコーヒーを作り、それにジャージー牛乳4.4を加えれば究極のアイスカフェオレに!!もはやお店の味を超えてしまうかも。
私は毎朝の日課で布団から出たらすぐにお風呂を沸かし、コーヒーを入れて、美味しいカフェオレを飲みながら体を温めて1日をはじめます。
朝のコーヒーが美味しいと1日の始まりも嬉しくなります。
今回はアイスカフェオレについて解説しましたが、アイスカフェラテについて知りたい方は、以下の記事をご覧ください。