カフェの開業はが甘いと言われる理由は？
カフェの開業に必要なことが知りたい
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
おしゃれなカフェをいつか経営したい！そんな夢をもつ人も少なくないはず。
ですが、そんなカフェ開業の夢を甘く見ていると危険かもしれません。
そこで今回はそんなカフェ開業について、甘いと言われる理由から開業前に押さえたいポイントを紹介します！
- カフェ開業は決して甘い仕事ではないが、最高な職場を自身で作れると言う利点がある
- カフェ開業が甘いと言われる理由は馴染みのある華やかな職種で、比較的始めやすいため
- 実際にカフェ開業をすると特にお金や人材、立地についての問題が出やすい
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
続きはこちら
コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
- コーヒープロフェッショナル：プロに必要な専門知識と基本技術を習得できる！受講者満足度No.1を誇るラーキャリのオリジナル教材を使用。今ならここからクリックすると10,000円分無料＋ゲリラクーポンGET！
- コーヒースペシャリスト
：スマホ・PCだけで完結！就職や独立など、仕事や夢の実現に向けて＋αのスキルとして非常におすすめ。初回980円＆いつでも解約OK！ - おうちdeカフェコース ：UCCコーヒーアカデミー監修！本格コーヒーを淹れるノウハウが4ヶ月で習得可能。
：UCCコーヒーアカデミー監修！本格コーヒーを淹れるノウハウが4ヶ月で習得可能。さらにおすすめが知りたい方は「コーヒーのおすすめ人気資格ランキング17選！種類から費用まで解説」をチェック！
それでは早速見ていきましょう！
カフェ開業は甘い？
結論、カフェ開業は決して甘くはありません。
カフェ開業は事前の準備はもちろん、開業後もお店を続けるために日々の営業について常に考える必要があり、甘く考えるのは危険です。
ですが、しっかりと準備し愛情を持ったお店を作ることができれば、自分にとっても最高の仕事場になるでしょう。
カフェ開業について後悔がないよう、本記事も参考にしてぜひ素敵なカフェ開業を目指しましょう！
カフェ開業が甘いと言われる理由
ここではカフェ開業を志す際に甘いと言われる理由として考えられるものを以下2点解説します。
- 馴染みのある業種で経営の知識がなくても始めやすい
- 目に見えている部分の業務は華やか
それぞれ解説します。
馴染みのある業種で経営の知識がなくても始めやすい
カフェの開業は必ず必要な資格も少なく初期投資も他の業態に比べると比較的抑えられるので、経営の知識が全くなくても始めることができます。
しかし、準備を疎かにすると開業後にお客様に来てもらえない、想像以上に価格設定が低かったなどの問題が発生しやすいです。
そのためカフェ店員さんは馴染みのある存在ですが、”自分でもできそう”といった甘い考えで始めるのはおすすめできません。
自身で経営の経験をしてから開業することはなかなか難しいですが、最低限の勉強はしておきましょう。
経営の経験がある人に相談をできる環境があると心強いです！
目に見えている部分の業務は華やか
カフェを利用する人なら店員さんがどのような仕事をしているか、なんとなく想像がつきますよね。
ですが、実際にカフェを自身で開業する際にはお客様の対応以外にもお金の管理やお店の清掃、食材や備品の調達、メニュー開発など目に見えていない業務は想像以上に多いです、
コーヒーを淹れる姿や素敵な空間で働く姿はとても華やかですが、その他の見えない仕事があることも理解しておきましょう。
本当にカフェ開業は甘くない？実際のカフェ開業者が大変だったこと
ここでは実際にカフェの開業者が大変だと感じたことを紹介します。
ネット記事やSNS、文献を元に集めているのでカフェ開業を考える際の参考にしてください。
- お金の問題
- 売り上げが安定しない（単価が低い、天気に左右される）
- リピーターが獲得できない
- 広告費がかけられず、宣伝力がない
- 返済計画がうまくいかない
- 人手の問題
- 働いてくれる人材が確保できない
- 共同創業者の離脱
- 自身の体調面の問題
- 立地による問題
- 人の流れが少ない、お店が奥まっていてわかりづらい
- 競合となるお店がたくさん出店している
- コンセプトと立地が合わない
自身が1人でお店を切り盛りする場合には、体調管理は特に重要になります。
実際、持病が悪化するなどでドクターストップがかかり営業が続けられないというケースも見受けられました。
自身1人でスタートするというのは、初期費用が抑えられる点では利点ですが、営業を続けていく上では自分以外の人でもお店が回せるような工夫があると良いでしょう。
また、お金や立地による問題はその後の営業に大きく関わってくるので、計画段階での調査や分析を徹底しましょう。
こうした問題が起きるのを事前にできる限り防ぐためにも、事業計画書やコンセプトづくりはとても重要になります。
カフェ開業を甘いと言わせない！開業前に必要なポイント
ここでは開業前に押さえておきたいポイントを以下の4つ紹介します。
近い未来でのカフェ開業を目指している人は自身の動きと照らし合わせてみてください。
- 事前の事業計画が大事
- 物件選びは実際に現地に行くと想像がつきやすい
- 開業について頼れる人や業者に適宜相談する
- 自分の自信をつけられる資格を取得する
1つずつ見ていきます。
事前の事業計画が大事
事業を始める際には基本的に事業計画書を作成します。
特に融資を借りる場合に使用するものですが、融資の必要がない場合にも作成しておくと良いです。
理由は自身の開業への軸を記録しておけるため。
事業計画書に記載する内容は主に以下の通り。
- 自身のプロフィール
- コンセプト・方針
- ターゲット
- メニュー・価格
- 店舗レイアウト
- 売上予測
- 返済計画（融資を受ける場合）
特に自身がカフェを開業する目的やお店のコンセプトは、全体に統一感を持たせるためにも固めておくと良いでしょう。
上記の項目が明らかになっていると、スタッフと共通の志を持って働くことができ、さらにはモチベーション維持にも繋がります。
物件選びは実際に現地に行くと想像がつきやすい
開業地については、はじめから決まっている場合とそうでない場合があるでしょう。
はじめから決まっている場合には、その上でターゲットやお店のコンセプトを考えることもできます。
場所が決まっていない場合には、自身が設定したターゲットやコンセプトに合わせた出店地を探すことになるでしょう。
どちらの場合でも出店予定、希望地域である現地に行って、実際に歩いてみるのがおすすめです。
理由は実際にその場所を歩くことで見つかる物件があったり、人の流れや年齢層を把握できたりするため。
こうした実情を掴んでおくと、計画に説得力が増します。
開業について頼れる人や業者に適宜相談する
まず、カフェを全て1人で作り上げるというのはかなり厳しいです。
他業種の経営経験や調理技術など、何か強みをを持っていれば良いと考える人も多いですが、適宜相談する場所や人がいると良いでしょう。
理由は独りよがりのお店になるのを防ぐため。
1人で全てをこなせるようにするよりも、様々な人と協力してお店を作り上げた方が自身の負担を減らすこともでき、さらには広い視野を持ったお店づくりにつながります。
自分の自信をつけられる資格を取得する
飲食店やコーヒーショップなどでの勤務経験がない場合、自身の知識に不安を感じる人も多いです。
実際、お客さんとしても経験や知識が豊富な店員さんがいるお店の方が通いたいと感じますよね。
そうした経験や知識に対する不安がある場合に役立つのが資格取得です。
飲食店を開業する上で必須になる資格とは別に、自身の知識習得のためにも資格取得はおすすめ。
特にコーヒーの専門店を開く場合におすすめのコーヒー資格は以下の通りです。
その他、紅茶や製菓に関する資格もあるので自身の開くお店に合った資格取得を目指しましょう。
コーヒーのおすすめ資格・講座は、以下の記事で詳しく解説しています。
カフェ開業のステップ・流れ
ここでは、実際にカフェを開業する際の具体的流れを紹介します。
順番は場合によって前後しますが、これから開業を考えている場合にはぜひ参考にしてください！
事業計画書はお金を借り入れる際や協力者を募る際に軸となるものです。
何を目的としたお店なのか、どんなコンセプトで営業するのかを明確にしておきましょう。
事業計画書の方向性を考えながら、メニュー開発を同時に開始します。
お店の看板となる商品だけでなく、ドリンクやお菓子のメニューも具体化しておくとオープンまで適宜ブラッシュアップすることができますよ。
また広告費を抑えるためにも、この段階からSNSなどを活用してお店についての発信を始めるのもおすすめです。
自身が考えたコンセプトやターゲットにあった出店場所を探します。
近くの不動産屋さんに相談したり、その街に住む知り合いなどに聞いたりして探す方法があります。
また、ターゲット設定が合っているかを知るためにも、できるだけその希望地の朝から夜までの人の流れを把握できると良いです。
例えば、時間を変えて訪問したり、近くの飲食店で聞いてみたりする方法があります。
事業計画書に沿って必要な資金調達を行います。
自己資金に加えて、不足分は前項で示した以下の資金調達の方法を組み合わせるのが一般的です。
- 銀行や金融機関からのローン
- 都道府県などの自治体による助成金や政府からの補助金
- 日本政策金融公庫からの借入
- 投資家やビジネスパートナーからの調達
- クラウドファンディング
一般的に必要な資金のうち3割は自己資金として用意できると良いでしょう。
内装に工事が必要な場合は内装業者に工事を依頼します。
店舗デザインも一緒に行ってくれると進めやすいですね。
前もって自身の理想に近い物件やデザインが視覚的に示せるように、コラージュを作成しておくのもおすすめです。
また、使用する家具や食器なども少しずつ集めておきましょう。
お店の形ができあがれば、あとはオープンを迎えるのみです。
人を雇って営業する場合には、オープンの1週間前くらいから入ってもらい、オペレーションの確認や店内備品の最終調整などを行いましょう。
上記オープンまでの流れをまとめましたが、カフェの開業はオープンするまでがゴールではありません。
開業までのステップはシンプルですが、実際に進めていくと自身がもっと深く考えたい部分や予算との折り合いなどが出てきます。
大まかな全体像を把握した上で、開業までのスケジュールを組みましょう！
カフェ開業は甘くないがやりがいのある仕事になる！
いかがでしたか？
今回はカフェ開業について、甘いと言われる理由を分析し、実際に開業について大変なことや開業ステップなどをまとめました。
本記事の重要ポイントをまとめると以下の通り。
- カフェ開業は華やかなイメージがあるが、目に見えない業務も多い
- カフェ開業を甘いと言わせないためには、事前の事業計画を固めること、物件や相談できる人の確保、自信をつけるための資格取得がおすすめ
- カフェ開業に必要なステップは事業計画書の作成、物件・資金・人材の確保がある
ぜひ本記事を参考にして、やりがいのある素敵なカフェ開業を目指しましょう！
