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【実例付き】カフェの開業資金はいくら?抑えるポイントや流れも解説

【実例付き】カフェの開業資金はいくら?抑えるポイントや流れも解説

カフェっていくらあれば開けるの?

開業資金を抑える方法が知りたい!

こういった疑問にお答えします(2026年5月時点・最新データ反映)。日本政策金融公庫の2024年度調査では新規開業の平均985万円・中央値580万円、500万円未満で開業した割合が4割超。カフェも自宅・キッチンカー・居抜きの組み合わせで230万円規模まで圧縮可能です。

本記事はコーヒー豆研究所編集部が実際にカフェを開業した知人2名へヒアリングし、自社D2Cブランド「ラボカフェ」運営の一次知見も反映。開業資金の目安・内訳・節約法・資金調達・実例を一気通貫で解説します。

この記事の結論
  • カフェの開業資金は約600〜1500万円が中心レンジ(2024年度公庫調査の中央値は580万円)
  • 自宅・キッチンカー・居抜きを使えば230〜300万円で開業できる
  • 開業資金の大半は物件取得費・内装設備費・人件費の3項目
  • 抑えるコツは「立地」「節約」「オペレーション」「集客」の4方向で計8つ
  • 資金調達は自己資金→補助金→クラウドファンディング→融資の優先度
  • 2026年はデジタル化・AI導入補助金(最大450万円)と小規模事業者持続化補助金 創業型(上限200万円)が主力
  • 資金ゼロでも副業ネットショップ・日替わり店主・間借りで今日から動ける
本記事を監修する専門家
コーヒー豆研究所 柏倉元太
柏倉元太

日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。

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コーヒーを愛し続けて約10年。累計3,000商品以上をカッピングスコア基準で評価した上で、厳選して紹介しています。運営する国内最大級のコーヒー情報サイト「コーヒー豆研究所」(月間60万PV)は多くの読者に支持され、テレビ番組『ZIP!』をはじめ各種メディアにも出演。自社ブランド「ラボカフェ」では、厳選したコーヒー豆を累計3,000個以上販売しています。

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それでは早速見ていきましょう。

タップできる目次

カフェの開業資金はいくらかかる?

カフェの開業資金の目安

カフェの開業資金は約600万円〜1500万円が中心レンジで、業態・立地・席数により大きく変動します。

日本政策金融公庫の2024年度新規開業実態調査では、平均985万円・中央値580万円・250万円未満20.1%・250〜500万円未満21.0%と、4割超が500万円未満で開業。20年前の2002年度(平均1,538万円・中央値900万円)と比べ約3割低下しました。カフェ業態別の目安は以下の通りです。

業態ドリンクメイン:500〜1500万円フードメイン:1500〜3000万円
席数10席以下:700万円27席以上:1300万円
立地都市:850〜1600万円地方:500〜1000万円
店舗自宅:300〜1000万円独立店舗:500〜1800万円
個人経営とフランチャイズ個人経営:全額自己手配フランチャイズ:本部からの援助あり
※2026年5月時点の目安

業態による比較

業態別の開業資金比較

喫茶店やコーヒースタンドなどドリンクがメインのカフェは500〜1500万円、フードメニュー中心のカフェは1500〜3000万円が目安です。

フードメニューを増やすほど厨房設備・客席スペース・人件費・食材ロスがすべて拡大。フードメニュー中心のカフェは開業資金が1500〜3000万円に到達するケースも珍しくありません。一方、コーヒー専門であれば500万円台での着地も十分に可能でしょう。

立地・席数による比較

立地と席数の影響

都市部なら800〜1600万円、地方なら500〜1000万円が目安です。国土交通省の都道府県別地価公示で東京は地方平均の約8倍で、家賃差が直接開業資金に効きます。

ただし地方でも観光地・駅前・人気エリアは都心並みの賃料になるため一概に安いとは限りません。寒冷地は暖房設備の追加投資も必要です。

席数の影響も大きく、10席以下の小型店なら700万円程度、27席以上の中型店は1300万円程度かかります。席が増えるとエアコン容量・客用トイレ・人件費が跳ね上がります。

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個人経営とフランチャイズの比較

個人経営とフランチャイズの比較

個人経営とフランチャイズはどちらが高くなるか一律には決まりません。フランチャイズは本部の資金サポートで初期費用を圧縮できる反面、加盟金300〜500万円・月次ロイヤリティ売上3〜10%が継続発生します。

個人経営は全額自前で用意する代わりに、メニュー・内装・価格を自由に設計でき、利益率も高めに保てるでしょう。知名度ゼロから集客する難しさを覚悟できる方は個人経営、ブランド力で初年度から黒字化を狙う方はフランチャイズが向いています。

カフェの開業資金の内訳7項目

開業資金の内訳
開業資金の内訳

カフェの開業資金は物件取得費・内装設備費・人件費の3項目で全体の7割を占めます。都市部・ドリンクメインの小型カフェを一人で開業する想定の内訳は次の通りです。

物件取得費150〜300万円
内装設備費150〜300万円
備品(コーヒー店ならではの設備含む)20〜100万円
材料費20万円
資格・届出費用数万円
広告宣伝費0〜30万円
運転資金100〜200万円
500〜1000万円
※2026年5月時点の目安

物件取得費

物件取得費の内訳

飲食店物件の初期費用は家賃の10〜12カ月分が相場です。家賃15万円なら150〜180万円が必要となるイメージで、住居物件と違って敷金・礼金ではなく「保証金」と呼びます。

物件取得費の内訳
  • 保証金:家賃の10カ月分
  • 前家賃:1カ月分
  • 仲介手数料:1カ月分

店舗は閉店時の原状回復工事に費用がかかるため、貸主のリスクヘッジとして保証金が高めに設定される仕組みです。家賃が高い物件ほど初期費用も比例して膨らむでしょう。

内装設備費

内装設備費の内訳

カフェ開業で最も金額が動くのが内装・設備工事です。業態によって100万円台〜1000万円超まで幅があり、こだわるほど青天井です。。スケルトン物件(内装なし)から仕上げる場合の目安を示します。

内装設備費の内訳
  • 入口:100万円
  • 壁・床・天井:100万円
  • 水回り・電気工事:80万円
  • エアコン:20万円
  • テーブル・イス・棚:30万円
  • 計:330万円

※2026年5月時点の目安

DIYや居抜き物件の活用で大幅に削れる項目です。後半で具体的な節約法を解説します。

コーヒー店ならではの備品費

コーヒー店の備品費内訳

個別の単価は内装ほど高額ではありませんが、自家焙煎店なら焙煎機、エスプレッソを提供するならエスプレッソマシンと、コーヒー店固有の高額機器が複数必要です。

備品の内訳
  • 冷蔵庫:30万円
  • 製氷機:30万円
  • 給湯器:1万円
  • 流し・シンク:10万円
  • コーヒードリップマシン:30万円
  • ドリンクディスペンサー:20万円
  • グラインダー:10万円
  • 焙煎機:100万円
  • エスプレッソマシン:80万円
  • レジ:3万円
  • パソコン・照明・掃除機:数万円
  • 計:約320万円

※2026年5月時点の目安

業務用焙煎機・エスプレッソマシンが特に高額。中古市場(テンポスバスターズ・ヤフオク・JECCICA)を活用すれば、新品の3〜5割引で揃えられるでしょう。

その他費目(材料費・資格届出・広告宣伝費・運転資金)

その他費目の内訳

残り4項目を一気に整理します。

材料費:メニュー数と仕入れ先で大きく変動。ブラジル産コーヒーの生豆は1kg約1,600円、スペシャルティコーヒーや品評会入賞豆は1kg8,000円超に達することも。ギフトBOX・包装で追加数万円かかる点も忘れないでください。

※2026年4月時点

資格・届出の内訳(計52,500円)
  • 食品衛生責任者:10,000円
  • 飲食店営業許可:18,000円
  • 菓子製造業許可(メニュー次第):17,000円
  • 防火管理者(物件次第):7,500円
  • 開業届・青色申告承認申請書:無料

広告宣伝費:Instagram・X・TikTokは初期費用ゼロで利用可能です。Webサイト制作とSNS運用を外注すると30万円前後かかるため、開業前から自分でSNS発信を始めるのがおすすめです。

運転資金:開業後しばらくは赤字を覚悟する必要があるため、営業経費の半年〜1年分(家賃15万円・光熱費5万円なら150〜200万円)を確保します。融資審査でも自己資金とともに重視される項目です。

カフェの開業資金を抑える8つのポイント

開業資金を抑える8つのポイント

カフェ開業はお金がかかると感じたかもしれません。しかし、ポイントを押さえれば数百万円単位で開業資金を圧縮可能です。下記の4方向・8つの方法を組み合わせるのがコツです。

開業資金を抑える4方向×8つのポイント
  1. 立地系:自宅・居抜き・キッチンカー
  2. 節約系:DIY・中古備品
  3. オペレーション系:一人運営・メニュー絞り
  4. 集客系:SNS活用

立地系:自宅・居抜き・キッチンカーを選ぶ

立地系の節約方法

物件選びを変えるだけで開業資金は最大1000万円以上削れます。3つの選択肢のメリット・デメリットを比較します。

メリットデメリット
自宅:家賃ゼロ・通勤ゼロ
居抜き:設備・内装が残っていて時短
キッチンカー:250〜300万円で開業可能
自宅:プライバシー上、自宅住所が広く知られる
居抜き:造作譲渡料が高額になる場合あり
キッチンカー:出店場所探しが継続発生

自宅改装:賃貸物件では大家の許可が必要です。集客が見込めるエリアで広いスペースがある方に向きます。

居抜き・残置物件:もともと飲食店だった物件で設備・備品が残っているため、新規工事費を圧縮しやすいのが利点。営業中に契約するのが「居抜き」、退去後で空家期間が長いのが「残置」という呼び分けです。立地が良い居抜きほど造作譲渡料(50〜300万円)が高くなる点に注意してください。

キッチンカー:店舗600〜1800万円に対し、キッチンカーは250〜300万円で開業可能。車両改造費・駐車場代はかかるものの、開業資金は大幅に削減できるでしょう。

節約系:DIYと中古備品を組み合わせる

DIYと中古備品

内装設備費は開業資金の最大費目です。DIYでクロス貼り替え・棚作り・換気扇取り付けを自分で行えば、業者発注比で50〜70万円カット可能です。水回りと電気は資格が必要なので業者依頼必須です。

備品も新品と中古で価格が3〜5倍違います。冷蔵庫・製氷機・テーブルは中古で揃え、焙煎機など故障時の影響が大きい機器だけ新品にする使い分けが現実的でしょう。主な調達先はテンポスバスターズ・ジモティー・厨房機器市場の3つです。

オペレーション系:一人運営とメニュー絞り

一人運営とメニュー絞り

不動産費の次に重い固定費は人件費です。1人〜2人で運営できる小規模設計にすれば、月20〜40万円の人件費が浮きます。席数10席以下・カウンター中心・セルフサービスの組み合わせが定石です。

メニューも開業時はドリンク5〜8品+コーヒー豆販売だけに絞ります。フードを増やすほど食材ロス・厨房工数・在庫管理コストが膨らむため、売上が伸びてから常連客の要望に合わせて拡張するのが安全策です。

集客系:SNSで広告費ゼロから始める

SNS集客

開業前からSNSで発信を始めましょう。Instagram・X・TikTokの3媒体は初期費用ゼロで利用可能。準備期間中の試作品・物件探し・内装DIYのプロセスを発信すると、開業時点で数百〜数千人のフォロワーが既存客に育つでしょう。

Webサイト・Googleビジネスプロフィール・ブログは開業後の追加施策で十分間に合います。集客が安定してから、Webサイト制作(30万円〜)に投資しましょう。

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カフェの開業資金はどう集める?優先度順4つの方法

開業資金の調達方法

カフェの開業資金を調達する方法を、優先度の高い順に並べると以下の通りです。返済義務の有無と審査難易度で順位が決まります。

開業資金を集める方法
  1. 自己資金
  2. 補助金・助成金
  3. クラウドファンディング
  4. 融資

1. 自己資金

自己資金

可能な限り自己資金で賄える設計を考えましょう。日本政策金融公庫の融資は自己資金が開業資金の1/10以上必要で、自己資金が少ないと審査に通りません。長期間かけて貯めた自己資金は信用評価でプラスに働きます。

今は自己資金がゼロでも、本記事末尾の「副業で動き出す3つの方法」で月数万円の貯蓄を積み上げていけば、3〜5年で200〜300万円規模の自己資金が貯まるでしょう。

2. 補助金・助成金(2026年最新版)

補助金と助成金

国・自治体の補助金や助成金を活用可能です。返済不要ですが審査があり、必ず採択されるとは限りません。補助金と助成金の違いは次の通りです。

補助金と助成金の違い
  • 補助金:申込数の上限あり・採択倍率が高い・経産省系が多い
  • 助成金:申込数の上限なし・基準を満たせば支給・厚労省系が多い

2026年5月時点で利用できる主要な補助金は次の通りです。公的補助金は名称・金額・採択枠が頻繁に変更されるため、必ず公式サイトで最新情報を確認します。

カフェの開業資金に使える主要補助金(2026年5月時点)

条件判断が難しい場合は商工会議所・よろず支援拠点・自治体の創業相談窓口を利用すると無料で相談可能です。

3. クラウドファンディング

クラウドファンディング

クラウドファンディングはインターネットで多数の支援者から少額ずつ資金を集める仕組みです。「募金」と異なり支援額に応じたリターン(無料チケット・コーヒー豆・お礼状など)を用意します。

開業資金を集めながら、リターン受領者がそのまま開業後の最初の顧客です。。準備期間中の発信を兼ねるため、SNS集客との相性も良好です。主要サイトと手数料は次の通りです。

主要クラウドファンディングサイトと手数料

支援額の10〜20%が手数料として差し引かれます。100万円集めた場合の手取りは80〜90万円という計算で予算を組みます。

4. 融資

融資の主な3つの選択肢

開業資金を借りる場合、主な融資先は次の3つです。

主な融資先
  • 日本政策金融公庫(新規開業資金・新創業融資制度):金利1.5〜3.0%・無担保無保証可・開業向けに最も使いやすい
  • 信用金庫:地域密着型・開業前の相談から長期サポート
  • 銀行(プロパー融資・制度融資):審査は厳しめ、開業後の追加融資向き

融資を受けるには最低でも開業資金の1/10程度の自己資金と綿密な事業計画書が必要。融資は借金で返済義務があるため、月次の返済額が利益から払える額に収まるか必ずシミュレーションしましょう。

【知人実例】自宅カフェ230万円で開業した流れと内訳

自宅カフェ開業の実例

ここからはコーヒー豆研究所編集部が直接ヒアリングした、知人カフェの開業実例を見ていきましょう。総額230万円でカフェを開業したケースで、自宅兼店舗・オフィス物件転用・コーヒー特化メニューという3つの工夫で大幅にコストを抑えた事例です。

開業までの流れ

開業までの時系列
3年前〜物件探し開始
半年前〜内装業者の選定・相見積もり
2ヶ月前〜工事開始・メニュー開発・備品購入
数週間前〜飲食店営業許可の申請
STEP
【3年前〜】物件を探し始める

やりたいカフェのイメージに合わせて物件を見て回ります。

知人が選んだ物件は1Fがオフィス、2Fと3Fが住居というタイプ。広いスペースとシンク・トイレ完備で、店舗として使いやすいという特徴で居抜き物件として活用できました。

STEP
【半年前〜】内装業者の選定・相見積もり

複数の内装業者を比較して相見積もりを取ります。壁・床・天井・厨房設備など全工程を一括で対応できる業者を選定しました。

飲食店施工の実績がある業者に依頼すると、後の飲食店営業許可の検査もスムーズに通過します。

STEP
【2ヶ月前〜】工事開始・メニュー開発・備品購入

内装工事・メニュー開発・備品購入を並行で進めます。

コーヒー特化のため、フードはワッフルとチーズケーキの2品のみという最小構成で展開しました。その代わりコーヒー生豆と焙煎機は厳選しています。

STEP
【数週間前〜】飲食店営業許可の申請

保健所の検査を受け、飲食店営業許可を申請します。

知人は事前に食品衛生責任者の資格を取得済みだったため、申請はスムーズに通過しました。食品衛生責任者の講座は予約が先まで埋まっていることも多いので、早めに取得しておきましょう。

開業資金の内訳

開業資金の内訳230万円

開業にかかった費用の内訳は次の通りで、全額を自己資金で賄っています。自宅兼店舗とコーヒー特化により、標準的な目安500〜1000万円の半額以下に収めました。

物件取得費0円(自宅兼店舗のため追加費用なし)
内装設備費110万円(キッチンカウンターがメイン)
備品25万円(焙煎機・コーヒーミルがメイン)
材料費約6万円(メニュー数が少ないため)
人件費0円(一人で運営したため)
資格・届出費用18,000円(飲食店営業許可)
広告宣伝費0円(ブログ・口コミ集客のため)
運転資金80万円(家賃ゼロのため少額)
約230万円

物件取得費

物件取得費0円

自宅として住む物件のため、開業費用としての追加はゼロです。増築や改修工事を行う場合はこの段階で費用が発生します。

内装設備費

内装設備費の内訳(計110万円)
  • カウンター・水回り:70万円
  • 壁紙:10万円
  • 床:10万円
  • 照明工事:20万円

もとがオフィス物件のため、シンク・トイレ・電気配線などの基本設備は最初から整っていました。入口の改装も不要だったため大幅にコストカット。最も高額なのはキッチンカウンターの設置費用です。飲食店の居抜き物件ならこの費用も不要にです。

備品

備品25万円の内訳
備品の内訳(計約25万円)
  • 焙煎機:8万円
  • ミル:4万円
  • IH調理器:1万円
  • 食器:1万円
  • ケトル:3,000円
  • レンジ・トースター:8,000円
  • 冷蔵庫:4万円
  • 棚・イス・テーブル:6万円
  • 包装:5,000円

メニュー数が少ないため備品費も少額に抑えられました。冷蔵庫は家庭用、製氷機は冷凍庫の氷で代用、レジはスマホ決済アプリで代用しています。ただし、コーヒーにはこだわったため、焙煎機とコーヒーミルは家庭用ながら高額な機種を選択しました。

材料費

材料費6万円
材料費の内訳(計約6万円)
  • コーヒー生豆:1万円
  • ハーブ:1万円
  • 紅茶:8,000円
  • その他材料費:数万円

材料は無くなるたびに買い足したため開業費用としては少額です。ドリンクの材料は保存がきくものが多いため、集客が見込める場合はまとめ買いで割安です。。

人件費

一人運営を前提に始めたため、人件費は0円です。人を雇う場合は開業前から求人を出しておきます。

広告宣伝費

広告宣伝費0円

最も集客効果が高かったのはブログでした。無料ブログサービスを利用したため広告費は0円です。独自ドメインで運用すると年数千円のサーバー・ドメイン費用がかかります。

届出費用

飲食店営業許可18000円

飲食店営業許可の届出のみで18,000円です。ワッフル・チーズケーキの店内飲食であれば菓子製造業許可は不要でした。メニュー・設備・テイクアウトの有無で必要許可が異なるため、事前に保健所で確認します。

運転資金

家賃ゼロで材料費も少ないため、運転資金は80万円で十分でした。家賃が発生する物件で開業する場合は、家賃の半年〜1年分を必ず確保しましょう。

開業資金ゼロでも今すぐ出来る3つのアクション

開業資金ゼロでもできる3つのアクション

自己資金がゼロでも今日から動き出せる方法は3つあります。コーヒー豆の販売やドリンクの提供は、店舗を持つ以外にも選択肢が広がっています。難易度の低い順に並べました。

できること難易度初期費用
勉強したことをSNSで発信する★☆☆0円
ネットショップを始める★★☆10〜20万円
休日だけ副業で開業する★★★5〜30万円

1. 勉強したことをSNSで発信する(難易度★)

SNS発信

カフェ開業に向けて学んでいる内容をInstagram・X・TikTokで発信しましょう。発信のメリットは2つあります。

発信するメリット
  • アウトプットすることで知識が定着する
  • フォロワーの一部が将来の顧客候補になる

カフェを開業した方の多くは、開業前から学習プロセス・物件探し・試作品の様子をSNSで発信しています。開業時点で500〜2,000人のフォロワーがいれば、初日から行列ができるカフェも珍しくないでしょう。

発信ネタの例
  • コーヒーの抽出のコツをInstagramリールで発信
  • おすすめのコーヒーショップ巡りをブログで紹介
  • 自家焙煎の試行錯誤をTikTokで時系列発信

2. ネットショップを始める(難易度★★)

ネットショップでコーヒー豆販売

コーヒー豆をネットショップで販売する場合、初期費用は10〜20万円で始められます。パソコン・仕入れ・コーヒー製造業の届出・開業届の4点を用意します。

必要な資格は食品衛生責任者の1つで、講習1日(約6時間)で取得可能。保健所の店舗検査もないため、煙対策さえすれば自宅で焙煎して販売開始できるでしょう。家庭用焙煎機なら10万円ほどで購入可能です。

コーヒー豆を販売できる主要ネットショップと手数料は次の通りです。

サイト名手数料特徴
BASE6.6%+40円初期費用ゼロ・テンプレ豊富
STORES5%手数料が最安・予約販売対応
minne10.56%ハンドメイド系の集客力
creema15.4%クラフト系の高単価客層
メルカリShops10%メルカリの集客流入が大きい
※2026年5月時点の手数料

客層・集客力・操作性で違いがあるため、自分のコンセプトに合うサイトを選びましょう。手数料が最安のSTORESで始め、集客が安定してから複数サイトに広げる流れが定番でしょう。

3. 休日だけ副業で開業する(難易度★★★)

休日副業でカフェ開業

本業を続けながら週末だけカフェを営業する方法もあります。本業収入が継続するため、リスクを抑えてカフェ運営を実体験可能。営業日数が少ないため大きな初期投資はできず、次の2形態が現実解とです。

副業でカフェを開業する2つの方法
  1. 日替わり店主の店を利用する
  2. 既存の店を間借りする

日替わり店主の店を利用する

日替わり店主のカフェ

同じ店で日替わりに違う店主が立ち、各々のコンセプトでカフェを営業するスタイルです。東京・中野の「ウナカメラリーベラ」や、大阪・天神橋の「週間マガリ」が代表例です。

メリットデメリット
開業資金が5〜10万円程度で済む
保健所への届出が不要
他の店主と情報交換できる
内装を大きく変えられない
営業日が他店主との調整次第

すでに飲食店として営業中の空間を使うため、開業資金・届出が大幅に省けるのがメリット。副業としてお試しで店舗運営を経験したい方におすすめでしょう。

既存の店を間借りする

既存店を間借り

既存飲食店の閉店後の時間帯(モーニング・深夜帯)を借りて短時間営業する方法。「日替わり店主」と同じく、既に飲食店として認可済みの空間を使うため新規許可は不要とです。

将来自分の店を持つ予定なら、イメージに近い既存カフェを間借りすると実践的なノウハウを学べます。営業時間外の有効活用になるため、貸す側にもメリットがあります。

メリットデメリット
開業資金が10〜30万円で済む
保健所への届出が不要
既存店オーナーからノウハウを学べる
内装を大きく変えられない
営業日が限られる
既存店オーナーとのトラブル発生リスク

マッチング先は吉野家ホールディングスの「シェアレストラン」、SNSでの直接交渉、地域コミュニティ経由の紹介の3経路。トラブル防止のため、契約書を必ず交わしてください。

カフェの開業資金に関するよくある質問

カフェ開業に必要な資格は何ですか?

必須は「食品衛生責任者」(講習1日・10,000円)と「飲食店営業許可」(保健所申請・18,000円)の2つ。収容人数30人以上の店舗は「防火管理者」(7,500円)も追加で必要です。。パン・ケーキの製造販売を行う場合は別途「菓子製造業許可」(17,000円)を取得してください。

個人事業主と法人どちらで開業すべき?

初年度の見込み所得が500万円未満なら個人事業主、500万円超なら法人化を検討しましょう。個人事業主は開業届のみで0円、法人設立は登記費用で20〜25万円かかるものの、消費税免税期間2年・社会的信用・節税効果でメリットが大きくです。カフェオーナーの多くは個人事業主で開業し、軌道に乗った段階で法人化する流れです。

融資を受けるのに自己資金はいくら必要ですか?

日本政策金融公庫の新創業融資制度では、開業資金の最低1/10の自己資金が要件です。開業資金1000万円なら自己資金100万円が下限です。実態としては自己資金が3分の1程度あると審査通過率が大幅に上がります。長期間かけて貯めた自己資金は信用評価でプラスに働きます。

開業初日からの売上目安はどのくらいですか?

客単価700円・10席のカフェの場合、回転率2回・営業10時間で1日14,000円〜100,000円程度が現実的なレンジです。SNSで開業前から発信していると初日から行列ができることもありますが、知名度ゼロの場合は1日数千円スタートも珍しくありません。月商60〜100万円を目指して半年〜1年かけて積み上げます。

コーヒー専門カフェの最低開業資金はいくらですか?

本記事の知人実例では総額230万円で開業しました。自宅兼店舗・コーヒー特化メニュー・一人運営の3条件を満たせば200〜300万円が下限ライン。家賃発生する物件で運営する場合は500〜800万円、こだわりの内装・複数席を揃えるなら1000万円以上が目安です。。キッチンカーなら250〜300万円で店舗を代替できるでしょう。

カフェの開業資金の目安を知って現実的なプランを立てよう

カフェ開業の現実的なプラン

カフェの開業資金、費用を抑える方法、資金がなくても今からできる行動を解説しました。本記事の要点をまとめます。

この記事の要点
  • カフェの開業資金は約600〜1500万円が中心レンジ(2024年度公庫データの中央値580万円)
  • 自宅・キッチンカー・居抜きを使えば230〜300万円で開業可能
  • 開業資金の大部分は物件取得費・内装設備費・人件費の3項目
  • 抑えるコツは「立地」「節約」「オペレーション」「集客」の4方向で計8つ
  • 資金調達は自己資金→補助金→クラウドファンディング→融資の優先度
  • 2026年はデジタル化・AI導入補助金(最大450万円)と小規模事業者持続化補助金 創業型(上限200万円)が主力
  • 資金ゼロでもSNS発信・ネットショップ・副業店舗の3アクションで今日から動ける

カフェ開業は大きな決断ですが、今は小さく試せる環境が整っています。本記事の内容を参考に、自分らしいカフェの開業プランを立ててみてください。

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