コーヒー豆っていろいろ種類がありすぎてよくわからない…良いコーヒー豆の選び方を教えてほしい!
コーヒー豆を選ぶ時の注意点ってなに?気になる!
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
- コーヒー豆を選ぶときのポイントは「ロースト度合い」「ブレンドの比率」「素材」の3つ
- コーヒー豆のチャートを見て自分の好みのラインを把握できる
- コーヒー豆の通販サイトはおすすめできる購入先
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう。
コーヒー豆の選び方を理解する前に自分のコーヒー器具を確認しよう!
あなたはコーヒーを淹れるための道具をなにか持っていますか?まず豆を買う前に自分がコーヒーを淹れるときのスタイルを確認しておきましょう。
コーヒーにはお湯だけあれば美味しく飲めるものもあれば、コーヒー豆から挽かないと淹れることが出来ないコーヒーもあります。
失敗しないためにもしっかり確認してから購入するとよいでしょう。
自宅でコーヒーを入れる場合では、道具の有無によってコーヒー豆の種類を選ぶ必要があります。
自宅でコーヒーを入れる場合では、道具の有り・無しで美味しさや手間が変わってくることを理解しましょう!
今回は大きく保存面を中心に3つのパターンに分けました。
※コーヒー豆の美味しさを決める大きな要因の1つは鮮度です。
コーヒーを淹れる道具がないパターン
自宅にコーヒーを淹れるための道具が全くないという方は、お湯だけでコーヒーを淹れることが出来るドリップバッグを選ぶといいでしょう。
ドリップバッグとは、コーヒーを選んでお湯を沸かし、飲むカップを用意するだけでコーヒーを楽しむことが出来るものです。
コーヒー豆の選び方に関しては限りがありますが、手軽に美味しいコーヒーを飲むことが出来るメリットがあります。
コーヒー豆を最初から挽くといった面倒な手間を省きたいという方におすすめ。
ドリップバッグのおすすめは、以下の記事をご覧ください。
コーヒーを淹れる道具があるパターン
自宅にドリッパーやサイフォンがある方は、挽いたコーヒー豆を使ってコーヒーを入れることが可能です。
挽き具合や焙煎具合など、色々なコーヒー豆から選ぶことができるため、こだわりを持っている方には合っているスタイルでしょう。
ですが、コーヒー豆を挽いた状態で購入することによって「保存」が重要になってきます。
コーヒー豆は挽いてしまうと、そこから酸化が始まり劣化が進んでしまうのです。
詳しいコーヒー豆の保存方法について知りたいという方はこちらの記事を参考にしてみてください。
挽いたコーヒー豆を購入するケースでは、ムダにならないように買う量に注意する必要があります。
おおよその目安は1杯10g程度になります。
コーヒー豆を挽く道具を持っているパターン
コーヒーを淹れる道具があり、コーヒー豆を挽けるミルがある方は、是非コーヒー豆を購入してコーヒーを淹れることをおすすめします。
コーヒー豆は、豆のままの状態の方が挽いた状態よりも長く鮮度を保つことができ保存もしやすいため、いつでも新鮮な美味しいコーヒーを飲むことができます。
また、挽く量を自分で調整出来るため買う量に困らなくて済みます。
保存に関してだけではなく、コーヒーを飲む度に自分の好みや気分で挽き具合を調整することができるのも、豆が挽けることの大きな魅力。
自分好みの度合いにすることが可能です。
店で挽いたコーヒー豆を買うと一度決めてしまったら変えられませんが、毎回挽き具合を変えることが出来るのが嬉しいポイントです。
しかし、手間と時間がかかるため、手軽に飲みたいだけの人にはあまり向かないでしょう。
コーヒー豆の選び方【チャートで解説】
では本題のコーヒー豆の選び方について解説していきます。
上手なコーヒーの選び方を知って、気をつけるべきことを頭の隅に入れておけば、きっと自分に合った美味しいコーヒーを飲めるようになりますよ!
まとめると以下の通り。
- ロースト度合いで選ぶ
- ブレンドの比率で選ぶ
- 素材で選ぶ
一つ一つ解説していきます。
気をつけるべきことを抑えておけば、上手なコーヒー豆の選び方がわかるね!
1. ロースト(焙煎)度合いで選ぶ
美味しいコーヒー豆の選び方で大事なことは、ロースト(焙煎)度合いに気をつけることです。
ローストとは、コーヒー豆を焙煎することを言います。
その焙煎度合いは、浅煎り〜深煎りによって大まかに分けられ、味の構成が決まります。
ステーキの焼き加減で言うならば、レアー、ミディアム、ウェルダンのようなものです。
コーヒー豆の焙煎チャート
ロースト度合いが変わってくると、酸味と苦味のバランスが変わってきます。
苦味を聞くと、嫌な印象を持つ方も少なくないと思いますが、それは思い違いです。
コーヒーの苦味は、美味しいコーヒーには必須の要素。その苦味があるからこそ、甘みや酸味、旨みなど、他の味わいの要素も活きてくるのです。
そして、簡潔に言うと、豆は焼けば焼くほど苦味が強くなる傾向にあります。
あなたはチャートを見て、自分の好みやニーズがどの段階に当てはまりましたか?
まずはこのチャートにあるロースト8段階の特徴をみて、好みのラインを見つけてみてください。
コーヒー豆を選ぶときに、とてもわかりやすい目安になるでしょう。
※挽いてあるコーヒー豆を買う人に向けて記事を書いています。
2. ブレンドの比率で選ぶ
ブレンドに目をとめることもコーヒー豆の選び方には大切です。
ブレンドとは簡単に言うと、複数のコーヒー豆を混ぜて作ったものです。
また、1つの産地で採れたコーヒー豆をシングルオリジン(ストレート)と呼びます。
ストレートではなくブレンドからコーヒー豆を選ぶ理由
ストレートではその産地の個性を楽しむことが出来ます。
しかし、単一産地なので味わいとしては、非常にシンプル。
一方、ブレンドはさまざまなコーヒー豆を混ぜているため、味わいが複雑で何よりもバランスが取れており飲みやすいものが多いです。
つまり、好みのブレンドを見つけてからそれと似た商品を探すことも大切というわけです。
3. 素材から選ぶ
それでは最後は、生産国側の生豆という素材に着目してみましょう。
素材に気をつけることもコーヒー豆の選び方において大切です。
素材はこれらのことを気をつければ問題ありません。
- 生産地
- 品種
- 栽培条件
- 精製方法
以上の4つになります。
理由としては至ってシンプルで、生産地は品種、栽培条件によってコーヒーの味が変わってくるからです。
より大きな地域ごとの特徴をタブでまとめています。クリックすると詳細が見れます
苦みと深いコクが特徴。いつもと違うコーヒーを飲みたい方におすすめです。
代表的な銘柄はインドネシアの「マンデリン」。
苦みが強く、深いコクが感じられます。また香辛料のような独特な香りも魅力でしょう。
そのため、少しクセのあるコーヒーを試したい際や、普段からミルクや砂糖と一緒に飲んでいる方などの甘党の方にもおすすめです。
特に生産地についてはかなり味わいが異なってきますので、購入する際に商品の裏を見て確認するといいでしょう。
でもどこのコーヒー豆生産国を見たら良いの?
このような方にはこちらの記事を参考にしてみてください。初心者でもわかるコーヒー豆の種類がまとめられています。
約1分でコーヒーのタイプを診断
迷った方は以下の質問に答えてみてください。約1分でコーヒーのタイプを診断します。
\ 約1分でぴったりの1杯を見つけよう /
コーヒー豆の購入先を決めよう!
コーヒー豆の選び方をマスターしたら、次は「どこで買ったらいいのだろう?」の疑問にお答えします。
もちろんスーパーの食品売り場やコンビニなどにも置いてあるので、お買い物ついでに手軽に購入することができます。
そうはいうものの「より美味しいコーヒーを飲みたい!」そんな方は、やはり購入先も考えたいものです。
今回は、コーヒーの味わいを優先して購入先を選んでみましょう。
おすすめは以下の通りです。
- コーヒー豆専門店
- 行きつけのカフェやコーヒーショップ
- コーヒー豆通販サイト
他にも購入先はありますが、ここでは上記の3つにしぼって見ていきます。
コーヒー豆専門店で購入する
初めて専門店でコーヒー豆を買うときには、ちょっぴり敷居が高く感じてしまうかもしれませんね。
とはいえ、コーヒー豆専門店にはいろいろなメリットがありますよ!
とにかくコーヒー豆が新鮮
なんといっても専門店であればとにかく新鮮な豆を購入できます。
毎日少量焙煎、直接販売している自家焙煎コーヒー専門店であれば、なおさら鮮度が高く美味しいコーヒー豆を買うことができるでしょう。
ただ、お店によっては回転が悪く、焙煎してから何週間も経過しているケースも稀にあります。
専門店でもお店選びはしっかりしましょう。
豆のケースは清潔か、回転率はどうか、油の劣化した匂いはしないかなどチェックしてから購入することをおすすめします。
相談できるスタッフがいる
経験と知識の豊富なスタッフがいろいろと教えてくれます。
わからないことや知りたいことがある人は、ぜひ的確なアドバイスをしてもらえる専門店に行ってみましょう。
その時には、前にあげたチャートのワードを使ってみてください。きっとお店のスタッフにもうまく伝わることでしょう。
好みに合ったコーヒー豆を一緒に選んでくれますよ!
また、抽出時に使うコーヒー器具に合った豆の挽き具合や、正しい淹れ方なども具体的に教えてもらえるでしょう。
自分の感覚で確かめられる
専門店では実際に、焙煎された豆の色や形を見て芳しい香りを確かめることができます。
また、試飲を出してくれるお店も多く、コーヒーの味わいを飲み比べることもできます。
自分の好みのコーヒー豆を見つけられそうですね。
デメリット
メリットがいっぱいのコーヒー豆専門店での購入ですが、いざ購入するときにはお店に直接出向かなければなりません。
また、営業時間や営業日などの都合によって、買いたい時にすぐに買えないこともあります。
とくにコーヒー豆の焙煎・販売のみのお店は、営業日が限られていたり閉店時間が早かったりすることも多いので、事前に調べてから行くようにしましょう。
カフェで購入する
行きつけのカフェやコーヒーショップなどで購入するという手段もあります。
特に行きつけのカフェであれば、いつもオーダーする好みの銘柄のコーヒー豆が購入できます。
自宅でもお気に入りのコーヒーをゆっくりと楽しむことができますね。
ただ、専門店のように常に新鮮というわけではないので、鮮度や品質に多少のばらつきがあるでしょう。
ネット通販で購入する
ポチっとすれば何でも購入できてしまう時代ですが、コーヒー豆ももちろんインターネット購入が可能です。
便利でお得、メリットもたくさんあり、おすすめの購入方法です!
最近は、通販で豆を購入しているという人も多く、気に入ったお店の「コーヒー豆の定期購入」のサービスを利用する人も増えています。
通販のメリット
コーヒー豆の通販は、忙しい人にとっては大変便利でお得な購入方法です。
注文しておけば自宅に届けてくれるので、お店の営業時間や営業日を気にする必要もありません。
そして、何よりも一番のおすすめポイントは、焙煎したての新鮮な美味しいコーヒー豆を購入できる点です。
通販のコーヒー販売は、ほとんどのお店が受注生産をしています。作り置きを発送しているお店はまずないでしょう。
コーヒー豆は鮮度が命なので、美味しいコーヒーを淹れるためには焙煎仕立てのコーヒー豆であることは大切なポイントです。
焙煎士やバリスタなどの専門家が厳選したこだわりのコーヒー豆を新鮮な状態で購入できるとあれば、利用する価値はとても大きいでしょう。
個性豊かなスペシャルティコーヒーが自慢のお店もあれば、お店独自の飲みやすいブレンドコーヒーを看板商品としているお店もあったりで、その時のニーズに合わせて選べるのも楽しいですね。
他にも、遠方のお店のコーヒー豆を手軽に手に入れることができたり、希少性のあるコーヒー豆を見つけられたりと様々なメリットがあります。
お店によっていろいろな特典も用意されているのでチェックしてみましょう。
定期便のおすすめ
通販をしているコーヒー豆販売店は、「定期便」のサービスを行っているお店もあります。
毎月決まったタイミングでコーヒー豆を届けてくれるサービスで、年々利用する人も増えてきています。
うっかり豆を切らしてコーヒーを飲めないということもなく、買いに行く手間も省けるので、毎日コーヒーを飲むライフスタイルの方にはおすすめできるサービスです。
定期便の場合は、通常購入よりも低価格で買えることがほとんどです。
相性のよいお店が見つかったら、ぜひ定期購入にして、より便利によりお得に利用してみてください。
【初心者向け】おすすめのコーヒー豆3選!通販で買える
初めて通販でコーヒー豆を買う方に、おすすめしたいコーヒーを紹介します。
- 高品質でコスパ抜群「珈琲きゃろっと」
- 40年以上の伝統技術を誇る「土居珈琲」
- 旬のシングルオリジンを低価格で提供「Nif Coffee(ニフコーヒー)」
どのお店も、高品質で新鮮なこだわりのコーヒー豆!
本当に美味しいコーヒーを楽しむことができます。
次にお店の特徴を簡単に紹介します。
1. 珈琲きゃろっと
北海道の小さなお店ですが、こだわりの高品質なコーヒー豆を販売しています。
焙煎士でもあるオーナーは様々な賞を受賞しており、とても人気のある自家焙煎コーヒー専門店「珈琲きゃろっと」。
初回限定セットなどお得な特典もあるので、初めて購入する方には特におすすめです。
コーヒーの淹れ方などの詳しい冊子もついています。
自宅でも美味しく飲めるよう、ケアも手厚いお店です。
メーカー | 珈琲きゃろっと |
内容量 | 200g×2 |
銘柄 | グァテマラ、コスタリカ |
焙煎方法 | 中深煎り(グァテマラ)中煎り(コスタリカ) |
スペシャルティコーヒー | 〇 |
\ 今なら初回限定53%OFF /
珈琲きゃろっとの特徴については、以下の記事で詳しく解説しています!
2. 土居珈琲
創業40年以上の大阪のコーヒー豆通販専門店「土居珈琲」。
コーヒー豆の通販店として、先駆者的な存在でもあります。
40種類以上の上質な豆を取り揃えており、コーヒー豆の「甘み」を引き出す焙煎にこだわっています。
どのコーヒーも酸味が少なく充分な甘みを感じる味わいが特徴的。
初めての購入の方向けの「小さな焙煎」おためしセットは人気の2銘柄が100gずつ入っていて、お試ししやすくなっているのでおすすめです。
メーカー | 土居珈琲 |
内容量 | 100g×2 |
銘柄 | グァテマラ、エルサルバドル |
焙煎方法 | 中煎り(グァテマラ、エルサルバドル) |
スペシャルティコーヒー | 〇 |
\ 多数メディアに掲載 /
土居珈琲の特徴については、以下の記事で詳しく解説しています!
3. NifCoffee(ニフコーヒー)
とにかコスパが抜群!高品質なコーヒーを低価格で提供しています。
基本的に旬のシングルオリジン3銘柄のみの販売で、月ごとにコーヒー豆を入れ替えるスタイルをとっています。
「ふつう」「ふかいり」「とくべつ」の3種類の販売で、1袋 200g999円~という設定。
初回購入は実質送料無料の特典もあります。
味わいの仕上がりはどれも雑味がなくて飲みやすいです。
旬のコーヒーそれぞれに合わせた焙煎の工夫がされており、素材の味わいを活かした仕上がりです。
単品で買えば軽く3,000円は超えてしまいますが、今ならなんと「お試しセット」だと2,800円で購入できます。また特典として送料無料、300ポイントプレゼントなので、実質2,500円です。
ニフコーヒーの特徴については、以下の記事で詳しく解説しています!
お店それぞれの特徴やこだわりなど、もっと知りたい方はこちらの記事も合わせて読んでみてください。
コーヒー豆の正しい選び方を理解してより美味しいコーヒーを飲もう!
いかがでしたか?
今回は初心者向けにコーヒー豆の選び方をお伝えしました。
もう一度、この記事で大切なことをまとめます。
- コーヒー豆を選ぶときは「ロースト度合い」「ブレンドの比率」「素材」をチェック
- チャートで好みのラインを見つける
- コーヒー豆の購入先は通販サイトがおすすめ
コーヒー豆の種類はかなり多く存在しているため選ぶのが難しいでしょう。
初心者なら特にコーヒー豆選びは苦労するものです。
ロースト度合い、ブレンドの比率、素材の特徴、チャートを逐一見ていくことできっと美味しいコーヒー豆と出会うことが出来るはずです!
またチャートを見てもあまり想像がつかないという場合には、以下の記事をご覧下さい。