コーヒー豆の挽き方ってどんなものがあるの?
挽き方を知って簡単に美味しいコーヒーができるといいね…!
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
コーヒー豆から粉にする際の挽き方にも種類があるのを知っていますか?
何気なく飲んでいるコーヒーですが、挽き方が違えば味わいにも影響してきます。
今回はコーヒー豆を挽く際に注意する点や美味しく淹れるポイントも合わせて紹介していきます!
- コーヒー豆の挽き方は全部で6種類
- コーヒー豆は器具に合わせて挽き方を変える
- ミルでコーヒー豆を挽くときは3つのポイントに気を付ける
- 挽いたコーヒー豆を美味しく淹れるポイントは2つある
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう。
挽き方の前に知っておこう!コーヒー豆を挽く理由
結論、コーヒー豆を挽くのはコーヒーの成分を抜き出しやすくするため。
簡単に言えば、コーヒーを豆の状態のままお湯につけておいてもゆっくりと抽出することは可能です。
しかしそのやり方だと当然時間もかかり、抽出が不十分になってしまいます。
コーヒー豆が本来持っている美味しい成分を抽出しづらいわけだね!
豆を粉状に細かくすることによってお湯と接する面を増やし、成分を抜き出しやすくするのが挽く理由です。
コーヒー豆の挽き方
コーヒー豆の挽き方は動画で見るのがおすすめです。
直感的に分かるね!
念の為、以下に挽き方の手順を解説します。
- コーヒーミルを用意し豆をセット
- 手動のコーヒーミルで挽く際は、ハンドルを回すリズムを一定に保ちつつコーヒーの粒度が均一になるようにします。※早すぎると熱を発してしまうので、ゆっくりと丁寧に回すのがコツ
- 自分好みのコーヒーの飲み方や使用する器具に合わせて、粒度を意識しながら豆を挽きましょう
- ペーパードリップやコーヒーメーカーに使うのであれば「中細挽き」、サイフォンであれば「中挽き」がおすすめ。※粒度(種類)は後から解説します
コーヒーは豆を粉砕した時に香りを発するため、挽いた時のコーヒーの豊かな香りも楽しんでみてください。
豆のままを選ぶのがおすすめ
やはりおすすめはコーヒー豆をそのまま豆の状態で挽くことです。
逆に言えば挽き豆(コーヒー粉)はあまりおすすめしません。
理由としては2つあります。
酸化しやすい
挽き豆は酸化しやすく、風味が悪くなってしまいがちです。
飲む時に必要な量だけ豆を挽くことをおすすめします。
是非グラインダーを準備してください。
グラインダーの調節が難しい
どうしても毎回粗さに差が出てしまいます。
特にエスプレッソ豆は加減が非常に難しいので、挽き豆は万能ではありません。
安定した濃厚なクレマのエスプレッソのためには”豆のまま”で買うことをおすすめします。
コーヒー豆の挽き方は6種類
挽き方の種類とはつまり、コーヒー豆の挽いた後の粒の細かさです。
粒度・メッシュとも言われます。
表にまとめると以下の通り。
挽き方 | 粒の大きさ | 味の特徴 | 淹れ方 |
極細挽き(2、3番) | 上白糖くらい | 苦みがとても強い | エスプレッソマシン イブリック |
細挽き(5、6番) | 上白糖とグラニュー糖の中間くらい | 苦みとコクが強い | ウォータードリップ |
中細挽き(7、8番) | グラニュー糖より少し大きめ | 一般的なバランス | ペーパードリップ コーヒーメーカー |
粗挽き(12、13番) | ザラメ糖くらい | 苦みが少なく酸味がやや強い | カフェプレス パーコレーター |
挽き方の横の番号は挽き目の数字です。
数字が小さいほど粒が細かくなります。
しかしショップによって違いもあるため、しっかり確認するようにしましょう。
また基本的に粗いコーヒー豆を挽くとコーヒーの抽出が早くなるため味が出にくく、香りも少ないコーヒーとなります。
逆に細かくコーヒー豆を挽きすぎると、目詰まりを起こしてしまってコーヒーが抽出されず、雑味の強いものになってしまうのです。
極細挽き
極細挽きは砂糖に例えると「上白糖」ほどの細かさになります。
高温で素早く抽出するエスプレッソや、イブリック向き。
※イブリックとは、トルコ式コーヒーを淹れる際の器具のことです。
味わいとしてはエスプレッソに代表されるように、苦みの強い濃いコーヒー向きと言えるでしょう。
細挽き
細挽きは「上白糖」と「グラニュー糖」の中間ぐらいの細かさになります。
ウォータードリップ(水出しコーヒー)向きです。
水出しコーヒーについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
中細挽き
中細挽きの細かさは「グラニュー糖」より少し大きめで、一般的にこの挽き方がよく家庭で使用されています。
中細挽きが一番普及しているということです。
ペーパードリップや家庭用コーヒーメーカー向きのため、この挽き方を基準にしてもらえるといいでしょう。
迷ったらとりあえず、中細挽きをしてみるのもアリです。
中細挽きがかなりおすすめだね。
中挽き
大きさとしてはザラメとグラニュー糖の間となっています。
使用する器具としてはコーヒーメーカー、ドリッパー、サイフォン、ネルドリップなどがあります。
ご家庭にある器具で試してみましょう。
中粗挽き
中粗挽きの大きさとしては、グラニュー糖ほどです。
使用する器具はコーヒーメーカー、ドリッパーなどになります。
中挽きよりもコーヒー豆の大きさが粗く、香りが抑えられているのが特徴です。
粗挽き
粗挽きはの細かさはザラメ糖ぐらいの大きさほどです。
カフェプレスやパーコレーター向きと言えます。
お湯の通過は早いですが成分の出方は遅く、粉の量を多めにして美味しい成分のみを抽出するイメージが良いでしょう。
コーヒー豆は器具に合わせて挽き方を変える
また、これまでコーヒー豆を挽いた際の細かさについて解説してきましたが、美味しく挽くには器具も大切になってきます。
「この挽き方をすればコーヒーは美味しい!」というのは、実際には決まっていません。
大切なのは、抽出器具にあった挽き方をするということ。
そうすることでコーヒー豆を挽く際のレパートリーが増えるからです。
同じ種類の器具でもメーカーや形状で最適なコーヒー豆の挽き方は微妙に変わってきます。
そのためにも器具選びも大切になってくるということです。
今回は以下の器具で紹介。
- エスプレッソマシン
- 水出し
- ドリップ
- コーヒーメーカー・サイフォン
- カフェプレス・パーコレーター
それぞれ見ていきましょう。
エスプレッソマシン
一気に少量抽出するエスプレッソは、コーヒー豆の成分が溶け出しやすい極細挽きが適切。
極細挽きだからこそ、苦味とエスプレッソならではの旨みを凝縮することができるのです。
エスプレッソマシンで抽出する際はエスプレッソに対応したコーヒーミルがおすすめ。
細挽きまでではなく、極細挽きができるものを選びましょう。
水出し
低温でゆっくり抽出する水出しコーヒーは細挽きが適切。
1日~2日かけて置いておく水出しは、すっきりと飲みやすい味わいに仕上がりますが、やや濃いめに出すとキリっとした苦味もしっかり味わえます。
飲むときには氷を入れて飲みたいという方にも細挽きがおすすめ。
氷が溶けても美味しさが保たれますよ。
細挽きが適切と言いましたが、コーヒーによって中挽きが良いと感じる場合もあるため、自分の感じる美味しいを追求してみましょう。
ドリップ
定番のドリップですが、ドリップは台形型ペーパードリップ、円錐型ペーパードリップ、ネルドリップなどに種類が分けられます。
それぞれ見ていきましょう。
台形型ペーパードリップ
台形型は、コーヒーの粉とお湯の触れあう時間が一定時間ある抽出法です。
そのため、細挽き~中粗挽きまで幅広い挽き目でも安定した味わいが引き出せるでしょう。
円錐型ペーパードリップ
円錐型は、コーヒーの粉とお湯の触れあう時間が少ない抽出法です。
お湯が落ちやすいため、コーヒーの風味をしっかり出すには量を多くしたり、中細挽きにしたりと調整が必要。
台形型より難易度が高めですが、コーヒーの微調整がしやすいため、面白い器具でもあります。
ネルドリップ
ネルドリップは布フィルターで抽出します。
コーヒーの油分も抽出する方法のため、中細挽き~中挽きがおすすめです。
コーヒーメーカー・サイフォン
コーヒーメーカー、サイフォンは中細挽き~中挽きが適切。
中細挽き~中挽きはコーヒーの味わいがバランス良く楽しめる挽き目です。
安定した味になりやすいコーヒーメーカーやサイフォンですが、挽き目を変えると風味も変わってくるため、自分好みの味を追求しても面白いです。
カフェプレス・パーコレーター
カフェプレスやパーコレーターなどはお湯に浸す時間がやや長めなため、粗挽きが適切。
コーヒーそのものの油分ごと抽出するため、まったりとした味や、コーヒーの甘み、優しい酸味が味わえます。
【注意点】コーヒーミルでのコーヒー豆の挽き方
コーヒーミルでの挽き方で気をつけたい3つのポイントをまとめると以下の通り。
- コーヒー豆は直前に必要な分だけ挽く
- 粒度の大きさはなるべく均一にする
- コーヒーミルの選びも慎重にする
1つ1つ解説します。
コーヒー豆は直前に必要な分だけ挽く
コーヒーの買い方は、豆と粉の2パターンから選ぶことができます。
豆よりも粉の状態の方が酸化が進みやすくなります。
そのためせっかくミルを持っているのであれば、是非鮮度にも気を配りつつ、飲む分だけ淹れるようにしてその都度、豆挽くようにしましょう。
粒度の大きさはなるべく均一にする
粒度が均一でない場合、コーヒーの抽出にもムラが出てしまいます。
粒度のばらつきはミルのタイプや性能にもよって加減が難しいですが、ムラができることによって味にもばらつきが生まれます。
手回しミルであればハンドルを回すリズムを一定にするなど、普段使っているミルのクセを知ることも大切です。
コーヒーミルの選びも慎重にする
ひとくちにコーヒーミルとは言うものの、手動タイプ、電動タイプなどが様々。
初めてのミル選びの場合、どちらが良いのか迷ってしまったり、手入れが大変なのではとなかなか購入に踏み切れない人も多いでしょう。
手動ミルと電動ミルの違いを簡単に紹介。
主な違いとしては以下の3点です。
- 挽ける量
- 挽くのにかかる時間
- 挽き目の調整
それぞれ見ていきましょう。
挽ける量
手動は1~2人分で少量ずつ挽けます。
反対に電動ミルは10人分ほど一気に挽けるものもあります。
コーヒーの分量でチェックしてみてください。
挽くのにかかる時間
手動は分量にもよりますが1~2分程度時間がかかります。
反対に電動ミルは1杯分で5秒程度。
時間短縮したいのか、自分の手で挽きながらゆっくり香りも楽しみたいのか、好みに合わせて選びましょう。
挽き目の調整
手動は挽き目の調整がやや難しい印象。
挽き目を変える際も目分量になるため、風味にばらつきが出ることもありますが、それもまた手動の味でもあるでしょう。
電動は挽き目の調節が楽で分かりやすいです。
しっかり固定した挽き目にできるので安定性は出るでしょう。
今回紹介した他にもミルは選び方があります。気になる方は以下の記事も参考にしてみてください。
コーヒー豆をお店で挽いてもらう方法
コーヒー豆の売っているお店に行ったとき、ミルのない方はお店で粉にしてもらう方も多いことでしょう。
こちらではお店で豆を挽いてもらうときのコツを紹介します。
コーヒー豆は挽き目が少し変わるだけで味わいも違ってくるもの。
コーヒーミルを持っていなくても、自分の好みの味わいを探せるのです。
今回は人気ショップである、スタバとカルディについて以下から紹介していきます。
スタバ
まずはスタバ。
スタバの挽き目と番号、おすすめの抽出器具は以下の通り。
挽き目 | 番号 | おすすめ抽出器具 |
---|---|---|
極細挽きよりも細かい | 1~2番 | ターキッシュ |
極細挽き | 3番 | エスプレッソ |
細挽き | 5~7番 | エスプレッソ、金属製のフィルタードリップ |
中細挽き | 7~10番 | 直火式エスプレッソマシン、サイフォン、ドリップ |
中挽き | 10番 | ドリップ |
粗挽き | 13番 | コーヒープレス |
スタバで提供するコーヒーは主に中挽きを使用しています。
スタバで飲むコーヒーの味が好きであれば、中挽きの10番でお願いしましょう。
それよりもしっかりした味を狙うなら、7~8番に挑戦してみるのもおすすめ。
あっさりとした飲み口が好きな方なら、ドリップの抽出法でも10~13番の粗挽きで飲んでみるのも面白いですよ。
どんな味にしたいか、どの器具を使っているかを伝えて店員さんと相談するのも良いでしょう。
カルディ
続いてカルディ。
カルディの挽き目と番号、おすすめの抽出器具は以下の通り。
挽き目 | 番号 | おすすめ抽出器具 |
---|---|---|
極細挽き | 4番 | エスプレッソ |
細挽き | 6番 | 水出しコーヒー |
中挽き | 8番 | ペーパードリップ、サイフォン |
粗挽き | 9番 | コーヒープレス |
ペーパー用や、ただ挽いてくださいとお願いするだけであれば8番の中挽きで挽いてもらえます。
カルディのコーヒー豆は深めの焙煎であることが多く、やや細かめの挽き目との相性が良いことも。
しっかりしたコクを味わいたい方は、ペーパードリップでも6番を試してみるのもおすすめです。
迷ってしまう場合はカルディも店員さんに相談して決めてみるのも良いでしょう。
挽き方に合った美味しいコーヒーの淹れ方
コーヒー豆は器具に合わせて挽き目の種類を変える、ということを紹介してきましたが、こちらではそれぞれの挽き方に合った美味しいコーヒーの淹れ方を紹介。
挽き方に合った美味しいコーヒーの淹れ方は、以下の2点を知っていれば問題ありません。
- コーヒー豆の分量
- 使用する用具に適した淹れ方
この2点とコーヒー豆の挽き目、美味しく淹れられる器具を、一覧表にまとめると以下の通り。
挽き目 | 使用器具 | コーヒー豆の分量 | 淹れ方 |
---|---|---|---|
極細挽き | エスプレッソマシン | 約18g | マシンにセットして抽出 |
極細挽き | イブリック | 6~7g | コーヒーの粉と水を直接火にかける |
細挽き | 水出しコーヒー | 70g | 水で漬け込んで抽出 |
細挽き | ペーパードリップ | 12~15g | お湯を注いで抽出 |
中細挽き | コーヒーメーカー | メーカーによる | マシンにセットして抽出 |
中細挽き~中挽き | ペーパードリップ | 12~15g | お湯を注いで抽出 |
中挽き | サイフォン | 15~24g | かき混ぜて抽出 |
中粗挽き | ペーパードリップ | 12g~13g | お湯を注いで抽出 |
粗挽き | コーヒープレス | 18g~20g | お湯を注ぎ入れてプレスする |
それぞれ解説していきましょう。
極細挽き×エスプレッソマシン
まずはエスプレッソマシン。
エスプレッソは一杯20~30秒で抽出します。
他の器具と比べて圧倒的に早く淹れられますね。
コーヒー豆の分量
一杯分は約18g必要。
風味や温度、気候に合わせて調整する際は前後します。
使用する用具に適した淹れ方
エスプレッソはバスケットと呼ばれる器具に挽きたての粉を詰め、粉が全て平らになるように垂直にタンピング。
マシンにセットして、20~30秒で30ml抽出すれば完成です。
エスプレッソはクレマの厚みがあり、なめらかであることが美味しいポイント。
極細挽き×イブリック
イブリックは、コーヒーの粉と水を直接火にかけられるようになっている器具。
トルコ式コーヒーを作るのに使用されます。
トルコ式コーヒーは、コーヒー占いとしても有名だよ!
コーヒー豆の分量
コーヒーは挽きたての粉を6~7g使用します。
使用する用具に適した淹れ方
イブリックにコーヒーの粉と、粉の10倍のお水、お砂糖を5g以上でお好みの分量を入れます。
弱火にかけて混ぜながら沸騰状態にさせます。
沸騰したら火からおろし、それを3回ほど繰り返して完成です。
カップに入れて3分ほど置いて飲みましょう。
トルコ式コーヒーの挽き目は極細挽きですが、お砂糖が入っていることから苦すぎるということがなく、ほんのり甘みも感じる不思議な味わいも魅力。
細挽き×水出しコーヒー
水出しコーヒーは水で漬け込んで抽出します。
コーヒー豆の分量
水出しする容器の大きさにもよりますが、1Lにつき70gが目安。
コーヒーの種類や味を見て、都度調整します。
使用する用具に適した淹れ方
お茶パックや、器具専用のフィルターにコーヒーの粉を入れた後、容器に入れて水を注ぎ、1~2日置きます。
細挽き×ペーパードリップ
細挽きはペーパードリップにも使えます。
やや深めの焙煎の豆や、深い味わい、苦い味わいが好きな方は細挽きにすると好みの味を発見できるでしょう。
コーヒー豆の分量
12~15gが目安です。
いつも使っているコーヒー豆の量で試してみましょう。
使用する用具に適した淹れ方
温度が92℃~94℃のお湯で、円を描くようにお湯を注いでいきましょう。
蒸らしの一投目、二投目、三投目といった手順が目安。
三投目はじっくり淹れすぎずにやや素早く済ませるようにしましょう。
中細挽き×コーヒーメーカー
中細挽きはバランスの取れた味に仕上がることが多いので、自動で淹れるコーヒーメーカーとも相性が良いです。
コーヒー豆の分量
各コーヒーメーカーに合わせましょう。
使用する用具に適した淹れ方
コーヒーメーカーで美味しく淹れるコツは、コーヒーを淹れる直前に湯通しすること、蒸らし機能がないものは蒸らし時間を作ることで味に変化が出てきます。
中細挽き~中挽き×ペーパードリップ
バランスの取れた味わいに仕上がりやすいです。
コーヒーの苦さと柔らかい酸味が楽しめる挽き目と言えるでしょう。
コーヒー豆の分量
12~15gが目安です。
こちらもいつも使っているコーヒー豆の量で試してみましょう。
使用する用具に適した淹れ方
温度が92℃~94℃のお湯で、円を描くようにお湯を注ぎます。
手順も前述した通り、三投で淹れるのが目安。
中挽き×サイフォン
中挽きは、高温抽出でバランスの取れた味わいに仕上がるサイフォンにぴったり。
慣れてきたら豆の種類に合わせて、挽き目を少しずつ調整するのも良いでしょう。
コーヒー豆の分量
15~24gが目安です。
深めの焙煎豆をしっかり味わいたい場合は多めに、浅めの焙煎豆をさらっと味わいたい場合は少なめなどで調整しても良いでしょう。
使用する用具に適した淹れ方
ロートにコーヒーの粉を入れ、火にかけていないフラスコに斜めに刺し入れます。
沸騰したらロートを立てるとロートにお湯が上がってくるので、粉とお湯を混ぜます。
お湯の流れを意識して混ぜすぎないようにすると、雑味がなく美味しい仕上がりになります。
中粗挽き×ペーパードリップ
中粗挽きはペーパードリップでも楽しめます。
あっさりしたコーヒーが飲みたいときや、浅めのコーヒーをよりフルーティーにすっきり味わいたい場合におすすめ。
コーヒー豆の分量
目安は12g~13g。
もっとすっきりした味が良いという方は11g程度でも良いでしょう。
使用する用具に適した淹れ方
中粗挽きでも基本は同じです。
さらにあっさり飲みたい方は、二投で淹れ切ってしまうという方法もあります。
粗挽き×コーヒープレス
粗挽きはコーヒープレスでコーヒーそのものの味を楽しむのにぴったり。
オリジナルでブレンドを作ったときの試飲にも使われることがあるんですよ。
コーヒー豆の分量
18g~20gが目安。
こちらもコーヒー豆によって変えて楽しんでみてください。
使用する用具に適した淹れ方
粉を器具に入れて92℃程度のお湯を入れます。
蒸らしの後、一気に注ぎ、3~4分待ちましょう。
ゆっくりプレスして完成です。
コーヒー豆の挽き方を覚えて美味しいコーヒーを飲もう!
いかがでしたでしょうか?
コーヒー豆の挽き方について、種類と注意点を解説しました。
記事の大切なところをまとめると以下の通り。
- コーヒー豆の挽き方は、極細挽き、細挽き、中細挽き、中挽き、中粗挽き、粗挽きの6種類
- コーヒー豆は使用する器具に合わせて挽き方を変える
- ミルでコーヒー豆を挽くときは、必要な分だけ挽くこと、粒度の大きさを揃えること、ミル選びを気を付けることの3つに気を付ける
- 挽いたコーヒー豆を美味しく淹れるポイントは、コーヒー豆の分量、使用する用具に適した淹れ方の2つある
- コーヒー豆をお店で挽いてもらう際にも挽き目や好みを伝えると良い
コーヒー豆の挽き方を覚えることでコーヒーの美味しさは飛躍的に上がります。
挽き方が変わることで自分好みの味わいに仕上げることが出来るからです。
よりコーヒーの魅力にハマってしまうこと間違いなし…!
またコーヒー初心者の方は、以下の記事も参考にしてみてください。