ロシアンコーヒーってなに?
ロシアンコーヒーの簡単な作り方やアレンジレシピが知りたい!
このような疑問や要望にお答えします。
- ロシアンコーヒーはコーヒーの中にウォッカと卵黄を入れた飲み物
- ロシアでは寒さ対策や風邪のときに特効薬として飲まれている
- アルコールが苦手な場合にはノンアルコールのロシアンコーヒーがおすすめ
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
では早速見ていきましょう。
ロシアンコーヒーとは?
ロシアンコーヒーとは、ロシアで飲まれているコーヒーをアレンジした飲み物でロシアでよく飲まれるコーヒーです。
簡単に言えば、コーヒーの中にウォッカと卵黄が混ざっているカクテル。
体も温かくなり、卵黄が入っていることで栄養価が高いので、ロシアでは寒いときだけではなく風邪気味のときにも飲むことがあるようです。
ロシアは冬になると極寒になるので、体を温めるために飲むようになったと言われています。
歴史
ロシアは冬になるとマイナス20~マイナス30度にもなるくらいの寒さ、もっと寒い場所ではマイナス50度にもなることがあるようです。
なかなかイメージしにくいかもしれませんが、日本人が寒いと思っている以上に寒い。
このような寒さの中で、独自の寒さ対策として体を温め・パワーをつけてくれるロシアンコーヒーが生まれたのかもしれません。
ロシアでは喫茶店などでもあるくらい有名なのですが、日本ではメジャーなコーヒーではないので、日本の喫茶店やカフェなどでは提供している店舗はないと言ってもいいかもしれませんね。
味は人によっては好まれそうです。
試してみたいとかパワーをつけたいのであれば飲んでみましょう。
ロシアンコーヒーに必要な材料
ロシアンコーヒーの作り方は簡単です。
まず必要な材料は、以下の通り。
- ホットコーヒー
- ウォッカ
- 卵黄
- 牛乳
- ホイップクリーム
- カルダモン
おすすめのウォッカ
ウォッカにも種類があります。
その中で、コーヒーに入れるのであればどのウォッカがいいか悩む方もいるかもしれません。
おすすめのウォッカの1つに、「ペルツォフカ ウォッカ」があります。
スパイシーなので、飲むとピリッと辛みがあり、ロシアでは風邪の特効薬として飲まれています。
そのままでも飲めますし、コーヒーに入れるのも刺激があり楽しめますよ。
辛さまでは求めていないという方には、「ベルーガ ノーブル ロシアンウォッカ」がおすすめ。
ウォッカ本来の味が楽しめます。
簡単なロシアンコーヒーの作り方・飲み方
ロシアンコーヒーの簡単な作り方は、以下の通りです。
- 鍋に卵黄と牛乳を入れて混ぜ沸騰まではさせないように温めカップに注ぐ
- 1の中にホットコーヒーの中にウォッカを入れてかき混ぜる
- 上にホイップクリームを浮かべてカルダモンをかけて完成
このときに注意しなくてはいけないことは、ウォッカの入れすぎ。
ウォッカの量はコーヒー1杯で20㏄くらいがベストです。
入れすぎないように注意する必要がありますよ。
完成したらそのまま飲むだけです。
先にブラックで楽しみたいのであれば、ホイップクリームを混ぜる前に飲んで、少しずつホイップクリーム混ぜて甘くしていくという楽しみ方があります。
もっと甘くしたいのであれば、砂糖を入れるのもおいしいですよ。
ロシアンコーヒーのアレンジレシピ
そのままのロシアンコーヒーもいいですが、その他にもロシアンコーヒーのアレンジレシピがあります。
その中の1つに「ノンアルコール ロシアンコーヒー」があります。
ロシアンコーヒーにはウォッカというお酒が入っているので、アルコールが苦手な方やお酒は飲めてもウォッカはちょっと…という方にはなかなか飲みにくいですよね。
そこで、ノンアルコールのロシアンコーヒーはどうでしょうか。
必要な材料の中にウォッカが必要なく、チョコレートまたはココアを入れます。
日本のロシア料理専門店でロシアンコーヒーを提供しているところでは、このノンアルコールが多いです。
日本人にも飲みやすく、カフェモカよりも濃厚な味になります。
自分で作る際には、気分によってナツメグやシナモン、ココアパウダーなどお好みのトッピングをしてみましょう。
見た目もおしゃれで、ビターや甘すぎたり、ちょうどいい甘さだったりとトッピングによって違ったロシアンコーヒーの味を楽しめますよ。
ロシアンコーヒーのアイスをトッピング
その他のアレンジとしては、ロシアンコーヒーのアイスもおすすめです。
ロシアでは、寒さ対策のためにホットで飲むのであまり飲まれることはないでしょうが、日本では暑い夏の日などに飲みたいという方もいるかもしれません。
作り方は、ホットの作り方と同じで冷たくしたいのであれば氷を入れるだけ、常温で飲みたい方は冷ましてから飲むだけです。
ロシアンコーヒーを飲む際の注意点
ロシアンコーヒーを飲む際には注意点があります。
それは、本来のロシアンコーヒーにはウォッカというお酒が入っています。
なので、未成年やアルコールに弱い方などにはおすすめしません。
また、いくらお酒が飲めるからと言っても何杯も飲むというのはやめましょう。
ノンアルコールであればウォッカが入らないので通常のコーヒーと同じですが、カフェインの摂りすぎには注意が必要です。
ウォッカが入っている場合には、コーヒーと言えどもアルコールが入っているので飲酒運転になるので注意しましょうね。
ロシアンコーヒー以外のアレンジコーヒー
ロシアにはロシアンコーヒーがあるように、ロシア以外のさまざまな国でアレンジされたコーヒーがあります。
例えば、次のようなコーヒーが代表的です。
- アイリッシュコーヒー
- ベトナムコーヒー
- ウインナーコーヒー
この3つのコーヒーについても紹介します。
アイリッシュコーヒー
アイリッシュコーヒーとは、アイリッシュというウイスキーとコーヒーを混ぜたコーヒーです。
アイルランド発祥のアレンジコーヒーです。
アルコールを入れるといった点では、ロシアンコーヒーと似ていますね。
ウイスキーは、アイリッシュウイスキーを使用し、コーヒー豆は苦みの強い深煎りがおすすめ。
ウイスキーの香りとコーヒーのコク、砂糖と生クリームの甘さがちょうどいい飲みやすい飲み物です。
アイリッシュコーヒーについて知りたい方は、こちらの「【カクテル】アイリッシュコーヒーとは?作り方や飲み方を徹底解説」記事をチェック。
ベトナムコーヒー
日本でも喫茶店やカフェで提供されていることがあり、知っている人は知っているベトナムコーヒー。
ベトナムでは伝統的に飲まれているコーヒーです。
苦みの強い深煎りのコーヒー豆を使っていますが、練乳がたっぷり入っておりデザートのように甘いので、コーヒーキャンディーとも言われるくらいの甘さがあります。
普通のコーヒーに比べると濃厚なので、ゆっくり少しずつ飲む飲み物です。
ベトナムコーヒーについて知りたい方は、以下の記事をチェック。
ウインナーコーヒー
ウインナーコーヒーとは、コーヒーの中に砂糖(ザラメ糖)を入れてその上に生クリームをのせた飲み物です。
コーヒーは、砂糖やミルクなどを混ぜるのが一般的。
ですが、ウインナーコーヒーは混ぜないのが一般的なので、コーヒー豆の味やコーヒーに砂糖やミルクが溶けた味、砂糖やミルクがコーヒーに混ざっていない味と1杯でそれぞれの味が楽しめますよ。
なぜウインナーコーヒーなのか気になりますよね。
オーストリアの首都ウィーンから来ています。
ウインナーは、ウィーン風という意味です。
ですが、本場ではウインナーコーヒーという名ではありません。
アインシュペナーという飲み物が、一番ウインナーコーヒーに近い飲み物です。
ウインナーコーヒーについて知りたい方は、こちらの「ウインナーコーヒーとは?名前の由来から美味しい飲み方・作り方まで」記事をチェック。
寒い冬なロシアンコーヒーで決まり!
いかかでしたでしょうか?
ロシアンコーヒーについて紹介しました。
ロシアンコーヒーには、ウォッカや卵黄が入っており寒さ対策やパワーをつけるのには最適です。
ロシアンコーヒー以外のアレンジコーヒーとして、次のようなコーヒーがあります。
- アイリッシュコーヒー
- ベトナムコーヒー
- ウインナーコーヒー
数あるコーヒーの中でもちょっと変わったコーヒーを楽しみたいのであれば、ロシアンコーヒーはいかがですか?
寒いときには特におすすめですよ。