サイフォンにはどんなコーヒー豆を使ったらいいの?
サイフォンに合うコーヒー豆のおすすめを教えて!
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
サイフォンは、ガラス越しにお湯が上下する科学実験のような美しい抽出器具です。
喫茶店などでよく見ますが、自身でチャレンジしたい人も多いのではないでしょうか。
本記事では、サイフォンコーヒーに適したおすすめのコーヒー豆を7つ厳選!挽き方や量も解説します。
- サイフォンコーヒーは、美しい見た目と香り高い味わいが魅力の抽出器具
- 高温のお湯で抽出するため、中煎りでクセのないコーヒー豆がおすすめ
- コーヒー豆を選ぶポイントは、焙煎度や豆のグレードなど5つ
- サイフォンにおすすめのコーヒー豆は、「ラボカフェ ペルー アルパカ」など7種類
- 美味しく淹れるポイントは、新鮮な豆を使いコーヒーとお湯の量を量ること
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう!
サイフォンの魅力と楽しみ方
サイフォンは、上下2つのフラスコのようなガラス容器を組み合わせたコーヒーの抽出器具です。
下のガラスに水を入れて加熱すると、気圧によりお湯が上のガラスに移動します。
あらかじめコーヒー粉を入れておいた上のガラスでコーヒーが抽出され、温度が下がると気圧により再び下のガラスにコーヒー液のみが戻る仕組みです。
抽出の過程が見た目にも美しく、喫茶店やカフェでもよく目にします。
ドリップなど他の抽出方法との違い
「味のドリップ、香りのサイフォン」という言葉があるくらい、サイフォンコーヒーは香りがとても良いことが特徴です。
ペーパードリップなど、他の抽出方法とサイフォンはどのような違いがあるのでしょうか?
サイフォンで淹れたコーヒーには、以下の3つの特徴があります。
- 高温で淹れるため苦味と香りが強くなる
- すっきりした後味
- 温度と抽出時間が同じで味がブレにくい
順番に解説します。
高温で淹れるため苦味と香りが強くなる
サイフォンは構造上、抽出する際のお湯の温度が高くなります。
高い温度で淹れたコーヒーは、成分が多く抽出され、しっかりした味わいになります。
さらに、苦味・酸味などの成分ごとに温度により抽出量が変わります。
- 酸味:高温・低温どちらも同じように抽出される
- 苦味:高温でより多く抽出される
- 香り:高温でより多く抽出される
酸味は温度の影響を受けにくく、苦味や香りの成分は温度の影響を強く受けます。
サイフォンは苦味と香りの成分がより多く抽出されることで、香ばしくしっかりした味わいになりやすくなります。
すっきりした後味
コーヒーの抽出には、大きく分けて2つの方法があります。
- 透過式
- 浸漬(しんし)式
ペーパードリップが透過式なのに対し、サイフォンは浸漬(しんし)式と呼ばれる淹れ方になります。
お湯にコーヒー粉を直接浸し時間をかけて成分を抽出する方法で、コーヒー豆の成分がまんべんなく抽出され、特徴がしっかり感じられる淹れ方です。
飽和状態になるとそれ以上成分が抽出されないため、スッキリした後味になりやすいのも特徴です。
浸漬(しんし)式の代表であるフレンチプレスと違い、「上から下へ」コーヒーが移動して抽出されるため、泡の雑味成分が入りにくく飲みやすい味になると言われています。
温度と抽出時間が同じで味がブレにくい
サイフォンは、お湯の温度・抽出時間の2つが変化しにくい抽出器具です。
条件が同じで味がブレにくいため、その安定性からサイフォンを採用している喫茶店もあります。
粉とお湯の量をしっかり量れば、初心者でも同じ味を出しやすい抽出方法といえます。
サイフォンコーヒーを淹れるために必要な道具
サイフォンは見た目が美しいので、コーヒーを淹れていないときにもインテリアとして飾ることができます。
その複雑な見た目から面倒に感じられる人もいるかもしれませんが、最低限の器具を揃えれば、初心者でも簡単にチャレンジできます。
サイフォンでコーヒーを淹れるには以下の道具が必要になります。
- サイフォン
- 熱源
- 攪拌用の竹べら
商品により、この3つがセットになったものもあります。
熱源はアルコールランプが有名ですが、安全面が気になる方には電気式のヒーターもおすすめです。
以下の記事ではおすすめのサイフォンを紹介しているので、まだ購入していない方は参考にしてみてください。
サイフォンコーヒーの淹れ方
サイフォンでコーヒーを淹れるのは、慣れてしまえばそれほど難しくありません。
手順は以下の通りです。
- 下のフラスコに水をセットし、加熱する
- 上のロートにコーヒー粉を入れてセットする
- 沸騰したお湯がロートに上がってくるので、コーヒー粉と混ぜて馴染ませる
- 1分ほど置き、再び混ぜる
- 火を止め、コーヒー液が下のフラスコに落ちたら完成
残ったコーヒー粉は、排水口などに直接流すと詰まりの原因になるため、ゴミ箱に捨てるようにしましょう。
サイフォンコーヒーのメリット・デメリット
サイフォンは喫茶店のような本格的なコーヒーを淹れることができますが、敷居が高いと感じる人も多いでしょう。
ペーパードリップと比較したサイフォンのメリット・デメリットは以下の通りです。
抽出方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ペーパードリップ | ・扱いが簡単 ・器具が安価で揃えやすい | 味が安定しにくい |
サイフォン | ・見た目が美しい ・量を守れば味が安定しやすい | 手入れに手間がかかる |
サイフォンは確かに手間がかかる淹れ方ですが、その分見た目も美しく、淹れる時間を楽しみたい人にとってはぴったりの抽出方法です。
サイフォンに適したコーヒー豆の選び方
ここからは、サイフォンコーヒーに適したコーヒー豆の選び方について紹介していきます。
具体的なポイントは以下の5つです。
- 焙煎度
- コーヒー豆の産地
- 精選方法
- 鮮度
- コーヒー豆のグレード
順番に解説します。
焙煎度
焙煎度により、同じコーヒー豆でも味わいが大きく異なります。
一般的に浅煎りは酸味が強く軽い味わいに、深煎りは苦みが強く濃厚な味になります。
サイフォンコーヒーで使うコーヒー豆は、中煎り~中深煎りくらいがおすすめです。
理由は、サイフォンコーヒーは高温で抽出するため、極端な浅煎りや深煎りでは苦みや酸味が目立つためです。
程よい酸味を楽しみたい方は中煎り、苦みが好きな方は中深煎りを選ぶと良いでしょう。
焙煎度による味わいの違いは以下の通りです。
ライトローストとシナモンローストは、浅煎りの焙煎度合いになります。
黄色から茶色へと変化する程度の焙煎度合いです。
コーヒーの風味はかなり弱い状態。
中煎りはミディアムローストとハイローストです。
この状態では茶褐色とまだ色は薄いものの、軽やかな風味を楽しめます。
特にハイローストは深煎りに近いため、コクと若干の苦味がありながら飲みやすいのが特徴です。
- シティロースト
- フルシティロースト
- フレンチロースト
- イタリアンロースト
以上の順番で焙煎度合いは増していきます。
シティローストは最も人気な焙煎度合い。
苦みやコク、甘みのバランスが丁度よいのが特徴で、カフェで提供されるコーヒーもシティローストが多いです。
イタリアンローストになると、コーヒー豆の見た目はほぼ真っ黒です。
味もかなり濃く、味わいも濃厚になります。
コーヒー豆の産地
産地により、コーヒーの味わいは変わります。
ブラジルは酸味が少なくマイルド、エチオピアはフルーティーで爽やかな酸味があります。
サイフォンコーヒーは香りが良く出る抽出方法なので、香りに特徴のある豆はよりその個性を楽しむことができます。
チョコレートやナッツのようなフレーバーならブラジルやペルーなどの中南米、フルーツやワインのような甘酸っぱい香りならエチオピアなどのアフリカ系がおすすめです。
より大きな地域ごとの特徴をタブでまとめています。クリックすると詳細が見れます
苦みと深いコクが特徴。いつもと違うコーヒーを飲みたい方におすすめです。
代表的な銘柄はインドネシアの「マンデリン」。
苦みが強く、深いコクが感じられます。また香辛料のような独特な香りも魅力でしょう。
そのため、少しクセのあるコーヒーを試したい際や、普段からミルクや砂糖と一緒に飲んでいる方などの甘党の方にもおすすめです。
精選方法
コーヒーチェリーを生豆に加工する方法を、精選と呼びます。
コーヒー豆は、コーヒーの木になっているコーヒーチェリーの中の種を取り出し、焙煎したものです。
この種を取り出す過程をどのように行うかで、味わいが変わります。
主な精選方法と味わいの違いは以下の通りです。
- ナチュラル:まろやかで個性的
- ウォッシュド:スッキリしてクリーンな後味
- パルプドナチュラル/ハニー:ナチュラルとウォッシュドの中間的な味わい
- スマトラ式(ウェットハル):強いコクと個性的な風味
サイフォンは良くも悪くも個性が出やすいので、最近増えているアナエロビックプロセスやインフューズドのような個性的なものは好みが分かれる場合もあります。
特にフィルターが布製の場合は、香りが落ちなくなる可能性もあるため、個性が強すぎる豆はおすすめしません。
鮮度
コーヒー豆は鮮度が高いほうが美味しくなります。
特に香りは真っ先に弱くなってくるので、香りを楽しむサイフォンコーヒーには、鮮度の良い豆を使うのがおすすめです。
店舗に陳列されているコーヒー豆よりも、自家焙煎店や通販など、注文ごとに焙煎されるコーヒー豆のほうが鮮度が良くなります。
コーヒー豆のグレード
豆の個性が出やすいサイフォンコーヒーでは、なるべく雑味がない高品質なコーヒー豆を使うことが重要です。
コーヒー豆は、品質によりグレードが決まっています。
グレードの主な分け方は以下の2つです。
- G1やSHBなど国ごとの規格で決まるもの
- コマーシャル・スペシャリティコーヒーなど味の評価で決まるもの
いずれの場合も、豆の情報が明確であるものほどグレードが高いといえます。
名の知れたコーヒー専門店やグレードの表記が明確なお店なら、品質の良いコーヒー豆が揃っています。
【通販で買える】サイフォンに合うコーヒー豆おすすめ人気ランキング7選!
先ほど紹介した選び方をもとに、サイフォンコーヒーにおすすめのコーヒー豆を7つ選びました。
サイフォンの特徴から、味わいのバランスが良く、香りの良いコーヒー豆がおすすめです。
一覧にしたものがこちらです。
順位 | 商品名 | 商品画像 | コーヒー豆の産地 | 焙煎度 | 精選方法 | 鮮度 | グレード | 内容量 | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | ラボカフェ ペルー アルパカ | ペルー | 中深煎り | ウォッシュド | ◎ | G1 | 100g〜 | 1,300円〜 | |
2位 | 加藤珈琲店 ゴールデンブレンド | – | 中煎り | – | ◎ | Qグレードコーヒー豆を30%以上使用 | 500g×2 | 2,374円 | |
3位 | bears coffee ブラジル サントスアマレロ | ブラジル | 中深煎り | ナチュラル | ◎ | No.2 | 200g | 1,250円 | |
4位 | サザコーヒー モカ | エチオピア | 中煎り | ナチュラル | ◎ | – | 200g | 2,130円 | |
5位 | 丸山珈琲 茜すみれ | エチオピア、グァテマラ他 | 中煎り | – | ◎ | – | 100g〜 | 810円〜 | |
6位 | カフェ・ケストナー マイルドブレンド | ブラジル、ニカラグア、パナマ | 中煎り | ナチュラル、ウォッシュド | ◎ | – | 100g | 870円 | |
7位 | ブルーボトルコーヒー ベラ・ドノヴァン | エチオピア、メキシコ、グアテマラ | 中煎り | – | ◎ | – | 200g | 1,924円 |
詳しい調査・検証内容
- 検証項目
-
コーヒー豆研究所では、コーヒーの美味しさを以下の5つと定義し、各商品をレビュー・判断(スコアリング)しています。
- 苦味
- 酸味
- コク
- 香り
- 甘み
また以上の美味しさを決める要因として、以下の2つの要素も非常に重要なため、検証項目としてあります。
- 欠点豆の割合
- コーヒー豆の新鮮さ
より詳細な商品レビューポリシーは、下記のページに記載しているのでご参照ください。
- 検証器具
-
今回使用したコーヒー器具は全自動コーヒーマシンとして人気の「panasonic nc-a57」。
コーヒー豆を約20g(2カップ分)使い、リッチモードでホットコーヒーのマグカップ1杯分(134ml)を抽出しました。
味のレビューにおける公平性を保つために抽出方法は基本的に統一しています。
順番に解説します。
第1位. 柔らかい甘味と口当たりが魅力「ラボカフェ ペルー アルパカ」
- 柔らかい口当たりで飲みやすい
- 甘味が強い
- 4400円以上購入しない場合送料が330円かかる
クセのないマイルドな味わいと、豊かな甘味が特徴のペルー産コーヒー。
こちらはエクアドルとの国境にあるカハマルカ州で生産されたコーヒーで、トップグレードの産地として知られています。
最高品質の有機肥料「GUANO」を使用するなど、栽培の細部までこだわられています。
サイフォンで淹れても雑味や苦味が出にくく、コーヒーらしい香ばしさが楽しめます。
商品詳細
商品名 | ラボカフェ ペルー アルパカ |
---|---|
焙煎度 | 中深煎り |
産地 | ペルー |
精選方法 | ウォッシュド |
鮮度 | ◎(注文を受けてから焙煎) |
グレード | G1 |
内容量 | 100g〜 |
価格(税込) | 1,300円〜 |
第2位. 高品質でコスパも良い「加藤珈琲店 ゴールデンブレンド」
- コスパが良い
- バランスのとれた味わい
高品質なコーヒーをお手頃な値段で購入できる加藤珈琲店。
こちらの「ゴールデンブレンド」には、Qグレード認定豆がベースに使われています。
Qグレードとは、コーヒーの国際鑑定士であるQグレーダーがSCAA(アメリカスペシャルティコーヒー協会)のカッピング採点基準に基づき80点以上の評価をつけたコーヒーのこと。
味わいは酸味と苦味のバランスが良く、サイフォンで淹れるとよりしっかりした味わいになります。
商品詳細
商品名 | 加藤珈琲店 ゴールデンブレンド |
---|---|
焙煎度 | 中煎り |
産地 | – |
精選方法 | – |
鮮度 | ◎ |
グレード | Qグレードコーヒー豆を30%以上使用 |
内容量 | 500g×2 |
価格(税込) | 2,374円 |
第3位. 最高品質のブラジルコーヒー「bears coffee ブラジル サントスアマレロ」
- ブラジルらしいコクのある味わい
- チョコレートのような風味
- 少し苦みが強め
世界最大のコーヒー生産国であるブラジル。
昔から喫茶店で飲むコーヒーといえば定番の産地です。
こちらは特に高品質なコーヒーが生産されているエリア「カルモデミナス」産のトップクオリティのコーヒー。
甘味が強い「ブルボンアマレロ種」と呼ばれる品種で、苦味がありながらしっかりした甘味もあるチョコレートのような味わいです。
香ばしくしっかりした味わいを求める方におすすめです。
商品詳細
商品名 | bears coffee ブラジル サントスアマレロ |
---|---|
焙煎度 | 中深煎り |
産地 | ブラジル |
精選方法 | ナチュラル |
鮮度 | ◎ |
グレード | No.2 |
内容量 | 200g |
価格(税込) | 1,250円 |
第4位. 華やかな香りと甘さ「サザコーヒー モカ」
- 華やかでフルーティーな香り
- しっかりした甘味
- モカの香りは好みが分かれる可能性がある
フルーツのような甘い香りが特徴的なエチオピアの「モカ」。
スペシャリティコーヒーの有名店であるサザコーヒーのモカは、個性がありながら雑味のないスッキリした口当たりが特徴です。
コーヒーチェリーを果肉ごと乾燥させる「ナチュラルプロセス」の精選で、ワインのような熟成された華やかな香りになります。
モカは酸味の強いコーヒーも多いですが、こちらは中深煎りで酸味が強すぎず、サイフォンで淹れるとバランスの良い味わいになります。
商品詳細
商品名 | サザコーヒー モカ |
---|---|
焙煎度 | 中煎り |
産地 | エチオピア |
精選方法 | ナチュラル |
鮮度 | ◎ |
グレード | – |
内容量 | 200g |
価格(税込) | 2,130円 |
第5位. 花のような香り高い風味「丸山珈琲 茜すみれ」
- 軽やかな後味
- モカのフルーティーな香り
- 少し酸味が強め
軽井沢の有名店、丸山珈琲のモカブレンドです。
春に最初に花が咲くすみれにちなんで名付けられた華やかなブレンド。
今回紹介している中では比較的浅煎りで酸味が強めですが、口当たりは軽やかでさっぱりした味わいが特徴です。
苦いコーヒーが好みでない人にぴったりの爽やかなコーヒーです。
商品詳細
商品名 | 丸山珈琲 茜すみれ |
---|---|
焙煎度 | 中煎り |
産地 | エチオピア、グァテマラ他 |
精選方法 | – |
鮮度 | ◎ |
グレード | – |
内容量 | 100g〜 |
価格(税込) | 810円〜 |
第6位. 洗練されたクリアな味わい「カフェ・ケストナー マイルドブレンド」
- 雑味のないクリアな味わい
- 苦みと酸味のバランスが良い
- 特になし
老舗のコーヒー専門店「カフェ・バッハ」で学んだオーナーが運営するカフェ・ケストナー。
雑味がなく、クリアな味わいを実現するため、入念なハンドピックで欠点豆を取り除いています。
ブラジルをベースに中南米のコーヒーをブレンドし、香ばしい香りとまろやかな味わいが特徴。
バランスのとれたコーヒーが好きな方にぴったりのブレンドです。
商品詳細
商品名 | カフェ・ケストナー マイルドブレンド |
---|---|
焙煎度 | 中煎り |
産地 | ブラジル、ニカラグア、パナマ |
精選方法 | ナチュラル、ウォッシュド |
鮮度 | ◎ |
グレード | – |
内容量 | 100g |
価格(税込) | 870円 |
第7位. ベリーのような風味とコク「ブルーボトルコーヒー ベラ・ドノヴァン」
- ベリーのような甘い香り
- しっかりしたコク
- 酸味が強め
サードウェーブコーヒーの代表ともいえるブルーボトルコーヒー。
ベラ・ドノヴァンは、エチオピアをベースに中南米のコーヒーがブレンドされた、華やかさと飲みやすさのバランスがとれた味わいです。
ベリーのようなフルーティーさとキャラメルの香ばしさを持った風味は、香りを活かしたサイフォンコーヒーにもおすすめ。
若干酸味が強い豆なので、浅煎りコーヒーが好きな人にもぴったりです。
商品詳細
商品名 | ブルーボトルコーヒー ベラ・ドノヴァン |
---|---|
焙煎度 | 中煎り |
産地 | エチオピア、メキシコ、グアテマラ |
精選方法 | – |
鮮度 | ◎ |
グレード | – |
内容量 | 200g |
価格(税込) | 1,924円 |
サイフォンに適したコーヒー豆の挽き方とその理由
サイフォンに適したコーヒー豆の挽き方は、中挽き〜中細挽きです。
コーヒー豆は挽き方により、抽出される成分の量が変わります。
- 細挽き:多い
- 粗挽き:少ない
一言で言えば、細挽きほど味が濃く、粗挽きほど味が薄くなります。
豆の種類によりますが、サイフォンは抽出温度が高いため、苦味が強くなりがちです。
苦味が強すぎると感じたら粗めに、味が薄いと感じたら細挽きにするなど調節しましょう。
サイフォンで美味しいコーヒーを淹れるためのポイント
サイフォンで美味しいコーヒーを淹れるには、3つのポイントがあります。
- お湯とコーヒー粉の分量を量る
- 攪拌しすぎない
- 丁寧にメンテナンスする
詳しく見ていきましょう。
お湯とコーヒー粉の分量を量る
サイフォンに適したコーヒー粉とお湯の比率は、コーヒー粉1に対してお湯が12〜14くらいです。
コーヒー粉が10gなら、お湯は120cc使用します。
コーヒー粉の種類により成分が出やすいもの・出にくいものがあるので、好みで調整してみてください。
攪拌しすぎない
抽出の際、コーヒー粉とお湯を攪拌しますが、決して強く混ぜすぎてはいけません。
混ぜすぎると雑味が出やすくなるので、優しくゆっくりと混ぜるようにしましょう。
抽出時間は1分が目安になります。
丁寧にメンテナンスする
サイフォンのメンテナンスは難しくありませんので、淹れ終わったら必ず行うようにしましょう。
具体的な手順は以下の通りです。
- 上のロートを軽く叩きながら残ったコーヒーかすを捨て、ロートを洗う
- 下のフラスコや本体を軽く洗う
- フィルターが布製の場合は丁寧に洗い、水を張った容器に入れて保存する(洗剤は使用せずに水で洗います)
布製のフィルターはお手入れが少し面倒に感じられるかもしれませんが、コーヒーオイルが抽出されやすく、香り高い味わいになります。
その分、前に淹れたコーヒーの香りが残りがちなので、メンテナンスは丁寧に行いましょう。
最適なコーヒー豆を見つけて美味しいサイフォンコーヒーを楽しもう!
いかがでしたでしょうか?
サイフォンコーヒーの魅力やおすすめのコーヒー豆、美味しく淹れるポイントについて紹介しました。
本記事の要点をまとめると以下の通りです。
- サイフォンコーヒーは、美しい見た目と香り高い味わいが魅力の抽出器具
- 高温のお湯で抽出するため、中煎りでクセのないコーヒー豆がおすすめ
- コーヒー豆を選ぶポイントは、焙煎度や豆のグレードなど5つ
- サイフォンにおすすめのコーヒー豆は、「ラボカフェ ペルー アルパカ」など7種類
- 美味しく淹れるポイントは、新鮮な豆を使いコーヒーとお湯の量を量ること
サイフォンはハードルが高いと思われがちですが、コツを押さえれば安定して美味しいコーヒーを淹れられます。
今回紹介したコーヒー豆で、ゆったりとしたサイフォンコーヒーをぜひ楽しんでみてください。