最近話題のグラスフェッドバターとは何ですか?普通のバターとは何が違うのですか?
グラスフェッドバターの使い方を教えてください。本格的なバターコーヒーを作るのに使いたい。
あなたはグラスフェッドバターの効果や副作用を知っていますか?
本記事では実際にグラスフェッドバターを使ってみて徹底解説していきます!
- グラスフェッドバターはダイエットや健康効果が期待できる
- 含まれている成分は「オメガ3脂肪酸」や「脂溶性ビタミン」「カロテン」「酪酸(らくさん)」「共役リノール酸」などがある
- デメリットはコレステロールが上昇するかもしれないこと
- 効果的な使い方は朝食代わりのバターコーヒーに使用すること
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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グラスフェッドバターとは?効果を知る前に見ておこう
一般的にバターは太りやすい上に健康に悪いというイメージがありますよね?
しかし意外なことに最近では、バターを使った「バターコーヒーダイエット」が流行しています。
その健康効果やダイエット成功率の高さから、バターコーヒーの材料である「グラスフェッドバター」(grass-fed butter)に関心が寄せられています。
単なる糖質制限ではなく、良質なオイルを摂取することで健康を維持しようとする人々が増えています。
そもそも一般的に「バター」(butter)とは牛の乳から分離させたクリームを練った食品と定義されています。
主な成分は脂肪(乳脂肪)やビタミンAなどの各種ビタミンを豊富に含有。
100グラムのバターを得るために、原料となる牛乳は約4.8リットル必要です。
そんなバターは牛のミルクの乳脂肪分のかたまりのようなもの。
すなわち栄養がギュッと詰まったかたまりともいえます。
グラスフェッドバターとは?
グラスフェッドバターには普通のバターよりも効果がある成分が豊富に含まれています。
グラスフェッドバターとは牧草で肥育された牛の良質のミルクが原料のバター。
牧草を餌として育っているからこそ、その栄養素に特徴があります。
良質な脂質として脚光を浴びているグラスフェッドバターを是非日常生活に取り入れましょう。
グラスフェッドバターについてより詳しい知りたい方は「グラスフェッドバターとは?気になる味の特徴からおすすめまで紹介」の記事をチェック!
グラスフェッドバターの効果・メリット
ここではグラスフェッドバターの効果・メリットについて紹介していきます。
そのためにはまず、グラスフェッドバターに含まれている、成分について解説します。
グラスフェッドバターに含まれる効果的な成分は主に以下のとおり。
- オメガ3脂肪酸
- 脂溶性ビタミン
- カロテン
- 酪酸(らくさん)
- 共役リノール酸
上記の成分は一般のバターよりグラスフェッドバターの方が豊富に含まれています。
気になるバターのカロリーは100gあたり約700kcalで、そのほとんどが油分のため、糖質はわずかです。
ダイエットや健康に効果が期待できる成分について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸(オメガ-スリーしぼうさん、ω-3 fatty acid)は不飽和脂肪酸の分類のひとつです。
1970年代~1980年代ごろから、その効果が注目され始めた成分。
一般のバターと比較するとグラスフェッドバターには約5倍のオメガ3脂肪酸が含まれているといわれています。
えごま油や亜麻仁油などに多く含まれていて、血液をサラサラにする効果があるといわれています。
不飽和脂肪酸には、血中の中性脂肪やコレステロールの値をコントロールする効果があります。
体内では合成されないため、食事から摂取しなければなりません。
一方、普通のバターには、悪玉コレステロールを増やすといわれる飽和脂肪酸が多く含まれています。
そのため、良質なグラスフェッドバターの方が健康効果が期待できるのです。
脂溶性ビタミン
脂溶性ビタミン(しようせいビタミン)は油に溶けやすく熱に強い性質があります。
その種類は以下の4種類があります。
- ビタミンA:美肌、目の健康
- ビタミンD:カルシウムの吸収をよくする、くる病の予防
- ビタミンE:血流が良くなる
- ビタミンK:血液の凝固に関係し、出血を止める働きがある
グラスフェッドバターには上記の4種類が豊富に含まれています。
カロテン
カロテンは黄色や赤色の色素の成分で、油に溶ける性質があり抗酸化作用を持っています。
カロテンの一部は必要に応じて体内でビタミンAに変換されます。
ビタミンAは前述のとおり美肌、目の健康に関わるビタミン。
さらに詳しくいいますと、発育の促進、粘膜や皮膚の保護、暗闇での視力の維持などに効果があるといわれています。
カロテンには活性酸素の働きで作られる過酸化脂質が原因となる「動脈硬化」を予防するなどの効果があります。
アンチエイジングなどに対しても効果があると考えられています。
バターの薄い黄色の正体は、牛が食べた牧草に含まれるカロテンが乳脂肪に蓄積したもの。
牛の餌になる牧草にはカロテンが含まれていて、夏に青い草を食べた牛のバターは黄色みが強くなり、冬に干し草を食べた牛のバターは白い色が増加します。
酪酸(らくさん)
飽和脂肪酸のひとつ酪酸(らくさん)は、短鎖脂肪酸の一種で、私たちの大腸のエネルギー源になります。
短鎖脂肪酸とは脂質を構成する脂肪酸のひとつで、代表的なものが酪酸。
酪酸は腸内環境を良くしてくれ、脂肪の分解を促進するといわれています。
習慣的に腸内のバランスを整えることで健康になりましょう。
参考:腸内環境と脂質代謝
共役リノール酸
共役リノール酸(きょうやくリノールさん)は、不飽和脂肪酸の1つです。
肥満を防いだり高脂血症の予防などがあります。
しかも体脂肪が燃焼する効果が期待できます。
グラスフェッドバターは良い効果だけじゃない?副作用・デメリット
グラスフェッドバターには身体に悪影響があるかもしれないというデメリットがあります。
過剰に摂取すると肥満などのリスクがあるという理由からです。
バターが身体にとっては悪い油なのではないかという研究もあります。
Moderate intake of butter resulted in increases in total cholesterol and LDL cholesterol compared with the effects of olive oil intake and a habitual diet (run-in period). Furthermore, moderate butter intake was also followed by an increase in HDL cholesterol compared with the habitual diet. We conclude that hypercholesterolemic people should keep their consumption of butter to a minimum, whereas moderate butter intake may be considered part of the diet in the normocholesterolemic population.
バターの適度な摂取は、オリーブオイルの摂取や習慣食の効果(ランイン期間)と比較して、総コレステロールおよびLDLコレステロールを増加させた。さらに、適度なバター摂取は、習慣的な食事と比較して、HDLコレステロールも増加させることがわかった。我々は、高コレステロール血症患者はバターの摂取を最小限に抑えるべきであるが、正常コレステロール血症患者では適度なバター摂取は食事の一部とみなすことができると結論づけた。
Butter increased total and LDL cholesterol compared with olive oil but resulted in higher HDL cholesterol compared with a habitual diet
健康のために悪いといわれている「飽和脂肪酸」が多く含まれているためです。
しかしグラスフェッドバターと一般的な穀物を食べた牛から作られるバターの身体への影響が同じかどうかはまだわかりません。
グラスフェッドバターには不飽和脂肪酸も豊富に含まれているから、何ともいえないですね。
もしも同じものであると考えれば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が高い値の方は特に注意した方がよさそうです。
高脂血症などの病気をお持ちの方は、必ずかかりつけの医師にご相談ください。
グラスフェッドバターの効果的な使い方
グラスフェッドバターは、料理やお菓子作りに使うと香りも味も仕上がりが良くなります。
最もおすすめの効果的な使い方は、バターコーヒーダイエットの材料に使う方法です。
詳しく解説します。
バターコーヒー
バターコーヒーダイエットは脂質を中心としたエネルギー源を使用する「ケトン体回路」を回すという身体の仕組みです。
朝食はバターコーヒーのみで、昼と夕食には、糖質低め、たんぱく質が多め、野菜たっぷりの食事を摂ります。
お腹が空きそうだと思いますよね。
しかしブドウ糖をメインとした回路を使っていないために、インスリンの分泌が抑えられ血糖値の急降下がありません。
だから強い空腹感を感じにくい上に食後の眠気に襲われないのです。
それはあなたの午後のパフォーマンスの維持に役立ちます。
このダイエットを始めたい方にはグラスフェッドバターがおすすめです。
栄養価が高いグラスフェッドバターが効果的に身体の健康に働きます。
バターコーヒー専門店でも使用されているグラスフェッドバター。
あとはMCTオイルと上質なコーヒーさえあれば手軽にバターコーヒーが作れます。
バターコーヒーに興味がある方は「バターコーヒーでダイエット?その効果・作り方からおすすめまで紹介」の記事もチェック!
「グラスフェッドバターとフロマージュブランのセット」がおすすめ
グラスフェッドバターなら「グラスフェッドバターとフロマージュブランのセット」がおすすめです。
宮地牧場のグラスフェッドミルクを原料としたグラスフェッドバター100gとグラスフェッドフロマージュブラン120gのセット商品。
優しい味わいが特徴的で、口に入れるとスーッと溶けて食べた後、重くもたれるような感じが全くありません。
フロマージュブランはフランス語で「白いチーズ」を意味し、フレッシュでクリーミーなチーズの一種です。
牛乳または豚乳から作られ、そのテクスチャーはヨーグルトやクリームチーズに似ています。
味はマイルド
味は比較的マイルドでソフトで、デザートによく使用されます。
サラダ、パスタ、おつまみ、ドレッシングなど料理全般にもおすすめです。
グラスフェッドバターの効果を理解して正しく摂取しよう!
いかがでしたでしょうか?
お伝えした重要なポイントは以下のとおりです。
- グラスフェッドバターはダイエットや健康効果が得られる
- 有効と思われる成分は「オメガ3脂肪酸」や「脂溶性ビタミン」「カロテン」「酪酸(らくさん)」「共役リノール酸」など
- バターコーヒーを習慣にしたい人でLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が高いなど、何らかの病気がある場合は医師に相談する
- 効果的な使い方は朝食代わりのバターコーヒーに使用すること
この記事を参考にして是非グラスフェッドバターを正しく摂取してみてください。
※本記事は「バターコーヒーがダイエットに必ず効果がある」「必ず痩せる」などといったことを助長する内容ではございません。
コンビニエンスストアでも買えるバターコーヒーについて気になる方は「ファミマのバターコーヒーのダイエット効果は?痩せた?口コミ紹介」の記事もチェック!