イブリックってなに?
正しい使い方やおすすめなどが知りたい‼
このような疑問や要望にお答えします。
- ジュズベというのはトルコ語で、トルココーヒーを淹れるための特別に設計されたコーヒーポットのこと
- 日本では、英語名でイブリックと呼ばれることがあり、銅か真鍮製の長い柄のついた柄杓のような形をしている
- イブリックの鍋になっている部分に水とすりつぶしたコーヒー粉を入れて直接弱火にかけて使う
- イブリックくらいの大きさの小鍋を使ったり、ミルクパンを使ったりしてもトルココーヒーを作ることができる
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
続きはこちら
コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
では早速見ていきましょう。
イブリック(ジュズベ)とは?
イブリック(ジュズべ)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
コーヒー好きであれば聞いたことがあるかもしれません。
ジュズベというのはトルコ語で、トルココーヒーを淹れるためには欠かせない特別に設計されたコーヒーポットのことです。
日本では、英語名でイブリックと呼ばれることがあり、銅か真鍮製の長い柄のついた柄杓のような形をしています。
簡単に言えば、コーヒーを煮込むために使う小さい鍋で、日本の神社などで水をくむときに使う道具に似ています。
一度に120㏄~200㏄ほど淹れられる
作れる量は、120㏄~200㏄くらいです。
トルコ式は、コーヒー豆をすりつぶして使い、ターキッシュミルという専用のミルもあります。
味としては、濃厚で独特な苦みがあって、甘さは砂糖の量を調節しながら飲みます。
コーヒーを飲んだ後には、カップの底の模様でコーヒー占いをすることもありますよ。
味は、独特な苦みがあり濃厚で、甘さは砂糖の量で調節するようです。
トルコでは、カップの底の模様で、「コーヒー占い」をすることもあります。
ちなみに、北米やギリシャでみられる抽出方法の1つの「ボイル」というのは、トルココーヒーから来ているとも言われているようですよ。
イブリック(ジュズベ)の正しい使い方
イブリック(ジュズべ)は、一般的なサイズとして120~200㏄で1~2人分作ることができますが、400㏄前後作れる大きいサイズもあります。
正しい使い方としては、一杯分を作るのであれば、コーヒー粉8gと水は80㏄くらいが目安です。
まず、イブリックの鍋になっている部分に水とすりつぶしたコーヒー粉を入れて直接弱火にかけます。
このときに、お好みで砂糖を入れたり、クローブやカルダモンというスパイスを入れたりしてもいいですよ。
コーヒー粉が沈んできたらかき混ぜながら、泡が盛り上がったら沸騰させすぎないように一度火から下ろして浮かんでいる泡だけをすくってカップに注ぐというのを2~3回繰り返して火を止めます。
最後に泡をつぶさないように煮出したコーヒー液をカップに注いでコーヒー粉が沈むのを待って上澄みを飲みます。
この抽出方法で、ドリップ式では出せないような香りとコクが口の中に広がりますよ。
おすすめのイブリック(ジュズベ)5選!
おすすめのイブリック(ジュズべ)を5選紹介します。
- トルココーヒー専用の小鍋「ジュズべ」
- Menzir – トルココーヒーポット ジェズベ
- DEMMEX Cezve Ibrik Briki 木製ハンドル & 木製ポットスプーン付き 3人用
- トルコ コーヒー鍋 ジェズベ
- カリタ コーヒー イブリック300
お好みのイブリック(ジュズべ)を選んでみてくださいね。
1. トルココーヒー専用の小鍋「ジュズべ」
本格的なジュズべを初めて買いたいと考えられているのであれば、トルココーヒー専用の小鍋「ジュズべ」がおすすめです。
IHにも対応しており、見た目も本格的なジュズべと変わりないですよ。
Amazonでは、価格が2,999円なのでお手軽なお値段で手に入れることができます。
商品詳細
サイズ | 本体部分 高さ8×直径8.7㎝ 柄の長さ12㎝ |
素材 | 銅製 |
作れる量 | 2~3杯分 |
2. ステンレス製がいい方は「Menzir – トルココーヒーポット ジェズベ」
素材にこだわりがなかったり、ステンレス製がいいという方にはMenzir – トルココーヒーポット ジェズベ がおすすめです。
お値段は、Amazonで725円なので、こだわりがそこまでない方であればこちらで十分でしょう。
商品詳細
サイズ | 11.1×8.4×8 |
素材 | ステンレス製 |
作れる量 | 2~3杯分 |
3. 手作りの彫刻で見た目もおしゃれ「DEMMEX Cezve Ibrik Briki 木製ハンドル & 木製ポットスプーン付き 3人用」
見た目も2人分以上作れる器具がいいというこだわりのある方には、DEMMEX Cezve Ibrik Briki 木製ハンドル & 木製ポットスプーン付き、3人用がおすすめです。
トルコでも有名なトルコ銅が使われていて、厚みは2㎜あり、トルコやギリシャ、アラビア語が刻印されています。
さらに、柄部分は木製というのもおしゃれですね。
お値段はAmazonで6,294円と、少しお高めです。
商品詳細
サイズ | 本体部分 高さ2.8×直径3.インチ |
素材 | 銅製 |
作れる量 | 3杯分 |
4. 真鍮製のイブリック「トルコ コーヒー鍋 ジェズベ」
真鍮製がいいという方にはトルコ コーヒー鍋 ジェズベがおすすめです。
トルココーヒーを作るときはもちろん、作らないときにはインテリアとして飾ってもおしゃれですよ。
商品詳細
サイズ | Sサイズ 直径約6.2㎝ 高さ約6㎝ 取手長さ約12.5~14.5㎝ Lサイズ 直径約8.6㎝ 高さ約8.3㎝ 取手長さ約14~14.5㎝ |
素材 | 真鍮製 |
作れる量 | Sサイズ 1杯くらい Lサイズ 2杯くらい |
5. 日本製で可愛らしい形が特徴「カリタ コーヒー イブリック300」
日本製がいいという方はカリタ コーヒー イブリック300がおすすめです。
形が可愛らしく、サイズは小さめなので持ち運びもしやすいですし片付けも簡単です。
火で炙るたびに銅の色も変化するので、トルココーヒーが味わえるだけではなく、器具に味がでて愛着がわくでしょう。
商品詳細
サイズ | 75×80×205㎜ |
素材 | 銅製 |
作れる量 | 1~2杯分 |
イブリック(ジュズベ)がなくてもトルココーヒーは淹れられる
イブリック(ジュルベ)がなければ、トルココーヒーは作れないのかと諦めてしまう方もいるかもしれませんね。
ですが、イブリックがなくてもトルココーヒーを淹れることができます。
イブリックくらいの大きさの小鍋を使ったり、ミルクパンを使ったりしてもトルココーヒーを作ることができますよ。
できれば小鍋がいいですが「買わなくてはない」「家にある道具でどうにかならないの?」という場合には、水の量とコーヒー粉の量を間違えなければ、同じような感じには作ることが可能です。
味の完成度は落ちてしまうけど、トルココーヒーの味が楽しめるね
イブリック(ジュズベ)を準備していつもと違うコーヒーを楽しもう!
いかがでしたか?
イブリック(ジュズべ)とはなにか、使い方やおすすめなどを紹介しました。
本記事で重要なことをまとめると以下のとおりです。
- ジュズベというのはトルコ語でcezveと言い、コーヒーポットのこと
- イブリックとも呼ばれており、銅か真鍮製の長い柄のついた柄杓のような形をしているのが特徴
- イブリックの鍋になっている部分に水とすりつぶしたコーヒー粉を入れて直接弱火にかけて使う
- 独特な苦みがあり濃厚
- トルココーヒー専用の小鍋「ジュズべ」
- Menzir – トルココーヒーポット ジェズベ
- DEMMEX Cezve Ibrik Briki 木製ハンドル & 木製ポットスプーン付き 3人用
- トルコ コーヒー鍋 ジェズベ
- カリタ コーヒー イブリック300
おすすめのイブリック(ジュズべ)を5選紹介しましたが、どれも使い方は簡単ですよ。
イブリック(ジュズべ)がなくてもトルココーヒーは淹れられますが、本格的なトルココーヒーを飲みたいという方はぜひ、イブリックを準備していつもとは違うコーヒーを楽しんでくださいね!