カフェオーナーになるにはどうしたらいいの?
カフェオーナーの仕事内容や年収も気になる…。
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
コーヒー好きの方の中には、独立してカフェのオーナーになる目標を持っている方もいるでしょう。
しかし、カフェをオープンするには資金や必要な資格などの準備が必要です。
この記事では、カフェのオーナーになる方法と、それに必要な準備を徹底解説しています。独立を目指している方は、ぜひ参考にしてください。
- そのカフェの売上によるため一概には言えないが、おおむね200万円~400万円の年収が見込める
- 個人でカフェを経営する場合とフランチャイズ展開でカフェをオープンする場合の2つがある
- カフェオーナーになるには、防火管理者と食品衛生責任者の2つが最低限必要
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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それでは早速見ていきましょう!
カフェオーナーの年収や仕事内容とは?
カフェのオーナーを目指す方にとって、年収や仕事内容は一番気になるところでしょう。
オーナーの年収は、店の売上から店舗の家賃・材料費・人件費などの経費を抜いた数字になります。
店舗の規模にもよりますが、概ね200万円~400万円とサラリーマンの平均年収程度の年収が見込めます。
これ以上の年収を目指す場合は、複数の店舗を展開したり、他のカフェとの差別化を図ったメニューにすることが必要です。
仕事内容も店舗の規模やアルバイトを雇うかによって異なります。
ひとりで経営する場合、接客はもちろん調理から商品の発注作業、経理業務とカフェに関わる全ての業務を自分自身で行う必要があります。
アルバイトを雇う場合、接客や店内の清掃、発注作業などある程度の業務を任せることができるので、余裕があればアルバイトを雇うのがおすすめです。
※年収に関することであれば「タレントスクエア 手取り計算ツール」がおすすめです。
カフェオーナーになる方法
カフェのオーナーになる方法は、主に2つあります。
ここからは、個人でカフェを経営する場合とフランチャイズ展開でカフェをオープンする場合の2つの方法について解説します。
個人経営で開業する
一つ目の方法は、個人経営で開業する方法です。
カフェを個人経営で開業する場合、土地の選定や店舗の建築など開業前の準備からスタートすることになります。
メリットとしては、全てが自分のオリジナルになるので好みの内装やコンセプトの店にできることや、他の店舗と差別化を図ることができることが挙げられます。
デメリットとしては、費用がかかるため資金繰りに時間を要することです。銀行からの借入やクラウドファンディングなどを利用すると資金が集めやすくなるでしょう。
フランチャイズ契約をする
二つ目の方法は、フランチャイズ契約をして開業する方法です。
カフェの独立を考えている方の多くは、フランチャイズ契約から経営を始めています。
開業経験がなくても、本部から経営のノウハウを提供してもらえるのが最大のメリットです。
また、告知をしなくてもある程度の集客が見込めるので初月から利益を出すこともできます。
基本的な店舗の内装や設置する家具もパッケージ化されているので、オープンまで時間を短縮できるのもメリットのひとつです。
一方、1,000万円以上の費用がかかったり、毎月売上に対してのロイヤリティが発生するので黒字経営は難しいというデメリットもあります。
また、メニューにも制限があるためオリジナルメニューの開発も困難です。
カフェオーナーに必要な資格
カフェのオーナーになるためには、必要な資格が二つあります。
カフェのオーナーを目指している方は、必ず取得しておきましょう。
食品衛生責任者
一つ目の資格は、食品衛生責任者です。
食品の「販売・製造」衛生管理を行う資格で、飲食系の資格の中でも比較的簡単に取得できます。
食品衛生責任者は、各都道府県の講習会に参加することで取得が可能です。調理師の免許を持っている場合は、申請手続きのみで取得できます。
食品衛生責任者と間違えやすい資格に、「食品衛生管理者」があります。この資格は、専門施設での学習が必要になる国家資格です。担う業務内容も異なるので注意しましょう。
防火管理者
日本防火・防災協会によると、防災管理者は以下のような資格となっています。
防災管理者とは、大規模・高層の建築物等(防災管理対象物(*1))において、地震その他の「火災以外の災害(*2)」による被害を軽減するため、防災管理に係る消防計画を作成し、防災管理上必要な業務(防災管理業務)を計画的に行う責任者を言います。
防災管理講習|講習について|防火・防災管理講習|一般財団法人 日本防火・防災協会
防災管理者の資格を取得するためには、防災管理者講習を受けることが義務付けられています。
防災管理者は、5年ごとに更新となり、そのたびに講習を再度受講する必要があります。
資格取得に年齢制限はないので、誰でも取得することができる資格です。
防災管理者と似た資格に、防火管理者という資格があります。防火・防災管理者講習を受ければ二つの資格を取得することも可能です。
より詳しく、カフェ開業時に必要な資格を知りたい方は、以下の記事をご覧ください!
カフェオーナーになるための資金調達の仕方
カフェを開業するためには、資金調達が必要不可欠です。ここからは、資金調達の仕方について解説します。
具体的なやり方をまとめると以下の通りです。
- 自己資金で賄う
- 金融機関からの融資を受ける
- 自治体の助成制度を利用する
自己資金で賄う
一つ目の資金調達の方法は「自己資金で賄う」です。
通常、カフェの開業には1,000万円以上の外行資金が必要とされています。
建物や設備にかかる費用だけでなく、店のプール金としての資金も必要となるためプラス500万円程度の資金が必要です。
銀行からの借入がない分、借金がないというメリットはありますが、開業資金を全額貯金するために時間を要するので、入念な事業計画を立てる必要があります。
カフェのオーナーを目指している方で、全て自己資金で開業している方は少数派でしょう。
金融機関からの融資を受ける
二つ目の方法は「金融機関から融資を受ける」です。
最も一般的な資金の調達方法で、飲食店に関わらず開業を目指す方の多くが融資を受けています。
自己資金を大きく減らさずに済むため、オープン後も余裕のある経営が可能です。
しかし、必ずしも融資を受けられるわけではないので、ある程度の貯蓄は用意しておきましょう。
融資を受けられたとしても、毎月の返済があるので利益の見込める企業計画を立てる必要があります。
自治体の助成制度を利用する
三つ目の方法は「自治体の助成制度を利用する」です。
こちらも飲食店に限らず、独立開業を目指す方の多くが利用している制度です。
助成制度には、補助金と助成金がありどちらも返済の必要のない給付型の資金となっています。
どちらの制度にも審査があり、審査に通過しなければ制度を受けることができません。
また、助成制度の多くは先着順のものや応募期間に限りがあるものが多いので、開業が決まったら早急に応募しておくのがおすすめです。
その際、事業計画書を提出しますが、事業計画の出来不出来で審査に大きく影響するので、綿密な事業計画を立てておきましょう。
カフェオーナーに向いている人・そうでない人
カフェのオーナーに向いている人と、そうでない人にはどのような特徴があるのでしょうか。
カフェに限らず、独立開業するためには以下のようなものが必要になります。
- 経営の勉強
- 事業計画や目標設定
- 継続力
- 新しいメニューの開拓や研究
- 人と接することが好き
独立開業をするに当たって必要不可欠なスキルは、経営力です。
会社員と違い、毎月決まった給料が入るわけではないので、経費の計算や店舗維持のための資金管理が必要となります。
そのためには、事業計画や目標設定をしっかりしておくことが重要です。
適当は事業計画では利益を出すことは困難となります。事業計画は、あらゆる資金調達の場でも必要になるので、綿密に計画を練っておきましょう。
また、新規メニューの開発や研究も店舗作りには欠かせません。常に探求心を持つことで、顧客の定着化を目指せます。
以上のことが継続的にできない場合、カフェのオープンをすることは難しいでしょう。自分がどのようなカフェをオープンしたいか再考するのもいいかもしれません。
カフェオーナーの専門学校はおすすめ?
カフェのオーナーを目指すために、専門機関に通う方もいるでしょう。
専門学校では、カフェの経営のノウハウやカフェの経営に関する法律まで、あらゆる知識を学ぶことができます。
初月から利益を出したい、複数の店舗展開を目指している方は専門機関での学習をおすすめします。
また専門学校だとハードルが高いという方は通信講座が非常におすすめです。
おすすめの通信講座・資格については、以下の記事をご覧ください。
カフェオーナーという自由な働き方で理想のライフスタイルを手に入れよう
いかがでしたでしょうか?
カフェオーナーについて徹底解説しました!
本記事で重要なことをまとめると以下のとおりです。
- おおむね200万円~400万円の年収が見込める
- 個人でカフェを経営する場合とフランチャイズ展開でカフェをオープンする場合の2つがある
- カフェオーナーになるには、防火管理者と食品衛生責任者の2つが最低限必要
カフェのオーナーになることは決して簡単なことではないでしょう。
しかし、会社員では味わえないやりがいや、充実感が手に入るかもしれません。
自分の理想的な生き方を手に入れてみてはいかがでしょうか。