アイスエスプレッソって何?
アイスエスプレッソの美味しい飲み方が知りたい
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
アイスエスプレッソはエスプレッソを冷やして飲む、暑い季節にもおすすめのドリンクです。
お店のメニューで目にすることが少ないですが、ポイントを押さえると自宅でも再現できます。
本記事ではアイスエスプレッソの作り方、エスプレッソの様々なアレンジを紹介!
- アイスエスプレッソは、淹れたてのエスプレッソを氷に注いでのむ冷たいエスプレッソ
- エスプレッソは、深めに焙煎したコーヒーを極細挽きにして専用の機械を使って圧力をかけながら抽出するドリンク
- アイスコーヒーは、エスプレッソよりも粉は粗く圧力もかかっていないので味わいが異なる
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう!
アイスエスプレッソとは?
アイスエスプレッソは、淹れたてのエスプレッソを氷に注いでのむ冷たい(iced)エスプレッソです。
エスプレッソと聞くと小さなカップでのむ濃くて温かいコーヒーをイメージする方がほとんとではないでしょうか?
エスプレッソを冷やしてキリッと楽しむアイスエスプレッソは、暑い時期にもおすすめです。
そもそもエスプレッソとは?
エスプレッソは、深めに焙煎したコーヒーを極細挽きにして専用の機械を使って圧力をかけながら抽出するコーヒーです。
イタリア語で「特急」を表す「espresso」が語源となっています。気圧をかけて素早く抽出するのが特徴です。
伝統的なイタリアンバールなどでは、少量の深煎りコーヒーを使い9~10気圧の圧力をかけて抽出するのがスタンダード。
最近は浅煎りのサードウェーブの流行りもあって、従来より多めのコーヒーを使って淹れるお店も増えています。
味がぎゅっと濃縮されたエスプレッソなら、様々な焙煎度合のコーヒーや産地ごとの特徴をより楽しめます。
アイスコーヒーとの違い
冷たいコーヒーならアイスコーヒーじゃないの?と思う方もいますよね。
アイスコーヒーはハンドドリップなどで濃いめに淹れたコーヒーを、氷で割って作ります。
濃いめといっても、エスプレッソよりも粉は粗く圧力もかかっていないので味わいが異なります。
アイスコーヒーの方がさらっとして軽い飲み心地があります。
アイスエスプレッソはどこで飲める?
淹れたてのエスプレッソを冷やしてグイっと飲むアイスエスプレッソ。
どこで頼めるのか気になりますよね。
日本ではあまりメジャーではなく、人気コーヒーショップのメニューでも見つけるのは難しいです。
材料はエスプレッソと氷でシンプルなので、エスプレッソマシンを使っているコーヒーショップで店員さんにたずねてみるのもいいかと思います。
海外のStarbucksのドリンクメニューには【Iced Espresso】がのっているので、チャンスがあったら旅行先で頼んでみましょう。
アイスエスプレッソの作り方・レシピ
ここではアイスエスプレッソの作り方を材料と一緒に詳しく紹介します。
作り方はとってもシンプルです。
- 用意するもの
- エスプレッソショット
- 氷(5~7個)
- 作り方
- グラスに氷を入れておく
- 上から、淹れたての熱いエスプレッソを注ぐ
材料も作り方もシンプルなので、コーヒーや氷の味がダイレクトに感じられます。
氷も水にこだわって、お気に入りの天然水などで作ってもいいですね。
熱いエスプレッソを注ぐことで氷が溶けるので味の濃さが少し和らぐ反面、冷えて酸味がキリッとします。
氷の数は、コーヒーが薄まりすぎず適度に冷える量が目安です。
エスプレッソマシンは持ってないし淹れたてのショットが用意できない…という方もいると思います。
次章でおすすめのマシンや器具を紹介していきます。
アイスエスプレッソにおすすめのコーヒー
アイスエスプレッソにおすすめのコーヒーを紹介していきます。
選ぶポイントとしては酸味が強すぎないもの。
味の濃縮されたエスプレッソを冷やして飲むので、酸味が目立ちやすいためです。
- カルディコーヒー ジュエリーブレンド
- スターバックス ライトノートブレンド
- やなか珈琲 アロマブレンド
1. カルディコーヒー ジュエリーブレンド
ブラジル産の豆だけをブレンドしたスペシャルなブレンドコーヒー。
テイスト、ボディともにバランスが取れていて、焙煎度合は中煎り。
ブレンドしているブラジル産の赤いルビー種と黄色いトパージオ種から、ジュエリーという名前がついています。
フルーツ感がありつつチョコレートのようなやさしい甘さが楽しめます。
商品名 | ジュエリーブレンド |
内容量 | 200g |
値段 | ¥950(税込) |
焙煎度 | 中煎り |
生産国 | ブラジル |
2. スターバックス ライトノートブレンド
軽いロースト感と程よい酸味が楽しめるブレンドコーヒー。
酸味は比較的落ち着いていて、香ばしさと甘さが特徴です。
スターバックスの中では比較的浅めな、STARBUCKS BLONDE ROASTで仕上がっています。
商品名 | スターバックス ライトノートブレンド |
内容量 | 250g |
値段 | ¥1,320(税込) |
焙煎度 | STARBUCKS BLONDE ROAST |
生産国 | パッケージを参照 |
3. やなか珈琲 アロマブレンド
注文ごとに生豆から焙煎するコーヒー豆専門店のやなか珈琲から、アロマブレンドを紹介。
コロンビアコーヒーをベースにブラジルやエチオピアがブレンドされています。マイルドな味わいや甘さ、そして苦味が楽しめます。
焙煎度合が7段階から選べて、より好みの味わいに近づけられます。
苦味を求めるならシティロースト~フレンチローストがおすすめです。
商品名 | アロマ ブレンド |
内容量 | 100g |
値段 | ¥750(税込) |
焙煎度 | 7段階から選択可 |
生産国 | コロンビア、エチオピア、ブラジル |
おすすめのエスプレッソ抽出器具
前項ではエスプレッソにおすすめのコーヒーを紹介しました。
「エスプレッソを家でも淹れたいけど、どのマシン・器具を使ったらいいかわからない…」という方もいると思います。
本格的なエスプレッソを楽しめるマシンから、気軽にエスプレッソ気分が楽しめる抽出器具を紹介していきます。
まとめると以下の通りです。
- デロンギマグニフィカS コンパクト全自動コーヒーマシン
- 直火式コーヒーメーカー モカエキスプレス
- エアロプレス
1. デロンギマグニフィカS コンパクト全自動コーヒーマシン
1つ目に紹介するのは、イタリアの家電ブランドデロンギが手掛けるエスプレッソマシンです。
デロンギマグニフィカ S コンパクト全自動コーヒーマシンは、エントリーモデルではありますがエスプレッソはもちろん様々なドリンクづくりが楽しめます。
フロス調整つまみ付きミルクフローサーでカフェラテやカプチーノをご自宅でも淹れられます。
豆ホッパーには最大で250gのコーヒー豆を入れられるので、何度も足す必要がなく便利です!
使いやすくて経済的
マシンに内蔵されているグラインダーで抽出ごとに挽かれるので、鮮度がたもたれます。
グラインダーを別で用意する必要もなく経済的。
公式オンラインショップでは、¥92,800(税込)での取扱いとなっています。
全自動かつフロス調整のできるフローサーもついていることを考えると優れものではないでしょうか?
カフェで目にする様々なドリンクが再現できるこちらのエスプレッソマシンおすすめです!
2. 直火式コーヒーメーカー モカエキスプレス
次に紹介するのは、イタリアで100年以上の歴史を持つビアレッティ社の直火式コーヒーメーカー モカエキスプレスです。
マシンと比べると抽出時の圧力は劣りますが、エスプレッソ文化の根付くイタリア発祥なだけあり、本格的なエスプレッソの味わいを再現できます。
使い方はとてもシンプルです。本体下部に水をいれ、エスプレッソ挽きしたコーヒーをバスケットに詰めてセット。
ポット上部をつけて、直火にかけるだけ。沸騰とともに内圧がかかって、エスプレッソが抽出されます。
サイズは1cup用のかなり小ぶりなものから18cupまでと幅広くあり、最近はIH対応の【モカインダクション】も販売されています。
おしゃれなフォルムで、カラフルなバリエーションもあるビアレッティ社のモカエキスプレス、1台試してはいかがですか?
3. エアロプレス
3つ目に紹介するのは持ち運びやアウトドアにもぴったりなエアロプレス。
もともとはスポーツ用品を販売していたアメリカの会社が考案したもの。
2005年に販売開始し、今では80以上の国で販売されエアロプレス大会も開催されるほど。
この器具は、手動で空気の力を利用して抽出します。
パーツはフィルター部、チャンバー、プランジャーの3点でポリエステル樹脂でてきているのでとても軽いのも特徴。
付属のペーパーフィルターを使うと、ろ過されるのでややあっさりした味わいに仕上がります。
アメリカのAble Brewing社がエアロプレス用に販売しているステンレス製のcoffee disk filterを使うと、程よいボディ感が楽しめます。
エスプレッソベースのブラックコーヒー
アイスエスプレッソやエスプレッソ、そして作り方について紹介してきました。
エスプレッソが作れると、それをベースに様々な種類のドリンクが作れるのも楽しめるポイントです。
今回はエスプレッソベースで、アイスエスプレッソとは少し変わった冷たいブラックのドリンクを紹介します。
1. アイスアメリカーノ
アイスアメリカーノはエスプレッソのショットを氷水で割ったもの。
コーヒーショップでもよく見かけるメニューだと思います。
アイスエスプレッソに似ていますが、水も加えているのでよりさらっとした印象があります。
アイスエスプレッソは濃すぎるな、というい方や、よりたくさん飲みたい!という方はアイスアメリカーノもおすすめです。
ホットで飲みたい場合はお湯で割るとホットアメリカーノとして楽しめます。
2. カフェシェケラート
イタリアンバールで夏の定番ともいえる、カフェシェケラート。
エスプレッソダブルショットに砂糖を少し加えて氷と一緒にシェーカで強くシェークします。
シェークして空気が混ざることで、味わいがまろやかになり、飲むときも泡の質感が一緒に楽しめます。
甘さも入っているので、エスプレッソを飲んでみたいけど濃いのは苦手…という方もチャレンジしやすいのではないでしょうか?
自宅でもアイスエスプレッソを楽しもう!
いかがでしょうか?
本記事ではエスプレッソを冷やして飲むアイスエスプレッソを紹介しました。
本記事で重要なことをまとめると以下のとおりです。
- アイスエスプレッソは、淹れたてのエスプレッソを氷に注いでのむ冷たいエスプレッソ
- エスプレッソは、深めに焙煎したコーヒーを極細挽きにして専用の機械を使って圧力をかけながら抽出するドリンク
- アイスコーヒーは、エスプレッソよりも粉は粗く圧力もかかっていないので味わいが異なる
日本ではなかなかメニューにないかもしれませんが、見つけたときはぜひ頼んでみてください!
作り方はシンプルなのでぜひご自宅でも試してはいかがですか?