エスプレッソってよく聞くけど何かよくわからないな…。
エスプレッソを飲むためのおすすめのマシンが知りたい!
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
カフェやコーヒー店でよくエスプレッソと聞きますが、実際のところよくわからないですよね。
そこで本記事では、コーヒーソムリエがエスプレッソについて徹底解説。エスプレッソとは何かからおすすめのマシン・カップ、美味しい飲み方まで幅広く紹介します!
- エスプレッソとは、極細挽きにしたエスプレッソ豆を専用のマシンで圧力にかけ、お湯をコーヒーの粉の中に瞬間に通し抽出したドリンク
- ドリップコーヒーと比べると抽出時間が短いため、カフェインがお湯に溶け出しにくく、ドリップコーヒーよりもカフェイン量は少なくなる
- おすすめのエスプレッソマシンは「デロンギ マグニフィカ」
- エスプレッソコーヒーの飲み方は非常にたくさんある
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
続きはこちら
コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう。
エスプレッソとは?
エスプレッソとはイタリアで生まれ、今や日本でも人気が定着してきているコーヒー。
ギュッとうま味が凝縮されており、カフェインが少ないのが特徴です。
近年ではスペシャリティコーヒーの話題になり、オーストラリアやニュージーランドはもちろんのこと、アジアでも人気となっています。
極細挽きにしたエスプレッソ豆を、専用のマシンで圧力にかけ、お湯をコーヒーの粉の中に瞬間に通し抽出したものになります。
短時間で抽出するからコーヒーの雑味を出さずに、深いコクが楽しめるよ!
美味しいエスプレッソの条件
美味しいエスプレッソは、エスプレッソマシン・グラインダー・コーヒー豆・淹れる技術がともなって初めて本来の美味しいエスプレッソを味合うことが出来ます。
またエスプレッソは以下のことが揃うことで理想となります。
- クレマ
- ボディ
- ハート
クレマとは、エスプレッソの表面に浮かんでいる泡の部分を指します。クレマがあるエスプレッソは美味しいと評されることが多いです。
3層を保てる時間は10秒もないので、淹れたてだからこそ楽しめる贅沢な一杯というわけです。
エスプレッソの種類
エスプレッソには、意外にも様々な種類・名前があります。
今回は代表的なエスプレッソを7つ紹介します。まとめると以下の通り。
- エスプレッソ ドッピオ:エスプレッソを倍量にしたもの
- エスプレッソ・シングル:エスプレッソ・ソロとも呼ばれる通常のエスプレッソ
- エスプレッソ・コンパナ:エスプレッソに生クリームをのせたドリンク
- エスプレッソ・マキアート:エスプレッソの上にそのままフォームミルクをのせたドリンク
- エスプレッソ・トニック:エスプレッソにトニックウォーターを混ぜたドリンク
- エスプレッソ・コレット:エスプレッソに少量のお酒を混ぜたドリンク
- リストレット:強めのエスプレッソ。エスプレッソで抽出する過程の前半部分の飲み物。
エスプレッソとドリップコーヒーの違い
エスプレッソとドリップコーヒーってかなり似てるよね?
このような疑問が出てくるでしょう。
しかしエスプレッソは圧力をかけて抽出するため、ドリップコーヒーよりもお湯に溶け出す成分が多くなります。
そのため濃厚な味に仕上がりるのです。
ドリップコーヒーよりもカフェイン量が少ない
味が濃いのでどうしてもカフェインが強いイメージがありますが、実はそんなことはありません。
ドリップコーヒーなどと比べると抽出時間が短いため、カフェインがお湯に溶け出しにくく、ドリップコーヒーよりもカフェイン量は少なくなります。
またコーヒー豆を使う場合は焙煎の時に揮発するため、同様のことが起こります。
詳しくは、以下の記事をチェック!
おすすめのエスプレッソマシン3選
おすすめのエスプレッソマシンを紹介する前にマシンの選び方について最初に解説します。
エスプレッソマシンの種類には以下の4つがあり、特徴は様々です。
マシンの種類 | 特徴 |
---|---|
全自動 | 簡単で手軽に飲める |
セミオート | 温度や蒸気などを自由に調整可能 |
カプセル | ワンタッチで簡単に淹れられるため、すぐに飲める |
手動 | こだわりの1杯を作れる、お手入れ簡単 |
これらを踏まえた上でおすすめのエスプレッソマシンを3つ紹介していきます。
おすすめをまとめると以下の通り。
- デロンギ マグニフィカ
- ネスレ ドルチェグスト ジェニオi
- デロンギ エレッタカプチーノトップ
1つ1つ解説します。
1. 軽量から洗浄まで簡単なエスプレッソマシン「デロンギ マグニフィカ」
軽量から洗浄までとっても簡単な全自動のエスプレッソマシンです。
水量から豆の量・内部洗浄まで全自動で操作可能な商品となっていて、デロンギのエントリーモデルとなっています。
抽出量と濃度をなんと無段階で調節できる、エスプレッソマシンとなっています。
エスプレッソを少なく濃く出したり、多く薄く出すこともできるため、好みや分けてつかいわけることができます。
カフェラテも美味しく飲める
実はこのマシンには「ミルクフロッサー」というスチームでミルクを温めながら泡立てる機能もあります。
そのため、カフェラテなども美味しく作れるわけです。
アマゾン・Yahoo!ショッピングともに、ユーザー評価で星4以上を獲得している高評価コーヒーメーカーを是非購入してみては?
価格は¥60,954(税込)とコスパ抜群。
2. 大人数での使用におすすめ「ネスレ ドルチェグスト ジェニオi」
カプセル式の美味しい定番エスプレッソマシンと言ったらこちらの商品がおすすめ。
カプセルをセットするだけで本格的なコーヒーを味わえるだけでなく、カプチーノから宇治抹茶ラテ、ミルクティーまでたくさんの種類のドリンクが楽しめます。
カプセルはブラックコーヒーだけでも14種類もあります。
コーヒーやエスプレッソ以外にも、気分に合わせて様々なドリンクをつくりたい方におすすめ!
大型タンクで一度に1Lまでの給水が可能になったので、大人数でも楽しめます。
マシンが無料でレンタルできる
またこちらのコーヒーメーカーも無料でレンタルすることができるんです!
本体価格は¥8,000(税込)しますが、定期便で購入することでタダになります。
コーヒー抽出の際には、最大15気圧の圧力をかけることによって、コーヒーのコクと香りを引き出し、繊細なクレマを実現しています。
3. 豊富なミルクメニューが楽しめるエスプレッソマシン「デロンギ エレッタカプチーノトップ」
豊富なミルクメニューを備えた、デロンギのハイエンドモデルのエスプレッソとなります。
全自動コーヒーメーカーの中でもフルスペックの性能を誇る、デロンギのエレッタ。
ミルクの泡立ては「ラテクレマシステム」を採用し、ミルクと泡の美味しい黄金比率のクレマを実化しています。
好みの味にカスタマイズ可能
低速回転コーン式を採用し、7種類のグラインダーや5段階のコーヒー濃度設定可能です。
また摘出量や温度も細かに選べるので、自分好みの濃さや温度へのカスタマイズができるようになりました。
操作も簡単で、タッチセンサー式となっっています。
ハイエンドモデルだけあり価格は¥217,800と高めですが、お店のような本格コーヒーを楽しみたい方にはおすすめのエスプレッソマシンでしょう。
より詳しいおすすめのコーヒーメーカーが知りたい方は「【2023】コーヒーメーカーのおすすめ11選!全自動からコスパ抜群モデルまで」の記事をチェック!
エスプレッソ豆を選ぶ2つのポイント
ここではエスプレッソ豆を正しく選ぶ際の2つのポイントについて解説します。
まとめると以下の通りです。
- コーヒー豆の種類
- 焙煎度合いの違い
一つ一つ解説していきます。
コーヒー豆の種類
一般的にエスプレッソ豆は中煎り~深煎り、ドリップ用のコーヒー豆は浅煎り~中煎りが多いです。
またブレンドでエスプレッソがより美味しくなるとも言われています。
日本や欧米では高品質なアラビカ種100%のコーヒー豆が好まれています。
しかし、ヨーロッパではロブスタ種を混合してボディ感や苦味を出したコーヒー豆も昔から好まれています。
ロブスタ種はミルクと合わせるカフェラテやカプチーノなどで使用すると、重みある存在感とその美しい味わいを作り出すことが出来ます。
一方でアラビカ種は、生産地の土壌や気候などにより違った豊かな風味特徴がありますが、ロブスタ種と比べると少しボディ感が弱いです。
そのため、生産地の異なるアラビカ種の豊かな風味と、ロブスタ種のパンチのあるボディ感をブレンドすることによって、芳醇なアロマ感じる濃厚なクレマと奥深い味わいのエスプレッソを作り出すことが可能です。
作り出したいエスプレッソの味に合わせた豆を選ぶことが大切なんだね。
焙煎度合いの違い
2つ目は、焙煎度合いの違いを見ることです。
結論、エスプレッソには、シティ・フルシティ・フレンチが一般的。
コーヒー豆の焙煎により酸味は甘みへと変化していきます。
浅い焙煎で爽やかな酸味が香り立ち、フルーティーな味わいが広がります。
コーヒーの苦味が苦手な方には浅煎りがおすすめです。
ロースト時間によるコーヒー豆の変化
上記でロースト時間によるコーヒー豆のの色や味が変化すると言いましたが、以下のように変化します。
ローストの度合いは、焙煎する時間の長さによって主に8段階に分けられます。
一般的にローストが時間が短いほど酸味が強く、長いほど酸味が抜けて苦味が強くなります。
ロースト時間は、ライトローストの方は焙煎時間が短く、イタリアンローストになっていくにつれて焙煎時間は長くなっていきます。
コーヒー豆の色変化としては、ライトローストの方は色が明るく、イタリアンローストになるにつれて黒に近づいていきます。
つまり、味はライトローストの方は酸味が強く、イタリアンローストになっていくにつれて苦味が強くなっていくということです。
そしてよりローストしていくと、コーヒー豆の色は徐々に茶色くなっていき、クロロゲン酸の量も減少していくと言われています。
エスプレッソには、シティ・フルシティ・フレンチの焙煎度合いが合うんだね!
おすすめのエスプレッソ豆が知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
おすすめのエスプレッソカップ3選
ここではおすすめのエスプレッソカップの3選紹介していきます。
おすすめをまとめると以下の通り。
- Les Artistes Paris 2個セット
- キントー ダブルウォール エスプレッソカップ
- GSI OUTDOORS エスプレッソカップ
1つ1つ解説します。
1. 陶器製・磁器製のエスプレッソカップ「Les Artistes Paris 2個セット」
ユーザーの使いやすさ&ニーズに応えることにこだわりを持った、フランスの調理器具ブランド「Les Artistes」。
ライトグリーンのおしゃれなシリコンカバーは、デザイン性だけでなく保温性にも優れています。
プレゼントやギフトとしても喜ばれるエスプレッソカップでしょう。
価格は¥20,707とお高めですが買う価値はあります。
2. ガラス製で美しいエスプレッソカップ「キントー ダブルウォール エスプレッソカップ」
ガラス製の独特なフォルムが印象的な美しいエスプレッソカップです。
少し波打った形状が指に引っかかるため、持ちやすいのが特徴的。
保温効果にも優れているため、エスプレッソには特におすすめです。
表面に水滴が付きづらい仕様になっているため、冷たいものを飲む際などに活躍するエスプレッソカップでしょう。
価格は¥880とお手頃価格。
3. 直接触れても熱くない「Love-KANKEI エスプレッソカップ ステンレス」
二重断熱構造になっているため、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく保持してくれます。
これによって断熱構造がしっかりしているため、直接持ったとしても熱さをあまり感じません。
飲み口に丸みがあるため、口当たりが柔らかいのも魅力的です。
2個セットのエスプレッソカップだから、新生活のスタート時やプレゼントにおすすめ!
価格は¥2,000とコスパ抜群。
美味しいエスプレッソコーヒーの飲み方&作り方
最後に美味しいエスプレッソコーヒーの飲み方&作り方を紹介します。
エスプレッソのアレンジメニューというと、カフェ・ラテやカプチーノが思い浮かびますが、実はそれ以外にもたくさんあります!
カフェマキアート
カフェマキアートは一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
エスプレッソ(30ml)に少量のフォームドミルクを加えたものがカフェマキアートと呼ばれています。
ミルクの量が少ないため、よりエスプレッソの風味を強く感じられる飲み方になります。
アフォガート
冷たいアイスクリームに、アツアツのエスプレッソをかけて楽しむイタリア発祥のデザートです。
エスプレッソの苦味&アイスクリームの濃厚なミルク感が口の中で混ざり合って絶妙な味わいを感じさせてくれます。
シェカラート
シェーカーを使って淹れるイタリア風のアイスコーヒーの飲み方です。
シェーカーのなかにエスプレッソ・ガムシロップ・氷を入れて急速冷却するので、シェーカーによって作られた泡が優しい口当たりに仕上がります。
イタリア流エスプレッソについては「イタリア流エスプレッソとは?おすすめのマシンやコーヒー豆も紹介」の記事を参考にしてください。
よりエスプレッソの飲み方について詳しい知りたい方は「エスプレッソの飲み方とは?本場イタリアの楽しみ方も紹介」の記事を参考にしてください。
エスプレッソの魅力はたくさんある
いかがでしたでしょうか?
エスプレッソとは何かについて解説しつつ、おすすめのマシンから美味しい飲み方まで紹介しました。
本記事で重要なことをまとめると以下の通りです。
- エスプレッソは、特に細かい挽き目のコーヒー豆を専門のエスプレッソマシンで加圧し、短い時間でブリューを行い作る濃縮のコーヒー
- ドリップ方式のコーヒーより抽出時間が短いため、比較的カフェイン含有量が少なめになる
- エスプレッソを作る際には、「デロンギ マグニフィカ」のような高品質なエスプレッソマシンが推奨
エスプレッソの魅力はなんと言っても、凝縮された旨味を感じることができることでしょう。
それをエスプレッソマシンやエスプレッソカップなどを購入して、より本格的に味わってみるのも良いでしょう。
是非今回紹介したものを参考にしながら、エスプレッソの魅力に触れてみて下さい!