夜寝る間に飲むコーヒーはだめなの?
寝る何分前に飲むのがいいのかな?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
カフェインの効果で夜には飲むことを控える人も多いコーヒーですが、実際にはどんな影響があるのか気になるところですよね。
そこで今回は寝る前にコーヒーを飲むメリットとデメリットを解説します。
またおすすめのコーヒーも紹介するので、ぜひ参考にしてください!
- 夜寝る前飲むコーヒーにはメリットもデメリットもある
- 寝る前に飲む際におすすめの飲み方はミルクを加えて飲むなど3つある
- 夜寝る前のコーヒーの注意点は3つ
- おすすめのカフェインレスコーヒーは「無印良品 オーガニックコーヒー カフェインレス」を含めた5つ
- コーヒーには飲むのにおすすめのベストタイミングは、昼食前と仮眠前
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう!
寝る前にコーヒーを飲むメリット・デメリット
コーヒーには多くのカフェインが含まれており、夜寝る前にコーヒーを飲む際のメリットとデメリットに大きく関係します。
ここでは、カフェインの効果を含めて夜寝る前にコーヒーを飲むメリットとデメリットをそれぞれ解説します。
メリット
コーヒーにはカフェインの効果を含め、以下のような良い作用があるとされています。
- 疲労緩和
- 血行促進による体を温める効果
- 副交感神経を高めることによるリラックス効果
また、コーヒーの香りによるリラックス効果を感じる人も多いです。
特にグアテマラやブルーマウンテンの香りは、他のコーヒーに比べてもリラックス効果が高いことがわかっています。
上記の効果をより高めるために、夜寝る前に飲む際にはホットで飲むことをおすすめします。
デメリット
反対にカフェインの持つ効能を含めたデメリットは以下の通り。
- 覚醒作用による体調不良や不眠が起こりやすくなる
- 長期的な摂取で高血圧のリスクが高まる
- カフェインの水分吸収阻害効果により、胎児の成長に悪影響を及ぼす可能性がある(妊娠中の場合)
- コーヒーの過剰摂取は内臓の負担になる
厚生労働省のHPによると、1日に飲むコーヒーの量は一般的なマグカップで2〜3杯が良いとされています。
それ以上の量を長期的に飲む場合には過剰摂取に値し、上記のような悪影響を起こす可能性が高まります。
また、夜寝る前にコーヒーを飲む場合、カフェインの効果は約30分後に現れるとされているので、飲用後30分以内に寝ると良いです。
寝る前に飲むコーヒーのおすすめの飲み方
ここではコーヒーのメリット・デメリットを踏まえて、夜寝る前のコーヒーのおすすめの飲み方を紹介します。
今回紹介する方法は以下の3つ。
- ミルクを加えて飲む
- シナモンなどのスパイスを加えて飲む
- カフェインレスコーヒーを飲む
1つずつ見ていきます。
ミルクを加えて飲む
コーヒーに含まれるカフェインのリラックス効果を最大限に引き出してくれるのが、ミルクを加えてホットのカフェオレとして楽しむ飲み方。
1杯あたりのコーヒーの量も少なく済み、睡眠を促してくれるセロトニンの材料である”トリプトファン”を含むミルクを加えることで、よりリラックス効果が期待できます。
カフェオレを作る際にはコーヒーと牛乳を1:1の割合で、ホットで楽しむのがおすすめです!
また、ミルクを牛乳ではなくアーモンドミルクにすると、血行促進作用のあるビタミンEの効果により体が温まりやすくなります。
シナモンなどのスパイスを加えて飲む
体を温める効果として最適なのが、シナモンなどのスパイスをブラックコーヒーに加えて楽しむ飲み方。
作り方はシナモンやカルダモンなどのスパイスを好みの量でブレンドし、コーヒーに加えるだけ。
日本ではあまり馴染みのない飲み方ですが、モロッコでは昔から親しまれている飲み方です。
スパイス自体をあまり買わないという方には、すりおろした生姜を加えるジンジャーコーヒーがおすすめです。
カフェインレスコーヒーを飲む
カフェインの効果を抑えながら、ブラックの本格コーヒーを味わいたい人にはカフェインレスコーヒーがおすすめです。
カフェインレスコーヒーとは、通常のコーヒー豆にカフェイン除去の工程を加えたコーヒーのこと。
処理の段階でカフェインが90%以上が取り除かれるので、体に及ぼす影響も少なくなります。
コーヒーの香りによるリラックス効果を主に楽しみたい人におすすめの飲み方です。
夜寝る前に飲むコーヒーの注意点
ここでは、寝る前にコーヒーを飲む際の注意点を3点紹介します。
- 通常のコーヒーを飲む際には1杯までにする
- 最低でも寝る30分前に飲むのがおすすめ
- ブラックの場合でも歯磨きは必須
通常のコーヒーを飲む際には1杯までにする
カフェオレやカフェインレスコーヒーではなく、通常のコーヒーを飲む場合には1杯程度に抑えておきましょう。
理由はコーヒーの過剰摂取は、内臓の負担になるため。
特に寝る前のルーティンとしてコーヒーを取り入れる際には、コーヒーの飲む量が規定量(1日2〜3杯)を上回っていないかなども考えるようにすると良いです。
最低でも寝る30分前に飲むのがおすすめ
カフェインの効果が発揮されるのは飲用30分後です。
そのため、寝る30分以上前に飲むとカフェインの覚醒作用による不眠の可能性が上がります。
コーヒーを飲む際には、飲用後30分以内に寝られるように準備しておきましょう。
ブラックの場合でも歯磨きは必須
砂糖やミルクを入れずにコーヒーを飲む場合でも必ず歯磨きをして寝るようにしましょう。
コーヒーの着色汚れは時間が経つにつれて落としづらくなるので、飲んだ後にそのまま寝てしまうのはおすすめできません。
虫歯予防だけでなく、健康な歯を守るためにブラックで飲む場合にも歯磨きは必須です。
夜寝る前に飲むおすすめのカフェインレスコーヒー5選
今回紹介するおすすめのカフェインレスコーヒー一覧はこちら。
- 無印良品 オーガニックコーヒー カフェインレス 粉 200g
- Karhu Coffee デカフェ コーヒー豆 (粉)
- AGF ブレンディ カフェラトリー スティック 濃厚クリーミーカフェラテ デカフェ
- オーガニック カフェインレスコーヒー グッドナイトブレンド
- お・い・し・いカフェインレス UCC おいしいカフェインレスコーヒー
1つずつ見ていきます!
1.無印良品 オーガニックコーヒー カフェインレス 粉 200g
シンプルな生活雑貨で人気の無印良品のカフェインレスコーヒーです。
中細挽きの粉の状態なので、ペーパードリップや水出しコーヒーで楽しむことができます。
ホンジュラスのオーガニックコーヒー豆を使用した、コクはありつつすっきりとした味わいが魅力です。
商品名 | 無印良品 オーガニックコーヒー カフェインレス |
内容量 | 200g |
価格 | 810円(税込) |
産地/焙煎度 | ホンジュラス/深煎り |
2.Karhu Coffee デカフェ コーヒー豆 (粉)
可愛らしいクマのパッケージが目印のカフェインレスコーヒーです。
コロンビア産のコーヒー豆が中挽きの挽き目で挽いてあるので、ペーパードリップに最適。
二酸化炭素を使用したカフェイン除去法を用いており、コーヒー豆本来の豊かな香りをそのまま楽しむことができます。
商品名 | Karhu Coffee デカフェ コーヒー豆 (粉) |
内容量 | 200g |
価格 | 1,728円(税込) |
産地/焙煎度 | コロンビア/ミディアムロースト |
3.AGF ブレンディ カフェラトリー スティック 濃厚クリーミーカフェラテ デカフェ 6本×6箱
手軽に楽しめるインスタントタイプのデカフェのカフェラテです。
スティックタイプで場所を取らないので、好きな時にすぐに楽しむことができます。
しっかりと甘みがあり、寝る前のホッと一息つきたい時にぴったりな商品です。
商品名 | AGF ブレンディ カフェラトリー スティック 濃厚クリーミーカフェラテ デカフェ |
内容量 | 6本×6箱(インスタント) |
価格 | 1,564円(税込) |
産地/焙煎度 | ー |
4.オーガニック カフェインレスコーヒー グッドナイトブレンド ドリップ
おしゃれなパッケージが気分を高めてくれる、本格的なデカフェのドリップパックです。
メキシコ産の有機栽培のコーヒー豆で、しっかりと苦味を持ちつつ濃厚なダークチョコレートのような甘味を持ちます。
コーヒー本格派にも、アレンジコーヒー好きにもおすすめです。
商品名 | オーガニック カフェインレスコーヒー グッドナイトブレンド |
内容量 | 50g(ドリップパック/10g×5) |
価格 | 1,389円(税込) |
産地/焙煎度 | メキシコ |
5.お・い・し・いカフェインレス UCC おいしいカフェインレスコーヒー
コスパも抜群のデカフェのドリップパックです。
やや深みのある飲みやすい味わい。
しっかりコクを感じたい場合には、少し濃いめに抽出するのがおすすめです。
商品名 | 5.お・い・し・いカフェインレス UCC おいしいカフェインレスコーヒー |
内容量 | 126g(ドリップパック/7g×18袋) |
価格 | 1,280円(税込) |
産地/焙煎度 | ブラジル |
カフェインレスコーヒーのおすすめをもっと知りたい方は、以下の記事をチェック!
コーヒーを飲むベストなタイミング
カフェインの効果など、コーヒーを効果的に飲むのに特におすすめのタイミングは昼食前と仮眠前です。
特に30分ほどの仮眠を取る前に飲むと、カフェインの効果によりスッキリと目覚めることができるので、リラックス効果が高まります。
この方法は「カフェインナップ」と呼ばれ、リフレッシュ法としても知られている方法です。
夜寝る前にコーヒーを飲む場合には、カフェインの覚醒効果の影響を受けないためにも寝る前の30分以内に飲むのがおすすめです。
時間帯やカフェインの効果が出る30分間を考慮して、効果的にコーヒーを楽しみましょう!
メリットとデメリットを押さえて、夜寝る前のコーヒーを効果的に楽しもう!
いかがでしたか?
今回は夜寝る間に飲むコーヒーについて、メリットやデメリットからおすすめの飲み方、商品まで紹介しました。
本記事の重要ポイントは以下の通り。
- 夜寝る前飲むコーヒーには疲労緩和などのメリットもあるが、カフェインの覚醒効果による不眠などデメリットもある
- 寝る前に飲む際におすすめの飲み方はミルクやスパイスを加えて飲無事と、カフェインレスコーヒーにすること
- 夜寝る前のコーヒーの注意点は3つ
- 寝る前に飲む際には寝る30分以内に飲み、量は1杯程度にする
- ブラックで飲む場合でも歯磨きは必須
- おすすめのカフェインレスコーヒーは「無印良品 オーガニックコーヒー カフェインレス」を含めた5つ
- コーヒーには飲むのにおすすめのベストタイミングは昼食前と仮眠前
メリット・デメリットを押さえて、効果的にコーヒーを楽しみましょう!