コーヒー豆をそのまま食べるって聞いたことあるんだけど実際食べたらどんな効果があるの?
コーヒー豆を食べると危なそうだけど、注意点はあるの?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
コーヒー豆にはたくさんの成分が含まれていますが、どのような効果・効能があるのでしょうか?
本記事では、食べる際などの注意点や量、カロリーも紹介します!
- コーヒー豆を食べるのは大丈夫
- コーヒー豆のそのまま食べることの効果は大きく5つある
- 食べる際の注意点としてはその量
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう。
コーヒー豆をそのまま食べるのは問題ない
近年になって、コーヒー豆そのものを使ったお菓子をショッピングセンターでよく見かけるようになりました。
チョコレートなどがコーティングされているスイーツも存在し、コーヒー豆自体を直接食べることへの関心が世間でも段々と高くなってきています。
またお菓子だけでなく、適切に焙煎をされた新鮮なコーヒー豆を食べても芳ばしく美味しいです。
直接食べるのはあまりおすすめしない
カフェインやクロロゲン酸は、約8、9割がコーヒー抽出液へ溶け出すと言われています。
そのため、普段コーヒーを飲んでいる方はコーヒー豆を食べても、体への刺激はあまり心配しなくても大丈夫そうです。
一方でコーヒーの抽出液にはあまり含まれない成分である豆由来の「タンパク質」や「食物繊維」などがコーヒー豆を食べることで摂取できるでしょう。
ただ基本的には直接食べるといった行為はあまりおすすめしません。
本来、コーヒー豆はお湯を入れて、液体状のコーヒーを飲むことを主としています。
そのため、原則として直接そのまま食べるといったことはあまりおすすめできないでしょう。
そのまま食べたいといった場合は少量で、お菓子などに混ぜて食べるのが良いでしょう。
ではこれまでに出てきたコーヒー豆に含まれる主な成分や特徴を紹介していきます。
コーヒー豆をそのまま食べることの効果・効能
コーヒー豆の成分とその特徴としては大きく分けて5つあります。
まとめると以下の通りです。
- 眠気防止
- ダイエット効果が期待できる
- 加齢防止
- 筋肉や臓器を正常に構成してくれる
- 便通を良くする
一つ一つ解説していきます。
1. 眠気防止
コーヒー豆にはカフェインという成分が含まれていることはよく知られていることでしょう。
このカフェインには集中力を高める作用&運動能力を向上させる作用があるという研究結果が出ており、スポーツ選手などにも注目されています。
つまり、強い覚醒効果で眠気防止に繋がるのです。
よって仕事で集中できないときなどにはぴったりの成分でしょう。
2. ダイエット効果が期待できる
また、近頃ではダイエット効果が期待できるということで話題になっている成分でもあります。
1つ注意点としてお伝えしておきたいのがこちら。
※カフェインは、眠気を妨げてしまう効果もあるため朝に摂取するのがベストです。
コーヒーダイエットについては以下の記事をチェック!
3. 加齢防止
コーヒー豆を食べることでクロロゲン酸という成分を摂ることが出来ます。
クロロゲン酸という言葉はあまりカフェインと違って馴染みがない成分ではないでしょうか?
コーヒー豆にはクロロゲン酸などの「ポリフェノール」が豊富に含まれています。
ポリフェノールはコーヒーの色や苦味、香りの素となっています。
よくグレープジュースなどを飲むかと思いますが、そのジュースにも多くのポリフェノールが含まれています。
このクロロゲン酸は、アンチエイジングに期待ができる成分として人気です。
その量はカフェインよりも多く、コーヒー豆を食べることで細胞の活発化の助けになってるのです。
またコーヒー豆を食べると、動脈硬化やガン予防になると言われています。
その理由は、このポリフェノールの抗酸化能力によるものではないかと言われ、現在でも研究の対象になっています。
※2024年12月時点
4. 筋肉や臓器を正常に構成してくれる
コーヒー豆を食べることで摂取できる成分としては、カフェインやグロロゲン酸のほかに、豆由来のタンパク質があります。
これらの成分は、コーヒーの抽出液には殆ど含まれない成分です。
つまり、コーヒー豆をそのまま食べることでこれらの成分を摂取すること出来ます。
たんぱく質は、髪や爪を正常に機能させるために必要な成分であり、摂取することで体内の細胞が活性化します。
人間が活発に活動する上では必要な成分であるため、積極的に摂っておきたい成分の一つでしょう。
5. 便通を良くする
食物繊維の効果としては、腸の働きを助け、便通をよくしてくれる効果に期待が出来ます。
また、脂肪&炭水化物の消化も手助けしてくれるため、肥満を防いでくれる効果もあります。
食物繊維は、野菜に多く含まれていますが、現代では不足しがちな栄養素であるためこの成分も積極的に摂っておきたいです。
コーヒー豆を食べるのはOKだが取り過ぎは害になる
ここで注意しておきたいのは、コーヒー豆をたくさん食べればいいということではありません。
これまでたくさんメリットを話してきましたが、食べすぎは禁物です。
食べすぎると体に害が及ぶ可能性もあります。
ほどほどにコーヒー豆・コーヒーを摂取するのが良いのです。
コーヒー豆を食べる量は約10gが適当
カフェインは1回の摂取量が200mgを超えないようにするべきと言われています。
コーヒー豆に含まれるカフェインは、質量の約1.2%。
そのため、目安としては1日10g(60粒程度)の豆を食べると120mgのカフェインを摂取することになります。
大さじにすると2杯程度です。
つまり、コーヒー豆を食べる量は約10gが適当だと言えるでしょう。
詳しいコーヒー豆の量・正しい飲み方に関しては「コーヒー豆の大さじはいくら?美味しく飲むため適切な量を完全解説」の記事を参考にしてみて下さい。
また農薬を使用して作られたコーヒー豆の場合、その農薬が体に害を及ぼす危険性が考えられます。
その面でもコーヒー豆を食べる場合は無農薬で作られたコーヒー豆を食べることおすすめします。
コーヒー豆をそのまま食べる際のカロリー
コーヒー豆には意外とエネルギー分が多く含まれていることをご存知でしたか?
焙煎コーヒー豆100gに対して、約420キロカロリーのエネルギー分が含まれています。
つまり、コーヒー豆を食べる際の適量は10gなので42キロカロリーあるということです。
コーヒー豆を100g分食べるというのは、あまり考えられませんが、大量に食べるとそれだけカロリーを摂取することになるので注意が必要です。
一方、抽出後のコーヒーは一杯あたり4キロカロリーしかないのでヘルシー。
コーヒー豆を食べるなら深煎りがおすすめ
もし仮にコーヒー豆を食べる場合は、深煎りのコーヒー豆がおすすめ。
理由としては深煎りの場合、カフェイン量が少ないためです。
比較的に体への影響は少ないはずでしょう。
深煎りのコーヒー豆とは、表面が油分でテカテカしており、コーヒーの味もより苦味やコクが強くなります。
コーヒーの感じがより強くなるイメージだね!
逆に浅煎りは焙煎が浅いため、コーヒー豆本来の成分が残っています。
そのため、コーヒー豆を食べる場合には摂取する成分も多くなるので注意しましょう。
おすすめの深煎りコーヒーは、以下の記事を参考にしてください!
コーヒー豆を美味しく食べるレシピ
最後にコーヒー豆を美味しく食べるレシピを紹介したいと思います。
おすすめはコーヒー豆を丸ごと食べてしまえる「コーヒー豆チョコレート」です。
コーヒー豆を食べるというのも、なかなか慣れることではないでしょう。
そのため、甘いチョコレートと一緒に食べることでより豆の美味しさを楽しめます。
レシピは簡単で、溶かしたチョコレートにコーヒー豆を入れてコーティングするだけ。
おすすめのコーヒー豆チョコレートを知りたい方は、以下の記事を参考にしてみて下さい。
コーヒー豆を食べることのメリット・デメリットを理解しよう!
いかがでしたでしょうか?
コーヒー豆をそのまま食べるとことの効果・効能と注意点を解説しました!
今回の記事で重要なことをまとめると以下のとおりです。
- コーヒー豆をそのまま食べることに問題はない
- 眠気防止やダイエット効果が期待できる
- おすすめは「コーヒー豆チョコレート」
コーヒー豆を食べることは一見、ありえないように思えることですが、実際に毎日食べている方もいらっしゃいます。
今回説明した効果は、コーヒー豆を食べるこでかなり期待出来ますが、食べ過ぎもよくありません。
適切な量でコーヒーを楽しんでいくのがいいということですね!
是非メリット・デメリットを理解して充実したコーヒーライフを。