コーヒー豆から淹れるのって初心者でも簡単にできるの?
コーヒーを淹れるのってなんだか面倒じゃない?
実はちょっとしたコツと道具があれば、簡単においしいコーヒーを淹れることができます。
ここでは、初心者でも簡単にコーヒー豆から淹れる方法を解説していきます。
- コーヒー豆から淹れるために必要な道具は7つ
- 美味しいコーヒーを淹れるには計量が大切
- コーヒー豆の挽き具合やお湯の温度によっても味が変わる
- 光と湿気を避けてコーヒー豆を保存する
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう!
コーヒー豆から挽くコーヒーの抽出方法8選!
コーヒー豆から挽くコーヒーの抽出方法は大きく8つあります。まとめると以下の通りです。
- ペーパードリップ
- ネルドリップ
- フレンチプレス
- エスプレッソ
- サイフォン
- エアロプレス
- コーヒーメーカー
- 水出しコーヒー
1. ペーパードリップ
ペーパーフィルターを使用してお湯を注ぎ、コーヒーを抽出する方法です。
淹れ方の調整や、後片付けも簡単で初心者におすすめの抽出方法となっています。
2. ネルドリップ
ペーパードリップと違って、布を使用した抽出方法です、
ペーパードリップに比べると手間と時間がかかりますがその分、味に深みが出てまろやかな口当たりを楽しむことができます。
特別な一杯をゆっくりと楽しみたい方におすすめの抽出方法です。
3. フレンチプレス
粉とお湯を直接混ぜてからフィルターで押し上げる抽出方法です。
フィルターでこさないので、油分のうまみも抽出されこってりとした味わいになります。
4. エスプレッソ
エスプレッソマシンという機械を使い、高圧をかけて短時間で抽出する方法です。
短時間で抽出できるので、忙しく時間がない方におすすめです。
またエスプレッソは、ラテやカプチーノなどのベースにも使われています。
5. サイフォン
ガラスの器具を使い、上下の器で水とコーヒーを分けて抽出する方法です。
こちらも、油分のうまみが一緒に抽出されるのでこってりとした味わいのコーヒーになります。
見た目が美しいので、カフェや喫茶店で見られることがあります。
6. エアロプレス
フレンチプレスとエスプレッソの中間くらいの方法で近年、人気が出てきている抽出方法です。
手軽で濃厚なコーヒーを楽しめることから、キャンプや旅行先など様々なところで便利に使うことができます。
7. コーヒーメーカー
操作が簡単で、短時間で数杯のコーヒーを淹れることができます。
手軽に淹れることはできますが、味の調整ができないので、短時間でサッとコーヒーを飲みたい方におすすめです。
8. 水出しコーヒー
名前の通り、冷水で長時間かけて抽出する方法です。
酸味が少なくまろやかな味わいになっているので、夏場にピッタリの抽出方法です。
【ハンドドリップコーヒーの淹れ方】コーヒー豆から淹れるために必要な7つ道具
ここから一番王道であるハンドドリップコーヒーの淹れ方を解説していきます。
まずコーヒー豆から淹れるために必要な7つの道具を紹介します。
- フィルター
- ペーパー
- メジャースプーン
- スケール
- ミル
- ポット
- サーバー
1. フィルター
コーヒーフィルターにはペーパーフィルター、布フィルターやセラミックフィルターなどいろんな種類があります。
この中でも初心者におすすめなのが、ペーパーフィルターです。
ペーパーフィルターは、抽出時間が安定しやすく抽出時間も調整しやすいので初心者でも簡単にコーヒーを淹れることができます。
2. ペーパー
使い捨てタイプのものがほとんどで、抽出後にペーパーを捨てるだけなので後片付けも簡単です。
ペーパーには白色の漂白フィルター、茶色の無漂白フィルターの2種類があります。
漂白フィルターを使用すると、紙臭さがないのでコーヒー本来の風味を楽しむことができます。
無漂白フィルターでは、漂白工程を行なっていないのでほのかに紙臭さが残ってしまいます。
ですが、フィルターに湯通しをすることで紙臭さを緩和することができるので安心してください。
また無漂白フィルターは、漂白を行なっていないので環境にもやさしいといわれています。
ペーパードリップをする際は、自分の好みに合わせたペーパーを選ぶことも大切です。
3. メジャースプーン
コーヒー豆、粉を計量するスプーンにはメジャースプーンという専用のスプーンがあります。
スプーン1杯が「コーヒー1杯分」になるように設計されており、容量を守れば初心者でもおいしいコーヒーを淹れることができます。
スプーンの材質にはプラスチックや木材、ステンレスのものがあります。
インテリアやデザインにこだわるのであれば、木材やステンレスのスプーンを使うといいでしょう。
プラスチックのスプーンは計量で扱いやすく値段も比較的リーズナブルなため、初心者にもおすすめです。
4. スケール
豆の量やお湯の量を測るのに大切な道具がコーヒースケール。
安定した味を出すためにも、このスケールを使って計量する作業はとても大切です。
一般的には0.1g単位で計量できるものがよいとされており、タイマー機能があるものだと抽出時間も計測できるのでおすすめです。
5. ミル
コーヒー豆から粉にするために必要なのが、ミル。
ミルには手動タイプと電動タイプのものがあります。
時間に余裕があって、ゆっくりコーヒーの香りも楽しみたいという方には手動タイプのミル。
時間に余裕がなかったり、大容量のコーヒー豆を挽きたいという方には電動タイプのミル。
ぜひ、自分のライフスタイルに合わせたミルを選んでみてください。
6. ポット
ポットもおいしいコーヒーを淹れるにはとても大切な道具となっています。
ポットならなんでもいいというわけではありません。
軽くて、細かいお湯が出るポットを使うことが大切です。
美味しいコーヒーを淹れるためにも、自分が使いやすいと思うようなポットを選びましょう。
7. サーバー
抽出したコーヒーを受けるのに必要なサーバー。
おいしいコーヒーを淹れるには、量を測ることが大切なので目盛りがわかりやすいものを選びましょう。
好みのものが見つからない場合は、耐熱性の計量カップやビーカーで代用することもできます。
具体的なコーヒーの淹れ方
コーヒー豆をスケールとメジャースプーンで計量したあと、ミルでコーヒー豆を挽きます。
1杯180mlあたり豆が14gの目安になります。
粉をペーパーに入れたあとに、軽くゆすって水平にするのがポイントです。
水平にすることで均等に淹れることができます。
ポットを使いお湯を注いでいきます。
真ん中から外側にかけてゆっくりと「の」の字を描くように注いでいきます。
お湯が跳ねないように、できるだけポットの先端を表面に近づけるのがポイントです。
お湯を注いだらコーヒーがふくらんでいくので、ふくらみが止まるまで待ちます。
コーヒーのふくらみ具合はコーヒー豆によって変わってくるので、自分の目で確認するのが大切です。
ふくらみが止まったら、再度ゆっくりと「の」の字を描くようにお湯を注いでいきます。
目安の量になったらサーバーから外しましょう。
ここで注意しないといけないのが、お湯がまだ余っているからといって追加でお湯を注いでしまうことです。
目安の量がきてからも追加でお湯を注いでしまうと、エグミなどのいやな成分まで落とし込んでしまう可能性があります。
美味しいコーヒーを飲むためにも、お湯を注ぐ量も大切だということです。
コーヒー豆から抽出する際の注意点
コーヒー豆から抽出する際、いくつかの注意点があります。
この注意点を守ることで、初心者でも簡単においしいコーヒーを淹れることができます。
早速、この注意点を確認していきましょう。
1. コーヒー豆の鮮度
コーヒー豆の鮮度は、保存方法によっても異なりますが大体2~3週間前後といわれています。
その間は、香りもよく風味豊かなコーヒーを楽しむことができるでしょう。
それ以上過ぎてしまうと、豆の酸化が進み風味が落ちてしまいます。
味の劣化を防ぐためにも、適切な保管方法が大切だということですね。
具体的な保存方法については、後ほど解説します。
2. コーヒー豆の挽き具合
豆の挽き具合でも味は変わります。
挽き目が荒いとお湯が豆の中を早く通るので、苦味が少なく酸味のあるすっきりとした味になります。
逆に挽き目が細かいとお湯が豆の中をゆっくりと通るので、苦味が強く酸味の少ないずっしりとした味になります。
最初は、中挽きくらいからスタートするのが酸味も苦味もバランスが取れているのでおすすめです。
3. 抽出温度
実はお湯の温度でも味は変わってきます。
お湯の温度が高いと苦味が強く、温度が低いと酸味が強くなってきます。
苦味も酸味もバランスの良い味にしたいのであれば、沸騰してから少し冷ましたお湯を使うといいでしょう。
初心者におすすめの人気コーヒー豆3選
コーヒー豆もたくさん種類があってどれを選んだらいいのか迷ってしまいますよね?
ここでは初心者におすすめのコーヒー豆を3つご紹介します
1.全てのバランスがとれた「ラボカフェ」
「ラボカフェ」とは、国内最大級のコーヒーWEBメディア・コーヒー豆研究所が手掛ける独自ブランドです。
ラボカフェでは全てスペシャリティコーヒー豆を使用しています。
スペシャリティコーヒーとは、一般的なコーヒーと違って品質を重視して少量生産されており、豆本来の風味を活かすための焙煎や抽出方法が工夫されています。
ラボカフェのコーヒー豆では、注文を受けてからその都度少量ずつ焙煎しているため、いつでも新鮮で美味しいコーヒーが味わえるのが大きな魅力です。
2.コーヒーを最高の状態で届けてくれる「珈琲きゃろっと」
続いてご紹介するのが、「珈琲きゃろっと」のコーヒー豆です。
「珈琲きゃろっと」はコーヒー豆の焙煎に対して非常に強いこだわりを持っております。
こちらの豆も全てスペシャリティコーヒーを使用しており、焙煎にこだわっているからこそ香りも上品で封を開けた瞬間にふわっと香りが広がります。
また、小型の焙煎機を使用しているため少量しか焙煎はできませんが大型の焙煎機には出せない風味を出すことができます。
こちらでは、焙煎度合いの指定ができません。
ですが、コーヒー鑑定士の世界基準である「SCAA認定 カッピングジャッジ」という国際認定資格を取得しているマスターが、そのコーヒー豆に合ったベストの煎り加減で提供してくれるので最高の状態でコーヒー豆が届きます。
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3.高コスパで大容量「カークランドシグネチャー ハウスブレンド」
最後にご紹介するのが、「カークランドシグネチャー ハウスブレンド」
コストコの独自ブランドである「カークランドシグネチャー」のコーヒー豆です。
内容量は1.13 kgと大容量で値段も2498円とお得です。
毎日、大容量のコーヒー豆を挽く人にはおすすめの商品となっています。
味は、程よい苦味があり飲みやすいと評判も良いです。
ただ、大容量のため保存方法には注意が必要です。
酸化を防ぐためにも適切な保管方法で、コーヒーを楽しみましょう。
コーヒー豆の保存方法
コーヒー豆の保存方法について知っておくことも、コーヒーを美味しく飲むためには大切なことです。
コーヒー豆を保存するときは、密封容器を使用し光の当たらないところに保管するようにしましょう。
コーヒー豆は光と湿気が苦手です。
キッチン周りなどに置きがちですが、キッチン周りは温度が高くなりやすいため避けた方が良いでしょう。
また、冷蔵庫での保管もおすすめできません。
豆の温度が下がってしまい、淹れるときの温度も下がってしまうため豆本来の風味が損なわれてしまいます。
一番おすすめの保管場所は戸棚や収納棚の中が適しているといえるでしょう。
コーヒー豆から淹れるコーヒーは格別
いかがでしたでしょうか?
ちょっとした道具とちょっとした手間をかけるだけで、初心者でも美味しいコーヒーを淹れることができます。
この記事の重要なポイントは以下の点です。
- コーヒー豆から淹れるために必要な道具は7つ
- 美味しいコーヒーを淹れるには計量が大切
- コーヒー豆の挽き具合やお湯の温度によっても味が変わる
- 光と湿気を避けてコーヒー豆を保存する
インスタントコーヒーも美味しいですが、自分で豆から挽いたコーヒーを飲むのは格別です。
お気に入りの道具とコーヒー豆をそろえて、コーヒー豆から淹れてみることにチャレンジしてみませんか?
この記事が、コーヒーを淹れるのに少しでもお役に立てたら嬉しいです。
自宅でコーヒーを淹れたいという方は以下の記事をチェック!