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【実飲】ヨーロッパのコーヒー文化・歴史とは?有名ブランドも紹介!

ヨーロッパのコーヒーっておいしいの?

ヨーロッパのコーヒーブランドについて知りたい!

こういった疑問や要望にお答えしていきます。

コーヒーの本場といったら、やはりヨーロッパですよね?

世界一コーヒーの消費量が多い地域として有名ですが、文化や歴史について詳しく知っている方は多くないと思います。

そこで今回はヨーロッパのコーヒー文化と歴史、有名なコーヒーブランドについて紹介します!

この記事の結論
  • ヨーロッパはコーヒー消費量が世界一!カフェも多くコーヒー文化が盛ん
  • 17世紀にコーヒーが広まり、ヨーロッパ全土へ人気が広がっていった
  • ヨーロッパには有名なコーヒーブランドがたくさん!
本記事を監修する専門家
コーヒー豆研究所 げんた
柏倉元太

日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。

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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。

それでは早速見ていきましょう!

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ヨーロッパのコーヒー文化

ヨーロッパは世界一コーヒー消費量が多い地域で、どの国もコーヒー文化も発達しています。

しかし、国の歴史や風土によってそれぞれ違った特色が現れました。

その最たる例が飲み方です。

飲み方

エスプレッソ

ヨーロッパのコーヒーと言えばエスプレッソを思い浮かべる人も多いと思いますが、一概にもそうとは言えません。

例えば、ペーパードリップが発明されたドイツでは、ドリップコーヒーが主流です。

また、フランスとイタリアではエスプレッソが良く飲まれますが、飲み方に大きな違いがあります。

フランスはミルクを入れるのに対し、イタリアではデミタスカップを用いてミルクを入れずに飲むのが一般的です。

このように、同じヨーロッパでも国によって大きな違いがあるといえます。

ヨーロッパのコーヒー消費量

ヨーロッパのコーヒー消費量
出典:AGF公式サイト

ヨーロッパのコーヒー消費量は世界一です。

特に北欧地域の消費量がすさまじく、1日当たり5~6杯飲むことも珍しくありません。

これは、コーヒー文化が発展しているということに加え、日照時間が短く寒い地域ということも関係してきます。

カフェも多いので、コーヒーが好きな方はぜひヨーロッパへの旅行を考えてみてください!

ヨーロッパのコーヒーの歴史

ヨーロッパのコーヒーの歴史

ヨーロッパにコーヒーが広まったのは、17世紀半ばと言われています。

イギリスに初めてのコーヒー・ハウスが誕生し、社交の場として人気を博しました。

その後、フランスやイタリアといった周辺国家にもコーヒーが広まりカフェ文化が発展。

その後は規制や禁止令が出されることもありましたが、19世紀ごろには現在のようにコーヒーが多く消費されるようになりました。

【実飲レビュー】ヨーロッパコーヒーの特徴

【実飲レビュー】ヨーロッパコーヒーの特徴
ハルシュタット湖

ヨーロッパのコーヒーを実際に飲んでみた感想です。

今回の調査は以下の国々です。

  • イタリア
  • ドイツ
  • オーストリア
  • デンマーク
  • チェコ
  • スイス
  • ハンガリー
  • チェコ
  • スペイン
  • フランス
  • イギリス
  • ベルギー
  • オランダ
  • ポーランド

各国の特徴を紹介します。

イタリア

イタリア
イタリア ミラノで実際に飲んだエスプレッソ

ミルクを入れるのではなく、砂糖を解けきれないほど入れて飲むのが主流で、甘さと苦みの両方が楽しめて美味しかったです。

私は苦いコーヒーが好きなので美味しく飲めましたが、苦いのが苦手という方には合わないかもしれません。

イタリアのコーヒーについては、以下の記事をチェック!

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ドイツ

【現地レポート】実際にドイツのコーヒーを飲んでみた感想・レビュー
実際にカフェで買ったコーヒー

ドリップコーヒーはしっかしとしたコクとさわやかな酸味が感じられました。

エスプレッソに関しても、本場イタリアやフランスに引けを取らない味わい。

ドイツのコーヒーについては、以下の記事をチェック!

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オーストリア

オーストリア
オーストリア ・ウィーンで実際に飲んだアメリカーノ

オーストリアのいわゆるウィンナーコーヒーは、クリーミーな生クリームとコーヒーが良くマッチしていました。

牛乳を使用したメランジュと生クリームを使用したフランツィスカーナーがありますが、どちらも非常に美味しかったです。

デンマーク

デンマーク
デンマーク コペンハーゲンで実際に飲んだカフェラテ

デンマークのコーヒーは浅煎りでさっぱりとした味わいでした。

人によっては薄味に感じてしまう方もいるかもしれませんが、くどくないのでいくつかのカフェを飲み歩きたい方にはおすすめです。

デンマークのコーヒーについては以下の記事をチェック!

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チェコ

チェコ
チェコ プラハで実際に飲んだアメリカーノ

チェコのコーヒーはエスプレッソが主流です。

甘いお菓子が多いので、苦みの強いエスプレッソとの相性が抜群でした。

スイス

【現地レポート】実際にスイスのコーヒーを飲んでみた感想・レビュー

スイスのドリップコーヒーはやや薄口で、どちらかというとアメリカンに近かったです。

また、エスプレッソは苦みの強いものもあれば酸味の強いものもありました。

地域によってコーヒーの味に違いがあるので、飲んでいて面白かったです。

スイスのコーヒーについては、以下の記事をチェック!

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ハンガリー

ハンガリー
ハンガリー ブダペストで実際に飲んだアメリカーノ

ハンガリーではエスプレッソ、アメリカーノ両方を実飲しました。

アメリカーノはしっかりとしたコーヒー感があり、高級感あふれる味わいです。

全体的にハンガリーのコーヒーは、ミルクの甘みを感じられるフラットホワイトでした。

甘いお菓子はもちろん、ご飯にも合うコーヒーですね。

スペイン

スペイン
バルセロナ

スペインのコーヒー豆の消費量は、ヨーロッパの中では少なめです。

一人あたりの年間消費量は3.85kgと、下から2番目の順位。

またカフェやバルが非常に多く、エスプレッソが主流な印象でした。

  • カフェ・ソロ:ミルク無しのエスプレッソ
  • カフェ・コルタード:少量のミルクを含んだエスプレッソ
  • カフェ・コン・レチェ:たくさんのミルクを含んだエスプレッソ

以上のメニューは基本どこにでもある人気の飲み方です。

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フランス

フランス、パリは非常にカフェが多い印象です。

実際、フランスではカフェの歴史が古く、味の濃くて濃縮されたエスプレッソコーヒーが主流です。

通常のコーヒーはカフェ・アロンジェとして出されており、同じエスプレッソと言われていても、日本とフランスでは味が違います。

またフランスは「カフェオレ」や「カフェ・クレーム」が有名で、フランス風の朝食は、カフェオレで大きなカフェオレボウルにクロワッサンなどのパンを浸しながら食べる文化があります。

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イギリス

イギリスの近代において、市民社会が早く形成され発展したコーヒーハウスの文化。

やはり、首都ロンドン全体をみてみてもカフェが多く散見されました。

今回はbenugoというコーヒーショップでアメリカーノをいただきましたが、非常に濃いアメリカーノで、飲みごたえ抜群でした。

その他にもコスタコーヒーやカフェ・ネロなどのチェーン店が有名です。

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ベルギー

ベルギーの首都、ブリュッセルには多くのカフェ・コーヒーハウスが見受けられました。

一人あたり年間500杯近くのコーヒーを消費するベルギーですが、コーヒーにお酒を入れて飲むことも多いそう。

特にベルギーはワッフルなどのスイーツで有名なため、コーヒーとの相性も抜群です。

そういった理由からもコーヒー文化が栄えたのではないでしょうか。

スターバックスは人気があまりない

時間帯にもよるかと思いますが、ベルギーのスターバックスは人気があまりない印象でした。

その代わり、スイーツショップなどのコーヒーは非常に人気があります。

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オランダ

基本的にオランダのコーヒーショップは「大麻を売買する店」を意味します。

そのため、カフェとコーヒーショップの区別することが重要です。

ただオランダのコーヒー消費量は多く、一人あたり年間480杯程度飲むというデータもあります。

かつてオランダは各国から豆が集まるヨーロッパのコーヒー集散地だったため、良質なコーヒー豆が多く出回っていました。

そのため、昔から本格的なコーヒーを好む人が多いともされています。

ダッチコーヒー(水出しコーヒー)は直訳すると「オランダのコーヒー」ですが、実はオランダではダッチ・コーヒーは一般的ではありませんでした。

ポーランド

ポーランド
首都:ワルシャワ

ポーランドに関しては、カフェも含めて非常に少ない印象でした。

毎日2〜3杯のコーヒーを飲むのが普通という人々が多いヨーロッパ圏内において、ポーランドは比較的コーヒーの消費量が少ない国と言われています。

国民一人あたりの年間消費量は約340杯と、日本とほぼ同等です。

またポーランドに決まったコーヒー文化はなく、安値のカフェが多く見受けられました

比較的物価も安いため、ポーランドのカフェ巡りは容易でしょう。またスターバックスが人気な印象です。

ポーランドにはinka(インカ)という穀物コーヒーというのもあります。

柏倉元太

トルココーヒー風に飲むこともあるらしい

ヨーロッパの有名なコーヒーブランド4選&おすすめ商品

ヨーロッパのコーヒー文化

コーヒー文化の聖地ヨーロッパには、数多くの有名コーヒーブランドがあります。

ここでは、ヨーロッパを代表する有名ブランドを4つ紹介します。

まとめると以下の通りです。

ヨーロッパの有名なコーヒーブランド4選&おすすめ商品
  1. コスタコーヒー(イギリス)
  2. イリー(イタリア)
  3. ネスレ(スイス)
  4. ダルマイヤー(ドイツ)

1. 50年以上も愛されるカフェブランド「コスタコーヒー(イギリス)」

第19位. ヨーロッパのプレミアムブレンドのコーヒー「コカ・コーラ コスタカフェラテ」
出典:Amazon

コスタコーヒーは、イギリスを代表する老舗コーヒーブランドです。

日本でもコカ・コーラ社からボトル入りの本格派コーヒーとして発売されていますね。

もともとは高級ホテルにコーヒー豆を卸しており、豆の品質は一級品と言えます。

アラビカ豆とロブスタ豆をバランスよくブレンドした本格コーヒー。

柏倉元太

ヨーロッパの空港や街の至るところにコスタコーヒーは進出していたね!

本格派ペットボトルコーヒー「コカ・コーラ コスタカフェラテ」

コカ・コーラから発売されているコスタコーヒーのペットボトル飲料です。

日本にコスタコーヒーの名前が広がったのはこの商品からでしょう。

他のペットボトルコーヒーとは明らかに違う、高級感あふれる味わいが楽しめます。

商品スペック

商品名コカ・コーラ コスタカフェラテ
価格3,800円
内容量270m×24
特徴本格的なコーヒーがペットボトルで飲める

2. エスプレッソ用の豆でおなじみ「イリー(イタリア)」

illy(イリー)とは?
出典:keycoffee 公式サイト

イリーはイタリアのコーヒー豆メーカーです。

マキネッタやエスプレッソマシンを持っている方は、一度はこの名前を聞いたことがあると思います。

エスプレッソ用だけでなく、挽く前のコーヒー豆やインスタントコーヒーも発売しています。

日本ではキーコーヒーが独占販売しています。

エスプレッソ用の極細挽きコーヒー「イリー ブレンド 豆 ミディアムロースト」

1. 定番ブレンド「ミディアムロースト(クラシコ)」
出典:Amazon

極細挽きがお家でできないという方におすすめなのが、イリーのミディアムブレンドです。

非常に鮮度が落ちやすい極細挽きですが、密閉されたアルミ缶に入っているので、酸化を最小限に抑えられます。

香りが高くバランスのいい味わいで、多くの人に愛されるコーヒー。

商品スペック

1. 中煎りで飲みやすい「ミディアムロースト(クラシコ)」
商品名イリー ブレンド 豆 ミディアムロースト
価格1,155円
内容量250g
特徴エスプレッソ用のコーヒー豆、バランスの取れた味わい
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3. 世界最大級の食品ブランド「ネスレ(スイス)」

ネスレ
出典:公式サイト

インスタントコーヒーでおなじみのネスレはスイスの会社です。

もともとは練乳や乳児用乳製品などを販売しており、コーヒーだけでなくチョコレートやココアなど、幅広い食品を扱っています。

スイスだけでなく、ヨーロッパを代表するコーヒーブランド。

挽き豆包み製法を使った「ネスカフェ ゴールドブレンド エコ&システムパック」

ネスカフェ ゴールドブレンド エコ&システムパック
出典:Amazon

看板商品のインスタントコーヒーです。

挽き豆包み製法という独自の技術で、コーヒー本来の味や香りが楽しめえるインスタントコーヒーに仕上がっています。

パッケージにはアルミが使われておらず環境にやさしい。

商品スペック

ネスカフェ ゴールドブレンド エコ&システムパック
商品名ネスカフェ ゴールドブレンド エコ&システムパック
価格731円
内容量105g
特徴淹れたての味が楽しめる、環境に配慮したパッケージ

4. ドイツの老舗ブランド「ダルマイヤー(ドイツ)」

1. 1700年から続く老舗メーカー「ダルマイヤー(dallmayr)」
出典:公式サイト

ダルマイヤーはドイツの老舗コーヒーブランドです。

品質が高いことで有名で、ドイツ国内でもギフトとして贈られる人気コーヒーブランド。

王室御用達の高級ブランドで、他のコーヒーブランドとは一線を画す味わいです。

容器がおしゃれで贈り物に最適「ダルマイヤー コーヒー ギフト DGS-15」

見た目もおしゃれでギフトにも最適「ダルマイヤー コーヒー レギュラーギフト」
出典:Amazon

高級感あふれるコーヒーギフトです。

良質なアラビカ豆を使用しており、酸味とコクが特徴です。

お世話になった方へ、感謝を込めて贈るコーヒーギフトとしては最適です。

商品スペック

商品名ダルマイヤー コーヒー ギフト DGS-15
価格2,650円
内容量500g
特徴質の高いコーヒー豆を使用したコーヒーギフト

ヨーロッパのコーヒーを飲んでみよう!

ヨーロッパのコーヒーを飲んでみよう!

いかがでしたでしょうか?

ヨーロッパのコーヒーについて徹底解説しました。

ヨーロッパと一括にいっても様々なコーヒー文化があり、飲んでいて非常に感慨深いものがありました。

本記事で重要なことをまとめると以下のとおりです。

この記事のまとめ
  • ヨーロッパのコーヒー文化は発展しており、コーヒー消費量も世界一
  • ヨーロッパでコーヒーが流行ったのは17世紀ごろから
  • 同じヨーロッパの国でも、コーヒー文化には大きな違いがある

ヨーロッパにはカフェが多く、コーヒー好きにはたまらない地域です。

もしヨーロッパへ行くことになったら、ぜひカフェに立ち寄ってコーヒーを飲んでみてください!

【実飲】ヨーロッパのコーヒー文化・歴史とは?有名ブランドもご紹介!

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この記事を書いた人

柏倉 元太のアバター 柏倉 元太 日本安全食料料理協会(JSFCA)認定コーヒーソムリエ/コーヒー専門家

日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ資格を取得し、現在はコーヒー専門家として活動。また独自のコーヒーブランド「ラボカフェ」も運営。

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