ドリップコーヒーの賞味期限切れって大丈夫なの?
有効な使い方が知りたい‼
このような疑問や要望にお答えします。
ドリップコーヒーを買って時間が経過すると、家にはたくさんのコーヒーが余ってしまうことってありますよね。
そうなると多くのコーヒーが賞味期限切れになってしまいます…。そこで今回はドリップコーヒーの賞味期限切れになった場合の対処法について紹介!
- ドリップコーヒーが未開封で、賞味期限が記載されていないのであれば、製造後1年くらいが目安
- 開封されているときには、2週間から1ヶ月くらいが目安
- 粉を見て、特に変わったことがなければ飲んでもいいが風味や味は変わりますし、健康にはよくなく下痢などをしてしてしまうことがあるので注意
- コーヒーの粉を劣化させるのは、高温・多湿や直射日光、酸素などが要因なので、密封できる容器やじめじめした場所・直射日光が当たる場所ではない環境に保管することが大切
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
では早速見ていきましょう。
ドリップコーヒーの賞味期限
どのような食材にも賞味期限がありますが、ドリップコーヒーにも賞味期限があるということを知らずに、長期間保管されている方もいるかもしれません。
ただ、ドリップコーヒーには、賞味期限がを記載していることもあればコーヒーによっては記載されていないこともあります。
購入する前や自宅にあるドリップコーヒーに記載があるのか、ないのかを確認しましょう。
未開封
ドリップコーヒーが未開封で、賞味期限が記載されていないのであれば、製造後1年くらいが目安です。
いつ購入したかわかりやすくするために、袋や紙などに日付を書いておくとそれから約1年くらいと判断しやすいでしょう。
開封済
ドリップコーヒーが開封されているときには、2週間から1ヶ月くらいが目安です。
開封済みで、期限の記載がないのであれば、いつ開封したかを袋や紙に書いてそばに置いておくなどわかりやすくしておくといいでしょう。
消費期限と賞味期限の違い
賞味期限と同じように、消費期限という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。
ですが、なにがどのように違うのかよくわからないという方もいるかもしれません。
まず、賞味期限ですが、冷蔵や常温で保存ができる食品に表示されており、美味しく食べられる・飲める期間の基準ということです。
つまり、日にちが何日も何ヶ月も過ぎるのはよくないですが、何日かであれば食べることができます。
どの食材にも言えることは、消費期限や賞味期限があまりにも過ぎた食品は美味しく食べられない可能性があり、期限が過ぎてから食べても問題はないこともありますが、できれば避けた方がいいでしょう。
コーヒー豆の具体的な賞味期限が知りたい方は、以下の記事をチェック!
ドリップコーヒーは賞味期限切れで飲んでも問題ないのか?
ドリップコーヒーは、賞味期限が切れて飲んでも問題はないのかについては、粉の状態で判断します。
粉を見て、水分が含まれていないか、虫が入り込んでいないか、カビが生えていないか、変色していないかなど特に変わったことがなければ飲んでもいいです。
ただ、ドリップコーヒーの場合、コーヒー豆は焙煎している過程で水分がほとんどなくなるので時間が経っても腐らないのですが、コーヒー豆には油分があるので酸化はしてしまいます。
この油分が酸化してしまうと、風味や味は変わりますし、健康にはよくなく下痢などをしてしてしまうことがあるので注意が必要です。
賞味期限切れのドリップコーヒーを飲んで体調が悪くなった場合の対処法
賞味期限が切れたドリップコーヒーを飲むと、腹痛や下痢など体調が悪くなってしまうことがあります。
悪くなったときには、白湯を飲んだり、安静にしたり、ストレッチなど軽くカラダを動かしたり、落ち着くまで食事をズラしたりしましょう。
また無理をせずに病院に行くのも懸命です。
そもそもにはなりますが、ドリップコーヒーの場合そこまで値段を張るようになものではないため、心配であれば新しいコーヒーを買うことを強くおすすめします。
事前に確かめておきたい飲めるドリップコーヒーの基準
開封しているドリップコーヒーであれば、早めに飲まなくてはと気にされる方も多いですが、未開封だと開封していないのだからまだ大丈夫と気にされない方もいるかもしれません。
どちらにしても、賞味期限が切れたのであれば飲めるドリップコーヒーなのかを事前に確かめておいた方がいいです。
この事前に確かめておきたい飲めるドリップコーヒーの基準としては、次のことが挙げられます。
- 虫が入っていないかを確認する
- カビが生えていないかを確認する
- 一口飲んでみて、酸化して味が変わっていないかを確認する
- 粉を見て、水分が含まれた塊がないかを確認する
賞味期限が切れる前でも風味が消えて飲めなくなってしまうこともありますし、酸素に触れることで劣化が進んでいくので賞味期限が切れたら飲まない方がいいでしょう。
ですが、粉の状態を見てまだ飲めそうでもったいないので飲みたいという場合には、開封後には賞味期限が切れている・切れていないにかかわらずに、2か月以内に飲み切ってしまった方がいいです。
ドリップコーヒーの正しい保管方法
ドリップコーヒーの正しい保管方法を紹介します。
コーヒーの粉を劣化させるのは、高温・多湿や直射日光、酸素などが要因なので、密封できる容器やじめじめした場所・直射日光が当たる場所ではない環境に保管することが大切です。
- 空気に触れない容器に入れるまたは、空気穴がついた袋に入れる
- 高温多湿ではない場所、直射日光が当たらない冷たくて暗い場所に保管する
- 開封後は短期であれば冷たくて暗い場所や冷蔵庫に保管、長期間保管するのであれば冷凍庫で保管する
このようなポイントに注意して、保管をします。
これは、コーヒーの粉だけではなくコーヒー豆で購入したときも同じ保管方法です。
ただ、コーヒーは毎日飲むからと大量に買って保管するのもいいですが、飲めなくなったともったいないことにならないようにできれば1ヶ月以内に飲み終わる量を購入しましょう。
ドリップした後のコーヒーの保存方法については、以下の記事を参考にしてください!
ドリップコーヒーの賞味期限が切れた場合の使い道・活用法
ドリップコーヒーの賞味期限が切れたときの使い道や活用法よく知られている1つ目は、賞味期限が切れていて、飲めなくなったコーヒー粉を消臭剤にする方法です。
麻袋やお茶の葉を入れる袋、ビンなどに入れて、ニオイが気になる場所に置くだけで、下駄箱に入れると足のニオイを消臭できたり、冷蔵庫の中やトイレ、食器棚などに入れると脱臭剤代わりになります。
2~3週間くらいで目安に取り換えるといいですし、捨てるときにそのまま生ごみに入れておくと生ごみのニオイを防げるでしょう。
2つ目の活用法としては、家庭菜園や花などを育てている方であれば、コーヒーの粉1と堆肥4を毎日混ぜて発酵させ植物の肥料として使う方法です。
発酵させるのに時間はかかるのですが、良い栄養になりますし、猫が来ないでほしい場所に置いたり、鍋やフライパン・グリル・水筒などニオイや汚れが気になる調理器具や食器などにお湯を入れてかすを入れ洗うとニオイや汚れがとれたりします。
その他、油を使って処理するときにかすを入れると油をうまく処理できるなどがあります。
より詳しい活用方法については、以下の記事をチェック!
ドリップコーヒーの賞味期限切れには注意しよう!
いかがでしたか?
ドリップコーヒーの賞味期限切れについて紹介しました。
ドリップコーヒーが未開封で、賞味期限が記載されていないのであれば、製造後1年くらいが目安で、開封されているときには、2週間から1ヶ月くらいが目安です。
賞味期限が切れてもコーヒー粉に変化がなければ、飲んでもいいですがもしも体調が悪くなってしまったら、白湯を飲んだり、安静にしたり、ストレッチなど軽くカラダを動かしたり、落ち着くまで食事をズラしたりしましょう。
事前に確かめておきたい飲めるドリップコーヒーの基準としては、次のことが挙げられます。
- 虫が入っていないかを確認する
- カビが生えていないかを確認する
- 一口飲んでみて、酸化して味が変わっていないかを確認する
- 粉を見て、水分が含まれた塊がないかを確認する
また正しい保管方法は、次の通りです。
- 空気に触れない容器に入れるまたは、空気穴がついた袋に入れる
- 高温多湿ではない場所、直射日光が当たらない冷たくて暗い場所に保管する
- 開封後は短期であれば冷たくて暗い場所や冷蔵庫に保管、長期間保管するのであれば冷凍庫で保管する
ドリップコーヒーの賞味期限が切れた場合の使い道・活用法は、次のような方法があります。
- 消臭剤にする方法
- 家庭菜園や植物の肥料として使う方法
- 猫が来ないでほしい場所に置く方法
- 調理器具や食器などのニオイや汚れとりに使う方法
- 油をうまく処理するときに使う方法
開封している・していないにかかわらず、ドリップコーヒーの賞味期限切れには注意しましょう。
ドリップコーヒーの他にもインスタント、缶コーヒーの賞味期限切れについては、以下の記事をチェック!