
電動コーヒーミルのおすすめを知りたい

コーヒーミルの臼式って何がいいの?
このような疑問にお答えします。
「自宅や職場でカフェのような香り高いコーヒーを味わいたい」と感じていませんか?
本記事では、風味を最大限に引き出す電動臼式コーヒーミルの特徴と、失敗しない選び方・おすすめモデルを紹介します。電動コーヒーミルで、毎日のコーヒー時間を格上げしましょう。
- 電動ミルはプロペラ式・コニカル式・臼式で仕組みが異なり、味や均一性に大きく影響する
- 臼式電動コーヒーミルは、均一に挽けて味が安定し、ドリップやフレンチプレスとの相性が良い
- 選び方は刃の素材、挽き目調節、挽く速さ、お手入れのしやすさの4つを押さえる
- 1万円以下〜2万円前後でも、家庭用に十分使いやすい臼式ミルが選べる
- 長く使うためには、毎回のブラッシングと月1回の分解清掃が効果的

日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
続きはこちら
コーヒーを愛し続けて約10年、専門家として活動しています。運営する国内最大級のコーヒー情報サイト「コーヒー豆研究所」(月間60万PV)は多くの読者に支持され、テレビ番組『ZIP!』をはじめ各種メディアにも出演。自社ブランド「ラボカフェ」では、厳選したコーヒー豆を販売しています。
臼式電動コーヒーミルとは?香りとコクを引き出す仕組み

電動コーヒーミルは、スイッチひとつでコーヒー豆を均一に挽ける便利な器具です。
手挽きよりも素早く安定した粒度に仕上げられるため、毎日コーヒーを飲む人や、忙しい朝でも本格的な味わいを楽しみたい人に重宝されています。
臼式電動コーヒーミルの特徴
臼式電動コーヒーミルは、上下の平刃で豆をすり潰すフラットカッター式の構造が特徴です。
粒度が揃いやすく雑味が出にくいため、ドリップコーヒーで安定した味を再現できます。挽く際に摩擦熱がやや生じるものの、深煎り豆のコクをしっかり引き出せる点は大きな魅力で、家庭用から専門店まで広く採用されている方式です。

臼式・コニカル式・プロペラ式の違いを比較
電動コーヒーミルに採用される刃には複数のタイプがあり、仕組みによって挽き具合や味わいが大きく変わります。
主な方式はプロペラ式・カッター式・臼式の3種類です。それぞれの特徴をまとめると次の通りです。
| 刃の種類 | 特徴 |
|---|---|
| プロペラ式 | ○ 価格が安くお手入れが簡単 × 粒度が揃いにくく挽き目調節が難しい |
| カッター式 | ○ 細かい挽き目まで対応しやすい × 刃周りの構造が複雑でやや掃除しにくい |
| 臼式 | ○ 最も均一に挽け、繊細な挽き目にも対応できる × お手入れに手間がかかる |
また、刃の材質も味に影響します。切れ味や微粉の少なさを重視するならステンレス刃、におい移りを避けたい・扱いやすさを優先したい場合はセラミック刃がおすすめです。

臼式コーヒーミルのメリット・デメリット

臼式コーヒーミルは、数あるミル方式の中でも均一な挽きと味の安定性に優れるため、ドリップコーヒーを中心に愛用者が多い方式です。
ここでは、プロでも家庭でも選ばれる理由と、購入前に知っておきたい注意点を解説します。
メリット
臼式コーヒーミルの最大のメリットは均一に挽けることです。
粒度が揃うと抽出のブレが少なくなり、毎回安定した味を再現できます。特にドリップやフレンチプレスとの相性がよく、雑味を抑えて豆本来の香りとコクを引き出せる点が魅力です。
また、低速で挽く構造のため動作音が比較的静かで、早朝・夜間でも使いやすいというメリットもあります。
デメリット
臼式コーヒーミルには優れた点が多い一方で、いくつかの点で注意が必要です。
まず、構造上本体サイズがやや大きく、キッチンで置き場所に困る場合があります。また、低速とはいえ摩擦熱が発生しやすく、浅煎り豆では苦味が強く出ることもあります。
さらに、粉残りや静電気による付着が起こりやすいため、ブラッシングや分解清掃など、定期的なメンテナンスが欠かせません。
臼式電動コーヒーミルの選び方(失敗しない4つのポイント)

臼式電動コーヒーミルを選ぶ際は、見た目や価格だけで判断すると後悔しやすく、特に、挽きの均一性、お手入れのしやすさは使い続けるほど差が出ます。
ここでは、初めての人でも失敗しないための4つの基準を整理し、使いやすいモデルを選ぶためのポイントをわかりやすく解説します。
- 刃の素材で味とメンテナンス性が決まる
- 挽き目調節の段階をチェック
- 挽く速さは風味ロスとのバランス
- お手入れのしやすさ
安定した味、扱いやすさ、メンテナンス性をトータルで見極め、満足度の高い一台をみつけましょう。
刃の素材で味とメンテナンス性が決まる
刃の素材は、挽き上がりの味わいと日々のメンテナンス性を大きく左右します。
ステンレス刃は切れ味が良く微粉が出にくいため、雑味の少ないクリアな味を出しやすいのが特徴です。ただし水洗い不可のモデルが多く、湿気管理が必要です。
一方、セラミック刃はにおい移りが少なく静電気も抑えられるため扱いやすいものの、ステンレスより微粉が出やすい傾向があります。
どちらを優先するかで最適なモデルが変わります。
挽き目調節の段階をチェック
挽き目調節は、淹れ方や豆の個性に合わせて味をコントロールするための重要ポイントです。
最低でも4段階以上の調整幅があるモデルなら、日常のドリップ用として十分対応できます。
さらにエスプレッソにも使いたい場合は、極細挽きまで追い込める細かな調整機能を備えたモデルを選びましょう。
調節幅が広いほど再現性が高まり、好みの味に近づけやすくなります。

挽く速さは風味ロスとのバランス
挽く速さは、時短性だけでなくコーヒーの風味にも影響します。
家庭用であれば30gを20秒前後で挽けるモデルが扱いやすく、忙しい朝でもストレスなく使えます。
一方、低速回転タイプは摩擦熱を抑えられるため、豆の香りや風味を損ないにくいのが特徴です。
スピードと香りの保持、その両方のバランスを見ながら選ぶのがポイントです。
お手入れのしやすさ
お手入れのしやすさは、毎日の使い勝手を大きく左右するポイントです。
刃ユニットが着脱できるモデルであれば内部の粉残りをしっかり除去でき、味のブレを防げます。直下構造のミルは粉の滞留が少なく、掃除の手間も軽減できます。
また、静電気が起こりにくい設計(ガラス製の受け缶・除電機能など)があると、粉が飛び散りにくく片づけが楽です。
毎日使う前提なら、メンテナンス性は必ずチェックしておきましょう。

【価格帯別】臼式電動コーヒーミルのおすすめ人気ランキング9選!

価格と用途に合わせて臼式電動コーヒーミルを選ぶなら、性能・使いやすさ・コスパの三拍子のバランスが良いものがおすすめです。
ここでは、1万円以下の入門向けモデルから、1〜2万円帯までを厳選して6機種ご紹介します。毎日のコーヒータイムを格上げする1台をみつける参考にしてください。
| No | 商品名 | 刃の素材 | 挽き目調整 | 挽く速さ | 一度に挽ける量 | お手入れのしやすさ | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | デロンギ 臼式コーヒーグラインダー KG79J | 炭素鋼 | 粗挽きから細挽き | ◯ | 約120g | ◯ | 約7,118円 |
| 2 | oceanrich 自動コーヒーミル G2 C UQ-ORG2CBK | セラミック | 5段階 | ◯ | 約30g | ◎ | 約6,837円 |
| 3 | メリタ パーフェクトタッチII CG5B | セラミック | 4段階 | ◯ | 約100g | ◯ | 約4,884円 |
| 4 | カリタ セラミックミル C-90 | セラミック | 無段階調整 | △ | 約90g | ◎ | 約6,618円 |
| 5 | 京セラ セラミックミル CMD-70 | セラミック | 無段階調整 | ◯ | 約15g | ◎ | 約3,980円 |
| 6 | カリタ スローG15 #43038 | ステンレス | 挽き調節ダイヤル付き | △ | 約15g | ◯ | 約6,480円 |
| 7 | ハリオ V60 電動コーヒーグラインダーコンパクト | ステンレス | 39段階 | ◯ | 約100g | ◎ | 約12,635円 |
| 8 | デロンギ デディカコーン式コーヒーグラインダー | ステンレス | 18段階 | ◯ | 約120g | ◯ | 約22,564円 |
| 9 | フジローヤル 小型高性能ミル みるっこDX | ー | 10段階 | △ | 約200g | ◯ | 約55,000円 |
1万円以下(入門・職場・サブ機向け)
1万円以下のモデルは、はじめて臼式電動ミルを使う人や、職場・サブ機として気軽に使いたい人に最適な価格帯です。必要十分な挽き目調整や容量を備えつつ、扱いやすさとコスパの良さが魅力。
まずは、臼式の挽き心地を試したい人にもおすすめできるラインナップです。
| 順位 | 商品名 | 刃の素材 | 挽き目調整 | 挽く速さ | 一度に挽ける量 | お手入れのしやすさ | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | デロンギ 臼式コーヒーグラインダー KG79J | 炭素鋼 | 粗挽きから細挽き | ◯ | 約120g | ◯ | 約7,118円 |
| 2 | oceanrich 自動コーヒーミル G2 C UQ-ORG2CBK | セラミック | 5段階 | ◯ | 約30g | ◎ | 約6,837円 |
| 3 | メリタ パーフェクトタッチII CG5B | セラミック | 4段階 | ◯ | 約100g | ◯ | 約4,884円 |
| 4 | カリタ セラミックミル C-90 | セラミック | 無段階調整 | △ | 約90g | ◎ | 約6,618円 |
| 5 | 京セラ セラミックミル CMD-70 | セラミック | 無段階調整 | ◯ | 約15g | ◎ | 約3,980円 |
| 6 | カリタ スローG15 #43038 | ステンレス | 挽き目調節ダイヤル付き | △ | 約15g | ◯ | 約6,480円 |
第1位:デロンギ 臼式コーヒーグラインダー KG79J ブラック

- 1万円以下では珍しい臼式フラット刃で均一に挽ける
- 粗挽きから細挽きの細かな挽き目調整ができ、ドリップの味が安定
- 安全設計(ホッパーが正しく閉まらないと作動しない)
- エスプレッソ用の極細挽きは苦手
- 静電気で粉残りが出やすく、掃除はやや手間
均一に挽ける臼式電動ミルの入門モデルです。
ホッパー容量も大きく、まとめて挽きたい家庭にも向いています。静電気は出やすいが、ドリップ用としては十分な性能です。
| 商品名 | デロンギ 臼式コーヒーグラインダー KG79J |
|---|---|
| 刃の素材 | 炭素鋼 |
| 挽き目調整 | 粗挽きから細挽き |
| 挽く速さ | ◯ |
| 一度に挽ける量 | 約120g |
| お手入れのしやすさ | ◯ |
| 価格(税込) | 約7,118円 |

第2位:oceanrich 自動コーヒーミル G2 C UQ-ORG2CBK

- USB充電式でコードレス、職場・アウトドアでも使える
- セラミック臼刃でにおい移りが少なく、均一に挽ける
- 上フタ・ホッパー・ガラス受けは分解でき衛生的
- 挽き目の調整幅は5段階と少なめ
- 粉受け容量が小さく、一度に挽ける量は多くない
コードレスで使える臼式電動ミルです。
携帯性が高く、自宅だけでなく職場・アウトドアでどこでも挽ける点が大きな強みです。掃除がしやすく、セラミック刃で風味を損ないにくいメリットがあります。
| 商品名 | oceanrich 自動コーヒーミル G2 C UQ-ORG2CBK |
|---|---|
| 刃の素材 | セラミック |
| 挽き目調整 | 5段階 |
| 挽く速さ | ◯ |
| 一度に挽ける量 | 約30g |
| お手入れのしやすさ | ◎ |
| 価格(税込) | 約6,837円 |

第3位:メリタ パーフェクトタッチII CG5B

- 臼式フラット刃で安定した挽き目
- 4段階調整とシンプル操作で初心者にも扱いやすい
- 1回で最大12杯まで挽ける大容量
- 極細挽きは苦手
- 粉受けや内部の掃除がやや大変
臼式電動ミルの入門機として定番な商品です。大容量でファミリーに向いています。
挽き目調整は4段階とシンプルだが、同価格帯ではしっかりと均一に挽けるのが特徴です。
| 商品名 | メリタ パーフェクトタッチII CG5B |
|---|---|
| 刃の素材 | セラミック |
| 挽き目調整 | 4段階 |
| 挽く早さ | ◯ |
| 一度に挽ける量 | 約100g |
| お手入れのしやすさ | ◯ |
| 価格(税込) | 約4,884円 |
第4位:カリタ セラミックミル C-90

- セラミック刃でにおい移りが少なく、豆本来の風味を損ないにくい
- 軽量&コンパクトで持ち運びやすい
- 掃除がしやすく初心者も扱いやすい
- 挽き目の均一性は高くない
セラミック製の臼刃を採用したコンパクトなコーヒーミルです。
静電気が起きにくく粉残りが少ないため日々扱いやすく、中挽き〜粗挽きが得意で、ドリップやフレンチプレス向けです。
| 商品名 | カリタ セラミックミル C-90 |
|---|---|
| 刃の素材 | セラミック |
| 挽き目調整 | 無段階調整 |
| 挽く速さ | △ |
| 一度に挽ける量 | 約90g |
| お手入れのしさすさ | ◎ |
| 価格(税込) | 約6,618円 |

第5位:京セラ セラミックミル CMD-70

- セラミック刃で金属臭ゼロ、風味をクリアに保てる
- 分解して丸洗いでき、衛生的に使える
- 丈夫で摩耗しにくく長持ちする
- 極細挽きは苦手でエスプレッソには不向き
京セラ独自の高耐久セラミック刃を採用した臼式ミルです。
全パーツ分解して洗えるため清潔さが保ちやすく、毎日のドリップにも使いやすい商品となっています。
均一性もミルの中では高く、アウトドアでも愛用者が多いです。
| 商品名 | 京セラ セラミックミル CMD-70 |
|---|---|
| 刃の素材 | セラミック |
| 挽き目調整 | 無段階調整 |
| 挽く速さ | ◯ |
| 一度に挽ける量 | 約15g |
| お手入れのしやすさ | ◎ |
| 価格(税込) | 約3,980円 |
第6位:カリタ スローG15 #43038

- 低速回転で摩擦熱を抑え、香りを損なわず挽ける
- 臼式ならではの均一な粒度でドリップに最適
- 容量が大きなく、まとめ挽きには不向き
- 価格がやや高め
臼式の低速電動モデルです。
豆に熱が入りにくく、香りと甘みをしっかり残したまま均一に挽けるのがメリットです。
静音性も高く、家庭用として人気で、中挽き〜粗挽きのドリップ向けに特に相性が良い商品となっています。
| 商品名 | カリタ スローG15 #43038 |
|---|---|
| 刃の素材 | ステンレス |
| 挽き目調整 | 挽き目調節ダイヤル付き |
| 挽く速さ | △ |
| 一度に挽ける量 | 約15g |
| お手入れのしやすさ | ◯ |
| 価格(税込) | 約6,480円 |
1〜2万円以上(家庭用の本命・本格派向け)
1〜2万円帯は、家庭でしっかりと美味しいコーヒーを楽しみたい人向けの本命ゾーンです。
臼式ならではの均一な粒度に加え、調整幅の広さ・静音性・耐久性など、毎日使ううえでの満足度が大きく向上します。深煎りから浅煎りまで豆の魅力を引き出せるモデルが揃い、味の安定感、手入れのしやすさ、使い勝手を重視して選びたい人におすすめのラインアップです。
| 順位 | 商品名 | 刃の素材 | 挽き目調整 | 挽く早さ | 一度に挽ける量 | お手入れのしやすさ | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ハリオ V60 電動コーヒーグラインダーコンパクト | ステンレス | 39段階 | ◯ | 約100g | ◎ | 約12,635円 |
| 2 | デロンギ デディカコーン式コーヒーグラインダー | ステンレス | 18段階 | ◯ | 約120g | ◯ | 約22,564円 |
| 3 | フジローヤル 小型高性能ミル みるっこDX | ー | 10段階 | △ | 約200g | ◯ | 約55,000円 |
第1位:ハリオ V60 電動コーヒーグラインダーコンパクト

- 39段階もの細かな調整が可能で味づくりの幅が広い
- デザインがシンプルでキッチンになじむ
- ホッパー容量は小さめで大人数には不向き
臼式×39段階調整の本格派の商品です。
ドリップ派には特に相性が良いでしょう。外臼が外せるので清潔を保ちやすい点は大きなメリットです。
| 商品名 | ハリオ V60 電動コーヒーグラインダーコンパクト |
|---|---|
| 刃の素材 | ステンレス |
| 挽き目調整 | 39段階 |
| 挽く早さ | ◯ |
| 一度に挽ける量 | 約100g |
| お手入れのしやすさ | ◎ |
| 価格(税込) | 約12,635円 |


第2位:デロンギ デディカコーン式コーヒーグラインダー

- 18段階調整でドリップ〜エスプレッソまで対応
- 量の自動計測(杯数設定)が便利
- 見た目がスタイリッシュでインテリア性が高い
- 本体が大きく設置スペースを取る
- 静電気で粉残りがやや多め
デロンギの上位モデルで、エスプレッソにも使える万能タイプです。
18段階の調整と杯数設定で、忙しい朝でも安定した仕上がりが楽しめます。
| 商品名 | デロンギ デディカコーン式コーヒーグラインダー |
|---|---|
| 刃の素材 | ステンレス |
| 挽き目調整 | 18段階 |
| 挽く速さ | ◯ |
| 一度に挽ける量 | 約120g |
| お手入れのしやすさ | ◯ |
| 価格(税込) | 約22,564円 |


第3位:フジローヤル 小型高性能ミル みるっこDX

- 業務用並みの粉の均一性でお店の味に近づく
- 低速回転で摩擦熱が少なく、香りを最大限キープ
- 静音性が高く、家庭でも使いやすい
- 価格は高めで、初心者にはハードルがある
業務用クラスの臼式ミルで、微粉が少なく圧倒的に均一な仕上がりです。
予算に余裕があり、味にこだわり抜きたい人に向いています。
| 商品名 | フジローヤル 小型高性能ミル みるっこDX |
|---|---|
| 刃の素材 | ー |
| 挽き目調整 | 10段階 |
| 挽く速さ | △ |
| 一度に挽ける量 | 約200g |
| お手入れのしやすさ | ◯ |
| 価格(税込) | 約55,000円 |
臼式ミルを長持ちさせるコツとお手入れ方法

臼式ミルを長く愛用するためには、日々のちょっとしたケアと、定期的なメンテナンスが欠かせません。
臼式は均一に挽けて味が安定する一方で、内部に微粉や油分が溜まりやすい構造です。そのまま放置すると風味の劣化や故障につながることもあります。
ここでは、家庭でも簡単にできる長持ちのコツと正しいお手入れ方法をご紹介します。
使用後はブラシで粉を軽く除去する(毎回のお手入れ)
臼式ミルは構造上、挽いたあとの粉が刃の隙間や本体内部に残りやすく、放置すると酸化や雑味の原因になります。
使用後すぐにブラシで軽く払うだけでも、風味の劣化を防ぎ、次回の挽き目の安定性も保てます。特に深煎り豆は油分が付きやすいため、1杯ごとの軽清掃が理想的です。

月1回は分解清掃で固着した油分・微粉を除く
月に一度は、取り扱い説明書に沿って刃ユニットや粉受け周辺を分解し、奥に溜まった油分や微粉をリセットしましょう。
時間が経つほど油脂が固着して風味のブレやカビの原因になることもあります。ブラシや柔らかい布を使って丁寧に清掃し、ミル本来の性能を長く保つことが大切です。
静電気対策に除電ブラシやガラス製受け缶を活用する
電動ミルでは静電気が発生しやすく、粉が側面に張り付いたり、受け缶から散りやすくなることがあります。
ガラス製の粉受けは静電気が起こりにくく、粉残りを抑えられる点がメリットです。また、除電ブラシを併用すれば掃除の効率が大幅にアップします。粉の飛散を防げるため、日常の片付けが楽になるでしょう。
湿気の少ない場所で保管し、パーツの劣化を防ぐ
ミルは金属部品や刃を多く含むため、湿気の多い場所に置くとサビやカビの原因になります。
キッチンでもシンク周りや直射日光の当たる場所は避け、風通しの良い棚やラックで保管するのが理想です。湿気を避けることで刃の切れ味を長期間維持でき、ミル全体の寿命も延ばせます。
臼式電動コーヒーミルによくある質問(Q&A)
- 臼式はエスプレッソにも使えますか?
-
臼式は基本的に中細挽き〜中粗挽きに向く構造ですが、極細挽きに対応したモデルであればエスプレッソも可能です。
エスプレッソ抽出は挽き目の微調整が重要なため、段階数が多いモデルや極細域まで調整できる仕様を選ぶと失敗しにくくなります。
- お手入れはどのくらいの頻度で必要ですか?
-
臼式ミルは内部に微粉や豆の油分が残りやすいため、週1回のブラッシングで軽く掃除し、月1回は分解清掃して油分をしっかり取り除くのが理想です。
こまめにメンテナンスするほど、風味のブレを防ぎ、故障リスクも下げられます。
- 摩擦熱で味が落ちることはありますか?
-
連続で長時間挽き続けると、摩擦熱によってコーヒーの香り成分が飛びやすくなります。ただし、家庭用の範囲であれば問題になることはほぼありません。
一度に大量に挽かない・低速回転モデルを選ぶことで、風味の劣化を抑えられます。
- 臼式ミルの動作音は大きいですか?
-
臼式ミルの動作音は一般的に60〜70dB前後で、掃除機よりは静かで、ドライヤーよりやや控えめのイメージです。特に低速回転のモデルは振動が少なく、早朝や集合住宅でも使いやすいとされています。
- 豆は挽き置きせず、その都度挽いたほうが良いですか?
-
コーヒー豆は粉にした瞬間から酸化が進み、香りが一気に抜けやすくなります。
臼式ミルの均一で安定した挽き目を活かすためにも、挽き置きは避け、飲む直前に挽くのが最も美味しい飲み方です。
あわせて読みたい【決定版】挽きたてコーヒーの魅力と美味しさを徹底解説!おすすめも紹介 挽きたてのコーヒーってどう違うんだろう? 美味しい飲み方や挽きたてのおすすめコーヒー豆を知りたい こういった疑問や要望にお答えしていきます。 挽きたてコーヒーは...
臼式電動コーヒーミルで香りと深みを極めよう

いかがでしたか?
本記事では、臼式電動コーヒーミルの特徴や選び方、予算別のおすすめモデルについて解説しました。最後にポイントを振り返りましょう。
- 電動ミルはプロペラ式、コニカル式、臼式で仕組みが異なり、味や均一性に大きく影響する
- 臼式電動コーヒーミルは、均一に挽けて味が安定し、ドリップやフレンチプレスとの相性が良い
- 選び方は刃の素材、挽き目調節、挽く速さ、お手入れのしやすさの4つを押さえる
- 1万円以下〜2万円前後でも、家庭用に十分使いやすい臼式ミルが選べる
- 長く使うためには、毎回のブラッシングと月1回の分解清掃が効果的
臼式ミルは初心者からこだわり派まで幅広く使える優秀なタイプです。ぜひ本記事を参考に、あなたの暮らしにぴったりの一台を選んでみてください。













































