山頂で美味しいコーヒーが飲みたいな…
登山におすすめのコーヒーセットを知りたい!
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
登山を終え、山頂でコーヒーを飲んだらその美味しさも格別でしょう。
今回は登山におすすめのコーヒーセットや使い方を紹介するので、ぜひご覧ください!
- 登山用のコーヒーセットはコーヒー豆・コーヒーミル・ドリッパー・フィルター・ケトル・コーヒーカップ
- 登山に持っていくコーヒーセットを選ぶ基準は「すっきり収納できる・軽量・使い方が簡単」の3つ
- おすすめのコーヒーミルは「キャプテンスタッグ コーヒーミルS」
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう!
登山に持っていくべきコーヒーセット
登山でも美味しいコーヒーを飲むために、以下のコーヒーセットを持っていきましょう。
- コーヒー豆
- コーヒーミル
- ドリッパー・フィルター
- ケトル
- コーヒーカップ
順番に説明していきます。
コーヒー豆
登山でも本格的なコーヒーを飲むために、まずはコーヒー豆を持っていきます。
登山を頑張った後、山頂の澄んだ空気や風を感じながら、コーヒー豆の香りをより楽しめます。
きちんと密閉した容器に入れて、高温・湿気から守ってください。
コーヒー豆がなきゃ始まらないね!
コーヒーミル
コーヒー豆を持っていくからには、コーヒーミルも不可欠です。
手動・自動など様々なコーヒーミルがありますが、コンパクトで持ち運びやすいものが良いでしょう。
自動のコーヒーミルを持っていく際は、山頂に電源がないかもしれないので電池や充電で動くものがおすすめです。
ドリッパー・フィルター
せっかく自分で挽いたコーヒー豆をより活かすためには、ドリッパーとそれに合ったフィルターが必要です。
ハンドドリップで時間をかけてコーヒーを淹れることで、よりクオリティが高くなると言えます。
山頂まで登った自分へのご褒美として、丁寧に淹れてください。
ケトル
コーヒーを淹れる時の理想的なお湯の温度は95度です。
沸騰して少し冷ましたお湯を使うために、お湯を沸かせるケトルを持っていきましょう。
コーヒーカップ
コーヒーを飲む時に、お気に入りのコーヒーカップで飲むとより美味しく感じられます。
アウトドア用の軽くて丈夫なものやシンプルでおしゃれなものなど、たくさんの種類があるので好みのコーヒーカップを選んでください。
登山に持っていくコーヒーセットの選び方
登山に持っていくおすすめのコーヒーセットは、以下の基準で選びました。
- すっきり収納できる
- 軽量
- 使い方が簡単
それぞれ解説していきます。
すっきり収納できる
登山する際は、リュックに荷物を詰めることが多いかと思います。
他にも持っていくものがたくさんあるため、コンパクトなものや折りたたんですっきり収納できるものをチョイスしました。
荷物の邪魔にならないように持ち運べます。
軽量
いくら動きやすい服装で登山するとはいえ、本来登山にあまり関係ないコーヒーセットが重量なせいで体力を奪われてしまっては元も子もありません。
できるだけ軽量なものにしましょう。
使い方が簡単
用意する道具がたくさん必要な複雑な淹れ方は、登山でのコーヒーには適していません。
少ない道具でも美味しいコーヒーが飲めるのが重要なポイントです。
また、限られた空間や電気がない場所でも使えるものを紹介します。
自分に合ったものを選んでね。
登山におすすめのコーヒーミル3選!
登山におすすめのコーヒーミルは以下の3つです。
- キャプテンスタッグ コーヒーミルS
- ポーレックス コーヒーミル セラミックミニ
- スノーピーク フィールドバリスタ ミル
特徴を順番に解説します。
1. キャンプ用品でおなじみのブランド「キャプテンスタッグ コーヒーミルS」
日本のアウトドア用品総合ブランド・キャプテンスタッグのコーヒーミルです。
直径5㎝以下というコンパクトさと高い耐久性、使い勝手の良さで人気を集めています。
粗さが調節できるうえに分解して収納できるので、持ち運びに便利なアイテムです。
商品詳細
名称 | コーヒーミルS |
サイズ(cm) | 直径4.6×高さ13.5 |
重量 | 220g |
ミル刃 | セラミック |
価格 | 3,336円 |
2. コンパクトにすっきり収納できる「ポーレックス コーヒーミル セラミックミニ」
小さいながら一度に2人分のコーヒー豆が挽ける、ポーレックスのコーヒーミル セラミックミニ。
ステンレス製の刃は切れ味抜群で、コーヒー豆が持つ風味を損ないません。
分解できるので収納もお手入れも楽ちんです。
商品詳細
名称 | コーヒーミル セラミックミニ |
サイズ(cm) | 直径5×高さ16.2 |
重量 | 235g |
ミル刃 | セラミック |
価格 | 9.880円 |
3. ハンドルと本体一体型のコーヒーミル「スノーピーク フィールドバリスタ ミル」
本体とハンドルが一体になっているため、使いやすいコーヒーミルです。
組み立ての手間や部品を紛失してしまう心配もないでしょう。
コンパクトで軽量ですが、コーヒー豆を挽くパワーは大型のコーヒーミルと比べても遜色がありません。
商品詳細
名称 | フィールドバリスタ ミル |
サイズ(cm) | 直径4.7×高さ16 |
重量 | 240g |
ミル刃 | セラミック |
価格 | 8,200円 |
より登山用のおすすめコーヒーミルが知りたい方は「【厳選】アウトドアにおすすめのコーヒーミル11選!キャンプにも使える」の記事を参考にしてください。
登山におすすめのコーヒードリッパー3選!
登山におすすめのコーヒードリッパー3選は以下の通りです。
- ユニフレーム コーヒーバネットシエラ
- ミュニーク コーヒードリッパー
- スノーピーク フォールディングコーヒードリッパー 焚火台型
それぞれどのようなコーヒードリッパーなのか紹介します。
1. 高いデザイン性と機能性「ユニフレーム コーヒーバネットシエラ」
ステンレス製のドリッパーで、渦巻きのような形をしています。
この空いた部分からガスが逃げることで、コーヒーの雑味も一緒に逃がし美味しく仕上がるような仕組みになっています。
薄くたたんで収納できるので、場所も取りません。
商品詳細
名称 | コーヒーバネットシエラ |
サイズ(cm) | 幅14.5×高さ7 |
重量 | 47g |
素材 | ステンレス鋼 |
価格 | 1,750円 |
2. 折りたためるコーヒードリッパー「ミュニーク コーヒードリッパー」
特徴的な三角形のデザインとカラーバリエーションが魅力的なミュニークのコーヒードリッパー。
安定性・軽量性・持ち運びしやすさどれをとっても登山にぴったりです。
材質はプラスチックですが長持ちするので安心して使用してください。
折りたたみができるので、デザイン性も優れていておしゃれ!
商品詳細
名称 | コーヒードリッパー |
サイズ(cm) | 幅10.3×奥行6.9×高さ4.5 |
重量 | 12g |
素材 | プラスチック |
価格 | 1,000円 |
おしゃれなコーヒードリッパーを探している方は「おしゃれなおすすめコーヒードリッパー15選!インテリアにも合う」の記事をチェック!
3. 熱伝導率の高さが魅力のステンレス製「スノーピーク フォールディングコーヒードリッパー 焚火台型」
焚火をイメージして作られた焚火台型のコーヒードリッパーです。
こちらも折りたためるので持ち運びに便利で、安定感も抜群です。
熱伝導率が高いステンレスで作られているので、美味しさも長持ちします。
商品詳細
名称 | フォールディングコーヒードリッパー 焚火台型 |
サイズ(cm) | 幅10.4×奥行10.4×高さ9.6 |
重量 | 140g |
素材 | ステンレス |
価格 | 3,300円 |
よりおすすめのコーヒードリッパーが知りたい方は「コーヒードリッパーのおすすめ15選!おしゃれに最高の1杯を淹れよう」の記事をチェック!
【その他】登山におすすめのコーヒーアイテム4選!
その他に、登山用のコーヒーセットとして揃えておきたいアイテムを紹介します。
- ナルゲン コーヒービーンズキャニスター 150g
- ユニフレーム 山ケトル
- ベルモントステンシングルマグ
- KALUGII Driclip/ドリクリップ
こちらも参考にしてください。
1. コーヒー豆の鮮度を保つ容器「ナルゲン コーヒービーンズキャニスター 150g」
かわいらしいドリッパーのイラストが印刷されたキャニスターです。
150gというコンパクトさは、登山のリュックに入れるのにぴったりのサイズ感です。
キャップをしっかり閉めれば、コーヒー豆の劣化を防ぐことができます。
商品詳細
名称 | コーヒービーンズキャニスター 150g |
サイズ(cm) | 直径8×高さ18 |
重量 | 150g |
容量 | 500ml |
価格 | 2,400円 |
2. 200gを切る軽量モデル「ユニフレーム 山ケトル」
700mlのお湯を沸かせるケトルですが、重さは163gと持ち運びに最適です。
幅広い形にすることで火が通りやすくなり、お湯が早く沸くように作られています。
ハンドル部分には穴が空いているので熱くなりにくいという特徴があります。
商品詳細
名称 | 山ケトル |
サイズ(cm) | 直径14.7×高さ7.1 |
重量 | 163g |
容量 | 700ml |
価格 | 3.500円 |
3. 淹れたての美味しさが持続「ベルモントステンシングルマグ」
シンプルかつ洗練されたデザインがアウトドアの雰囲気にマッチするベルモントのステンシングルマグです。
保温性に非常に優れており、温かさを保ちます。
軽さや機能性の面から、登山におすすめのコーヒーカップです。
商品詳細
名称 | ステンシングルマグ |
---|---|
サイズ(cm) | 直径7.5×高さ8.0 |
重量 | 84g |
容量 | 280ml |
価格 | 549円 |
4. 簡単にコーヒーをドリップできる「KALUGII Driclip/ドリクリップ」
KALUGIIのDriclip(ドリクリップ)は、普段使っているマグカップやケトルに挟むだけで簡単にコーヒーをドリップできる超軽量(0.6g)なアイテムです。
ケトルやチタンマグ、ソロ用クッカーにも対応しており、登山やキャンプなどアウトドアで活躍してくれます。
重さわずか1g以下で、本格的なコーヒーが楽しめるので、専用のドリップケトルを持ち運ぶ必要はありません。
チタン製(1980円)とステンレス製(1180円)があり、チタン製は軽量で特におすすめ。
紛失しないようアルミケース(直径3.8cm、高さ1.6cm)も用意しています。
使用可能
カテゴリ | ブランド/製品 | その他の備考 |
---|---|---|
ケトル | トランギア ケトル 0.6ℓ / 0.9ℓ / 1.4ℓ | ほとんどのケトルで使用可能 |
ケトル | コールマン パックアウェイケトル | 注ぎ口の直径が8mm以下の調理器具は不可 |
ケトル | コールマン ファイヤープレイスケトル | |
ケトル | ロゴス LOGOSザ・ケトル | |
ケトル | ユニフレーム 山ケトル 各サイズ | |
ケトル | Fire-Maple ANTARCTI ステンレスケトル | |
ケトル | スノーピーク クラシックケトル | |
ケトル | スノーピーク フィールドバリスタ ケトル | |
ケトル | キャプテンスタッグ キャンピングケットル | |
チタンマグ | スノーピーク チタンシングルマグ 220 / 300 / 450 / 600 | ほとんどのチタンマグで使用可能 |
チタンマグ | スノーピーク トラック900 | |
チタンマグ | スノーピーク アルミパーソナルクッカーセット | |
チタンマグ | スノーピーク チタンクッカーソロセット | |
その他 | 急須 | |
その他 | 保冷保温タンブラー | 象印など一部水筒で使用可能 |
その他 | L.T.Cooker | |
その他 | JETBOILフラッシュ | |
その他 | JETBOILミニモ | 直径11cm以下のソロ用クッカー対応 |
商品詳細
名称 | KALUGII Driclip/ドリクリップ |
---|---|
サイズ(cm) | 23mm × 15mm × 8mm |
重量 | 0.6g |
容量 | – |
価格 | 2,180円 |
登山でよりコーヒーを楽しむ美味しい淹れ方
登山で美味しいコーヒーを飲む淹れ方を紹介します。
まとめると以下の通りです。
- コーヒーミルにコーヒー豆をセット
- お好みの粗さにコーヒーを挽く
- お湯を沸かす
- ドリッパーにフィルターとコーヒー粉を入れ、少量のお湯を注いで蒸らす
- その後も少量ずつ数回に分けてお湯を注ぐ
- コーヒーが淹れ終わったら、混ぜて濃さを均一にしてからカップに注ぐ
まずは持ってきたコーヒー豆をコーヒーミルに入れ、好みの粗さに挽いてください。
この間にお湯も沸かしておきましょう。
ドリッパーにフィルターと挽いたコーヒー粉を入れて、まずは少量のお湯を入れます。
そうするとコーヒー豆に含まれていた炭酸ガスが抜け、泡がぽこぽこと出てきます。
これが「蒸らし」という工程です。
その後も少量のお湯をコーヒー粉全体に行き渡るように注ぎ、淹れ終わったら濃さを均一にしてカップに注ぎます。
蒸らしについては以下の記事を参考にしてください。
登山・コーヒー初心者が失敗しがちな道具の使い方
初心者が失敗しがちなポイントは以下の通りです。
- コーヒー豆が上手く挽けていない・挽き過ぎている
- コーヒー豆の量が不適切
- お湯の温度が高いまたは低い
- 一気にお湯を注いでコーヒーを淹れている
さらに掘り下げていきます。
コーヒー豆が上手く挽けていない・挽き過ぎている
手動のミルの場合、自分で挽き具合を見極めなければいけません。
挽いたつもりでもまだ挽けていなかったり、ムラがあったりしてしまうことも。
ミル本体を揺らしながら、全体的な粗さが均一になるように挽いてください。
また、挽けているか不安なあまりずっとミルを回すと、極細挽きを超えて雑味・苦味の強い仕上がりになってしまいます。
ハンドドリップでコーヒーを淹れる時の挽き具合の目安は、ザラメより細かく砂糖より少し粗い程度です。
コーヒー豆の量が不適切
美味しいコーヒーを淹れようとして、ついコーヒー豆の量を多く使ってしまうことがあるかもしれません。
しかし、1杯に使うコーヒー豆は約10g前後と決まっています。
詳しくはお持ちのコーヒー豆のパッケージに書いてあるので、よく確認してください。
お湯の温度が高いまたは低い
コーヒーを淹れる時の適切なお湯の温度は95度です。
高すぎても低すぎても、美味しいコーヒーにはならないので、沸騰して少し冷ましたお湯を使いましょう。
一気にお湯を注いでコーヒーを淹れている
ハンドドリップでコーヒーを淹れる時に、一気にお湯を注いではいけません。
コーヒー粉全体にお湯を行き渡らせるように少量ずつ注ぐのが美味しいコーヒーを淹れるコツです。
早く美味しいコーヒーが飲みたいかもしれませんが、コーヒー豆本来の美味しさを引き出すためにも、少量ずつ数回に分けてお湯を注ぐことをおすすめします。
山頂で飲むコーヒーは格別!登山でも美味しいコーヒーを味わおう!
いかがでしたでしょうか?
登山におすすめのコーヒーセットを紹介しました!
本記事の内容で重要なことをまとめると以下のとおりです。
- 登山用のコーヒーセットは豆・ミル・ドリッパー・フィルター・ケトル・マグカップの6つ
- 登山に持っていくコーヒーセットの選び方は「収納」「軽量」「使い方が簡単」の3つ
- おすすめのコーヒーミルは「キャプテンスタッグ コーヒーミルS」
登山だけではなく、キャンプをする際に必要なコーヒーセットについては、以下の記事をチェック!
また登山をするときはなにかと電源が必要になります。
アウトドア用の大容量ポータブル電源はJackery(ジャクリ)がおすすめです。