コーヒーを毎日飲んでいるんだけど、健康への影響はあるの?
コーヒーを毎日飲むことのメリット・デメリットも知りたい!
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
コーヒーが好きな方は毎日飲みたいですが、どうしても健康への影響が気になりますよね。
そこで本記事では、独自に2000人にアンケート調査をしつつ統計的なデータを踏まえて、メリット・デメリットを解説します。
最後には賢い選び方・飲み方も紹介!
- コーヒーを毎日飲む人の割合は約7割
- コーヒーを毎日飲むことで期待できるメリットは大きく6つある
- デメリットはカフェイン中毒になり得る
- 賢いコーヒーの飲み方は、空腹時・就寝前は避けること
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう。
コーヒーを毎日飲む人は72.7%いる
まずはどのくらいの人がコーヒーを毎日飲んでいるのか知りましょう。
当サイトコーヒー豆研究所では、コーヒーを毎日どのくらいの人が飲んでいるか知るに当たって、下記の調査を実施しています。
- インターネットアンケート調査の概要
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- 調査期間:2022年7月
- 調査方法:インターネット調査
- 対象者:15歳以上99歳以下の日本国民
以上の調査から約7割以上が毎日コーヒーを飲んでいると結果が出ました。
1日に1杯以上飲む方は、20代は32%程度ですが、年齢が上がるにつれて増える傾向にあります。
60代以上はおよそ8割が1日に1杯飲むと回答しています。
頻度は男女別、職業別によっても変わってくるよ!
以下ではそれぞれの属性ごとに細分化されたデータを画像で紹介します。
属性ごとにもっと見る
日本人は1週間に平均10杯のコーヒーを飲用
またICO(国際コーヒー機関 )によると、日本人は1週間に平均10杯のコーヒーを飲んでいるとされています。
コーヒー好きな方なら、1日で3~5杯飲むのが当たり前ではないでしょうか?
これほど多く愛飲されているコーヒーですが、そもそもどのようなメリット・デメリットがあるのか知っている人は少ないです。
是非、今回解説する内容を念頭にいれてコーヒーを楽しみましょう。
コーヒーを毎日飲んでも大丈夫
結論ですが、コーヒーを毎日飲んでもOKです。
一日あたりに飲むコーヒーの量がどのくらいによっても変わってきますが、計り知れないほどのコーヒーの量を飲んでいない限り、毎日飲んでも問題ないでしょう。
つまり、当然のことですが一日あたりの適量を守って毎日コーヒーを飲めば何も心配はありません。
一日あたりの適量
コーヒーのカフェイン量は、100mlあたり60mgのため、カップ1杯(150ml)に換算すると90mgという計算になります。
結論から言うと、1日の限界摂取量は5mg/kgと研究結果が出ています。
カナダ保健省 (HC)
・少量のカフェイン摂取はほとんどのカナダ人にとって懸念はないが、過剰摂取は不眠症、頭痛、イライラ感、脱水症、緊張感を引き起こすため、特に子供や妊婦、授乳中の女性は注意すること。 ・健康な成人は最大400 mg/日(コーヒーをマグカップ(237 ml入り)で約3杯)までとする。 ・カフェインの影響がより大きい妊婦や授乳中、あるいは妊娠を予定している女性は最大300 mg/日(マグカップで約2杯)までとする。 ・ 子供はカフェインに対する感受性が高いため、4歳~6歳の子供は最大45mg/日、7歳~9歳の子供は最大62.5mg/日、10歳~12歳の子供は最大85mg/日(355ml入り缶コーラ1~2本に相当)までとする。
食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~
これはドリップコーヒー(1杯あたりカフェイン138mg)で考えると、1回あたり約1.5杯、1日あたり約3杯までなら飲んでも体に悪影響はないということになります。
しかしながら、カフェインが身体に与える影響については個人差が大きいのが現状です。
しっかりとこのデータを参考にしながら、慎重に飲むことをおすすめします。
コーヒーを毎日飲むことで期待できる6つのメリット
ではここではコーヒーを毎日飲むことで期待できる6つのメリットについて紹介していきます。
まとめると以下の通り。
- 老化防止
- ダイエット効果が期待できる
- 脳を活性化させてくれる
- リラックス効果
- 胃の働きを活発にする
- 体を鍛えるのに効果的
1つ1つ解説します。
1. 老化防止
コーヒーには、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸という成分があります。
クロロゲン酸はワインやココアにも含まれ、抗酸化作用があることでも知られています。
そのため、老化の原因となる活性酸素を抑制する効果があるのです。
その結果として、しわやたるみ・シミなどの対策として有効です。
クロロゲン酸に関しては「コーヒーに含まれるクロロゲン酸の効果とは?含有量から飲み方まで解説」の記事で詳しく解説しています。
2. ダイエット効果が期待できる
私達の健康を支える自律神経には、コーヒーと深い関わりがあることを知っていましたか?
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
食欲は実は、交感神経でコントロールされています。
コーヒーを飲むことでこの交感神経が強く働き、脂肪燃焼を高める作用が期待されています。
コーヒーは体を痩せやすくしてくれるんだね!
3. 脳を活性化させてくれる
コーヒーには、注意力の低下を回復させる効果も期待されています。
ある研究ではこのような結果が出ています。
睡眠不足の時にカフェインを取ると、さまざまな効果が得られます。反応時間が早くなったり、警戒感や注意力が高まったり、 論理的推論ができるようになったりと、複雑な知能の働きのほとんどに効果が見られます。
CNN
脳をも活性化させてくれるコーヒーを毎日飲まない手はないね!
4. リラックス効果
コーヒーの香りには脳をリラックスさせる作用があり、香りをかぐことでリラックス状態の脳に現れるα波が増加すること分かっています。
ソウル大学校の研究生たちが、あえて睡眠を奪いストレスを与えたネズミの脳を調査したところ、コーヒーの香りを嗅いだネズミの蛋白質に変化があることが判明しています。
コーヒーのリラックス効果については「コーヒーにはリラックス効果がある?落ち着く理由からおすすめまで」の記事で詳しく解説しています。
5. 胃の働きを活発にする
カフェインには胃壁に適度な刺激を与えて胃酸の分泌を促し、消化を助ける効果があります。
しかし空腹時に飲んだり、飲み過ぎると胃酸過多の原因となって、胃が荒れてしまうこと持多々あります。
そのため、コーヒーを飲む量には十分注意してください。
コーヒーと胃の関係性については「コーヒーで胃が荒れる?胃もたれ・ムカムカの原因と対処法を完全解説」の記事をチェック!
6. 体を鍛えるのに効果的
コーヒーを毎日飲むことで、体を鍛えるのにも効果があるとされています。
ニューヨーク・タイムズでは以下のように述べています。
ほとんどのランナーは何らかの形でカフェインを活用しており、その割合は73%にものぼります。カフェインを使う選手の割合がもっとも高いのが、トライアスロン。
Applied Physiology, Nutrition, and Metabolism
カフェインが血中の脂肪酸濃度を高めることで、筋肉が脂肪酸を燃やしてエネルギーを得ます。
これによって、貯蔵量の少ない「グリコーゲン」をその後の運動にとっておくことができます。
そのため、総じて体を鍛えるのに効果的と言えるのです。
コーヒーを毎日飲むことで起こるデメリット
ではコーヒーを毎日飲むことで起こるデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
コーヒーを飲むうえで特に注意したいのが、やはりカフェインの過剰摂取です。
カフェインは、神経を落ち着かせる作用がある「アデノシン」という物質と構造が非常に似ています。
そのため、アデノシンの代わりにアデノシン受容体に取り付いてしまいます。
そこでカフェインによって本来の神経を落ち着かせるという働きが妨害され、神経が興奮します。
このカフェインの過剰摂取によって、神経がたくさん刺激されます。
これがめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、吐き気などを引き起こしてしまいます。
カフェインの効果が期待できなくなる
また毎日長期的にカフェインを摂取し続けると、カフェインの効果を享受することが難しくなってくるという研究結果も出ています。
カフェインの効果として覚醒作用が代表的ですが、毎日飲んでいるとその覚醒作用があまり効かなくなるというわけです。
これは人がコーヒーに対して受容したことが挙げられます。
簡単に言うと、コーヒーに慣れてしまったということだね。
コーヒーを毎日飲むなら知っておいきたい賢い選び方・飲み方
ここではコーヒーを毎日飲むなら知っておいきたい賢い飲み方について紹介していきます。
おさえておきたい飲み方をまとめると以下のようになります。
- インスタントよりもドリップコーヒーを選ぶ
- 運動前に飲む
- 空腹時・就寝前は避ける
- 妊娠・授乳中は控える
1つ1つ解説します。
インスタントよりもドリップコーヒーを選ぶ
クロロゲン酸などのポリフェノールは、インスタントコーヒーよりもドリップコーヒーにたくさん含まれています。
その差はなんと約5倍。
多少お金や時間がかかりますが、コーヒーの効果を高めたいのであれば、ドリップコーヒーを選ぶのがおすすめです。
運動前に飲む
ある実験では、運動前に白湯を飲んだ場合よりコーヒーを飲んだ場合の方が、エネルギーの消費量が増えるという研究結果が出ています。
定期的に運動をしている方であれば1〜2杯のコーヒーを飲んでから、運動に取り組んでみるのがおすすめです。
空腹時・就寝前は避ける
これはコーヒーに含まれるカフェインによって起きます。
空腹時に胃液がたくさん出ると、胃もたれや胸焼けの原因となってしまうこともあります。
また覚醒作用もあるため、寝る前に飲むと寝れなくなってしまうこともあります。
十分注意しましょう。
妊娠中・授乳中は控える
妊娠中や授乳中に気になるのがカフェインの摂取量でしょう。
結論、少量なら問題はないですが、かかりつけのお医者さんと相談しつつ一日の摂取量を決めることをおすすめします。
国際機関や欧米諸国でも成人より低い摂取量を目安としています。
カフェインの摂取を控えるに越したことはなさそうだね!
コーヒーを毎日飲むならより美味しいコーヒーを購入しよう
ここではおすすめのコーヒーを紹介していきます。
コーヒーを毎日飲むならより美味しいコーヒーを購入した方が確実に良いでしょう。
コーヒーソムリエが本当におすすめするコーヒーは2つあります。
- 【コスパ抜群】珈琲きゃろっと
- 【高級】土居珈琲
【コスパ抜群】珈琲きゃろっと お試しセット
コーヒーブロガーが本当に絶賛する美味しいコーヒー1つ目は「珈琲きゃろっと」。
北海道で家族とスタッフ十数人で営業している小さなコーヒーの販売店ですが、味は超一流。
他のサイトでもランクインしているコーヒーですが、正直かなりコスパ抜群です。
公式サイトで購入すると、商品の解説がしっかりとされているので、コーヒー初心者の方やエントリーモデルとして買う方は特におすすめ。
中身もスペシャルティコーヒーで、形がふっくらした良いがコーヒー豆が届きます。
香りも非常に素晴らしく、すぐに香り高い匂いがしてきます。
またパッケージはチャックが付いているため、一度開けたコーヒー豆も、袋のまま保管しやすくなっているのもおすすめポイント。
「初回お試しセット」は2つの銘柄を楽しめます。
- グァテマラ・グアヤボ農園:チェリーのようなマイルドな甘酸っぱさがある
- コスタリカ・モンテ・コペイ農園:ミルクチョコレートやブラウンシュガーのような甘さがある
どちらの銘柄も後味がほんのり甘いのが特徴。
本来であれば¥4,583(税込)のところが、初回限定で今だけ53%OFF(初回お試しセット)の¥2,138(税込)になっています。
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【高級】土居珈琲「小さな焙煎」おためしセット
コーヒーブロガーが本当に絶賛する美味しいコーヒー2つ目は「土居珈琲(どいこーひー)」。
土居珈琲とは、創業40年以上のコーヒー専門店です。
日本では「丸山珈琲」や「堀口珈琲」など超有名なコーヒー専門店がいくつもありますが、土居珈琲もとても優れた焙煎技術を持っています。
土居珈琲はコーヒー豆が本来持っている自然な甘みを引き出す焙煎技術が非常に優れており、どの銘柄を飲んでもカラメルやチョコレートのような甘みを体験できます。
「小さな焙煎」おためしセットは土居珈琲の有名な銘柄のなかで、購入した人からの人気が高い2種類をセットにしています。
まずは「小さな焙煎」おためしセットを1つ購入してみることを強くおすすめします。
\ 多数メディアに掲載 /
適度な量のコーヒーを毎日飲むことは健康にも良い!
いかがでしたでしょうか?
コーヒーを毎日飲むことの影響について、メリット・デメリットを紹介しました。
本記事で重要なことをまとめると以下のとおりです。
- コーヒーを毎日飲む人の割合は72.7%
- 職業や年収、年代ごとにもコーヒーを飲む頻度は大きく変わってくる
- コーヒーを毎日飲むことで期待できるメリットは大きく6つ
- デメリットはカフェイン中毒になりうる
- 空腹時・就寝前は避けることが大切
コーヒーを毎日飲む方は是非今回紹介したメリット・デメリットを理解していただきたいです。
コーヒーについてより深く知ることができれば、その分コーヒーの魅力を楽しむことができるはず。
適度な量のコーヒーを毎日飲むことは健康にも良いので、毎日のコーヒータイムを楽しみましょう。