サードウェーブコーヒーって何?
通販で買えるサードウェーブコーヒーのおすすめを知りたい!
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
せっかくコーヒーを飲むのなら、最新の流行で有名なコーヒーを飲みたいですよね。
この記事では、コーヒーの流行である「サードウェーブコーヒー」を徹底解説します!
さらに、通販で買えるおすすめのサードウェーブコーヒー3選も紹介!
- サードウェーブコーヒーは、浅煎りで産地ごとの特徴を生かしたコーヒー
- ファーストウェーブやセカンドウェーブのようにその時の時流がある
- サードウェーブコーヒーを楽しむのなら「ブルーボトルコーヒー」がおすすめ
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
続きはこちら
コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう。
サードウェーブコーヒーとは?
サードウェーブコーヒー(Third Wave Coffee)とは、コーヒー業界の流行の「第3の波」を表します。
コーヒー業界の新しい流行のことを指す「サードウェーブコーヒー」は、シングルオリジンであることや、浅煎りでさわやかな酸味であることが特徴です。
サードウェーブは2000年頃、アメリカを中心に始まったコーヒーの流行の波です。
3番目のコーヒーの流行以前は、ファーストウェーブとセカンドウェーブがあります。
次で、サードウェーブの意味を、それ以前のコーヒーの流行に触れながら解説します。
サードウェーブコーヒーの意味
サードウェーブコーヒーは、高品質なコーヒー豆を素材の味わいを生かすような浅煎りの焙煎で、ダイレクトトレードによって生産者の生活や社会にも、目を向けているコーヒーのことを指すことが多いです。
サードウェーブ以前の流行は、深煎りのコーヒーにフレーバーを加えたようなもので、スタバを中心としたシアトル系のコーヒーショップのコーヒーを指します。
シアトル系コーヒーについては「【決定版】シアトルコーヒーとは?特徴や発祥の経緯・おすすめまで紹介」の記事をチェック!
後ほど、ファーストウエーブとセカンドウェーブについて、より詳しく解説します。
サードウェーブコーヒーの特徴
サードウェーブコーヒーは、2000年頃からアメリカで流行し始め、今でも流行の中心にあるコーヒーの業界の流れです。
サードウェーブコーヒーの特徴をまとめると、以下のとおりです。
- シングルオリジン
- 浅煎り
- ハンドドリップ
- ダイレクトトレード
コーヒー生産地の農園から直接買い付け、浅煎りで素材の味わいを生かす焙煎をしているコーヒーロースターが多いです。
サードウェーブコーヒーは、高品質なコーヒーの味わいを生かす焙煎度合いで提供し、生産国へ正当な対価を払うことで、農園で働く人の生活を守ることに繋がっているのです。
シングルオリジン
シングルオリジンとは、農園ごとに管理されたコーヒーのことを言います。
シングルオリジンコーヒーはブレンドコーヒーとは異なり、農園ごとに管理されたコーヒーを農園ごとに味わいます。
例えば、パッケージに「ブラジル」とだけ書かれているのではなく、農園の名前、生産者の名前、品種、精製の方法まで書かれているものが多いです。
このように、今までよりもより細かい単位で管理されているコーヒーのことを、シングルオリジンコーヒーと言います。
浅煎り
セカンドウェーブのコーヒーは、深煎りのコーヒーが多かったのに対して、サードウェーブのコーヒーは浅煎りです。
浅煎りのコーヒーは豊かな酸味と、軽やかなコクが特徴です。
シングルオリジンで管理されたコーヒーを浅煎りに焙煎することで、コーヒー豆本来の素材の味わいを、ダイレクトに味わうことができます。
ハンドドリップ
サードウェーブコーヒーは、エスプレッソを使ったドリンクではなく、ドリップコーヒーをバリスタが1杯ずつ抽出する「ハンドドリップ」が主流です。
高品質なシングルオリジンのコーヒーを、バリスタが丁寧にハンドドリップして提供することで、抽出までこだわっているのです。
ダイレクトトレード
ダイレクトトレードとは、コーヒー豆を輸入する時に中間業者を挟まずに、農園主や生産国の輸出業者から直接コーヒーを買い付けることを言います。
ダイレクトトレードのメリットは、生産者が中間業者に買い叩かれることを防げることです。
また、焙煎業者が農園や輸出業者と直接やりとりをすることで、品質の向上にも繋がります。
ダイレクトトレードについては「ダイレクトトレードとは?メリットやコーヒーが買えるサイトも紹介!」の記事で詳しく解説しています。
サードウェーブコーヒーの楽しみ方
コーヒー農園ごとに管理されているサードウェーブコーヒーを飲む際は、生産国のストーリーに触れながら味わいを楽しむのがおすすめです。
サードウェーブコーヒーのパッケージや商品説明は、生産国の詳細が語られていることが多く、コーヒー農園の様子や農園主のこだわりを知ることができます。
コーヒーのストーリーや環境も深く知ることができます!
1つ1つの農園ごとのコーヒーの味わいを楽しむだけでなく、口にしているコーヒーがどのような場所で、どのような人に作られたのかを想像しながらコーヒーを飲むことで、コーヒーのサステナブルな未来に想いを馳せてみましょう。
サードウェーブコーヒー以前の流行とは?時代に分けて紹介
サードウェーブはその名のとおり、3番目のコーヒーの流行です。
では、それ以前の1番目と2番目は、どのようなブームだったのでしょうか。
ファーストウェーブとセカンドウェーブの特徴をまとめると、以下のとおりです。
– | ファーストウェーブ | セカンドウェーブ |
---|---|---|
年代 | 1870年から1970年頃 | 1970年から1990年頃 |
傾向 | 大量生産・大量消費 | 美味しさの追求 |
ブランドの例 | マックスウェル | スターバックス |
コーヒーを手軽に飲めるようになったのがファーストウェーブで、高品質なコーヒー豆とエスプレッソドリンクが、流行したのがセカンドウェーブです。
ファーストウェーブコーヒー
ファーストウェーブは、1870年から1970年頃のコーヒーの流行を指します。
ファーストウェーブ以前は、コーヒーは上流階級を中心に消費されていました。
しかし、流通の発達やインスタントコーヒーの開発によって、庶民にコーヒーが広く伝わったことで、コーヒーの大量生産・大量消費の時代となった頃、ファーストウェーブと呼びます。
味わいや品質よりも、安価なことが特徴です。
セカンドウェーブコーヒー
セカンドウェーブは、1970年から1990年頃のコーヒーの流行で、品質のこだわりとシアトル系の深煎りコーヒーが特徴です。
スターバックスが生まれたのもこの時代です。
また、エスプレッソにミルクやフレーバーを加えたり、アレンジコーヒーが生まれたりしたのも、この時代だと言われています。
ファーストウェーブに比べて深煎りで、味わいの良さを重視するようになったのがこの時代の特徴です。
通販で買えるおすすめサードウェーブコーヒー3選
産地ごとに管理され、コーヒー豆の特徴をダイレクトに味わうことができるサードウェーブコーヒーは、通販でも生産地の様子やストーリーを感じながら購入することができます。
ここでは、通販で購入できる、サードウェーブコーヒーを3つ紹介します。
まとめると以下のとおりです。
- ロクメイコーヒー スペシャルティコーヒー アフリカンコーヒー 農園別3種飲み比べセット
- しげとし珈琲 ブラジル・マイルド
- タカムラコーヒー エチオピア アラカ ウォッシュド
早速、1つずつ紹介します。
1. 違いを感じたい方におすすめ「ロクメイコーヒー スペシャルティコーヒー アフリカンコーヒー 農園別3種飲み比べセット」
ロクメイコーヒーとは、奈良に焙煎工場と店舗を持ち、スペシャルティコーヒーを専門に扱うコーヒーショップです。
※スペシャルティコーヒーとは「高品質で特徴的な味わいを持つコーヒー」のことで、フルーティーな味わいが特徴。
焙煎技術を競う大会で優勝経験のある焙煎士が丁寧に焙煎。
こちらのコーヒーは現地の輸入業者と直接取引をし、ロクメイコーヒーが焙煎しています。
受注焙煎で鮮度の良いコーヒー豆を届けてくれます。
どのコーヒーも豆本来が持つ、フルーティな香りと酸味を楽しむことができます。
3種類のスペシャルティコーヒー豆
こちらの商品は、フルーティな香りと酸味が特徴のアフリカンコーヒーの飲み比べセット。
コーヒーの地域や製法によって違う、風味の違いを楽しめます。
商品スペック
レモンやマスカットのような風味で非常に繊細なコーヒー。
まるで紅茶のような味わいです。
価格 | 1,333円(税込) |
容量 | 100g |
焙煎度合い | 中浅煎り |
2. 万人受けの風味「しげとし珈琲 ブラジル・マイルド200g」
しげとし珈琲は「感動コーヒー」をキャッチフレーズに、コーヒーの通信販売を行っています。
しげとし珈琲は、楽天のランキングの「コーヒー豆」部門で、何度も受賞している大人気のコーヒー店です。
ブラジルマイルドは、マイルドな酸味と苦みで、バランスが取れているのが特徴です。
こちらのブラジルマイルドは、適切な焙煎のために小型の焙煎機を用いて、毎日飲んでも飽きない味わいを追求して作られています。
商品スペック
価格 | 1,080円(税込) |
容量 | 200g |
焙煎度合い | 中煎り |
3. クリーンな甘み「タカムラコーヒー エチオピア アラカ ウォッシュド 100g」
タカムラコーヒーは「ワインを選ぶように、コーヒーを選ぼう」をキャッチフレーズに、スペシャルティコーヒーを扱うコーヒーロースターです。
そんなタカムラコーヒーが「エチオピア史上最強」と謳っているのが、こちらのコーヒーです。
エチオピアらしい華やかな香りだけでなく、レモネードのようなさわやかな香りと、甘みが特徴のコーヒーです。
商品スペック
価格 | 810円(税込) |
容量 | 100g |
焙煎度合い | 浅煎り |
サードウェーブの火付け役「ブルーボトルコーヒー」とは?
ブルーボトルコーヒーは2015年に日本へ上陸し、初出店の清澄白河店のオープン日には4時間待ちになり、注目を集めました。
そんなブルーボトルコーヒーはアメリカ発祥で、シングルオリジンのコーヒー豆を、バリスタが目の前でハンドドリップしてくれます。
ブルーボトルコーヒーの特徴を、まとめると以下のとおりです。
- 洗練された店内の雰囲気と、ゆったりとくつろげる空間
- 浅煎りのシングルオリジンコーヒー
- ダイレクトトレードで仕入れた種類豊かなコーヒー豆
- ハンドドリップによるコーヒーの抽出
ブルーボトルコーヒーは、店内の雰囲気や、コーヒー豆の品質の高さでサードウェーブを牽引し、今もなお大人気のショップです。
ブルーボトルコーヒーについてより詳しい知りたい方は以下の記事をチェック!
サードウェーブコーヒーと言ったらブルーボトルコーヒー!おすすめコーヒー3選を紹介
2015年に、日本へ進出したブルーボトルコーヒーは、今では国内に24店舗も持つ人気カフェとなりました。
そんな大人気のブルーボトルコーヒーの店舗があるのは、現時点で関東と関西のみです。
遠方でもブルーボトルコーヒーを飲んでみたい方には、通販での購入がおすすめです。
ここでは、通販で購入できるおすすめの「ブルーボトルコーヒー」のコーヒー豆を3つ紹介します。
まとめると以下のとおりです。
- ベラ・ドノヴァン ブレンド コーヒー
- スリー・アフリカズ ブレンド コーヒー
- ブルーボトルコーヒー ボールド ブレンド
順番に解説します。
1. 初心者にはこれ「ベラ・ドノヴァン ブレンド コーヒー豆 200g」
こちらのブレンドコーヒーは、ブルーボトルコーヒーで人気のコーヒー豆です。
エチオピアとグアテマラのコーヒーを中心にブレンドし、華やかな酸味と苦みのバランスが取れた味わいが特徴です。
ブルーボトルコーヒーを初めて試す方にもおすすめのコーヒーです。
商品スペック
価格 | 1,620円(税込) |
容量 | 200g |
焙煎度合い | バランス |
ブレンド内容 | エチオピア、グアテマラ、他 |
2. ブレンドでバランスが良い「スリー・アフリカズ ブレンド コーヒー豆 200g」
3種類のアフリカ産コーヒー豆のブレンドコーヒー、スリーアフリカズブレンドは、程よいコクと飲みやすいクリーンな酸味が特徴です。
ベリーのような華やかで爽やかな酸味と、チョコレートのような風味が特徴のコーヒーです。
程よい苦みと香ばしい香りを楽しみたい方に、おすすめのコーヒーです。
商品スペック
価格 | 1,620円(税込) |
容量 | 200g |
焙煎度合い | バランス |
ブレンド内容 | エチオピア、ウガンダ |
3. シングルオリジンで素材の味を楽しめる「ブルーボトルコーヒー ボールド ブレンド」
こちらはグアテマラのコーヒー豆を基調とした、リッチで心地よいブレンドコーヒーです。
深めのローストによって、ココアやキャラメルのようなフレーバーを引き出してくれています。
ほかにもチョコレート、ヘーゼルナッツ、マシュマロといったフレーバーも感じられます。
日差しが爽やかな朝や、雨が降り続ける昼下がりでも優雅に味わえるコーヒーでしょう。
グアテマラはもともとリッチな味わいが特徴だけど、ボールドブレンドはそれを超えてくるね!
商品スペック
価格 | ¥1,458(税込) |
容量 | 200g |
焙煎度合い | 深煎り |
よりおすすめのブルーボトルコーヒーの商品が知りたい方は、以下の記事をチェック!
サードウェーブコーヒーを飲むのにおすすめのボトル2選
自宅で過ごす時間が増えた現代だからこそ、ワンランク上のサードウェーブコーヒーで、おうち時間を充実させたいと考えている方は、少なくないのではないでしょうか。
そんな方はぜひ、コーヒーだけでなくコーヒーボトルにもこだわるのがおすすめです。
コーヒーボトルでコーヒーを飲むメリットは、以下のとおりです。
- 飲み頃の温度をキープできる
- ボトルの匂い移りを防げる
サードウェーブコーヒーを飲むのに、おすすめのボトルをまとめると以下のとおりです。
- シービージャパン カフア
- アイリスオーヤマ タンブラー カフェデイズ
1. サードウェーブコーヒーのために作られたボトル「シービージャパン カフア」
カフアは、コーヒーを飲むために作られた「コーヒー専用」のボトルです。
カフアの最大の特徴は、内側のテフロン加工で匂い移りしづらいことです。
前回に入れた飲み物の匂いがボトルに残っていた、なんてことを防ぐことができるのです。
密閉できるボトルなので、自宅でコーヒーを飲むときだけでなく、持ち運びたい時にもおすすめです。
商品スペック
価格 | 1,800円(税込) |
容量 | 420ml |
材質 | ステンレス鋼 |
2. 二重構造で保温も保冷もできる「アイリスオーヤマ タンブラー カフェデイズ」
アイリスオーヤマのカフェデイズは、おしゃれなデザインとコスパの良さが特徴です。
リッドの形のフタが付属しており、オフィスやカフェへの持ち込みにぴったりなデザインです。
350mlのタイプは1,680円と、抜群のコスパでおすすめです!
商品スペック
価格 | 1,631円(税込) |
容量 | 350ml |
材質 | 本体:ステンレス鋼(クロム18%、ニッケル8%、外側粉体塗装) ふた:ポリプロピレン パッキン:シリコーン、エラストマー |
おすすめのタンブラーについては以下の記事を参考にしてください。
サードウェーブコーヒーでコーヒーの流行を楽しもう
いかがでしたでしょうか?
今回は、サードウェーブコーヒーについて紹介しました。
今回の記事の内容をまとめると、以下のとおりです。
- サードウェーブコーヒーは産地の農園ごとに管理されたコーヒーが多い
- ブルーボトルではさわやかな酸味の、サードウェーブコーヒーを楽しむことができる
- 通販でも高品質なサードウェーブコーヒーを手に入れることができる
流行のサードウェーブコーヒーで、産地ごとの味わいをダイレクトに感じてみましょう。