エスプレッソマティーニって何?
カクテルで美味しいドリンクはないかな?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
バーで飲むカクテルには多くの種類があり、そのお店オリジナルのカクテルもバーでお酒を嗜むときの醍醐味となっています。
その中でも最近人気を集めているカクテルが、エスプレッソマティーニ。
この記事では、エスプレッソマティーニの歴史や作り方からエスプレッソマティーニを味わえるバーやカフェを徹底解説しています。
コーヒーもお酒も好きという方は、ぜひ最後までお読みください。
- エスプレッソマティーニとは、ウォッカベースにコーヒーエスプレッソやシロップを加えたカクテル
- アメリカや欧米では常に人気上位に入るカクテル
- アルコール度数は25度前後と比較的高め
- エスプレッソマティーニの作り方は非常に簡単
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう!
エスプレッソマティーニとは?
エスプレッソマティーニとは、ウォッカベースにコーヒーエスプレッソやシロップを加えたカクテルです。
日本ではあまり馴染みのないカクテルですが、アメリカや欧米では常に人気上位に入るカクテルです。
SNSで芸能人がエスプレッソマティーニを飲む姿が人気を呼び、最近では都内を中心にエスプレッソマティーニを楽しめるお店も増えています。
アルコール度数は25度
エスプレッソマティーニは、ウォッカベースということもあり、アルコール度数は25度前後と高めです。
エスプレッソの苦味と、甘いシロップがウォッカとの相性もいいので大人のカクテルとして楽しめます。
エスプレッソマティーニの歴史
エスプレッソマティーニの誕生には所説ありますが、有力なのは1980年代にDick Bradsell氏が考案したカクテルだということです。
Bradsell氏の店に来た若い女性が「目が覚めるけど酔えるカクテルを作ってほしい」とオーダーされて作ったカクテルがエスプレッソマティーニの誕生と言われています。
そもそもエスプレッソマティーニは、本来のマティーニと作り方が違います。
本来のマティーニは、ジンをベースにしてベルモットというワインを混ぜたカクテルを指します。
マティーニはどのバーでも注文可能なくらいポピュラーなカクテルで、カクテルの王様とも呼ばれています。
「映画OO7」で、主人公のジェームズ・ボンドもウォッカベースのマティーニを飲んでいるほど歴史もあるカクテルです。
日本でも飲んだことのある方も多いのではないでしょうか。
エスプレッソマティーニの作り方・レシピ
エスプレッソマティーニはカフェやバーだけでなく、自宅でも楽しむことができます。
エスプレッソマシンやコーヒーメーカーが自宅にある方は、ぜひ作ってみてください。
エスプレッソマティーニのレシピ
エスプレッソマティーニの作り方は、とても簡単で誰でも気軽に作って飲むことができます。
まずは、カクテルを作るためのドリンクを用意しましょう。
エスプレッソマティーニに使用するドリンクは以下のとおりです。
- コーヒーリキュール 20ml
- ウォッカ 20ml
- エスプレッソコーヒー(アイス) 20ml
- シュガーシロップ 1tsp
コーヒーリキュール、ウォッカは市販されているもので代用できます。
分量は目安なので、何度か作ってオリジナルの配合にしてもいいでしょう。
具体的な作り方
エスプレッソマティーニの作り方は、上記のドリンクを氷と共にシェイカーに入れマドラーでかき混ぜ、グラスに注ぐだけと非常に簡単です。
カクテル用のグラスに注げばバーの雰囲気も演出できます。
アレンジレシピ
エスプレッソマティーニはウォッカベースで作ることが一般的ですが、シーバスリーガルというウイスキーをベースにしたり、エスプレッソを市販のアイスコーヒーに変更して、紅茶を加えても楽しめます。
ウォッカベースのエスプレッソマティーニと作り方は同じなので、手順を変えずにさまざまな香りや味を楽しむことができます。
お酒好きの方は自分のお気に入りのお酒で、エスプレッソマティーニをアレンジしてみてください。
ウイスキーベースのエスプレッソマティーニのレシピ
- シーバスリーガル 40ml
- エスプレッソコーヒー 25ml
- コーヒーリキュール 35ml
上記を氷と共に混ぜ合わせ、グラスに注いだら完成です。
ウイスキーは、お好みのウイスキーを使用してもかまいません。アルコールの量もご自身の好みに合わせて調節してください。
紅茶を加えたエスプレッソマティーニのレシピ
- ウォッカ 30ml
- コーヒーリキュール 15ml
- 紅茶リキュール 15ml
- アイスコーヒー 30ml
- シロップ 1tsp
こちらのレシピは、エスプレッソを使用せずアイスコーヒーを使用しています。
その分コーヒーの風味は弱まりますが、紅茶リキュールを加えることで深い味わいに変化します。
上記のレシピ同様、全てのドリンクを氷の入ったシェイカーで混ぜ、グラスに注げば完成です。
エスプレッソマティーニとアイリッシュコーヒーの違い
コーヒーを使った代表的なカクテルのひとつに、「アイリッシュコーヒー」があります。
エスプレッソマティーニと見た目が似ているため、違いが分からないという方も多いのではないでしょうか。
アイリッシュコーヒーとは、アイルランド発祥のカクテルのカクテルです。
お酒もアイルランドウイスキーを使用します。
ベースとなるアルコールや混ぜる材料も違う
アイリッシュコーヒーとアイリッシュコーヒーは、ベースとなるアルコールや混ぜる材料も異なります。
最大の違いは、アイリッシュコーヒーはエスプレッソではなく、ホットコーヒーを使った温かいカクテルだということです。
アイルランドの伝統的なカクテルで、人気のあるカクテルとなっています。
アイリッシュコーヒーの作り方や特徴については、以下の記事をご覧ください。
アイルランドコーヒーのレシピと作り方
アイルランドコーヒーも、基本的にはシェイクせず混ぜて完成させます。
こちらも簡単に作れるので、自宅でも気軽に楽しめるカクテルです。
作り方はまず、生クリームを角が立つ程度に泡立てておきます。
その後、白ザラメを入れたシェイカーにドリンクを入れかき混ぜます。グラスに注いだあと、ホイップクリームを乗せれば完成です。
アイルランドコーヒーを飲む際は、生クリームとコーヒーを混ぜず温かいカクテルと冷たいクリームの温度差を味わうのがおすすめです。
エスプレッソマティーニ以外にもあるコーヒーを使ったカクテル
エスプレッソマティーニやアイルランドコーヒー以外にも、コーヒーを使ったカクテルは数多くあります。
今回は、カクテルを飲みなれていない方でも飲めるようなコーヒーカクテルも紹介しているので、ぜひ挑戦してみてください。
- カルア・ミルク
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日本でも人気のあるコーヒーカクテルでアルコール度数も低く、女性でも飲みやすいのが特徴です。
- ノルマンディコーヒー
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カルバトスというりんごりんごリキュールにホットコーヒーを混ぜたホットカクテル。
- ブレイブ・ブル
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勇猛な雄牛という意味のコーヒーカクテル。
テキーラにコーヒーリキュールを混ぜたもので、アルコール度数は25度と高めに設定されています。
都内でエスプレッソマティーニが飲めるお店10選!
ここからは、都内でエスプレッソマティーニが飲めるお店を10店舗紹介します。
まとめると以下の通り。
- UNLIMITED COFFEE BAR
- フグレン トウキョウ
- ウッドベリーコーヒー 荻窪店
- STARBUCKS RESERVE ROASTERY TOKYO
- TIGRATO
- ユニオンスクエア東京
- A10
- Bar Leaf
- CAFE Legato
- JANAI COFFEE
順番に解説します。
1.【墨田区】本格コーヒーを楽しめる「UNLIMITED COFFEE BAR」
墨田区にあるUNLIMITED COFFEE BARは、バリスタが提供する本格コーヒーが楽しめるコーヒーショップです。
エスプレッソマティーニはもちろん、アイリッシュコーヒーや他のコーヒーカクテルも楽しめます。
店内からは東京スカイツリーも見える立地で、眺望も素晴らしいお店です。
2.【渋谷区】ノルウェー料理も味わえる「フグレン トウキョウ」
フグレントウキョウは、ノルウェーでカフェオーナーとして活躍するアイナール・ホルテ氏が展開するカフェです。
オレンジの風味を効かせた爽やかなエスプレッソマティーニが味わえます。本格ノルウェー料理も楽しむことができます。
3.【杉並区】フードメニューも人気「ウッドベリーコーヒー 荻窪店」
荻窪に店をかまえるウッドベリーは、フードニューの充実したカフェです。
コーヒーはもちろん、コーヒーカクテルも本格的なカクテルを楽しむことができます。
4.【目黒区】世界に5店舗しかないスタバ「STARBUCKS RESERVE ROASTERY TOKYO」
STARBUCKS RESERVE ROASTERY TOKYOは、世界に5店舗しかないコンセプトカフェです。
こちらで楽しめるエスプレッソマティーニは、デカフェ対応もしているので、カフェインが苦手な方でも安心して楽しめます。
5.【千代田区】四谷の隠れ家カフェバー「TIGRATO」
TIGRATOは、四谷にある隠れ家的なカフェバーです。
こちらのエスプレッソマティーニに使われているのは、パッションフルーツウォッカ。
酸味の効いた爽やかな味わいのエスプレッソマティーニが楽しめます。
6.【港区】アメリカンスタイルが人気「ユニオンスクエア東京」
2007年にニューヨークのUnion Square Cafeの姉妹店としてオープンしたユニオンスクエア東京。
本格エスプレッソマティーニは、大人の演出をしてくれます。
7.【渋谷区】創作カクテルが人気「A10」
恵比寿にあるA10は、お酒を楽しみながらレコードが聞ける本格バーです。
創作カクテルが人気で、さまざまな音楽に合わせたカクテルを楽しむことができます。
8.【新宿区】世界大会出場の本格バーテンダーがいる「Bar Leaf」
Bar Leafは、2020年6月に神楽坂に新しくオープンしたオーセンティックバーです。
世界大会の出場経験もあるバーテンダーが作るカクテルが楽しめます。
こちらのバーで楽しめるコーヒーカクテルは、2017年の世界大会でも披露されたカクテルで、深みのある味わいが特徴です。
9.【渋谷区】若者に人気のバー「CAFE Legato」
CAFE Legatoは、ランチやアフタヌーンティセットも楽しめるカフェとなっています。
コーヒードリンクのメニューも豊富で、渋谷の若者からの人気も高いです。
バータイムには、DJが感出るクラブミュージックも楽しむことができます。
10.【渋谷区】入口からワクワクが止まらない!「JANAI COFFEE」
JANAI COFFEEのコーヒー豆は、店内のバリスタがオリジナルでブレンドしたオリジナルブレンドとなっています。
エスプレッソマティーニを飲むためには、店内の飾り棚を抜けたところにあるバーに入る必要があります。
バーの店内は落ち着いた雰囲気で、コーヒーカクテルを含む3杯のカクテルのフルコースが楽しめます。
美味しいエスプレッソマティーニで心を満たそう!
いかがでしたでしょうか?
エスプレッソマティーニについて徹底解説しました!
本記事で重要なことをまとめると以下のとおりです。
- エスプレッソマティーニとは、ウォッカベースにコーヒーエスプレッソやシロップを加えたカクテル
- アメリカや欧米では常に人気上位に入るカクテル
- エスプレッソマティーニの作り方は非常に簡単
コーヒーカクテルは、自宅でもバーでも楽しめる庶民的なカクテルです。
いつもと違ったコーヒードリンクで、日々の疲れを癒しましょう。
またエスプレッソマティーニ以外にもコーヒーとカクテルの組み合わせを詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。