ガルテンビコーヒーの評判は?美味しいの?
ガルテンビコーヒーの特徴が知りたい
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
大阪府にあるガルテンビコーヒーは、エチオピアに魅せられた柴田 悠平さんが、まだ輸出経験のないコーヒー生産者とともに作り上げたコーヒーを扱っているショップです。
本記事では、そんなガルテンビコーヒーの魅力に迫るとともに、その味わいの実飲レビューも紹介します。
- ガルテンビコーヒーは大阪府堺市に店舗を構えるコーヒー豆専門店
- ガルデンビコーヒーと取引をしている生産者はデンカラム氏とハブタム氏の2名
- 高品質で美味しい無農薬栽培のコーヒー豆をコスパよく購入できる
- さまざまなコーヒーを試したい人には不向き
- ガルテンビコーヒーはフルーティーな甘味と上質な酸味、ほどよいコクが楽しめる
- おすすめな人は「フルーティーな味わいを好む人」「生豆から焙煎したい人」など
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう!
ガルテンビコーヒー(Galitebe Coffee)とは?
ガルテンビコーヒーは、大阪府堺市に「ガルテンビコーヒー&ギャラリー」を構えるコーヒー豆専門店。
生豆をはじめ焙煎豆やコーヒー器具、作家さんのおしゃれなうつわなども販売しています。
ガルデンビコーヒーの大きな特徴は、エチオピアのコーヒー生産者とともに、二人三脚で唯一無二のコーヒー豆を生産・販売していること。
まだ世界に出回っていないエチオピア産コーヒーを扱っています。
ガルテンビコーヒー×エチオピア
エチオピアの少数民族に会いに行ってみよう!代表の柴田 悠平さんのそんな想いがきっかけとなって誕生したガルデンビコーヒー。
柴田さんは、エチオピアのバンナ族との出会いから、すっかりエチオピアという国に魅せられ、その最高の文化である「コーヒー」を世界中に広めたいと思いました。
現地に直接訪問
まずコーヒーについての知識を、自身に蓄えることからのスタートでした。
そして、輸出経験のなかったエチオピアのコーヒー生産者のいる精製所を直接訪問し、品質を向上させることを始めます。
新しい機械や設備を導入するのではなく、これまでの精製方法を細部まで見直し丁寧に行う方法を取り入れました。
そうすることでクオリティの向上はもちろんのこと、現地の雇用促進にもつなげていきました。
こうして作られたガルテンビのコーヒー豆は、世界に出回っているエチオピア豆と比較しても、勝るとも劣らない品質と味わいを誇っています。
ガルテンビのコーヒー豆
ガルテンビと深い繋がりを持っている主な生産者は、現在、デンカラム氏とハブタム氏の2名。
- デンカラム:小規模農園から集めた、野生味あふれる味わい
- ハブタム:2つの森から採れた、洗練された味わい
柴田さんとの強い信頼関係から生まれるコーヒー豆は、どちらも美しく高品質で良質な味わいです。
2銘柄とも、ナチュラル製法、ウォッシュド製法の2種類が販売されています。
また、焙煎豆の販売もありますが、農園は時期によってランダムです。
Denkalem (デンカラム)
デンカラム氏と柴田さんは、お互いに初めて「世界初進出の商談」を成立させた大切なパートナーです。
出会った当時、デンカラム氏の精製所では「グレード2」までの豆しかありませんでした。
そこから「高品質なものを適正価格で」という理念のもとに、二人三脚で「グレード1」を目指し、今ではそれ以上とも言える上質なコーヒー豆を作り上げています。
Denkalem (デンカラム)の詳細
生産者・銘柄 | Denkalem (デンカラム) |
---|---|
精製方法 | ナチュラル/ウォッシュド |
グレード | G1 |
産地 | エチオピア・カッファ州ウシュウシュ地域 |
品種 | 原種 |
標高 | 1,750~2,300m |
年間降水量 | 1,794mm |
繁忙期の雇用者数 | 約150人 |
常時雇用者数 | 7人 |
Habtamu (ハブタム)
ハブタム氏は、柴田さんに「取引したい」と申し出てきた2人目の生産者です。
精製所では、ハブタム氏を筆頭に従業員一同、たいへん熱意を持って仕事に取り組んでいます。
日本にコーヒー豆を輸出するにあたって、欠け豆を排除することの大切さを共有できたことで、品質の良いコーヒー豆を完成させています。
Habtamu (ハブタム)の詳細
生産者・銘柄 | Habtamu (ハブタム) |
---|---|
精製方法 | ナチュラル/ウォッシュド |
グレード | G1 |
産地 | エチオピア・カッファ州ウシュウシュ地域 |
品種 | 74110 & 74112 |
標高 | 1,900~2,200m |
年間降水量 | 1,794mm |
繁忙期の雇用者数 | 約200人 |
常時雇用者数 | 5人 |
4種セット コーヒー生豆
また、2銘柄とも試してみたい!という方はこちらをどうぞ。
Denkalem (デンカラム)とHabtamu (ハブタム)の2銘柄×2製法の生豆が一度に楽しめる、4種セットの生豆販売です。
手焙煎キット「マンカシャカシャ」
生豆を販売するガルテンビコーヒーでは、自分で焙煎するための道具「手焙煎キット マンカシャカシャ」なるものも取り扱っています。
マンカシャカシャは、現地エチオピアではよく使われている焙煎道具です。
キット内容は次のとおりです。
こちらのマンカシャカシャは、ガルデンビコーヒーがオリジナルで開発したもので、ハンドル部分はエチオピアで製作されています。
生豆を入れて強めに揺すりながら煎ることで、10〜15分で焙煎できます。
マンカシャカシャの本体は120gと意外に軽く、誰でも気軽に焙煎体験が楽しめるでしょう。
実際にガルテンビのコーヒーを飲んでみた感想
- 世界に出回っていない唯一無二のエチオピア産コーヒーが味わえる
- 高品質で美味しい無農薬栽培のコーヒー豆が楽しめる
- 生豆で購入できるうえ焙煎キットの販売もある
- 上質な味わいが低価格で楽しめる
- いろいろな産地のコーヒーを飲みたい人には不向き
- 密閉容器に入れ替える必要がある
今回、ガルテンビコーヒーのストーリーを知り、実際にコーヒー豆を手に取ってみました。
そこで感じたのは、非常に丁寧に愛情込めて出荷されてきたコーヒー豆だということです。
割れ豆、欠け豆も全くなく、無農薬栽培で高品質なコーヒー。
さらに、美味しいコーヒーが低価格で楽しめ、コスパが高いことも魅力でしょう。
購入した時には、新鮮な状態をキープするために、密閉できる容器か袋に入れかえることをおすすめします。
ガルテンビコーヒーの味わい
今回、実際にガルデンビの焙煎豆、デンカラム・ナチュラルを試飲してみました。
口に含んだ瞬間は、ワインに似たフレーバーが感じられます。
フルーティーで上質な酸味、それを覆うような果実味ある甘味が魅力的。
後味にもすっきりとした甘い余韻がふわっと残ります。
ほどよいコクと優しい苦味もあり、良質なコーヒーらしさが楽しめました。
コーヒー豆の詳細
焙煎豆 | Denkalem (デンカラム) |
---|---|
精製方法 | ナチュラル |
焙煎度合い | 中深煎り |
豆の状態 | 豆(粉も選択可) |
内容量・価格 | 200g¥1,800 / 500g ¥4,000 / 1kg ¥7,500 / 2kg ¥14,000 |
また、この項目の最初の画像にもありますが、コーヒー豆と一緒に1枚の写真が同封されていました。
ガルテンビのを飲みながら、写真の中のエチオピアの女性たちの幸せそうな笑顔を見て、海の向こうのエチオピアがとても近くに感じられました。
【まずい?美味しい?】ガルテンビコーヒーの評判・口コミ
さきほど、ガルデンビのコーヒーを体験しての筆者の感想を紹介しましたが、他にどんな感想や評判があるのか気になりませんか?
そこで、ガルデンビコーヒーに対する口コミや評判を調査してみました。
良い口コミ
ガルテンビコーヒーを扱っている飲食店やカフェからの良い口コミ・評判が多く見られました。
品質と味わいの良さに、絶大な人気と信頼を得ている様子が伝わってきます。
お店のオーナーさんだけでなく、お客さんからもリピート率が高いようです。
当店でお出ししている、数あるシングルオリジンコーヒーメニューの中でも Galitebeのリピート率はダントツです。
大阪府堺市
食堂カフェ コーヒー畑さま 出典:ガルテンビ公式サイト
浅煎りでは熟成したワインを思わせるフレーバー、 深煎りではウィスキーやブランデーを思わせるような大人のフレーバーで、浅煎りから深煎りまでどこで焙煎しても力を発揮してくれる、ユーティリティプレイヤーのような豆です。
栃木県大田原市 ひつじ珈琲さま 出典:ガルテンビ公式サイト
さらに、それと同居する綺麗さが品質の良さを物語っています。
どの焙煎のレンジでも楽しめるので昨今の多様化した価値観の中でもオススメできる豆だと思います。
Galitebeさんの生豆は良質な強い個性を持っており、深めに焼いても雑味が出ることはありません。
東京都江東区 珈琲かたのさま 出典:ガルテンビ公式サイト
モカコーヒーが苦手だと言うお客様を次々とファンにしてしまう不思議な素材です。
悪い口コミ
悪い口コミ・評判は見当たりませんでした。
ただ、さまざまな産地のコーヒー豆を購入したい方にとっては、利用しにくいかもしれません。
ガルテンビコーヒーがおすすめな人・そうでない人
良い口コミ・評判が多いガルテンビコーヒーですが、人それぞれニーズは異なってきます。
ここでは、ガルテンビコーヒーがおすすめな人とそうでない人について解説していきます。
おすすめな人
ガルテンビコーヒーは、エチオピア産コーヒー豆本来の味わいを最大限に楽しめる専門店です。
おすすめな人をまとめると次のとおりです。
- エチオピア産コーヒー特有のフルーティー感や甘い香りを好む人
- エチオピア文化に触れたい人
- 生豆から気軽に焙煎してみたい人
ガルテンビのコーヒーは、モカ好きの方にはぴったり。
甘くフルーティーな風味が堪能できます。
また、自家焙煎をする方は、生豆のお得な定期購入サービスもあるためリピートする際には利用してみましょう。
自家焙煎に挑戦してみたいという方には、気軽にできるマンカシャカシャはおすすめのアイテムです。
ぜひ試してみてください!
そうでない人
一方、ガルテンビコーヒーがあまりおすすめでない人は次のとおりです。
- エチオピア産以外のコーヒー豆も試したい人
- 強い酸味や苦味を味わいたい人
エチオピア・カッファ地域の豆に特化したガルデンビコーヒーは、他の産地の豆の取り扱いはありません。
それ以外の産地の豆は、その他の店舗で購入しましょう。
また、ガルテンビコーヒーの味わいは、フルーティーな甘さを特徴とした味わいのため、強い酸味や苦味を味わいたい方には向いていません。
ガルテンビと似ているコーヒー
ガルテンビコーヒーは、エチオピア豆特有の、果実感ある甘味と心地よい酸味とコクを特徴としています。
同じアフリカには、ケニア、タンザニア、ルワンダなどいくつかのコーヒー産地があります。
中でも、エチオピア産とともに「モカ」と呼ばれる「イエメン産」は、ガルテンビのコーヒーにいちばん近い系統の味わいと言えるでしょう。
ガルテンビコーヒー&ギャラリーに足を運んでみよう!
いかがでしたか?
ガルデンビコーヒーの魅力や、実際にコーヒーを飲んでみた感想、評判などについて紹介してきました。
本記事のポイントをまとめると次のとおりです。
- ガルテンビコーヒーは大阪府堺市に店舗を構えるコーヒー豆専門店
- エチオピアのコーヒー生産者とともに世界に出回っていないコーヒー豆を生産・販売している
- ガルデンビコーヒーと取引をしている生産者はデンカラム氏とハブタム氏の2名
- Denkalem (デンカラム)とHabtamu (ハブタム)の2銘柄ともナチュラル製法、ウォッシュド製法の2種類がある
- 生豆をメインとしており、焙煎豆は農園がランダムになる
- メリットは高品質で美味しい無農薬栽培のコーヒー豆が楽しめ、コスパがよいことなど
- 他の産地のコーヒーも試したい方には不向き
- フルーティーな甘味と上質な酸味、ほどよいコクが楽しめる
- カフェなどの飲食店でも扱われており、信頼と人気を得ている
- おすすめな人は「フルーティーな味わいを好む人」「生豆から焙煎したい人」など
- 強い酸味や苦味を味わいたい人には不向き
- 似ているコーヒーは同じく「モカ」と呼ばれるイエメン産のコーヒー
ガルデンビコーヒーは、世界でもここでしか味わえない唯一無二のエチオピアコーヒーを扱うコーヒー豆専門店です。
店舗では、コーヒー豆のほか、今回紹介したマンカシャカシャや、作家さんによる素敵なうつわなどの販売も行っています。
興味を持った方は、ぜひ店舗に足を運んでみてください!
また、オンラインショップもあるので、気になった方は覗いてみてください。