
コーヒーを使ったお酒があるって本当?特にウイスキーとの相性がいいって聞いたけど実際どうなの?



ウイスキーとコーヒーってなにか関連性がありそう!
こういった疑問にお答えします。結論からいくと、コーヒーとウイスキーは「アクワイアード・テイスト」「産地ごとの個性」「ブレンド技術」という3つの共通点を持ち、相性は抜群です。代表的なホットカクテル「アイリッシュコーヒー」は1942年、アイルランドのフォインズ空港(現シャノン国際空港)でバーテンダーのジョー・シェリダン氏が考案したと記録されています。
- コーヒーとウイスキーの3つの共通点
- アイリッシュコーヒー・カフェサンフランシスコ・カフェコレットの作り方
- ウイスキーの種類別カクテル名(ゲーリックコーヒー/ケンタッキーコーヒー)
- FAQ(分量・カフェイン・おすすめ銘柄)


日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。累計3,000商品以上をカッピングスコア基準で評価した上で、厳選して紹介しています。運営する国内最大級のコーヒー情報サイト「コーヒー豆研究所」(月間60万PV)は多くの読者に支持され、テレビ番組『ZIP!』をはじめ各種メディアにも出演。自社ブランド「ラボカフェ」では、厳選したコーヒー豆を累計3,000個以上販売しています。



3,000商品をカッピングしてきた立場でいうと、深煎り×アイリッシュウイスキーの組み合わせはコーヒー単体では得られない香りの厚みが出ました。順を追って紹介していきます。
コーヒーとウイスキーの3つ共通点


コーヒーとウイスキーには共通点がいくつもあります。今回はおもな共通点を3つ紹介します。まとめると以下の通りです。
- アクワイアード・テイスト(後天的味覚)
- 産地ごとに個性が分かれる
- ブレンドの技術が確立されている
1つずつ解説します。
アクワイアード・テイスト
コーヒー豆とウイスキーの共通点として1番大きいのは、アクワイアード・テイスト(後天的味覚)に分類される点です。
アクワイアード・テイスト(後天的味覚)とは
味覚には「経験を重ねることで好きになる」タイプの食べ物・飲み物が存在します。
初めて口にした時点では「美味しい」と感じにくいタイプのものです。
具体例として、コーヒーやビールの「苦味」、チーズや酢の「酸味」、わさびの「辛味」、たばこの「煙たさ」が該当します。
皆さんは最初からこれらを好んでいたでしょうか。
答えはNOでしょう。
アクワイアード・テイスト(後天的な味覚)とは、子供の時に「大人はどうしてこんなものを美味しいと言うのか」と思っていたのに、いつの間にか好きになっている感覚を指します。
この点で、コーヒー豆とウイスキーは似ています。



僕も以前はコーヒーが飲めなかったけど、今はほとんど毎日飲んでいるよ!
産地ごとに個性が分かれる
コーヒー豆はさまざまな地域で栽培されており、産地によって味が変わります。
ウイスキーも同様にスコットランドをはじめ、アイルランド、アメリカ、カナダ、インド、台湾、日本といった複数の地域で造られていて、味わいも多種多様に広がります。
コーヒー豆の産地別の味わいを表で示します。
産地別フレーバー一覧
| コーヒー豆の生産地域&種類 | 味わい(個性) |
|---|---|
| コロンビア | 甘く柔らかい味わいで「トロピカルフルーツ」のようなフレーバー味 |
| グアテマラ | ほどよい酸味と軽い苦みで飲みやすい味わい |
| エチオピア | モカを代表する桃やマスカットのようなフレッシュなフルーツの香味 |
| インドネシア | 重厚感のあるどっしりとした苦みが特徴 |
このように生産国や種類で味わいが変わる点も、ウイスキーとコーヒーが似ているポイントでしょう。
ブレンドの技術が確立されている
ブレンデッドウイスキーには、個性の強い「モルトウイスキー」と穏やかな「グレーンウイスキー」を混ぜ合わせる「ブレンド」という工程があります。
互いの長所を引き出して豊かな香りを仕上げ、安定した品質を保つ役割を担っています。
コーヒー豆(コーヒー)にも同様に、品種や品質の違う豆を混ぜ合わせる「ブレンド」という工程が存在します。
豆の個性を生かしつつ、口当たりの良いマイルドなコーヒーに仕上げたり、風味のバランスを高めたりする調整役を担う工程です。
こちらも一定の品質を提供する目的で行われています。
現在ではどちらの業界でもブレンド技術が高度化しており、新しい味の開発も進んでいます。
このブレンドの技術もコーヒー豆とウイスキーが似ているポイントですね。
ウイスキー好きはコーヒーをブラックで飲む傾向が強い


ウイスキーを愛飲する方ほど、コーヒーをブラックで飲む傾向が強い印象です。当サイトのカッピングモニター(来訪者へのヒアリング)でも、ハイボール常飲層は砂糖・ミルクなしの選択率が高く出ました。
理由はいくつかありますが、共通項として「嗜好品としての楽しみ方を共有しているから」という点が大きいでしょう。
※嗜好品とは、栄養を取る目的ではなく、好きで食べたり飲んだりするものを指します。例えば酒やタバコが該当します。
苦味への耐性が共通しているから
ウイスキーは樽熟成由来のタンニンや焦げ感、コーヒーは焙煎由来の苦味と香ばしさが軸になります。両方とも「苦味と香りを愉しむ後天的味覚」のため、ウイスキーに親しんだ方ほどブラックコーヒーの苦味も心地よく感じやすい傾向です。
嗜好品としての飲み方が近いから
ウイスキーをロックやストレートで愉しむ方は、香りを邪魔しない飲み方を選びます。コーヒーも同じで、ブラックは豆本来の風味を素直に味わえる飲み方です。「素材そのものを愉しむ」価値観が近いため、自然とブラック派が多くなるという見方ができます。



嗜好品は決して悪いものではなく、適量の範囲内で楽しむのがおすすめだね!
コーヒーとウイスキーの美味しい組み合わせ


続いてコーヒーとウイスキーの組み合わせを見ていきましょう。
ここで紹介する組み合わせは、いわゆる「コーヒーのウイスキー割り」のスタイルです。
コーヒーとウイスキーは共通点が多いだけでなく、味の相性も良好です。
ウイスキーを飲んだ後にコーヒーを愉しむ方もいれば、ウイスキーを存分に味わった翌朝、酔い覚ましにコーヒーを飲む方もいます。
そこでおすすめの代表的な組み合わせを3つ紹介します。
- アイリッシュコーヒー
- カフェ・サンフランシスコ
- カフェ・コレット
1つずつ解説します。
アイリッシュコーヒー
コーヒーとウイスキーの組み合わせで一番有名なのが、このアイリッシュコーヒーです。
酒質の軽いアイリッシュウイスキーと、やや深煎りのコーヒー豆を使ったホットカクテルになります。1942年にアイルランドのフォインズ空港(現シャノン国際空港)で、バーテンダーのジョー・シェリダン氏が寒さに震える乗客のために考案したと記録されています。
ホットコーヒーの温かさとウイスキーのアルコールから得られるぬくもりで、体の内側からじんわりと温めてくれるのがアイリッシュコーヒーの持ち味でしょう。
ウイスキーの芳醇な香りとコーヒーの苦味、砂糖・ホイップクリームのなめらかな口当たりが一体となり、味わい深く仕上がります。
ホットでもアイスでも美味しく愉しめる点が魅力。
簡単に作れる
アイリッシュコーヒーの作り方は非常にシンプル。
あらかじめ温めた容器に砂糖を適量入れ、温かいコーヒーを7分目ほど注ぎます。
砂糖をしっかり溶かしながら、ウイスキーを30mlほど注いで軽く混ぜましょう。
最後に生クリームを浮かべれば完成です。


カフェ・サンフランシスコ
この名前を聞いたことがある方は、かなり通な方でしょう。
アイリッシュウイスキーとウイスキーリキュールを使った、アルコール度数が多少高めのカクテルになります。
このカクテルを作るのには、アイリッシュミストが欠かせません。
アイリッシュミストとは
アイリッシュミストとは、アイリッシュウイスキーをベースにしたリキュールのことです。
アイルランドのヒースやクローバーから集めた上質なハチミツを配合しており、ハニーの香りが特徴です。
ストレートやロックはもちろん、ジンジャー割りも味わい深く愉しめます。
リキュールとは
リキュールとは、蒸留酒(スピリッツ)に砂糖やシロップ、着色料を加えて調製した混成酒を指します。
コーヒーカクテルの魅力は、ホットとアイス両方で愉しめる点でしょう。
カフェ・サンフランシスコの作り方
温めたグラスに砂糖を適量入れ、熱いコーヒーとアイリッシュウイスキー、上記で説明したアイリッシュミストを好みに応じて注げば完成です。
甘い口当たりで飲みやすいカクテルですが、リキュールを加えている分アルコール度数が高くなるため、飲みすぎには注意しましょう。
カフェ・コレット
カフェコレットはイタリア発祥のコーヒーカクテルです。
イタリア以外では「エスプレッソ・コレット」とも呼ばれます。
エスプレッソコーヒーにウイスキーを注ぎ、ホイップクリームを浮かべたカクテルです。
ウイスキーの代わりにブランデーで作るバリエーションもあります。
どのカクテルもコーヒーの香りと苦味、ウイスキーのアルコールでリラックスできること間違いありません。
コーヒーに垂らすウイスキーによって名前が異なる


コーヒーに入れるウイスキーは上記の3種類だけではありません。
コーヒーと相性が良いさまざまなウイスキーが使われます。
そこで誕生したカクテルには「ゲーリックコーヒー」や「ケンタッキーコーヒー」のように、垂らすウイスキーによって違う名前が付けられています。
ゲーリックコーヒー
ゲーリックコーヒーとは、スコットランドが産地の「スコッチウイスキー」をコーヒーに垂らして作るカクテルです。
「スコッチウイスキー」は泥炭の風味が特徴で、濃厚な生クリームのコクとコーヒーのアロマの後にスモーキーな余韻が残ります。
ウイスキーらしく、味や香りを強く味わいたい方におすすめでしょう。
ケンタッキーコーヒー
ケンタッキーコーヒーには、馴染みのある「バーボン」が使われます。
「バーボン」はトウモロコシを主原料にしており、香ばしい甘い香りが特徴。
バニラ、キャラメル、ハチミツのような甘い香りを持つ銘柄を選ぶと、生クリームやコーヒーとよく馴染み、より味わい深く仕上がります。
よくある質問(FAQ)
- アイリッシュコーヒーはいつ・誰が考案したのですか?
-
1942年、アイルランドのフォインズ空港(現シャノン国際空港)でバーテンダーのジョー・シェリダン(Joe Sheridan)氏が、悪天候で足止めされた乗客を温めるために考案したと記録されています。1952年にアメリカ・サンフランシスコの「ブエナ・ビスタ・カフェ」が再現に成功し、世界へ広まりました。
- コーヒーとウイスキーの分量はどれくらいが適量ですか?
-
アイリッシュコーヒーの基本レシピは、ホットコーヒー120ml前後に対してウイスキー30〜45ml、砂糖小さじ1〜2、ホイップクリーム適量です。アルコール感を抑えたい方はウイスキーを15〜20mlに減らし、香りを愉しみたい方は45mlまで増やすと風味の輪郭が出ます。
- なぜウイスキーとコーヒーは相性が良いのですか?
-
両者とも「焦げ・カラメル・香ばしさ」の香気成分が共通しているからです。ウイスキーの樽熟成で生まれるバニリンや焦げ感、コーヒーの焙煎で生まれるピラジン類は、香りの方向性が近く、合わせることで奥行きが増します。砂糖とミルクが介在するアイリッシュコーヒーでは特に親和性が高く感じられます。
- カフェイン+アルコールで体への影響は大丈夫ですか?
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少量であれば問題ありませんが、飲みすぎには注意しましょう。カフェインの覚醒作用でアルコールの酔いを自覚しにくくなるという指摘もあります。1日のアルコール摂取量は純アルコール換算で20g程度(ウイスキー60ml相当)が目安です。就寝前は睡眠の質を下げるため、夕食後〜就寝3時間前までの摂取がおすすめでしょう。
- アイリッシュコーヒーにおすすめのウイスキーと豆は?
-
ウイスキーは「ジェムソン スタンダード」「タラモアデュー」のような軽やかなアイリッシュウイスキーが定番です。コーヒー豆はやや深煎りのコロンビア・ブラジル・グアテマラがバランス良く合います。スモーキーさを足したい方はスコッチ(ゲーリックコーヒー)、甘い香りを足したい方はバーボン(ケンタッキーコーヒー)に置き換えると違った表情を愉しめます。
コーヒーとウイスキーは非常に似ている


「コーヒーとウイスキーは合う?意外な3つの共通点と美味しい組み合わせ」というテーマでお伝えしました。コーヒーとウイスキーには「アクワイアード・テイスト」「産地ごとの個性」「ブレンド技術」という3つの共通点があり、味の相性も非常に良好です。
これだけマッチしているからこそ、ウイスキーとブラックコーヒーの両方を愛飲する方が多くなります。
コーヒーは、ウイスキーのコーヒー割りとしても活躍します。量は好みに合わせて自由に楽しみましょう。
ウイスキーを多めにしてもよく、コーヒーを多めにして香りを堪能する飲み方もおすすめです。
今回紹介した組み合わせで、ウイスキーとコーヒーの新しい魅力に触れてみてください。
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