コーヒーを山で楽しみたい!
コーヒーを山で淹れるための器具た方法が知りたい!
こういった要望にお応えします。
SNSで、景色の良い山の風景とともにコーヒーを堪能している写真をよく目にするようになり、おしゃれで憧れる人もいるでしょう。
本記事では、コーヒーを山で楽しむ方法を解説!
持ち運びに便利な携帯できるおすすめの器具も紹介していますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
- コーヒーを山で楽しむのは、大自然の景色とともに堪能して、疲れた体を癒す効果が期待できる
- 山でコーヒーを淹れる方法は、ドリップ・フレンチプレス・インスタントの3つがある
- 山でドリップコーヒーを淹れる準備と方法を知る
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
コーヒーを山で楽しむ魅力
コーヒーを山で楽しむ魅力をまとめると以下の通りです。
- 自然の景色を見ながら堪能できる
- 疲れた体を癒して集中力を回復できる
順番に解説します。
自然の景色を見ながら堪能できる
大自然の景色の中でコーヒーを堪能できるのは、山でコーヒーを楽しむ最大の魅力といえるでしょう。
日常から離れた環境にて、コーヒーでほっと一息つく時間は、日々の疲れを癒してリフレッシュさせてくれます。
非日常的な環境では、気分転換を図ったり、五感を刺激したりして、癒しの効果によるストレス軽減につながると考えられています。
山ならではの広大な景色を目で楽しみ、風で揺れる木々の音に癒され、コーヒーの香りと味を楽しむ時間は、五感を刺激する至福のひと時といえるでしょう。
疲れた体を癒して集中力を回復できる
山でコーヒーを楽しむのは、自然に触れて疲れを癒し、コーヒーによる集中力の回復が期待できます。
コーヒーの香りは「α波」という脳波を多く発生させ、リラックス効果があると証明されており、疲れた心を癒してくれるのです。
自然環境に触れながらコーヒーを楽しむのは、日常生活で蓄積したストレスや疲れをリフレッシュする至福の時間になるでしょう。
登山は比較的ハードなアウトドア
また、登山は比較的ハードなアウトドア活動であり、時には危険も伴います。
コーヒーには、モチベーション向上や体温向上、運動効率をあげる効果があります。
休憩時間にコーヒーを楽しむことで、集中力を回復でき、安全に登山を楽しめるでしょう。
コーヒーの効果については、以下の記事で詳しく紹介しています。
山で楽しむコーヒーの淹れ方
実際に山でコーヒーを楽しむときは、持ち運びできるコーヒー器具を選択する必要があります。
- ドリップ
- フレンチプレス
- インスタント
屋外でも楽しみやすい上記の方法が主流です。
ドリップ
山でコーヒーを楽しみたい人の多くは、手挽きした豆をドリップで淹れる方法が理想でしょう。
ドリップコーヒーは、淹れている時間から香りを楽しめるのも魅力ですね
器具の準備から、淹れる手順のひと手間が多いドリップコーヒーだからこそ、本格的な味わいが楽しめます。
大自然の中で楽しむ挽きたてのドリップコーヒーは、いつもより更においしく感じます!
フレンチプレス
「ドリップコーヒーは準備や手間がかかって面倒」と感じる方には、フレンチプレスがおすすめです!
フレンチプレスは、挽いた豆をお湯に浸すだけで、コーヒーの成分が丸ごと抽出される方法です。
鮮度のいい豆を準備すれば、よりかんたんに挽きたてのおいしいコーヒーを楽しめますよ!
フレンチプレスの特徴や淹れ方については、以下の記事でチェックしてください。
インスタント
山でコーヒーを楽しみたいけど、できるだけ荷物を増やしたくない方には、インスタントがおすすめです!
インスタントコーヒーであれば、お湯とカップの準備だけで、山でコーヒーを楽しめるでしょう。
インスタントコーヒーのおいしい淹れ方については、以下の記事でまとめています。
コーヒーを山で楽しむ方法|おすすめ器具も紹介
山で楽しむコーヒーの淹れ方を3つ紹介しましたが、今回はドリップコーヒーに焦点をあてて、準備するもの・コーヒーを淹れる手順を解説します。
持ち運びに便利なおすすめの器具もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
準備するもの
山でドリップコーヒーを楽しむための準備は、以下のとおりです。
- コーヒー豆
- コーヒーミル
- ケトル
- ドリッパー
- ペーパーフィルター
- ガスバーナー
- マグカップ
- ゴミ袋
最近では、アウトドアで楽しむためのコーヒー器具が、種類豊富に出ています。
コーヒー豆
メーカーによっては、アウトドア専用のコーヒー豆も販売されていますが、自分がいつも飲んでいる好みの豆を準備するのがおすすめです。
普段飲んでいる味わいと、山で楽しむ味わいの比較が楽しめますし、挽き目やお湯の温度など、おいしく淹れる最適な条件を知っている豆であるほうが良いでしょう。
手挽きコーヒーが未経験であれば、好きなお店のオリジナルブレンドや、一般的な焙煎度であるハイローストの豆から試してみてはいかがでしょうか。
おすすめのコーヒー豆については、以下の記事をチェックしてください!
コーヒーミル
コーヒーミルは、コーヒー豆を挽いて粉にするための器具です。
最近は、アウトドア用に持ち運びやすさを考慮したミルが多数販売されています。
コーヒー豆の種類や焙煎度にあわせた挽き目に調整して、挽きたてのコーヒーを楽しむためには欠かせない器具です。
山でコーヒーを楽しむなら、コンパクトなコーヒーミルが最適といえます。
ポーレックス コーヒーミル2 ミニ セラミックがおすすめ
中でもおすすめしたいのは、ポーレックス コーヒーミル2 ミニ セラミックです。
コンパクトですが、1度に2人分のコーヒー豆が挽けます。
豆を挽く部分にセラミックを使用しているため、金属のにおいが出ず、コーヒー本来の味と香りを楽しめます。
また、セラミックはサビないため、丸洗いが可能なのも魅力です。
初めて購入するコーヒーミルとしてもおすすめできる器具です。
コーヒーケトル
コーヒーケトルは、ドリップコーヒーを淹れるために欠かせない器具の1つです。
お湯を注ぐためだけなら、必要ないと感じる方もいるかもしれません。
しかし、おいしいドリップコーヒーを楽しむためには、お湯の注ぎ方も重要となります。
ドリップコーヒーの基本として、お湯はゆっくりと細く注ぎ、コーヒーの成分を適切に抽出する必要があります。
適切な注ぎ方になるよう、お湯をコントロールするために、コーヒーケトルが欠かせないのです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) クッカー ステンレスがおすすめ
持ち運びを考慮したコーヒーケトルとして、CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) のクッカーをおすすめします。
蓋をしたままであれば細くお湯を注げて、コンパクトに収納もできるため便利です。
注ぎ口に差し込むだけのケトルノズルもおすすめ
アウトドア用のケトルをすでに持っている方には、注ぎ口に差し込むだけのケトルノズルがおすすめです。
手ごろな値段で購入でき、荷物も増えない優れものです!
ドリッパー
ドリッパーとは、通常カップ状をしている器具で、ドリップフィルターを安定させるために使用します。
アウトドア用では、組み立て式や折り畳み式のものが、さまざまな素材で販売されています。
スノーピーク フォールディングコーヒードリッパーがおすすめ
おすすめは、スノーピーク フォールディングコーヒードリッパーです。
コンパクトに折りたためるステンレス製であり、耐久性と携帯性に優れ、ワンタッチで広げて使用できます。
スノーピーク フォールディングコーヒードリッパーについては、以下の記事で詳しく解説しています。
ペーパーフィルター
フィルターは、ドリッパーにセットして、挽いた豆を入れてお湯を注ぐために使用します。
ドリッパーのメーカーによってサイズが多少異なるため、自分のドリッパーに合うサイズと形を確認して準備します。
ペーパーフィルターのおすすめについてまとめた以下の記事もチェックしてください。
ガスバーナー
ドリップ用のお湯を用意するためには、ガスバーナーが必要です。
アウトドア歴がある方であれば、すでに持っているかもしれません。
山で使用するときは、一般的なガスボンベ(CB缶)では火力が下がる可能性があり、OD缶のガスバーナーが最適とされているため、SOTOアミカスをおすすめします。
マグカップ
抽出したコーヒーを注ぐマグカップも忘れずに準備しましょう。
取っ手が折りたためるタイプや、保温性に優れたもの、おしゃれなデザインなど、さまざまな種類があるので、好みやニーズに合うマグカップを探してみてください。
山の自然環境にも馴染むククサの木製マグカップは、素材も軽くておしゃれなデザインがおすすめです!
ゴミ袋
使用後のコーヒー器具や抽出後の豆など、片付けて持ち帰るために、ゴミ袋が必需品です。
100円ショップなどで、持ち歩きに便利なカラビナ付きの携帯用ゴミ袋が販売されています。
コーヒーを淹れる手順
アウトドアでドリップコーヒーを淹れる手順を確認しましょう。
1. お湯を沸かす
お湯を沸かすのは時間がかかるので、最初に準備しましょう。
沸くまでの間に別の準備をします。
2. ドリッパーにフィルターをセットする
ペーパーフィルターのシールされた線を交互に折り曲げて、ドリッパーにぴったり密着させてセットします。
3. コーヒー豆をミルに入れて挽いてフィルターに入れる
1杯分は10〜15g、挽き目は豆にあわせて調整しましょう。
お湯を均一に注げるよう、コーヒーの表面を平らにならしましょう。
4. 沸かしたお湯をコーヒーケトルに移す
沸騰したてのお湯ではなく、90℃程度が望ましいです。
注ぎやすさだけでなく、少し冷ますためにも、一度ケトルにお湯を移すとよいです。
5. コーヒー豆を蒸らす
コーヒー豆が浸る程度のお湯をかけて1〜2分蒸らします。
ドリップコーヒーには蒸らしの工程が必要不可欠です。
6. 3分かけてゆっくりとお湯を注ぐ
ドバドバとお湯をかけるのではなく、180ccのお湯を3分かけてゆっくりと注ぎます。
注ぎ口から細長くお湯が出るようコントロールしましょう。
7. お湯を落とし切る前にフィルターを外す
注いだお湯をすべて落とそうとすると、雑味が出てしますため、落としきる前にドリッパーを外します。
8. 完成
景色とともに、コーヒーの香りと味わいを楽しみます。
ドリップコーヒーの美味しい淹れ方については、以下の記事もチェックしてください!
山でコーヒーを楽しむ際の注意点
山に限りませんが、アウトドアコーヒーはマナーを守って楽しみたいですね。
周囲の人に配慮した行動が求められます。
ごみは必ず持ち帰る
特に気を付けたいのは、ごみ処理です。
ドリップ後のコーヒー豆や、飲み残しのコーヒーを捨てると、環境に悪影響をかけてしまいます。
流行りの山コーヒーを楽しもう!
いかがでしょうか?
コーヒーを山で楽しむ方法を解説し、持ち運びに便利な携帯できるおすすめの器具も紹介しました。
今回の記事のまとめは以下のとおりです。
- コーヒーを山で楽しむのは、大自然の景色とともに堪能して、疲れた体を癒す効果が期待できる
- 山でコーヒーを入れる方法は、ドリップ・フレンチプレス・インスタントの3つがある
- 山でドリップコーヒーを淹れる準備と方法を知る
持参したごみ袋や、ペーパーなどを活用して、上手に持ち帰りましょう。
そしてごみ処理などのマナーを守って、山で楽しむコーヒーを堪能しましょう!
登山をよくする方は以下の記事も必見です。