コーヒー豆でクッキーを作りたいんだけど、実際どうやって作ったらいいの?
コーヒー豆のクッキーで太りそうじゃない?いやそれとも健康的なの?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
- コーヒー豆を使ったクッキーの作り方
- クッキーの栄養素
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう。
今話題のコーヒー豆を使ったクッキー
皆さんはコーヒー豆からコーヒーという飲み物だけしか作り出せないと考えてはいませんか?・
実際はそんなことありません。
コーヒー好きな方にも、チョコレートやクッキーなどのお菓子系が好きな方にも今、人気が増えています。
コーヒー豆を使うことで、口に入れた時のコーヒー豆のほろ苦さが、クッキーの甘さとほどよくマッチし、女性だけでなく男性でも好む人も増えていると言われています。
また、使うコーヒー豆が違うとクッキーの味も変わってきます。
作り方を早速見ていこう!
コーヒー豆を使った簡単なクッキーの作り方・レシピ
では早速、本題の簡単なコーヒー豆クッキーの作り方について見ていきましょう。
まずは材料を見ていきましょう。必要な材料は以下の通りです。
- バター:60g
- 上白糖: 40g
- 薄力粉:90g
- コーヒー:1杯分(約10グラム)
※この材料の量は30個分を考慮しているため、作る個数に合わせてください。
どれも家庭にはある材料になってきます。
たった4つだけでコーヒー豆クッキーを作ることが出来ます。
また、材料のコーヒー豆は約10グラムです。
必要に応じて量を変えてみてください。
コーヒー色が濃いクッキーが好きだという方は12~14グラム、コーヒー色が薄いほうが好きだという方は6~8グラムがベストでしょう。
では次にクッキーの作り方について見ていきましょう。
まとめると以下の通りです。
- バター60gを電子レンジにかける
- コーヒー1杯文と上白糖40g、薄力粉90gをバターと一緒に混ぜる
- 出来た生地をちぎり、小判形にする
- 生地に切り込みを入れる
- 150℃~180℃のオーブンで14〜15分焼く
これが一連の流れです。順番に見ていきます。
一つ一つ解説していきます。
1. バター60gを電子レンジにかける
まずは、生地作りをしていきます。
バター60gを電子レンジにかけてバターを溶かしていきます。
ここは簡単です。
2. コーヒー1杯文と上白糖40g、薄力粉90gをバターと一緒に混ぜる
バターを温めたら、冷めないうちにコーヒー大さじ1&上白糖40g&ふるった薄力粉90gを入れていき、細かく混ぜていきます。
この工程もかなり重要になってきそうだね!
3. 出来た生地をちぎり、小判形にする
ここがポイントです。
この工程を丁寧にすることで一気にコーヒー豆クッキーに近づきます。
出来た生地をちぎり、小判形に丸めて少しだけつぶしていきます。
この生地をこねている間に油が浮いてくるためできるだけ早く丸めましょう。
4. 生地に切り込みを入れる
次に、生地に切り込みを入れていきます。
包丁の背でもいいですが、生地に切り込みを入れることでコーヒー豆の形を作っていきます。
また、こねる際は手のひらで優しく転がすと生地が崩れにくくおすすめです。
この段階で大体の原型は見てくるはずです。
5. 150℃~180℃のオーブンで14〜15分焼く
それが終わったら最後の工程の焼く作業になります。
生地を150℃~180℃のオーブンで14〜15分焼いていきます。
この温度と時間は目安であるため、生地を見ながら調節してみてください。
ベストな焼き具合としては、ほどよく茶色に焦げ目がついてきた頃です。
そうするとよりコーヒー豆っぽく仕上がります。
これで完成です。おめでとうございます。
意外にも簡単だね!これだったら今すぐにでも出来そう。
コーヒー豆を使ったクッキーの栄養素
それでは作ったところで、コーヒー豆クッキーの栄養素についても解説していきます。
こちら表にまとめておきます。
カロリー | 50kcal:1枚(470kcal:100g) |
タンパク質 | 0.52g |
脂質 | 3.03g |
炭水化物 | 5.11g |
食物繊維 | 0.13g |
ビタミンA | 28.95μg |
モリブテン | 0.68μg |
セレン | 0.54μg |
この他にもたくさんの栄養素がありますが、極微量のため今回は省かせていただきました。
ビタミンAとモリブテンの栄養素が高い
図をよく見てみると、モリブテンとビタミンAが記載されています。
これはコーヒー豆クッキーはビタミンA&モリブテンの栄養素が高いためです。
では実際のところ、このビタミンAとモリブテンはどのような効果を持っているのでしょうか?
ビタミンAの効果・効能
そもそもビタミンAとは、どんなものなのでしょうか?
ビタミンAとは、レチノール、レチナール、レチノイン酸の総称で、脂溶性ビタミンに分けられます。
主な効果・効能としては、目や皮膚の粘膜を健康に保つ・抵抗力を強めたりする効果があります。
また、薄暗いところで視力を保つ働きもあります。
近年では、ビタミンAに含まれるレチノールが上皮細胞で発癌物質の効果を軽減するという研究結果も出ています。
モリブテンの効果・効能
モリブデンとは、代謝に関わる必須ミネラルの一つで、肝臓、腎臓に存在する微量ミネラルになります。
輝水鉛鉱 (きすいえんこう)という鉱石から発見された銀白色の金属で、人間の体内では酵素の構成成分となり、糖質や脂質の代謝を助ける役割を持ちます。
主な働きとして以下が挙げられます。
- 貧血を予防する効果
- 食道ガンを予防する効果
貧血を予防できるのは女性にとって良いかもしれません。
補足として、図の「セレン」とは、亜鉛やビタミンE とともに体の抗酸化作用に重要な役割を果たしています。
つまり以下の効果が期待出来ます。
- 高アンチエイジング効果
- ガンの発生・転移の抑制効果
- うっ血性心不全や心筋梗塞・脳血管障害の予防
- 女性の月経リズムや生殖活動を助ける効果
- 女性更年期障害の症状を緩和する効果
- 胃腸機能向上効果
是非積極的に摂ってみてください。
コーヒー豆を使ったクッキーを食べてもカフェイン過剰にならないの?
では、コーヒー豆(クッキー)を食べてカフェイン過剰にならないのでしょうか?
結論から言うと、無理に食べなければカフェイン過剰にはなりません。
コーヒー豆3粒ほどで、コーヒー1杯と同様のカフェイン量とも言われています。
コーヒー豆をそのまま食べることはほとんどありませんが、コーヒー豆クッキーは、ほどよい甘さや美味しさもありサクサク食べられます。
ついつい食べ過ぎてしまうと、カフェイン過剰になる以前にカロリーオーバーになる危険性があります。
1日数粒ほどに抑えて味わった方が体には良いでしょう。
よりカフェインに関して知りたいという方はこちらの記事を参考にしてみてください。
コーヒー豆を使ったクッキーを食べる際の注意点
先程、コーヒー豆クッキーを食べてカフェイン過剰にはならないと断言しましたが、あくまでも可能性が極めて低いということです。
あまりにも食べ過ぎてしまうとカフェイン過剰になることもあります。
また、ここで注意しておきたいのが食べる時間帯です。
お菓子やクッキーは皆さんいつ頃食べるでしょうか?
ほとんどの方は夜が多いのではないでしょうか。
しかし、コーヒー豆が含まれているため同様にカフェインの覚醒効果があります。
これはいい面でもありますが、夜に食べてしまうとなかなか寝付けず睡眠障害を引き起こしかねません。
是非、時間を考えてコーヒー豆クッキーを美味しく食べてください。
コーヒーの効果として覚醒効果があるから食べる時間帯には気をつけたいね!
コーヒー豆を使ったクッキーは香ばしくて美味しい!
いかがでしたでしょうか?
「コーヒー豆を使ったクッキーの作り方とは?気になる栄養素も解説」というテーマでお伝えしました。
コーヒー豆クッキーの作り方は意外にも簡単です。是非トライしてみてください。
また、栄養素に関してはカロリーが少し高いですが、ビタミンA&モリブテンの栄養素が高いです。
コーヒーの味をお菓子にして食べてみたいという方にはおすすめ。
注意点としては、その食べる時間です。夜は控えるようにしましょう。