コーヒー豆は買ったのは良いんだけ、正しいコーヒー豆の量ってどのくらい…?
コーヒー豆の大さじは何グラム?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
- コーヒー豆の量は大さじ2杯(10グラム)がベスト
- つまり1杯分のコーヒーマグカップサイズ(180ml)を美味しく飲むためには、10gが一般的
- 大さじの場合のコーヒー豆の個数は約65個分に相当する
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう。
ベストなコーヒー豆の量は大さじ2杯(10グラム)
結論として、ベストなコーヒー豆の量は大さじ2杯(10グラム)です。
またコーヒー粉も同じ10gで、大さじ約2杯分になります。
つまり、1杯分のコーヒーであるマグカップサイズ(180ml)を美味しく飲むためには、10グラムが一般的ということです。
その「10グラム」をスプーン1杯で計れるのがコーヒースプーンですが、大さじが計れるスプーンで代用できるとした場合は、大さじ2杯になります。
※大さじ2杯は、測る計量カップによって多少変わるのであくまでも参考にしてください。
またおすすめの計量カップは「カリタ コーヒーメジャー ホビー」。
¥300と手頃ながら、ポップでおしゃれなデザインが特徴です。
軽くて扱いやすいメラミン素材でもあります。
コーヒー豆大さじ2杯はあくまで目安
一般的には1杯淹れるのに10グラム(大さじ2杯)がベストだとお伝えしましたが、「中には濃い方が好きだ!」「いや私は薄いほうが好き!」という方もいるでしょう。
僕はかなり濃いコーヒーが好きだよ!!
そんな人達は以下の分量がおすすめです。
濃いコーヒーが好きな方
濃い味のコーヒーが好きな場合は、12グラム〜14グラムがベストと言われています。
個人的にも濃いコーヒーが好きなのでかなりの頻度で12グラム〜14グラムの量を試しています。
大さじの量で例えれば、2杯と3分の1程です。
薄いコーヒーが好きな方
察しが良い方ならなんとなくわかるかと思いますが、薄い味のコーヒーが好きな場合は6グラム〜8グラムがベストでしょう。
最初は失敗しないためにも8グラムから淹れてみましょう。
大さじの量で例えれば、1杯と3分の2程です。
コーヒー豆の10グラムは約65個分(大さじ2杯)
でも、実際に測ってみようと思っても何で大さじなのかわからない方も多いでしょう。
そのためには「コーヒー豆の10グラムは、約65個分」と覚えておきましょう。
一つ一つ数えるのは大変ですが、最終手段としても使えます。
数えなくとも、大体で判別できるので覚えておくことに損はないはずです。
また、コーヒー豆は焙煎度で重さが異なってきます。
下記で詳しく説明します。
あくまでも参考までにするようにしましょう。
コーヒー豆は焙煎度合いによって大さじの量が変わる
コーヒーには大きく浅煎り・中煎り・深煎りの3種類の焙煎度合いがあります。
深くなるにつれて、より多く火(熱)にあたっています。
コーヒー豆にも水分が含まれており焙煎によって水分が蒸発します。
- 浅煎り・中煎りの場合:焙煎後の目減りが約15~17%
- 深煎りの場合:17~20%くらい
つまり、浅煎り・中煎りの場合は、1kg焙煎したら150グラムから170グラム減るということになります。
深煎りの場合は、1kg焙煎したら170グラムから200グラム減ります。
そのため深煎りのコーヒー豆の方が、1粒当たり多く目減りしているということです。
焙煎具合でグラム数を変えよう
浅煎り・中煎りのメジャーカップ一杯と深焙煎のメジャーカップ一杯では、見た目が同じようでも少しだけ深煎りの方がグラム数が少なくなるのです。
つまり、濃い色合いの深煎りのコーヒー豆は豆でも粉でも、中煎りのコーヒー豆よりも気持ち多めにすることを推奨します。
大さじでコーヒー豆を測る場合でも気持ち多めでいいでしょう。
- 通常の場合:コーヒー豆の量は大さじ2杯(10グラム)
- 深煎りの場合:コーヒー豆の量は大さじ2杯と3分の1ほど
コーヒー豆の淹れ方に関するよくある質問
ここではコーヒー豆の淹れ方に関するよくある質問とその回答を紹介します。
- コーヒー豆10gの測り方は?
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コーヒー豆10gは大さじ約2杯分です。
10gをスプーン1杯で計れるのがコーヒースプーンですが、大さじが計れるスプーンで代用できるとした場合も、大さじ2杯になります。
コーヒー粉も同様にすりきり2杯でOKです。
- コーヒー豆10グラムは何粒?
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コーヒー豆の10グラムは約65個分です。
※焙煎度合いによって多少前後します。
- コーヒー豆10グラムのお湯の量は?
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コーヒー豆10gに対し、お湯120ml(コーヒーカップ1杯分)を用意しましょう。
正しいコーヒー豆の量(大さじ2杯)を淹れるとプロの味が再現出来る
いかがでしたでしょうか?
「コーヒー豆の大さじはいくら?美味しく飲むため適切な量とは」というテーマでお伝えしました。
まとめると、正しいコーヒー豆の量(大さじ2杯)を淹れるとプロの味が再現出来ます。
いち早くコーヒーの味を上げたいという方は、ぜひコーヒースプーンを使ってみましょう。
なかった場合は、それに代替するもので大丈夫です。
飛躍的に毎日作るコーヒーの精度を上げることが出来ます。
大さじ2杯は覚えておくよ!
またコーヒー豆65個分ということを覚えておけば、専用の測りがなくても大体でいれるこができるので、是非この個数も覚えておきましょう。