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【決定版】カフェ開業に必要な資格とは?取得方法やおすすめの資格も紹介

カフェ開業に必要な資格はなんだろう

コーヒー関連の免許はいるのかな

こういった疑問や要望にお答えしていきます。

カフェを開業したいけれど、どんな資格や届出が必要なのか、何から手をつけていいのかわからない、と疑問や不安を抱えている方もいらっしゃいますよね。

そこで本記事では、カフェの開業に必要な資格・取得方法などをまとめて紹介!

この記事の結論
  • カフェ開業に必須の資格は「食品衛生責任者」「防火管理者」の2つ
  • 持っていると役立つ資格は「コーヒーマイスター」「調理師免許」「簿記」など
  • 資格を取得する方法には「独学」「スクール・セミナー・講座」「通信講座」などがある
  • お店のコンセプトに合わせて資格取得を目指そう
本記事を監修する専門家
コーヒー豆研究所 げんた
柏倉元太

日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。

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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。

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それでは早速見ていきましょう!

タップできる目次

カフェ開業に必須の資格と取得方法は?

カフェ開業に必須の資格と取得方法は?

カフェを開業する際に必要な資格は次の2種類です。

  • 食品衛生責任者
  • 防火管理者

意外に思われるかもしれませんが、バリスタやコーヒーマイスターなど、コーヒー関連の資格が無くてもカフェ開業は可能です。

上記の2つの資格について詳しく見てみましょう。

食品衛生責任者

食品衛生責任者が必要

カフェに限らず、飲食店を開業する時にマストな資格が「食品衛生責任者」。

1店舗につき1名以上の「食品衛生責任者」を置くことが法律で定められており、保健所にお店の営業許可申請をする際に必要です。

資格内容は、食品の管理方法や調理器具の扱い方、衛生管理などの知識の習得など。

資格取得方法

食品衛生責任者の資格は、都道府県ごとに食品衛生協会が催す1日講習を受けることで簡単に取得できます。

また、栄養士、調理師などの資格を持っている方は講習が免除されます。

講習予約が1ヵ月先まで満席になっていることもあるため、申し込みは早めにしておきましょう。

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防火管理者

キャパシティが30名以上のカフェを開業するならば、「防災管理者」の資格が必要です。

日本防火・防災協会、または、管轄の消防署が行っている講習を受講することで、資格を取得することができます。

資格取得方法

カフェの延べ面積で講習に必要とする日数・時間が異なってきます。

  • 300平方メートル以上・・甲種講習:2日で約10時間の講習 
  • 300平方メートル未満・・乙種講習:1日で約5時間の講習

また、消防署が講習を開催している場合は、日数・時間が上記と異なってきます。

持っていると役立つカフェ関連の資格と取得方法

持っていると役立つカフェ関連の資格と取得方法

カフェ開業にあたり、必須ではありませんが、「コーヒー系の資格」や「調理師系の資格」など、知識とスキルを身に付けておくと役立つ資格があります。

主なものをまとめると次のとおりです。

  • コーヒー系の資格
    • コーヒーマイスター
    • JBAバリスタライセンス
    • Qグレーダー
  • 調理系の資格
    • 調理師免許
    • 栄養士免許
  • マネジメント系の資格
    • 簿記
    • 社労士

1つずつ見ていきましょう。

コーヒー系の資格

コーヒー系の資格

取得しておくと役立つ、コーヒー系の資格を紹介します。

ここでは3つの資格を取り上げてみます。

  • コーヒーマイスター
  • JBAバリスタライセンス
  • Qグレーダー

1つずつ見ていきましょう。

コーヒーマイスター

SCAJ認定コーヒーマイスター
出典:公式サイト

コーヒー系資格の入門編としておすすめの資格が「コーヒーマイスター」です。

SCAJ日本スペシャルティコーヒー協会が主催しており、コーヒーの基礎知識とスキルを習得する資格です。

資格試験を受験するには、日本スペシャルティコーヒー協会の養成講座を受講して、協会員になる必要があります。

資格を取得すると、協会から定期的にコーヒーの情報が提供されるため、カフェを経営する上で大きなメリットとなります。

合格率80%ほどの比較的易しい資格試験なので、コーヒーをメインにするカフェならば、積極的に取得しておきましょう。

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JBAバリスタライセンス

JBAバリスタライセンスレベル1・2・3

一般社団法人 日本バリスタ協会(JBA)が認定する資格が「JBAバリスタライセンス」。

バリスタとして必要な専門的な知識や、エスプレッソなどのこだわりの技術が求められ、資格レベルが1~3に分けられています。

資格試験を受験するには、JBA認定の講習の受講者、または1年以上のカフェ勤務経験者であることが条件。

プロのバリスタとして、コーヒーの本格的なスペシャリストを目指したい方におすすめの資格です。

Qグレーダー

Qグレーダー

Qグレーダー」は、米国スペシャルティコーヒー協会(SCAA)が認定するコーヒー鑑定士の資格です。

コーヒーの品質を評価するプロとして、専門的な知識と繊細な味覚・嗅覚での鑑定技術が求められます。

コーヒー鑑定士の資格は他にも種類がありますが、「Qグレーダー」は世界でも通用するグローバルな資格。

それゆえ、Qグレーダーの資格は大変説得力のあるライセンスなので、カフェオーナーとして取得しておくと、お店のメニューの品質や味わいの信頼にも繋がります。

3年ごとの更新が必要で、取得してからもコーヒーのトレンドを追う必要があります。

調理系の資格

調理系の資格

調理系の資格も必須ではありませんが、取得することでカフェ経営の幅も広がります。

ここでは次の2種類を紹介します。

  • 調理師免許
  • 栄養士免許

1つずつ見ていきましょう。

調理師免許

調理師免許は、調理の知識を習得していることの証明。

取得しておくことで、カフェのフードメニューの品質や味わいに対して、信頼や安心をアピールすることができます。

フードメニューにも重点を置きたいのであれば、調理師免許を取得することをおすすめします。

また、メリットとして、調理師免許があれば食品衛生責任者の取得は不要になります。

栄養士免許

健康や美容を意識したコンセプトのカフェであれば、「栄養士免許」を取得しておくことをおすすめします。

栄養学の知識を習得することで、マクロビオティック系やオーガニック系など、美と健康に専門的にアプローチしたメニューを考案することができます。

お店のコンセプトに強みや説得力も出せるため、オーガニックカフェなどを考えているならば積極的に取得しておきましょう。

マネジメント系の資格

マネジメント系の資格

カフェに限らず、お店を開業・経営していく上で、マネジメント面もしっかりと知識を持っておくことが大切です。

ここではマネジメント系の資格として、次の2種類を取り上げてみましょう。

  • 簿記
  • 社労士

1つずつ見ていきましょう。

簿記

カフェ経営の金銭管理をしていくための知識が学べるのが「簿記」の資格。

カフェを開業したら、毎日の売り上げ管理、仕入れ、税金、人件費など、さまざまな数字を上手に管理していくことが必要になってきます。

利益の計算や原価の管理をしっかり整えていないと資金繰りがうまくいかず、経営が難しくなってしまうことも。

店舗運用に不安のある方は、簿記を学んでおくことをおすすめします。

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社労士

社労士とは「社会保険労務士」の略称で、人事や労務管理などの法律の専門家。

主に労働・雇用や社会保険、公的年金の分野では唯一の国家資格となっています。

カフェで従業員を雇う場合、保険の内容や契約に必要な書類などの知識が必要なため、「社労士」の資格取得により身に付く知見は大いに役立ちます。

取得の難易度は高めの資格ですが、人事関係は丁寧に管理したい部分です。

ぜひ積極的に取得することをおすすめします。

資格の取得方法

上記のようなカフェ経営に役立つ資格を取得するには、主に次のような方法があります。

  • 独学
  • スクールに通う
  • 通信講座の受講

1つずつ見ていきましょう。

独学

独学

カフェなどでアルバイトをしつつ、書籍やインターネットを利用して独学で勉強することも可能です。

読むことである程度の知識を学び、現場を体験することでコーヒーの抽出やサービスなど、一通りのスキルを身に付けることができます。

また、アルバイトは経験を積みながら収入を得ることもでき、開業のための資金作りができるのも魅力です。

ただ、専門的分野の正しい知識をゼロから集めることは、時間がかかるとともに情報の取捨選択が難しいこともあるため、注意が必要です。

スクール・講座に通う

スクール・講座に通う

カルチャーセンターなどで開催される教室・スクール・講座などでは、学べる範囲や専門的分野が限られています。

そのため、カフェ開業に関する分野を幅広く多く学ぶには、さまざまな講座を受講しなければならず、かなりの時間を要します。

準備期間が長くなることを覚悟して取り組みましょう。

通信講座の受講

通信講座の中には、カフェ開業・経営に関する知識をまとめて学べる講座があります。

日本安全食料料理協会主催の「カフェオーナー経営士」の資格がそれにあたり、カフェ経営を目指す方におすすめ。

コーヒーの知識だけでなくマーケティングや企画力なども身に付けることができます。

他にも、「コーヒーマイスター」「コーヒープロフェッショナル」「カフェテリアマネージャー」など、カフェ経営に役立つ資格講座が、さまざまな資格サイトで用意されています。

通信講座は、費用がかかることがデメリットですが、学習サポートや就転職サポートなどの制度も充実しているので、興味のある方はチェックしてみましょう。

次の記事も参考にしてください。

カフェのコンセプト・形態に合わせた資格取得をするのがコツ

カフェのコンセプト・形態に合わせた資格取得をするのがコツ

カフェを長く上手に運営していくために大切なことは、お店の「コンセプト」。

お店独自の魅力的なコンセプトを持っているカフェには、人が集まります。

他店にはないお店のカラーを明確にすることで、必要となる知識やスキルも見えてくるため、資格取得の準備も進めやすいでしょう。

例えば、美味しいオリジナルスイーツにも力をいれたカフェにしたいのであれば「製菓衛生士」などのパティシエ・スイーツ系の資格、オーガニック系カフェであれば「ナチュラルフードコーディネーター」など、それぞれに合った資格があります。

コンセプトをしっかりと定めて、必要な資格・役立つ資格を取得していきましょう!

カフェ開業にマストな資格を知ってスムーズに準備を進めよう!

カフェ開業にマストな資格を知ってスムーズに準備を進めよう!

いかがでしたか?

カフェ開業に必要な資格と役立つ資格、取得方法などを紹介しました。

本記事の要点をまとめると次のとおりです。

この記事のまとめ
  • カフェ開業にマストな資格は「食品衛生責任者」「防火管理者」の2つ。
  • 役立つ資格は「コーヒーマイスター」「調理師免許」「簿記」などがある。
  • 資格を取得する方法は「独学」「スクール・セミナー・講座」「通信講座」など。
  • お店のコンセプトに合わせた資格取得を目指そう!

資格を取得して知識やスキルを身に付けることで、カフェ開業に自信が持てる上、お客様の信頼と安心にも繋がります。

ぜひ本記事を参考に、積極的にカフェに活かせる資格取得を目指してください!

将来カフェオーナーになりたい方は、以下の記事をご覧ください!

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この記事を書いた人

江國 杏のアバター 江國 杏 コーヒー豆研究所 公式ライター/JASDAコーヒープロフェッショナル保持者/編曲家

音楽とコーヒーを愛する、鍵盤弾きライター。「JASDA(一般社団法人日本技能開発協会)の認定資格「コーヒープロフェッショナル」取得。

作編曲も手掛けます。音をまとめることと、文章をまとめることは通じるものがあります。聴いてくださる人、読んでくださる人に、なにか伝わるものがあれば嬉しく思います。

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