ロピアで売ってるコーヒー豆って美味しいの?
他のスーパーのコーヒーと違うのかな?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
お得で高品質な商品が揃うスーパー「ロピア」。
そんなロピアでは、有名なスペシャリティコーヒー専門店「丸山珈琲」のコーヒー豆を購入できます。
本記事では、ロピアにある丸山珈琲のコーヒー豆8種類を徹底レビュー!評判や口コミも紹介します。
- ロピアではスペシャリティコーヒー専門店「丸山珈琲」のコーヒー豆が購入できる
- 丸山珈琲の店舗や公式サイトに比べて半額程度とリーズナブル
- 丸山珈琲のコーヒー豆は、比較的浅煎りでスッキリした味わいが特徴
- 「マイルドブレンド」「鎌倉ブレンド」など全部で8種類のブレンドがある
- バランスのとれた味なら「マイルドブレンド」、コクの強さなら「深煎りビター」がおすすめ
- コーヒー粉とお湯の量を量ることで安定した味に仕上がる
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう!
ロピアで買える丸山珈琲のコーヒー豆とは?高品質なのにお得
ロピアとは、関東を中心に店舗を持つ、野菜やお肉などの生鮮食品がお買い得なスーパーマーケットです。
そんなロピアで、軽井沢のスペシャリティコーヒー専門店「丸山珈琲」とのコラボ商品が発売され話題になりました。
一番の特徴は、価格の安さです。
80グラム400円ほどで、丸山珈琲の公式サイトで販売されているブレンドの半額ほどの値段です。
ブレンドの内容こそ違いますが、丸山珈琲のクオリティを知っている人なら、この金額が破格の安さだと分かるはずです。
丸山珈琲とは?味わいの特徴
そもそも、丸山珈琲とはどのようなお店なのでしょうか。
丸山珈琲は、1991年に長野の軽井沢で創業したスペシャリティコーヒー専門店の先駆け的な存在です。
まだ「スペシャリティコーヒー」というジャンルが浸透していない時代から、農園や品質にこだわり、カッピングスコア80点以上のスペシャリティコーヒーのみを取り扱ってきました。
代表の丸山氏は、直接生産地まで買い付けに赴き、品評会の国際審査員としても活躍されています。
丸山珈琲の味わいの特徴
丸山珈琲のコーヒーは、コーヒー豆本来の特徴を活かすため全体的に浅めに焙煎されています。
上の表のフルシティローストが、丸山珈琲では深煎りにあたるイメージです。
高品質なコーヒー豆のため、浅煎りでもキツイ酸味はなく、軽やかで飲みやすい口当たりです。
丸山珈琲のコーヒー豆がおすすめの人、おすすめでない人をまとめると下記の通りです。
- 酸味のあるコーヒーが好きな人
- スッキリした味わいのコーヒーが好きな人
- 苦味やコクの強いコーヒーが好きな人
スッキリして香り高いコーヒーが好きな人には特におすすめです。
丸山珈琲以外のコーヒー豆も充実
丸山珈琲とのコラボ商品が全面に出ているロピアですが、他ブランドのコーヒー豆も充実しています。
筆者が実店舗で確認したコーヒー豆のブランドは以下のようなものがありました。
丸山珈琲の味は好みに合わないという人も、さまざまなメーカーのコーヒー豆を選ぶことができます。
【レビュー】ロピアで買える丸山珈琲のコーヒー豆8種類を徹底比較!
ここからは、ロピアで購入できる丸山珈琲のコーヒー豆全8種類の特徴を紹介していきます。
一覧にしたものがこちらです。
No. | 商品名 | コーヒー豆の産地 | 焙煎度 | 内容量 | 形状 | 価格(税込) | 味わいの特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | マイルドブレンド | ニカラグア、コロンビア他 | 深煎り | 80g/300g | 豆、粉、ドリップバッグ | 430円(80g)/1,294円(300g) | バランスの良い苦味と酸味 |
2 | 爽やかブレンド | ニカラグア、ブラジル他 | 中煎り | 80g/300g | 豆、粉、ドリップバッグ | 430円(80g)/1,294円(300g) | スッキリした酸味とフルーティーな香り |
3 | バランスブレンド | ニカラグア、ブラジル他 | 中深煎り | 80g/300g | 豆、粉、ドリップバッグ | 430円(80g)/1,294円(300g) | 穏やかなコクと甘さ |
4 | 深煎りビター | ブラジル、ニカラグア他 | 深煎り | 80g/300g | 豆、粉、ドリップバッグ | 430円(80g)/1,294円(300g) | しっかりキレのある苦味 |
5 | 深煎りスイート | ブラジル、コロンビア他 | 深煎り | 80g/300g | 豆、粉、ドリップバッグ | 430円(80g)/1,294円(300g) | キャラメルのような香ばしさ |
6 | 鎌倉ブレンド | ブラジル、コロンビア | – | 65g/225g | 豆、粉 | 538円(65g)/1,618円(225g) | ナッツのようなコクと苦味 |
7 | 横浜ブレンド | ブラジル、ペルー | – | 65g/225g | 豆、粉 | 538円(65g)/1,618円(225g) | ベリーのようなフルーティーさとコク |
8 | 湘南ブレンド | ブラジル、コロンビア他 | – | 65g/225g | 豆、粉 | 538円(65g)/1,618円(225g) | チョコレートのような味わい |
詳しい調査・検証内容
- 検証項目
-
コーヒー豆研究所では、コーヒーの美味しさを以下の5つと定義し、各商品をレビュー・判断(スコアリング)しています。
- 苦味
- 酸味
- コク
- 香り
- 甘み
また以上の美味しさを決める要因として、以下の2つの要素も非常に重要なため、検証項目としてあります。
- 欠点豆の割合
- コーヒー豆の新鮮さ
より詳細な商品レビューポリシーは、下記のページに記載しているのでご参照ください。
- 検証器具
-
今回使用したコーヒー器具は全自動コーヒーマシンとして人気の「panasonic nc-a57」。
コーヒー豆を約20g(2カップ分)使い、リッチモードでホットコーヒーのマグカップ1杯分(134ml)を抽出しました。
味のレビューにおける公平性を保つために抽出方法は基本的に統一しています。
順番に解説します。
1. 香ばしい香りとバランスの良い味わい「マイルドブレンド」
- バランスよくスッキリした味わい
- 香ばしい香り
- 強い苦みが好きな人には物足りない可能性がある
中深煎りで多くの人に飲みやすいバランスのとれたブレンド。
少し苦味が強めで、コーヒーらしい味わいを求める人にぴったりです。
香ばしさと甘さのバランスがよく、毎日でも飲みたい飽きのこない味わいになっています。
口当たりは上品ですっきりしているので、ブラックで飲むのがおすすめです。
商品詳細
商品名 | マイルドブレンド |
---|---|
コーヒー豆の産地 | ニカラグア、コロンビア他 |
焙煎度 | 深煎り |
鮮度 | ◎ |
内容量 | 80g/300g |
形状 | 豆、粉、ドリップバッグ |
価格(税込) | 430円(80g)/1,294円(300g) |
2. 品の良い酸味と甘味「爽やかブレンド」
- 爽やかな酸味
- スッキリして軽い後味
- 酸味が苦手な人には不向き
中南米のコーヒーを浅煎りに焙煎した、スッキリ飲みやすいブレンドです。
爽やかな酸味がありながらもクセがなく、浅煎りが苦手な人にも試していただきたい味わいです。
ナッツのような香ばしさの中に、仄かにオレンジのような爽やかさがあります。
クリーンで雑味の少ない味わいなので、高温で抽出することで香りを引き出すのがおすすめです。
商品詳細
商品名 | 爽やかブレンド |
---|---|
コーヒー豆の産地 | ニカラグア、ブラジル他 |
焙煎度 | 中煎り |
鮮度 | ◎ |
内容量 | 80g/300g |
形状 | 豆、粉、ドリップバッグ |
価格(税込) | 430円(80g)/1,294円(300g) |
3. クリアな後味で飲みやすい「バランスブレンド」
- まろやかでクセのない味わい
- あっさりした甘味
- 強いコクが欲しい人には物足りない可能性がある
中煎りでマイルドな味わいのバランスブレンド。
苦味・酸味ともに穏やかで、普段使いにおすすめのコーヒーです。
後味は軽めですが、苦味はしっかり感じられるので、ミルクとの相性も良いです。
爽やかブレンドでは酸味が強すぎる人にはちょうど良い味わいです。
商品詳細
商品名 | バランスブレンド |
---|---|
コーヒー豆の産地 | ニカラグア、ブラジル他 |
焙煎度 | 中深煎り |
鮮度 | ◎ |
内容量 | 80g/300g |
形状 | 豆、粉、ドリップバッグ |
価格(税込) | 430円(80g)/1,294円(300g) |
4. 深いコクと苦味が味わえる「深煎りビター」
- しっかりしたコクと苦味
- チョコレートのような香ばしい香り
- 一般的な深煎りに比べると苦みは少ない
最も深煎りで、しっかりした苦味とコクが楽しめるブレンドです。
一般的な深煎りコーヒーよりは浅煎りなので、苦味が強すぎるコーヒーが苦手な人にもおすすめです。
後味は軽く、苦味がありながらも後に重たさは残りません。
ブラックはもちろん、ミルクや豆乳を入れても美味しく飲めるブレンドです。
商品詳細
商品名 | 深煎りビター |
---|---|
コーヒー豆の産地 | ブラジル、ニカラグア他 |
焙煎度 | 深煎り |
鮮度 | ◎ |
内容量 | 80g/300g |
形状 | 豆、粉、ドリップバッグ |
価格(税込) | 430円(80g)/1,294円(300g) |
5. 苦味と甘味のバランスが絶妙「深煎りスイート」
- 程よい苦みと甘味
- マイルドブレンドよりもしっかりした味わい
- 一般的な深煎りに比べると苦みは少ない
キャラメルのような甘く香ばしい香りの深煎りブレンド。
一般的な深煎りよりも飲みやすい味わいです。
苦味は強すぎず、適度なコクでブラック・カフェオレどちらにも合います。
マイルドブレンドより強いコクを求める人におすすめです。
商品詳細
商品名 | 深煎りスイート |
---|---|
コーヒー豆の産地 | ブラジル、コロンビア他 |
焙煎度 | 深煎り |
鮮度 | ◎ |
内容量 | 80g/300g |
形状 | 豆、粉、ドリップバッグ |
価格(税込) | 430円(80g)/1,294円(300g) |
6. ナッツのような甘味とコク「鎌倉ブレンド」
- 苦味とコクのあるしっかりした味わい
- バランスが良く飲みやすい
- 他のブレンドに比べて割高
ナッツのような香ばしく甘い香りのブレンドです。
酸味は少なく、コクがありながらもすっきりしていて飲みやすい味わいです。
苦みが比較的強めなので、甘いスイーツなどと合わせるのもおすすめ。
深煎りの中ではクセがなく、たくさん飲んでもしつこくは感じません。
商品詳細
商品名 | 鎌倉ブレンド |
---|---|
コーヒー豆の産地 | ブラジル、コロンビア |
焙煎度 | – |
鮮度 | ◎ |
内容量 | 65g/225g |
形状 | 豆、粉 |
価格(税込) | 538円(65g)/1,618円(225g) |
7. 軽くさっぱりした味わい「横浜ブレンド」
- 甘味の強い味わい
- ベリーのようなフルーティーな香り
- 他のブレンドに比べて割高
爽やかな青いパッケージの横浜ブレンド。
マイルドなブラジルとペルーのコーヒーがベースになっています。
さっぱりとしていますが、甘味の強い味わい。
ナッツのような香ばしさの中に、仄かにベリーのようなフルーティーさがあります。
商品詳細
商品名 | 横浜ブレンド |
---|---|
コーヒー豆の産地 | ブラジル、ペルー |
焙煎度 | – |
鮮度 | ◎ |
内容量 | 65g/225g |
形状 | 豆、粉 |
価格(税込) | 538円(65g)/1,618円(225g) |
8. チョコレートのようなコク「湘南ブレンド」
- チョコレートのような甘く香ばしい香り
- まろやかな後味
- 他のブレンドに比べて割高
チョコレートのような深いコクとキレのある苦みが特徴のブレンド。
しっかり苦みを感じられるので、カフェオレで楽しむのもおすすめです。
横浜ブレンドと同じ配合ですが、こちらは少しコクと香ばしさを強く感じます。
深煎りでも種類により味わいが異なるので、飲み比べてみるのも面白いですね。
商品詳細
商品名 | 湘南ブレンド |
---|---|
コーヒー豆の産地 | ブラジル、コロンビア他 |
焙煎度 | – |
鮮度 | ◎ |
内容量 | 65g/225g |
形状 | 豆、粉 |
価格(税込) | 538円(65g)/1,618円(225g) |
ロピアのコーヒー豆の評判と口コミ
ここでは、ロピアのコーヒー豆に関する評判や口コミをまとめました。
スペシャリティコーヒー専門店の豆が買えるスーパーはあまり無いため、コーヒー好きの間ではコスパが良いと評判が高いです。
良い口コミ
種類も豊富なので、飲み比べる楽しみもありますね。
悪い口コミ
ロピアで販売されている丸山珈琲のコーヒー豆に関しては、悪い口コミは見つかりません。
丸山珈琲自体の評判がとても高いため、スーパーでもその品質は維持されているようです。
ロピアのコーヒー豆の美味しい淹れ方と保存方法
自宅で美味しいコーヒーを淹れるには、いくつかのポイントがあります。
ペーパードリップで淹れる場合、具体的なポイントは以下の4つです。
- 新鮮なコーヒー豆を使う
- コーヒー粉とお湯の量を量る
- お湯の温度を計る
- 淹れたコーヒーはよく混ぜる
順番に見ていきましょう。
新鮮なコーヒー豆を使う
せっかく美味しいコーヒー豆を買っても、時間が経つと香りや味が落ちてしまいます。
コーヒー豆・コーヒー粉の美味しく飲める期間は下記が目安になります。
- コーヒー豆:1ヶ月
- コーヒー粉:2週間
なるべく豆の状態で購入し、自宅で淹れる直前に挽いたほうが美味しさが長続きします。
新鮮なうちに淹れると、豆本来の個性も感じやすく、雑味も少なくなります。
コーヒー粉とお湯の量を量る
コーヒー粉とお湯の比率は、コーヒー粉1に対してお湯は13〜15くらいです。
12gのコーヒー粉に対して、約180gのお湯を使います。
好みの比率が見つかったら、量を覚えておけば、次回も同じ味に淹れられます。
お湯の温度を計る
コーヒーは淹れるお湯の温度によって、抽出される成分が変わります。
高い温度ほど成分は多く、低い温度ほど成分が少なく抽出されます。
一般的なおすすめの温度は80度〜95度くらいですが、丸山珈琲は少し高めの温度を勧めています。
こちらも温度計を使うなどして好みの温度を探してみましょう。
淹れたコーヒーはよく混ぜる
抽出したコーヒー液は、軽くかき混ぜることで味が均一になります。
コーヒーの成分は抽出の前半ほど多く出るため、液体の上下で濃度が違っています。
ちょっとしたひと手間ですが、これだけでも味わいは変化するので試してみてください。
コーヒーの美味しさを保つ保存方法
ロピアのコーヒー豆は一袋80gと少量なので、できればこまめに購入するのがおすすめです。
もし先ほど紹介した賞味期限より長く保存する場合は、密閉容器に入れて冷凍保存するのがおすすめです。
コーヒー豆が劣化する原因は、大きく4つあります。
- 水分
- 温度
- 光
- 酸素
冷凍保存すると、酸素以外の3つの原因を抑えられます。
冷凍庫内の匂い移りを防ぐため、必ず密閉容器に入れ、使う分だけをその都度出すようにしましょう。
フレンチプレスで淹れるのもおすすめ
丸山珈琲の店舗では、フレンチプレスでコーヒーを淹れています。
もともとはペーパードリップでしたが、2003年からフレンチプレスに切り替わりました。
理由は、豆の持つ個性を最大限に引き出すため。
金属フィルターで濾すフレンチプレスは、コーヒーのオイルも含め全ての成分が抽出されるため、良くも悪くもコーヒー本来の味が出やすくなります。
雑味が少ない高品質な豆だからこそ楽しめる淹れ方です。
ロピアのちょっと特別なコーヒー豆でカフェタイムを楽しもう!
いかがでしたでしょうか?
ロピアで購入できる丸山珈琲のコーヒー豆の味の特徴や美味しい淹れ方について紹介しました。
本記事の要点をまとめると以下の通りです。
- ロピアではスペシャリティコーヒー専門店「丸山珈琲」のコーヒー豆が購入できる
- 丸山珈琲の店舗や公式サイトに比べて半額程度とリーズナブル
- 丸山珈琲のコーヒー豆は、比較的浅煎りでスッキリした味わいが特徴
- 「マイルドブレンド」「鎌倉ブレンド」など全部で8種類のブレンドがある
- バランスのとれた味なら「マイルドブレンド」、コクの強さなら「深煎りビター」がおすすめ
- コーヒー粉とお湯の量を量ることで安定した味に仕上がる
「スペシャリティコーヒー」と聞くと敷居が高く感じられますが、ロピアでは普段使いにもできる高品質なコーヒーがリーズナブルに購入できます。
まだ飲んでいない方は、ぜひ本格的なコーヒー専門店の味を体感してみてください。