ブラジルコーヒーの特徴が知りたい!
ブラジルコーヒーの美味しい飲み方を教えてほしい…。
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
生産量世界第1位のブラジルコーヒーのどのような味がするのか気になりますよね…。
そこでブラジルコーヒーの特徴とその種類・銘柄や美味しい飲み方まで徹底解説していきます。
- ブラジルコーヒーの特徴は味のバランスが良く、他のコーヒー豆と混ぜてブレンドしやすい
- 自生するコーヒー種はなく、エチオピア原産のコーヒーがヨーロッパなどを経て伝わってきた
- おすすめの焙煎度合いはミディアムロースト〜フレンチロースト
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう。
ブラジルコーヒーの味の特徴
各カフェ・ドリップの詳しい画像
早速、本題のブラジルのコーヒー豆の特徴について見ていきましょう。
結論としてブラジルのコーヒー豆は全体的に、味のバランスが良い&他のコーヒー豆と混ぜてブレンドしやすいです。
焙煎の具合によっては、中煎りの場合だと柔らかい感じの味になり、深煎りの場合は力強く苦めの味になります。
そのバランスの良さから、コーヒーを今まであまり飲んだことのない初心者に対してブラジル産のコーヒー豆から飲み始めることがおすすめ。
しかし、これは全体的な特徴です。
他にはもっと色々な種類と特徴があります。
ブラジルのコーヒー豆は高品質
ブラジルのコーヒー豆は、量だけでなく品質の高さに支持を得ています。
生産されるコーヒー豆の約70%くらいがアラビカ種であり、ブラジル内でもスターバックスなどのアメリカのカフェブームの影響でバリスタを目指す若者が増えています。
コーヒー農場は、コーヒー豆の量だけでなく質の高さも重視するようになってきているのです。
アラビカ種とは、比較的高級のコーヒー豆の種類と言われているよ!
あまりコーヒー豆の種類についてよくわからない方はこちらの記事は必読です。
約90%のブラジルコーヒー豆が日光で乾燥
約90%のコーヒー豆の実がそのまま日光で乾燥させて果肉を除去するという比較的シンプルで簡単方法で作られています。
そのため、加工処理中にミスが出てしまうとそのまま品質の低下につながってしまいます。
したがって、コーヒー豆の取り扱いにはかなり注意されており、それがこの豊かの味わいにつなげっているという意見も存在します。
ブラジル産コーヒー豆の等級
ブラジルでは、コーヒー豆のサイズ・300gあたりに含まれている欠点豆の数・味わいを総合的に判断して等級が決められます。
最も高い品質のものから「No.2」~「No.8」と格付けされています。
代表的なブラジル産コーヒー豆の種類・銘柄
続いては、ブラジルのコーヒー豆の種類・銘柄について見ていきましょう。
まとめると以下の通り。
今回は、代表的なコーヒー豆を紹介していきます。
- サントス
- カドテアズール
- ムンドノーボ
- サンマリノ サンドライ
以上の4つになります。
一つ一つ解説していきます。
1. サントス
「サントス」と言えば、何かしら一度は聞いたことはあるのではないでしょうか?
サントスは、ブラジルを代表する一番有名なコーヒー豆です。
ブラジル全土で採れたコーヒー豆の大半は南米最大の港である「サントス港」から輸出されるため、「ブラジル・サントス」というブランド名で呼ばれることが多いです。
2. カドテアズール
2つ目は「カドテアズール」という種類・銘柄です。
カドテアズールはアラビカ種の一種であり、その高級さからブラジルの「ブルーマウンテン」というニックネームも存在します。
風味が爽やかで美味しいとの評価があります。
3. ムンドノーボ
3つ目は「ムンドノーボ」という種類・銘柄です。
ムンドノーボは、1950年に入ってから栽培され始めた比較的に新種のコーヒー豆です。
さわやかな酸味と嫌にならない苦味が特徴的です。
完熟したコーヒー豆を水洗式で精製する数の少ないコーヒー豆です。
新種のコーヒー豆であるため、あまり市場に出回っていないのがデメリットでもあります。
4. サンマリノ サンドライ
4つ目は、「サンマリノ サンドライ」という種類・銘柄です。
完熟したコーヒーチェリーを天日乾燥させて作られます。
ブラジルのセラード地方という高度1200m~1500mの高原で生産されていることが多いです。
真っ赤に完熟したチェリーをそのまま樹上で熟成させる独特の方法で生産されています。
甘みが凝縮されたコーヒー豆になる
樹上でゆっくりと乾燥されるため、甘みが凝縮されたコーヒー豆に仕上がるのです。
収穫のあとは、未熟豆や欠点豆を取り除くために水で洗浄し、サンドライ(天日乾燥)方式で乾燥させます。
太陽の光をたくさん含んだ厳選される熟成豆だけが「サンマリノ サンドライ」となります。
特徴としては、酸味が少なくマイルドな口あたりで、香り高いコーヒー豆です。
ブラジルコーヒーの農園
国土面積とともに、コーヒーの農園の規模も他の国よりも広い傾向にあります。
そのため、他のコーヒー生産国では手積み収穫が主とされているものが、ブラジルでは機械を使った収穫方法をしている農園もたくさんあります。
またブラジルも他のコーヒー生産国と同様に、「コーヒーベルト」に属しています。
ブラジルコーヒーの農園も面積に比例して広大
ブラジルは正式にはブラジル連邦共和国と呼ばれ、約1億9,400万人が暮らしています。
国土面積は851万平方キロメートルと日本の約23倍の広さを誇ります。
南米大陸の東部に位置しており、国内中部から南部に広がる高原地帯はなんと、国土全体の60%以上を占めています。
気候を大まかに分けると3つに分かれます。
北部は熱帯気候、中部は亜熱帯気候、南部は温帯気候。
ブラジルの広大な大地で、大量のブラジルコーヒーが栽培されています。
コーヒー豆の生産量は世界第1位
皆さんは、ブラジルのコーヒー豆生産量は世界NO.1だということを知っていましたか?
おそらくはコーヒー豆というと、コロンビアやケニアなどを思い浮かべる方が多いと思います。
世界の1/3のコーヒー豆はブラジルで採れると言われています。
コーヒー豆がかなる入る袋で約5万袋以上が生産されています。
その生産量は他のコーヒー豆の生産地とは圧倒的に違います。
本来、ブラジルは国土が世界の中でもかなり広く、その大部分がコーヒーベルトというコーヒー豆の生産に適したエリアであるため、必然的に世界的に需要あるコーヒー豆の生産が多くなったのです。
より詳しくコーヒー豆生産量について知りたいという方はこちらの記事を参考にしてみてください。
ブラジルコーヒー栽培の歴史
ブラジルコーヒーは自生するコーヒー種はなく、エチオピア原産のコーヒーがヨーロッパなどを経て伝わってきました。
そして、1727年にパラー州でコーヒー豆の生産がスタートしました。
1960年代初めには、国内のコーヒーの約60%が南部のパナラ州で生産されるようになります。
しかし霜の大規模な被害が続き、1970年代後半からミナス・ジェライス州のセラード地域に生産地が移り変わりました。
セラード地域には、灌漑設備や機械化が進んだ大規模農園が多いため、今でもブラジルの代表的なコーヒー産地となっています。
ブラジルコーヒーの美味しい飲み方
では、最後にブラジルコーヒー豆の美味しい味わい方について解説していきます。
強制ではありませんが、おすすめできる飲み方になります。
結論として、ブラジルコーヒー豆はミディアムロースト〜フレンチロースト&エスプレッソ用のイタリアンローストで飲むのがおすすめです。
基本的には、ブラジルコーヒー豆はオールライダーで多くの飲み方があります。
とは言うものの、焙煎度合いによって表情が違ってくるため、飲みたいコーヒーの味に合わせて焙煎を変えてみましょう。
好みによって焙煎度合いを分けよう
それぞれ好みによってコーヒー豆の焙煎度合いは変わってきます。
以下の通りです。
- ミディアムロースト:苦味を軽くして酸味を味わいたい方向け
- ハイロースト〜シティロースト:酸味と苦味をバランスよく味わいたい方向け
- フルシティロースト以上:はっきりとした苦味を出したい方向け
ライトローストとシナモンローストは、浅煎りの焙煎度合いになります。
黄色から茶色へと変化する程度の焙煎度合いです。
コーヒーの風味はかなり弱い状態。
中煎りはミディアムローストとハイローストです。
この状態では茶褐色とまだ色は薄いものの、軽やかな風味を楽しめます。
特にハイローストは深煎りに近いため、コクと若干の苦味がありながら飲みやすいのが特徴です。
- シティロースト
- フルシティロースト
- フレンチロースト
- イタリアンロースト
以上の順番で焙煎度合いは増していきます。
シティローストは最も人気な焙煎度合い。
苦みやコク、甘みのバランスが丁度よいのが特徴で、カフェで提供されるコーヒーもシティローストが多いです。
イタリアンローストになると、コーヒー豆の見た目はほぼ真っ黒です。
味もかなり濃く、味わいも濃厚になります。
全体的にブラジルコーヒー豆は、飲みやすく汎用性が高いんだね!
ブラジル産のおすすめコーヒー豆&粉4選!
ここではブラジル産のおすすめコーヒー豆&粉を4選紹介していきます。
まとめると以下の通り。
- ラボカフェ ブラジル完熟
- 珈琲きゃろっと お試しセット
- 銀座カフェーパウリスタ 森のコーヒー
- UCC ゴールドスペシャル スペシャルブレンド
1つ1つ解説します。
1. 赤ワイン色になるまで完熟させたコーヒー「ラボカフェ ブラジル完熟」
ラボカフェは研究(ラボ)×コーヒーをコンセプトに、美味しさに追求した新気鋭のコーヒーブランドです。
これまで2,000以上販売、3,000商品以上見てきた中から選りすぐりのコーヒー豆を厳選してくれます。
使用している豆はスペシャルティコーヒーです。
※スペシャルティコーヒーとは、味や香りなど決められた評価基準を満たし、豆の体制・工程・品質管理が徹底された高品質な豆のこと
JCQAコーヒー鑑定士が監修
- 全日本コーヒー検定委員会認定
- JCQAコーヒー鑑定士 2013年1月取得
以上のような専門の焙煎士が焙煎しているため、味の信頼も抜群です。
ほろ苦く香ばしさと甘みのある味わいが特徴
ブラジル完熟は、コーヒーチェリーが樹上で赤ワイン色になるまで完熟させたコーヒーです。
フルーツなどの果物は自然のまま畑で熟すと、甘味が強く果汁も多くジューシー。
コーヒーも同じで樹上で完熟した物は甘味が強く、コク、香り、自然の芳醇さを十分に含んだコーヒーです。
そのため、ほろ苦く香ばしさと甘みのある味わいが特徴で、しっかりとした味が楽しめます。
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2. 2つの銘柄が楽しめる「珈琲きゃろっと お試しセット」
「珈琲きゃろっと」は数々の賞を受賞した超人気コーヒー専門店で、メディアにも多く取り上げられています。
そんな「珈琲きゃろっと」のブラジル産コーヒー豆は、スッキリとした後味の中にもミルクチョコレートのようなコクと絶妙な甘さが特徴。
それはまさにブラウンシュガーの感覚です。
お試しセットの場合、花のような香りが特徴のグアテマラ産コーヒー豆も一緒に試せすことができます。
2種類の銘柄をコーヒー豆の飲み比べをしてみて、違いを楽しんでみてください。
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3. おすすめのブラジルコーヒーならコレ「銀座カフェーパウリスタ 森のコーヒー」
おすすめのブラジルコーヒーと言ったらこちらの商品!創業は明治44年。
ジョン・レノンなども通っていた「銀座カフェーパウリスタ」が届ける「森のコーヒー」です。
特徴としては以下の通り。
- 生産者から直接買い付けで安心安全
- 農薬・化学肥料不使用
- 完熟豆を使用し、アロマ・甘み・酸味・の絶妙な味わい
- 発売以来、50万人が購入
ブラジルの味わいをしっかりと感じることが出来るのも魅力的ですね!
挽きタイプと豆タイプに分かれているので、好きな方を選ぶことができます。
4. 甘い香りと豊かなコクが特徴「UCC ゴールドスペシャル スペシャルブレンド」
単品焙煎で仕上げたこちらのコーヒー豆は、個性を最大限に生かすために、ぞれの産地、品種に合わせて、丁寧に焙煎してからブレンドしています。
またおいしさを引き出す新型ドリッパーを使い、香り豊かな味わいを堪能できます。
甘い香りと風味豊かなコクを是非楽しんでみて下さい。
量は家族で楽しむのにも十分です。
UCCのおすすめコーヒー豆・粉をもっと知りたい方は、以下の記事をチェック!
コーヒー豆&粉の詳細
価格 | ¥685 |
---|---|
内容量 | 400g |
産地 | ブラジル・コロンビア他 |
コスパ |
もっとおすすめのブラジル産コーヒーが知りたい方は、以下の記事をチェック!
ブラジルコーヒーの特徴を理解して一度購入してみよう!
いかがでしたでしょうか?
「ブラジルコーヒーの特徴とは?豆の種類から美味しい飲み方まで解説」というテーマでお伝えしました。
ブラジルコーヒー豆の特徴としては、全体的に味のバランスが良い&他のコーヒー豆と混ぜてブレンドしやすい。
種類は代表的なコーヒー豆で、4種類あります。
- サントス
- カドテアズール
- ムンドノーボ
- サンマリノ サンドライ
そして、ブラジルコーヒー豆を美味しく飲むためには、ブラジルコーヒー豆はミディアムロースト〜フレンチロースト&エスプレッソ用のイタリアンローストで飲むのがおすすめです。
比較的、色々なショップに売っているため初心者でも買いやすいですし、飲みやすいです。
是非購入してみて、実際の味を確かめてみてはいかがですか?