フレンチローストって何?聞いたことがあるけど、どんな特徴があるのかわからない…。
フレンチローストに合うおすすめのコーヒー豆が知りたい!
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
- そもそもローストとは焙煎のことを指す
- フレンチローストは7段階目の焙煎度合いで、深煎りに属する
- フレンチローストに合うおすすめのコーヒーは「珈琲きゃろっと 初回お試しセット」
- フレンチローストの美味しい淹れ方はペーパードリップ
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう!
フレンチローストを知る前に!そもそもローストとは?
フレンチローストを知る前に、そもそもローストとは何か理解しておきましょう。
ローストは英語に直すと「roast」。
この「roast」は焙煎やあぶるという意味が含まれています。
つまりここで言うローストとは、コーヒー豆(生豆)を焙煎するということです。
浅煎りや深煎りといった表現は焙煎度合いによるもので、コーヒー豆の特徴や飲む方の好みによって決まります。
焙煎(ロースト)度合いは8段階ある
コーヒー豆の焙煎度合いに応じて以下の8段階に分かれています。
またフレンチローストは7段階目になります。
中煎り
この状態hでは茶褐色とまだ色は薄いものの、軽やかな風味を楽しめます。
特にハイローストは深煎りに近いため、コクと若干の苦味がありながら飲みやすいのが特徴です。
深煎り
以上の順番で焙煎度合いは増していきます。
シティローストは最も人気な焙煎度合い。
苦みやコク、甘みのバランスが丁度よいのが特徴で、カフェで提供されるコーヒーもシティローストが多いです。
イタリアンローストになると、コーヒー豆の見た目はほぼ真っ黒です。
味もかなり濃く、味わいも濃厚になります。
フレンチローストとは?
フレンチローストは、前述の通り焙煎度合いの7段階目になります。
そのため、コーヒー豆の中でも非常に「深煎り」とされる焙煎度合いになります。
これくらいまで強い焙煎を行なうと、コーヒー豆の内部から表層に油分が浮き出てきます。
豆にテカテカとツヤが出始めるといわけです。
味わい
フルシティローストのコーヒー豆の酸味は、ほとんど感じられません。
逆に強い苦味、コク深い味わいを楽しむ人に向けた焙煎度合いです。
酸味があまりないため、まろやかなミルクの風味と相性抜群です。
そのため、カフェラテなどのエスプレッソドリンクに使うと美味しく堪能できます。
また強い苦みは氷が薄まっても残りやすいため、アイスコーヒーにもおすすめ。
全体のバランスが取れたブラジル産コーヒー豆との相性も良いとされているよ!
フレンチローストの由来
8段階目のイタリアンローストとフレンチローストがヨーロッパの国名を有しているのは、実はその深煎りのためだとも言われています。
ヨーロッパで愛されているエスプレッソは深煎りのコーヒー豆でこそ味わい深いものになるからなのです。
フレンチローストに焙煎するコツ
ここではフレンチローストに焙煎をしたいという方向けにコツをお伝えします。
焙煎をするには「ハゼ」と呼ばれる合図が重要です。
ハゼとは焙煎をしている間に起こる化学反応で、パチパチなどと音を立てて起こります。
この合図で焙煎度合いを把握します。
2ハゼのピークでOK
フレンチローストの場合は2ハゼのピークでOKです。
つまり、2ハゼが終了して約10秒といったところ。
ここからコーヒー豆の表面にギラギラと輝く油がでてきます。
あくまでも目安なので、生豆が変われば多少の誤差はあります。
濃厚な甘みと苦味、重厚なコクのもととなる要素です。
フレンチローストに合うおすすめのコーヒー豆&粉5選
ここではフレンチローストに合うおすすめのコーヒー豆と粉を5つ紹介します。
まとめると以下の通り。
- 珈琲きゃろっと お試しセット
- スタバ
- カルディ
- 成城石井 フレンチロースト
- 土居珈琲「小さな焙煎」おためしセット
1つ1つ解説します。
1. 中・深煎りで本当に美味しい「珈琲きゃろっと お試しセット」
珈琲きゃろっとの特徴はなんと言っても、その華やかな受賞歴にあります。
- ローストマスターズチャンピオンシップで優勝
- ネットショップ大賞全国銘柄店賞で金賞
- エスプレッソブレンドチャンピオンシップで第一位
- ネットショップ大賞ドリンク部門で第一位
様々な経歴を誇ります。
2つの銘柄が楽しめる
「初回限定 お試しセット」は2つの銘柄を楽しめます。
- グァテマラ・グアヤボ農園:チェリーのようなマイルドな甘酸っぱさ
- コスタリカ・モンテ・コペイ農園:ミルクチョコレートやブラウンシュガーのような甘さが特徴
どちらも後味がほんのり甘いのが魅力的です。
またこの美味しさで圧倒的なコスパの高さも魅力です。
この美味しさで約40杯分のコーヒーが¥2,138(税込)で堪能できてしまいです。
そんなささやかな贅沢が、1杯当たり¥53。
本来であれば¥4,583(税込)のところが、初回限定で今だけ53%OFF(お試しセット)になっています。
2. 焼きムラが少ない「スタバ フレンチロースト」
こちらはスタバから販売されているフレンチローストです。
高温でのローストに耐えられる質の高いコーヒー豆が厳選されています。
極限までローストしたスタバで、深煎りの強烈なスモーキーさが特徴のブレンドコーヒーとなっています。
またスタバの焙煎では、熱風式を採用しているので、焼きムラはほぼ見られません。
これもかなりメリットでしょう。
価格は250g入りで1,231円。※100gあたり492円です。
3. 野性味のある香りが特徴「カルディ マンデリンフレンチ」
こちらはカルディから販売されている、マンデリンフレンチです。
インドネシア産のマンデリン種の豆を深煎りにしており、野性味のある香り&シャープな味わいが特徴です。
後味のキレの良さもランクインのポイント。
アイスでもホットでも美味しく飲むことが出来ます。
特にストレートは本来の味わいを楽しむにはもってこいですね。
はっきりとした苦味とコクとパンチのある香りが好きなら間違いなくこのコーヒー豆でしょう。
アイスコーヒーにもおすすめ
マンデリンの持つスパイシーなフレーバーと十分なコクのおかげでアイスコーヒーとの相性は抜群です。
苦味とコクとパンチのある香りがアイスコーヒーを引き立ててくれます。
値段 | ¥665 |
---|---|
内容量 | 200g |
原産地 | インドネシア |
おすすめの飲み方 | ブラック、アイスコーヒー |
マンデリンフレンチについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をチェック!
4. 甘み・コク・苦みのバランスが良い「成城石井 フレンチロースト」
こちらの「成城石井フレンチロースト」は、独特な強い香りが特徴です。
また、豊かな苦味も併せ持ちます。
甘み・コク・苦みのバランスが非常に良く、Amazonや楽天でも人気のコーヒーです。
是非一度試してみてください。
価格は450g入りで¥1,285です。
5. 深煎りで高級コーヒー豆&粉が楽しめる「土居珈琲「小さな焙煎」おためしセット」
「小さな焙煎」おためしセットは、土居珈琲の有名な銘柄の中で、購入した人からの人気が高い2種類をセットにしています。
1杯あたりの豆の基準使用量は約10gで、「小さな焙煎」おためしセットにおいての焙煎度合いはおまかせとなっています。
銘柄は以下の2つ。
- グァテマラ カペティロ農園:ビターな甘みとほどよい苦み、柔らかい酸味のバランスが丁度良く整っている味わいが特徴
- エルサルバドル ラ・レフォルマ農園:「カップ オブ エクセレンス」で3位入賞。甘さと香りが特徴
コーヒーは新鮮さが重要ですが、こちらは注文をもらってから焙煎するので鮮度も抜群です。
価格は200g(100g×2銘柄)で¥2,376(送料込み)。
まずは「小さな焙煎」おためしセットを1つ購入してみることを強くおすすめします。
\ 多数メディアに掲載 /
フレンチローストの美味しい淹れ方
結論、おすすめは最もポピュラーな飲み方であるペーパードリップです。
結論、1杯約160ccを抽出する場合はフレンチロースト24g以下の分量を用意しましょう。
抽出時間は3分30秒ほどでOKです。
また一度に抽出する量を増やす場合、1杯分増やすごとにコーヒー豆を12g、抽出時間を40秒増やすようにしましょう。
ポイントとしてはひらがなの「の」の字を描くイメージでお湯を注ぎます。
低い位置からゆっくりと、置くようにしてください。
また外側のペーパーまで湯がかからないよう注意しましょう。
フレンチローストをより楽しむ方法
フレンチローストをより楽しむ方法としては、エスプレッソ・カフェラテ・アイスコーヒーで飲むことです。
フレンチローストであれば、おすすめなのがエスプレッソ。
ミルクを合わせるだけで、美味しいカフェラテやカプチーノを作ることが可能です
また自宅にエスプレッソマシンがなくても問題ありません。
フレンチローストで淹れるドリップコーヒーに、ミルクを加えるだけも十分に美味しいです。
またフレンチローストはアイスコーヒーとの相性も良いです。
スイーツと一緒に飲むとより美味しい
フレンチローストは、強い苦みとコクが特徴です。
そのため、甘いスイーツといただくことでよりその美味しさが際立ちます。
濃厚なチョコレートやクリームたっぷりのケーキなどと合わせても良いでしょう。
その他にも、ローストしたナッツやスモークされたフードなどとも相性抜群です。
フレンチローストだけじゃない!より美味しくコーヒーを楽しむ方法
より美味しくコーヒーを楽しむ方法としては焙煎度合いだけではありません。
焙煎度合いも重要ですが、コーヒー豆の種類によってもかなり美味しさは変わってきます。
コーヒー豆の種類は大きく分けて3つあります。
- アラビカ種
- ロブスタ種
- リベリカ種
この3つの違いを理解しつつ、焙煎度合いが分かればよりコーヒーを楽しめるはずです。
より詳しく知りたい方は「アラビカ種とロブスタ種の違いとは?コーヒー豆の品種の特徴を解説」の記事をチェック!
フレンチローストのコーヒーは一度試してみる価値アリ!
いかがでしたでしょうか?
フレンチローストについて、美味しいいれ方からおすすめまで紹介しました。
フレンチローストは焙煎度合いの中でも深煎りで、深い苦味と強いコクが特徴です。
またフレンチローストのコーヒーは、一度試してみる価値は大いにあります。
是非今回紹介したおすすめのコーヒー豆&粉の中から、自分が気に入ったものを購入して、フレンチローストの魅力に触れてみて下さい。
あなたもきっとコーヒーの醍醐味にハマるはずです。