ドイツのコーヒー文化はどんな感じなの?
ドイツの有名コーヒーメーカーについて知りたい!
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
ドイツのコーヒー文化について何か知っていることはありますか?
あまり馴染みが無くて見当もつかないという方も多いと思います。
ということで今回は、ドイツのコーヒー文化やコーヒーメーカーについて紹介!おすすめ商品も実飲を踏まえてお伝えします!
- ドイツはハンドドリップが主流で、家で飲むことが多い
- メリタがペーパードリップを発明したことで、ドイツのドリップコーヒーの文化が発展した
- ドイツのコーヒー消費量は多く、ほとんどの人が朝にコーヒーを飲む
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう!
ドイツってどんな国?コーヒー文化に触れる前におさらいしよう
ドイツはヨーロッパの西側に位置する国です。
首都はベルリンで、GDP(国内総生産)が日本に次いで4位の経済大国。(NHK調べ)
オランダやベルギーなどの9つのヨーロッパ諸国に囲まれており、ヨーロッパのちょうど中心部に位置します。
観光地としてノイシュバンシュタイン城、食べ物としてソーセージやビールなどが有名ですね。
もちろんコーヒー文化も発展しており、街中の至る所にカフェがあります。
歴史的な建造物も多く風景も豊かなので、ヨーロッパらしい国へ旅行に行きたい方にピッタリです!
ドイツのコーヒー文化
ドイツに限らず、ヨーロッパではコーヒーがよく飲まれます。
日本ではドリップコーヒーが主流ですが、ドイツではどうなのでしょうか。
ここでは、ドイツのコーヒー文化について紹介します。
ドリップコーヒーが主流
ドイツは日本と同じくドリップコーヒーが主流です。
特にコクのあるコーヒーが好まれるので、日本人の好みとよく似ているといえます。
ちなみに、フランスやイタリアといった他のヨーロッパ諸国では、苦みの強いエスプレッソが主流。
この文化の背景には、ドイツのコーヒーメーカーメリタの影響があります。
メリタが世界で初めてペーパードリップを発明したことにより、ドイツはドリップコーヒー主流の文化になったのです。
ペーパードリップもドイツで開発されたと言われているね
ドリップコーヒーとは何?美味しいの?という基礎的なことが知りたい方は、以下の記事をチェック!
【現地レポート】実際にドイツのコーヒーを飲んでみた感想・レビュー
実際にドイツのコーヒーを飲んでみた感想ですが、やはりコクのある味わいだと感じました。
また、酸味がやや強くさわやかな後味のコーヒーが多かったです。
ドイツは自宅でコーヒーを飲む人が多いので、淹れやすいハンドドリップで飲まれます。
しかし他の国と同じようにカフェも多く、エスプレッソが飲める場所は多くありました。
そのため、旅行で訪れた際も普段と同じようにコーヒーが飲めるでしょう。
ただ平均して値段は高く、平均するとLサイズ(300ml)で約400円します。
これは物価が日本よりも高いのが原因でしょう。
日本でも人気なコーヒー豆を使用している
ドイツのコーヒーは日本でも人気なコーヒー豆を使用していることが多いようです。
実際にコーヒー専門店やカフェを訪れて店員に聞いてみたところ、多くの場所でケニアやタンザニアといった国の豆を使っていました。
上記のコーヒー豆は、やはりフルーティーな酸味が特徴的です、焙煎次第では十分な苦味を感じられるバランスの取れた豆です。
そのような理由からコクがあり、酸味が強くさわやかな後味のコーヒーが多かったのでしょう。
日本とドイツは仲が良いからなのもね!
ドイツ版のネスカフェも飲んでみた
ドイツの コーヒー専門店も周りながら、スーパーやコンビニで売られている、ネスカフェのバニラタイプを購入して飲んでみました。
お値段は200円ほどです。
結論非常に甘く、その他の酸味やコクはあまり感じられませんでした。
ただ全体的にバランスが良いので、ゴクゴク飲めます。
甘党の方におすすめです。
日本の缶コーヒーと比べると、若干味は劣るかと思います。
公式サイトも一応貼っておきますので、気になる方は見てみて下さい。
今回調査したドイツの都市一覧
- ベルリン
- ハンブルク
- ミュンヘン
- レンブルッフ
ドイツのコーヒーの歴史
ドイツのコーヒーは17世紀に伝わったとされています。
もともとイギリスから持ち込まれ、18世紀にはベルリンを中心にカフェが展開。
その後、ペーパードリップの元祖であるメリタが20世紀初頭に創業され、ドイツのコーヒー文化が発展していきました。
現在もその文化が根強く残っており、誰でも簡単にコーヒーが淹れられるメリタドリッパーを使って、多くのドイツ人が自宅でコーヒーを楽しんでいます。
現在はカフェも増えてきて、他の国と同じようにエスプレッソやコールドブリューといった飲み方もされるようになりました。
ドイツのコーヒー消費量
全日本コーヒー協会によると、ドイツの一年間のコーヒー消費量は4万8千tです。
コーヒーマシンとコーヒーショップの普及から、ラテへの嗜好の変化も見られ、エスプレッソ/カフェ・クレマ用に焙煎された豆の消費量も伸びている。現在の消費量は約4万8千tで10年前の6倍以上だ。 しかしまだ、フィルターコーヒーが好きだという人は、ミルク入りとブラックを合わせて全体の8割。素朴なパンとチーズの朝食や、ドイツ風ケーキには、やはり香り高いフィルターコーヒーがよく合うからである。
コーヒー消費からみる、ドイツ人のライフスタイル
また、毎日朝食と共にコーヒーを飲むという人が約85%おり、主に朝食にコーヒーを飲む文化があることが分かりました。
依然としてドリップコーヒーが人気ですが、近年はエスプレッソやコールドブリュー(水出しコーヒー)の人気が高まっており、より多様性のあるコーヒー文化になりつつあります。
ビールの消費量が多いことで有名なドイツですが、同じようにコーヒーの消費量も多いのが特徴です。
ドイツの有名コーヒーメーカー3選!おすすめ商品も紹介
コーヒー好きが多いドイツですが、どんなコーヒーメーカーやブランドがあるのでしょうか。
ここでは、ドイツの有名コーヒーメーカーとおすすめ商品を3つ紹介します。
まとめると以下の通りです。
- ダルマイヤー(dallmayr)
- メリタ
- クライスカフェ
1. 1700年から続く老舗メーカー「ダルマイヤー(dallmayr)」
紅茶やコーヒーで有名な老舗メーカー、ダルマイヤーことアロイス・ダルマイヤーはドイツの企業です。
300年以上の歴史があり、バイエルン王室ご用達の歴史を持つ高級コーヒーブランドです。
コーヒーや紅茶といった飲み物だけでなく、ハムやソーセージといった食品も扱うデリカ業者です。
見た目もおしゃれでギフトにも最適「ダルマイヤー コーヒー レギュラーギフト」
ダルマイヤーの人気コーヒーが入ったギフトです。
コクと酸味が特徴で、気品あふれる味わいのコーヒー。
入れ物の見た目から高級感が感じられる、ギフトにピッタリなコーヒーギフトです。
2. メリタ式ドリッパーでおなじみ「メリタ」
ペーパードリップを開発したメリタは、ドイツのみならず世界中でハンドドリップを普及させました。
誰でも簡単にコーヒーが淹れられるようにと考えられたメリタのドリッパーは、コーヒー好きなら必ず使ったことのあるベストセラー商品です。
ドリッパーやフィルターだけでなく、コーヒーマシンやグラインダーなどのコーヒー関連商品も多数取り扱っています。
簡単さを追求したドリッパー「メリタ コーヒードリッパー」
人生初ドリッパーとして愛用されることの多いコーヒードリッパーです。
必要なお湯の量を注ぐだけで誰でも同じ味が出せる、最も簡単なペーパードリッパー。
一つ穴なのでお湯が落ちるスピードが遅く、より濃い味わいになるのが特徴です。
3. 首都ベルリンに工場を構える「クライスカフェ」
クライスカフェはドイツのインスタントコーヒーメーカーです。
20世紀半ばの西ドイツで、当時発明されたばかりのフリーズドライをコーヒーに活用したのは、このクライスカフェが初めてです。
ベルリンとハンプルグに工場を構える、ヨーロッパ最大級のインスタントコーヒーメーカー。
通好みの味わい「クライス スペシャルメイド ロイヤルマウンテン」
なめらかなコクが特徴のインスタントコーヒーです。
フリーズドライ製法で味と風味を残したままインスタントにしているので、よりドリップコーヒーに近い味わいなのが特徴です。
一度飲んだらリピートしてしまうという人が多数。
【閲覧注意】怖すぎるドイツの缶コーヒーCM
ドイツの缶コーヒーメーカーのCMが怖すぎるということで話題になりました。
のどかな風景を見ていたら、いきなり怖い顔をした人が叫びながら出てくるというCMです。
缶コーヒーの目覚まし効果を宣伝するためのCMですが、これはあまりにも怖すぎます。
本当にびっくりするので、心臓の弱い方は気を付けてください。
放送禁止レベルの怖さです
ドイツのコーヒーを一度飲んでみよう!
いかがでしたでしょうか?
今回はドイツのコーヒー文化について紹介しました。
まとめると以下の通りです。
- ドイツはドリップコーヒーが主流。カフェではエスプレッソも飲める
- ドイツではメリタがペーパードリップを発明した
- ほとんどの人が朝にコーヒーを飲む
ドイツのコーヒーは日本人好みの味なので、もしドイツに旅行へ行くことになったらぜひ飲んでみてください!