イタリア流エスプレッソって美味しいの?どんな特徴があるのかな?
イタリア流で楽しむエスプレッソはどんなマシン・豆が必要なのかな?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
- イタリア流のエスプレッソは、普通のコーヒーカップの約半分の大きさのカップで提供される
- エスプレッソの歴史は、コーヒーの量を3分の2に減らし価格を下げて提供することから始まった
- イタリア流エスプレッソの楽しみ方・飲み方は、大きく3通りある
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう。
イタリアが本場のエスプレッソとは?
今回は実際に現地イタリアに赴いて、本場のエスプレッソを飲んで徹底調査しました。※複数店舗まわって調査。
結論、イタリアが本場のエスプレッソは量が少なめで酸味も落ち着いています。
エスプレッソ豆の味がしっかりと強調されていて、バランスの良い味わいでした。
そもそもエスプレッソとは、コーヒー豆を深煎りかつ極細挽きにし、それをフィルターに詰めて、加圧してお湯を通し淹れるコーヒーのことです。
イタリアではカフェと言えばエスプレッソの事を指すくらいポピュラーな飲み物。
濃厚な味わいのコーヒーを小さなカップに入れて飲むのが一般的です。
普通のコーヒーカップのおよそ半分の大きさのカップで提供されることが多く、デミタスとも呼ばれています。
圧力をかけることでコーヒー豆が持つ成分がかなり濃く抽出されるので、よりコーヒーの風味を強く感じられます。
苦みや酸味が強く出ることもありますが、短時間・高圧力の抽出により雑味の少ない味わいになります。
コーヒー豆本来の味をより濃く楽しむためのドリンクだね。大人の味って感じがするな。
より詳しくエスプレッソについて知りたい方は、以下の記事をチェック!
歴史
19世紀初頭に、ローマの「カフェ・グレコ」というカフェのオーナーであるサルヴィオーニは、コーヒー豆の不足に悩んでいました。
そこで、コーヒーの量を3分の2に減らし価格を下げて提供しこの苦境を凌いだと言われています。
この時提供するコーヒーカップを小さいものにしたことがデミタスカップの起源です。
その後、ルイジ・ベゼラという人物によってエスプレッソマシンが開発されたのは1901年のことでした。
高い圧力をかけて濃厚なコーヒーを淹れられるエスプレッソマシンの特許をデジデリオ・パボーニが買い取り、1906年のミラノ万国博覧会に「ベゼラ」という名称で出品したのがエスプレッソの始まりです。
語源は「急速に」という説と、「特別に、あなただけに」という説、「抽出する」という意味のイタリア語「estratto」の過去分詞系から派生したという3つの説があります。
100年以上の歴史があるんだね。
イタリア流エスプレッソの楽しみ方・飲み方
小さなカップで出てくる濃厚な飲み物というイメージが強いエスプレッソ。
どのように飲むと、よりエスプレッソの味わい深さを楽しめるのでしょうか。
イタリア流エスプレッソの楽しみ方・飲み方をまとめると以下の通りです。
- そのまま飲む
- 砂糖を入れて飲む
- ホイップクリームをのせる
順番に解説します。
そのまま飲む
まずはそのまま、ストレートで飲んでみましょう。
濃いコーヒーの味わいに目の覚めるような気持ちになりますが、後味は豆本来の味や香りがより強く感じられますよ。
砂糖を入れて飲む
エスプレッソの本場・イタリアでは、実は砂糖を入れて飲むのがメジャーです。
しかも入れる量は、シュガースプーンで山盛り1杯ほど!
普段だとなかなかそこまでコーヒーに砂糖を入れないので、最初は少し驚きましたが、甘みと苦みが同時に感じられる不思議な味わいの虜になってしまいました。
砂糖を入れた際にかき混ぜ過ぎないようにしよう
ポイントは、砂糖を入れた時にかき混ぜ過ぎないことです。
エスプレッソは抽出された際に3層になっており、混ぜすぎるとこの層が崩れて本来の味わいを楽しめなくなってしまいますよ。
表面に浮かんでいるクレマと呼ばれる気泡を潰さない程度にゆっくりかき混ぜましょう。
クレマとは、エスプレッソの表面に浮かんでいる泡の部分を指します。クレマがあるエスプレッソは美味しいと評されることが多いです。
飲み終わった後に、カップの底にたまった砂糖がまたスイーツみたいで美味しいよ!
クレマの特徴や美味しい淹れ方については、以下の記事で詳しく解説しています!
ホイップクリームをのせる
エスプレッソのコク深さと、クリームの甘さが溶けあって上質なデザートを食べているかのような味わいになります。
いつものエスプレッソの飲み方に飽きてしまった方におすすめです。
イタリアで作られたエスプレッソマシン3選
エスプレッソマシンにはさまざまな種類があります。
せっかくなら美味しいエスプレッソが飲みたいですよね。
イタリア製のエスプレッソマシンでおすすめのものを3つ紹介します。
まとめると以下の通りです。
- デロンギ ディナミカ コンパクト全自動コーヒーマシン
- イリー フランシスフランシス
- GAGGIA アニマ全自動コーヒーマシン
順番に解説します。
1. 液晶パネルをタッチするだけ「デロンギ ディナミカ コンパクト全自動コーヒーマシン」
自宅で本格的なコーヒーの味を再現してくれるのがデロンギのコーヒーマシンです。
こちらの製品は、日本語表示の液晶パネルをタッチするだけで、簡単に美味しいエスプレッソを飲むことができますよ。
もちろんその他カフェメニューも充実しており、ミルクフロッサーを使えばまるでお店で飲むようなふわふわのミルクも作れます。
エスプレッソマシンの詳細情報
名称 | デロンギ ディナミカ コンパクト全自動コーヒーマシン ECAM35035W |
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製品寸法 | 幅24㎝×奥行44.5㎝×高さ36㎝ |
製品重量 | 9.5㎏ |
タンク容量 | 1.8ℓ |
豆ホッパー容量 | 300g |
グラインダー | 7段階/低速回転コーン式 |
価格 | 109,780円 |
2. カプセル式のおすすめエスプレッソマシン「イリー フランシスフランシス」
タッチボタンを押すだけで本格的なエスプレッソが抽出できる「イリ― フランシスフランシス」
カプセルホルダーにカプセルをセットし、タッチボタンを押してあとはコーヒーが抽出されるのを待つだけなので、難しい操作などはありません。
コーヒーがマシンに触れないので、特別なお手入れが必要ないのも嬉しいですよね。
コンパクトなので置き場に困らない設計になっています。
エスプレッソマシンの詳細情報
名称 | イリ― フランシスフランシス |
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製品寸法 | 幅10㎝×奥行31㎝×高さ26.5㎝ |
製品重量 | 3.6㎏ |
タンク容量 | 1ℓ |
豆ホッパー容量 | カプセルマシンなので1カプセル分 |
グラインダー | なし |
価格 | 16,280円 |
3. 本場のエスプレッソの味わいが楽しめる「GAGGIA アニマ全自動コーヒーマシン」
GAGGIAのベストセラーマシンである「GAGGIA アニマ全自動コーヒーマシン」
さまざまな機能がついていて、美味しいコーヒーを飲むのに一役買ってくれます。
イタリア基準の15気圧をかけられるようになっており、まさに本場のエスプレッソという味わいを楽しむことができますよ。
スタイリッシュなデザインもインテリアになじんでくれそうですよね。
エスプレッソマシンの詳細情報
名称 | GAGGIA アニマ全自動コーヒーマシン |
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製品寸法 | 幅22.1㎝×奥行43㎝×高さ34㎝ |
製品重量 | 7.5㎏ |
タンク容量 | 1.8ℓ |
豆ホッパー容量 | 250g |
グラインダー | 5段階/セラミック製フラットグラインダー |
価格 | 93,280円 |
他におすすめエスプレッソメーカーが知りたい方は「【2022】直火式エスプレッソメーカーのおすすめ9選!使い方も紹介」の記事をチェック!
イタリアのおすすめエスプレッソ豆3選
美味しいエスプレッソを飲むためには、コーヒー豆にもこだわる必要があります。
イタリア産のおすすめエスプレッソ豆を3つ紹介します。
まとめると以下の通りです。
- Musetti ロッサ コーヒー豆 250g
- イリーブレンド ミディアムロースト クラシコ 豆 250g
- キンボ エスプレッソ豆 エクストラクリーム 1kg
順番に解説します。
1. 香りが特に際立つ「Musetti ロッサ コーヒー豆 250g」
Musetti(ムセッティー)のコーヒー豆は香りと味が良く、苦みとコクの両方を味わえます。
パッケージのインパクトもありますが、味のインパクトも抜群です。
エスプレッソ初心者の方におすすめですよ。
エスプレッソ豆の詳細情報
商品名 | Musetti ロッサ コーヒー豆 250g |
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メーカー | デロンギジャパン |
原産国 | イタリア |
容量 | 250g |
値段 | 1,296円 |
2. 厳選されたコーヒー豆を100%使用「イリーブレンド ミディアムロースト クラシコ 250g」
厳選された豆を100%使用した「イリ―ブレンド ミディアムトースト クラシコ」
芳醇なアロマとバランスの取れた味わいが売りです。
極細挽きでエスプレッソを飲めるほか、中挽きにすればドリップコーヒーとしても楽しめますよ。
エスプレッソ豆の詳細情報
商品名 | イリ―ブレンド ミディアムトースト クラシコ 豆 250g |
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メーカー | イリー |
原産国 | イタリア |
容量 | 250g |
値段 | 1,728円 |
3. 芳醇なクレマと深いコクが特徴「キンボ エスプレッソ豆 エキストラクリーム 1kg」
しっかりとしたクレマと深いコクがある「キンボ エスプレッソ豆 エクストラクリーム」。
酸味が抑えられているので、酸っぱいコーヒーが苦手な方におすすめです。
ぜひこの力強い味わいを堪能してください。
エスプレッソ豆の詳細情報
商品名 | キンボ エスプレッソ豆 エキストラクリーム 1kg |
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メーカー | キンボ |
原産国 | イタリア |
容量 | 1kg |
値段 | 3,097円 |
他におすすめエスプレッソメーカーが知りたい方は「エスプレッソ豆のおすすめ人気ランキング9選!通販で買えて美味しい」の記事をチェック!
イタリア流エスプレッソを楽しもう!
いかがでしたでしょうか?
イタリア流エスプレッソについて、おすすめのマシンやコーヒー豆も含めながら紹介しました!
今回の記事で重要なことをまとめると以下のとおりです。
- イタリア流のエスプレッソの飲み方は「そのまま飲む」「砂糖を入れて飲む」「ホイップクリームをのせる」の3つがある
- 1901年にイタリアのルイジ・ベゼラという人物によってエスプレッソマシンが開発された
- エスプレッソを楽しみたいならデロンギのマシンを買うのがベター
ぜひ今回紹介した飲み方、商品を参考にしながらイタリア流エスプレッソを楽しみましょう!