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ルンゴとは?エスプレッソとの違いから作り方・飲み方まで完全解説

ルンゴとエスプレッソの違いは?

おすすめの飲み方や商品を知りたい!

このような疑問にお答えしていきます。

あなたはルンゴというコーヒーを飲んだことはありますか?

よくエスプレッソと一緒に使われる言葉ですが、ルンゴとは一体何なのでしょうか?

本記事ではその意味からエスプレッソとの違い、飲み方まで完全解説!最後にはおすすめも紹介するので最後までご覧下さい!

この記事の結論
  • ルンゴとはエスプレッソの通常2倍の水で抽出したコーヒー
  • ルンゴはカフェイン量もエスプレッソより多く、濃く苦みが引き立つ味わい
  • ルンゴのようにエスプレッソを使ったドリンクは、ドッピオ・リストレット・アメリカーノ・ロングブラックなど
本記事を監修する専門家
コーヒー豆研究所 げんた
柏倉元太

日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。

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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。

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タップできる目次

コーヒー用語「ルンゴ」とは?

コーヒー用語「ルンゴ」とは?

結論から言うと、ルンゴとは、エスプレッソを通常の約2倍の水で抽出したものです。

カフェルンゴや、エスプレッソ・ルンゴと呼ばれることもあります。

由来

ルンゴはイタリア語で「長い」と言う意味を表します。

ルンゴはエスプレッソを抽出する水量の約2倍を必要とするため、抽出時間も2倍ほど長くなります。

このように、エスプレッソよりも抽出時間が長いことからルンゴと呼ばれるようになりました。

ルンゴとエスプレッソの違い

ルンゴとエスプレッソの違い

エスプレッソとルンゴの違いを解説する前に、まずエスプレッソについて見ていきましょう。

エスプレッソとは?

エスプレッソとは

エスプレッソとは、イタリア語で「特急」という意味を表します。

エスプレッソ専用の機械(エスプレッソマシン)を使用して抽出します。

深煎りで細かく挽いたコーヒー豆を使用し、圧力をかけて短時間で抽出したコーヒーがエスプレッソです。

抽出には通常18~30秒ほどかかり、1杯分は約30ml、つまりショットグラス1杯分の分量ほどです。

エスプレッソは、コーヒーの旨味が凝縮されていてとても濃厚です。

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エスプレッソとルンゴの違い

ルンゴはエスプレッソの約2倍の水を使って抽出するから、薄味のコーヒーになってしまうのではないか、と思う方もいるのではないでしょうか?

実はその逆なんです。

苦みの成分はお湯にゆっくりと溶け出します。

エスプレッソを抽出する水量の約2倍を使用し、時間をかけてゆっくりと抽出するため、苦みの成分がしっかりと溶け出します。

そのため、ルンゴは苦みが引き立ったコーヒーに仕上がり、しっかりとした力強い味わいになるのが特徴です。

そして、ゆっくりと抽出するためカフェイン量も多くなります。

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ルンゴの作り方

ルンゴの作り方

ルンゴを淹れるには、エスプレッソと同様にエスプレッソマシンを使って抽出します。

コーヒー豆の焙煎度合いは、中深煎り~深煎りがおすすめです。

使用する粉の量はエスプレッソと同じですが、水の量は約2倍で抽出します。

60mlの抽出量で、抽出時間は40秒~1分かけてゆっくりと抽出します。

ルンゴの美味しい飲み方

ルンゴの美味しい飲み方

ルンゴに挑戦したいけど、おすすめの飲み方を知りたい!

エスプレッソを使ったドリンクと言えばカフェラテやカプチーノなどがありますが、ルンゴはその苦みや濃い味わいを活かした飲み方があります!

ストレートで飲む

水やミルクなどを使わず、そのまま飲む飲み方です。

エスプレッソに比べて苦みは強く感じますが、独特のクセや重さがないので比較的飲みやすいです。

水の量を増やして抽出しただけでエスプレッソとはまるで味が異なることに驚くことでしょう。

ミルクを加える

エスプレッソよりも苦味が強いので、ミルクの持つ甘みとの相性が抜群です。

ミルクを加えたいけど、しっかりとルンゴの苦みを楽しみたいという時は、低脂肪乳を加えるのがおすすめです。

しかし、ミルクを入れすぎるとルンゴ特有の風味が損なわれてしまう恐れがあるので調節しながら加えてください。

砂糖を入れる

エスプレッソ自体がキャラメルのような風味が特徴なので、ブラウンシュガーを加えるのがおすすめです。

その風味をより引き立ててくれます。

砂糖が全部溶け切らないように2~3回だけ混ぜるのがポイントです。

そして、ブラウンシュガーを加えたルンゴを飲み終えた後に、カップに残ったブラウンシュガーをスプーンで食べるのが本場、イタリア式です。

洋酒を加える

洋酒を加えることで、香りがより広がり独特の風味を楽しむことができます。

ブランデーを加える

ブランデー数滴加えるとブランデーの持つフルーティーな香りが絶妙にルンゴのスモーキーさに溶け合い、芳醇な香りと風味が倍増します。

スコッチウイスキーを加える

スコッチウイスキーはスモーキーな香りが特徴なので、ルンゴに数滴加えることでより濃厚な風味を味わえます。

アイスコーヒーで飲む

マザグランという飲み物を聞いたことはありますか?

マザグランとはアルジェリアの地名ですが、フランス語で「冷やしコーヒー」を表します。

暑い夏に飲みたくなるような爽やかなドリンクです。

作り方は以下の通りです。

  1. ルンゴにお好みの分量の砂糖を溶かす
  2. 氷の入ったグラスに注ぎ急冷する
  3. レモンを絞り、お好みでレモンスライスをグラスに飾る

レモネードに似た爽やかな味わいで、コーヒーであることを忘れてしまうかのように、ゴクゴク飲めるドリンクです。

アレンジとして、炭酸水を加えたり、赤ワイン・ブランデー・ラム酒を加えてカクテルにするのもおすすめです。

ルンゴに似たコーヒードリンク

ルンゴに似たコーヒードリンク

ルンゴのようにエスプレッソから派生したものがいくつかあるので紹介します。

まとめると以下のとおりです。

  • ドッピオ
  • リストレット
  • アメリカーノ
  • ロングブラック

順番に解説します。

ドッピオ

エスプレッソ ドッピオを頼んでいつもとは違うコーヒーを楽しもう!

ドッピオとはイタリア語で「倍」という意味を表します。

その名の通り、エスプレッソの2倍のコーヒー豆を使い、2杯分の量を抽出します。

エスプレッソは1杯(約30ml)抽出するのに、コーヒー豆を7~10g使います。

それに対し、ドッピオは14~20gのコーヒー豆を使い、約60mlの量を抽出します。

リストレット

リストレットとは?

リストレットとはイタリア語で「限定された」という意味を表します。

1杯分のエスプレッソと同量のコーヒー豆を使い、エスプレッソの半分の水の量で抽出したものです。

エスプレッソを抽出するときの水量を基準に、ルンゴは2倍の水量で抽出、リストレットは半分の水量での抽出と、対照的です。

リストレットは水の量だけ少なくなるため、通常のエスプレッソよりも少ない抽出量で、しっかりとしたコクと香りが特徴的です。

エスプレッソに比べて苦みや酸味が控えめです。

甘いドリンクに少しだけ苦みを足したいときに、リストレットを1杯加えるのがおすすめです。

アメリカーノ

エスプレッソにお湯を注いで作るコーヒーのことを指します。

由来は諸説ありますが、「エスプレッソを薄めて飲むアメリカ人を侮辱する意味があった」と言うのがよく知られています。

ロングブラック

お湯にエスプレッソまたはリストレットのダブルショットを注いで作られます。

通常100~120mlの水量で抽出します。

コーヒー専門家

アメリカーノはエスプレッソが先、ロングブラックはお湯が先と正反対の作り方だね。

お湯を注いでからエスプレッソを注ぐので、クレマがはっきりと現れ、そのためエスプレッソの風味がしっかりと味わえます。

クレマとは、エスプレッソの表面に浮かんでいる泡の部分を指します。クレマがあるエスプレッソは美味しいと評されることが多いです。

独特のコーヒー文化のあるオーストラリアとニュージーランドでよく飲まれています。

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おすすめのルンゴコーヒー4選!ネスプレッソで味わえる

おすすめのルンゴコーヒー3選!ネスプレッソで味わえる

ルンゴを淹れるには、エスプレッソマシンが必要になります。

今回は本格的なエスプレッソマシンがなくても、ご自宅で手軽に淹れることのできるネスプレッソマシンを使用した商品を4つ紹介します。

  1. ワールド・エクスプロレーションズ・ストックホルム・フォルティシオ・ルンゴ
  2. トウキョウ・ヴィヴァルト・ルンゴ
  3. スターバックス ハウスブレンド ルンゴ
  4. ロールエスプレッソ ルンゴ プロフォンド

1. 風味豊かでフルボディ「ワールド・エクスプロレーションズ・ストックホルム・フォルティシオ・ルンゴ」

ワールド・エクスプロレーションズ・ストックホルム・フォルティシオ・ルンゴ

アラビカ種のみで仕上げた、なめらかな口当たりと力強い味わいが特徴のコーヒーです。

何も加えずにブラックで味わうのがおすすめです。

世界最大のコーヒー消費国のひとつであるスウェーデンのストックホルムでは、モンスーンアラビカ種コーヒーに特徴的な麦芽のような風味豊かで濃厚なブラックコーヒーが楽しまれています。

スウェーデンの人々に親しまれるコーヒーを再現するため、コロンビア産アラビカ種やモンスーン・マラバールコーヒーの風味を合わせかすかな苦味と甘みをもつ力強い味わいに仕上げました。

シナモンロールとのペアリングおすすめです。

商品スペック

価格4,320円(税込)
内容量5本セット (50杯分)
原産国スイス(コロンビア、コスタリカ他のコーヒー生豆を使用)
品種アラビカ種

2. カプセルで手軽に楽しめる「トウキョウ・ヴィヴァルト・ルンゴ」

トウキョウ・ヴィヴァルト・ルンゴ

高品質なアラビカ種を使用し、香り高い花のようなアロマとほのかなフルーティーさをあわせ持つ、複雑ながらもバランスのとれた味わいが特徴です。

芳醇な味わいと上品なアロマのバランスが良く、多くの日本人が好む酸味を控えたビタースイートな仕上がりで、ミルクとを入れても風味をしっかりと楽しめます。

150mlまでのルンゴで抽出したブラックコーヒーで、香り高いアロマをゆっくりと楽しむのがおすすめです。

商品スペック

価格4,320円(税込)
内容量5本セット(50杯分)
原産国スイス(エチオピア、メキシコの生豆を使用)
品種アラビカ種

3. 程よい強さとキャラメルの香り「スターバックス ハウスブレンド ルンゴ」

スターバックス ハウスブレンド ルンゴ

ネスプレッソマシンで使用可能なカプセルタイプのコーヒー。

ハウスブレンドと呼ばれるスターバックスが初めて作成したコーヒーで、ナッツの香りとキャラメルのような風味が特徴

ルンゴは、湯量を110mlで抽出するのがおすすめです。

商品スペック

価格800円
内容量10個(10杯分)
原産国スイス(コロンビアの生豆を使用)
品種アラビカ種
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4. 個性的な味わい「ロールエスプレッソ ルンゴ プロフォンド」

ロールエスプレッソ ルンゴ プロフォンド
出典:公式サイト

最後に紹介するおすすめのルンゴは「ロールエスプレッソ ルンゴ プロフォンド」。

鋭くスパイシーな味が特徴で、味の強さが際立ちます。

チョコレートとナッツを想わせる風味でやみつきになること間違いなし。

ロールエスプレッソはネスプレッソマシンと互換性のあるカプセルなので、ネスプレッソ好きの方はぜひ試してください。

商品スペック

価格729円
内容量10個(10杯分)
原産国
品種
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ルンゴに対するよくある質問

ここではルンゴに対するよくある質問とその回答を紹介します。

エスプレッソ、ルンゴ、アメリカーノ、ロングブラックの違いは?
  • エスプレッソ:深煎りで細かく挽いたコーヒー豆を使用し、圧力をかけて短時間で抽出したコーヒー
  • ルンゴ:エスプレッソを通常の約2倍の水で抽出したもの
  • アメリカーノ:エスプレッソにお湯を注いで作るコーヒー
  • ロングブラック:お湯にエスプレッソまたはリストレットのダブルショットを注いだコーヒー
ルンゴのおすすめは?

ルンゴはネスプレッソのシリーズがおすすめです。

カプセル式で手軽に楽しめます。

» ルンゴのおすすめはこちら

エスプレッソでよく使われるルンゴを一度味わってみよう!

エスプレッソでよく使われるルンゴを一度味わってみよう!

いかがでしたでしょうか?

エスプレッソマシンを使用したルンゴについて紹介しました!

今回の記事の要点は以下の通りです。

  • ルンゴとはエスプレッソの通常2倍の水で抽出したコーヒーのこと
  • ルンゴはエスプレッソマシンを使って抽出する
  • カフェイン量もエスプレッソより多く、濃く苦みが引き立つ味わい
  • 抽出量は60mlで、抽出時間は約40秒~1分
  • ルンゴのようにエスプレッソを使ったドリンクは、ドッピオ・リストレット・アメリカーノ・ロングブラックなどがある

本記事で紹介したおすすめの飲み方を参考に、ぜひルンゴをお試しください!

ルンゴとは?エスプレッソとの違いから作り方・飲み方まで完全解説

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この記事を書いた人

木村 紀恵のアバター 木村 紀恵 元スターバックス店員/コーヒー豆研究所 公式ライター

カナダ在住主婦。日本とカナダのスターバックスで合計約7年勤めました。

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