
コーヒーを飲むとたまに吐き気や気持ち悪さが出るのってどうして?



コーヒーを飲んだ際の吐き気や気持ち悪さを防ぐ方法って無いの?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
コーヒーを飲んで吐き気を感じる原因は、カフェインの摂り過ぎだけではありません。空腹・カフェイン感受性・豆の鮮度・体調といった4つの要因が単独または重なって起こります。
本記事では、食品安全委員会のカフェイン上限(成人400mg/妊婦200mg)や半減期3〜5時間といった医学データを根拠に、原因の見分け方・その場でできる対処チャート・再発を防ぐ3つの飲み方を解説します。
3,000商品以上をカッピングしてきた視点も交えながら、自分の体質に合ったコーヒーの飲み方を見つけてください。
- 吐き気の原因は飲み過ぎだけでなく、空腹・体質・鮮度・体調の4軸で起こる
- カフェイン上限は健康な成人で1日400mg(コーヒー約3杯)、妊婦で200mg
- すぐの対処は「水か白湯を少量ずつ→横になる→深呼吸→食事を控える」の順
- 再発を防ぐには「飲む量・種類・時間」の3つを調整するのが近道


日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。累計3,000商品以上をカッピングスコア基準で評価した上で、厳選して紹介しています。運営する国内最大級のコーヒー情報サイト「コーヒー豆研究所」(月間60万PV)は多くの読者に支持され、テレビ番組『ZIP!』をはじめ各種メディアにも出演。自社ブランド「ラボカフェ」では、厳選したコーヒー豆を累計3,000個以上販売しています。
それでは早速見ていきましょう。
コーヒーを飲むと吐き気がしたり気持ち悪くなる主な原因


コーヒーで胃がムカついたり吐き気が出る背景には、複数の要因が重なるケースがほとんどです。
一杯の量・タイミング・体質・豆の状態のいずれか1つが偏るだけでも症状は出やすくなります。
主な原因をまとめると次の7つです。
- カフェインの摂り過ぎ
- 空腹による胃の刺激
- カフェイン感受性
- アレルギーの可能性
- 体調・睡眠不足・ストレス
- カフェイン中毒や離脱症状の可能性
- コーヒーの鮮度劣化による不快感



この記事では食品安全委員会などのデータも用いて解説していきます!
それぞれ詳しく見ていきましょう。
カフェインの摂り過ぎ
コーヒーで吐き気が出るときは、まずカフェイン量が自分の体に対して多すぎないかを確認しましょう。
食品安全委員会の整理によると、健康な成人は1日あたり400mgまで、妊婦は200mgまでが目安です。
※参考:食品安全委員会
具体的なカフェイン含有量の目安は次のとおりです(150mlあたりの代表値)。
| 飲み物 | カフェイン量の目安 | 1日の上限換算 |
|---|---|---|
| レギュラーコーヒー | 約90mg/150ml | 約4杯まで |
| インスタントコーヒー | 約60mg/150ml | 約6杯まで |
| 缶コーヒー(185g) | 約100〜150mg/本 | 約3本まで |
| エナジードリンク | 約30〜100mg/本 | 製品により差大 |
| 玉露 | 約160mg/150ml | 約2杯まで |
同じ1杯でもサイズや抽出の濃さでカフェイン量は変わります。普段の量で気持ち悪くなりやすいなら、半分に減らす・薄める・飲む間隔を空けるといった調整から試してみましょう。
また、12歳以下の子どもは体重あたりの許容量が小さく、少量でも上限を超えやすい点に注意が必要です。



お子さんがいる家庭の人は、気を付けてあげてね。
カフェインの副作用
カフェインは少量なら眠気覚ましに役立つ一方、摂り過ぎると中枢神経や消化管が刺激され、不調につながります。
吐き気が出る人は、次のサインが一緒に出ていないかも確認してみましょう。
こうしたサインが出る場合は、まず量や濃さを落として様子を見るのが安全策になります。
目安量以内でも症状が出る方もいるので、無理に基準量に合わせず気分良く飲める範囲に抑えましょう。
カフェインの摂り過ぎについてより詳しく知りたい方は「【最新】コーヒーの飲み過ぎは危険?その症状と具体的な対処方法を紹介」の記事をチェック!


空腹による胃の刺激
空腹の状態でコーヒーを飲むと、胃が刺激を受けやすく、ムカつきや吐き気につながりやすくなります。
コーヒーには胃酸分泌を促すクロロゲン酸やカフェインが含まれており、空腹の胃に直接届くと粘膜への刺激が強まる傾向です。
朝の起き抜けにコーヒーを飲む習慣のある方や朝食を抜きがちな方は、量が多くなくても気持ち悪くなるケースが少なくありません。
思い当たる場合は、飲むタイミングを食後に変えるだけでも楽になるはず。難しければ、量を減らす・薄める・ゆっくり飲むといった工夫を組み合わせてみましょう。
カフェイン感受性
カフェインの効き方には個人差があり、体質によっては少量でも吐き気や動悸の不調が出ます。
これは中枢神経への作用の出方や、体内での分解スピードが人によって違うためです。
※参考:Cleveland Clinic Caffeine sensitivity
研究では、カフェイン代謝に関与する遺伝子(CYP1A2やAHR)や反応性に関わる遺伝子(ADORA2A)との関連を指摘する論文が複数あります。ただし体質差は遺伝だけで決まるわけではないため、本記事では断定せず可能性として扱います。
そのため、目安量以内でも吐き気が出るようなら、無理に慣らすより量を減らす・薄める・飲むペースを落とすなど負担を下げましょう。
アレルギーの可能性
コーヒーで気持ち悪くなる原因の多くはカフェイン量や体調によるものですが、まれにアレルギー反応が関係しています。
じんましん・かゆみ・唇や喉の腫れ・息苦しさなどが出る場合は自己判断せず、早めに医療機関へ相談してください。
重篤な場合だとアナフィラキシーが起こるケースもあります。
小児のアレルギーと違って、大人が発症するアレルギーは疲れていたり対象の物質を摂取し過ぎたりすることで症状が出ることがあります。
コーヒーアレルギーについては「【最新】コーヒーアレルギーとは?気になる症状から検査方法まで完全解説」の記事を参考にしてください。


体調・睡眠不足・ストレス
同じコーヒーでも、体調によって吐き気が出やすい日があります。
寝不足・疲労・ストレスが強い日・風邪気味の日は、胃腸が敏感になっていたり自律神経が乱れやすかったりして、カフェインの刺激を強く感じます。
いつもは平気なのに特定の日だけ気持ち悪いなら、こうした体調要因が背景にあるケースが少なくありません。
カフェイン中毒や離脱症状の可能性
ここでいうカフェイン中毒は医学用語として断定するというより、カフェインを摂り過ぎたことで不調が出ている状態をわかりやすく表したものです。
カフェインは少量なら覚醒や集中に役立つ一方、1日400mgを超える摂取が続くと、吐き気・動悸・焦り・不眠といった不調につながりかねません。
また、毎日多めに摂っている人が急にやめると、頭痛やだるさといった離脱症状が出るケースも。
無理にゼロにするより、量を段階的に減らすほうが体への負担は軽くなるでしょう。
1日1杯までにする、週に1〜2日はコーヒーを飲まない日を設けるなど、少しずつ対策をとっていきましょう。



ちなみに冒頭でも紹介したけど、コーヒーの一日の摂取量の目安はコーヒーカップ2〜3杯!
より詳しく知りたい方は「【論文付き】コーヒーをやめるとどうなる?メリットやデメリットを解説!」の記事をチェック!


コーヒーの鮮度劣化
コーヒー豆は焙煎後の経過とともに油脂が酸化し、刺激物質が増えていきます。
これまで3,000商品以上のコーヒーをカッピングしてきた経験から言えるのは、焙煎から1か月以上経過した豆や、開封後に常温放置された豆ほど、舌に残る不快な後味が出やすく、胸焼けや吐き気を訴える人が増えるという傾向です。
湿度・温度・光・酸素のいずれかが多い環境では、わずか数日でも風味劣化が進みます。
酸化したコーヒーは苦味や酸味が強まり、舌に残る不快な後味が出るうえ、胃やお腹の調子が悪くなったり気分が悪くなったりする症状を引き起こしがちです。
いつ開封したかをきちんと管理し、保存するときは密閉容器に入れて冷暗所に保存することをおすすめします。
適切な保存方法については、以下の記事をチェック!


カフェインを含むコーヒーで吐き気を起こさないための注意点3つ


飲み過ぎに注意すべきとはいえ、コーヒーが日課の方にとっていきなり止めるのは難しいですよね。
そこで、気持ち悪い思いをしないよう気をつけたいポイントを3つ紹介します。
まとめると以下のとおりです。
- 飲む量
- 種類
- 時間
順番に解説します。
1. 飲む量
1番気を付けるべきはコーヒーを飲む量です。
毎食後コーヒーを飲む方は1回減らす、大きいサイズのコーヒーを買ってしまう方は1サイズ小さくするなど、改善できることから始めてみましょう。
家でコーヒーを淹れる方はマグカップのサイズを小さくするだけでも、1日のカフェイン摂取量を100mg前後カットできるはず。
また、カフェイン量は焙煎度合いによっても変動します。
浅煎りと深煎りを比較すると、深煎りのほうが豆中のカフェイン量はやや少なめ。気持ち悪くなりやすい方は深煎りに切り替えてみてください。


2. 種類
コーヒー豆やインスタントコーヒーの種類によっても、カフェインの量は変わります。
例えばアラビカ種とロブスタ種を比較すると、ロブスタ種のほうが約2倍多くカフェインを含みます。安価なブレンド缶やインスタントはロブスタ比率が高い製品があるため要注意です。
購入する際に豆の種類を見ておくと、カフェイン量の推測がしやすくなります。
インスタントコーヒーやドリップコーヒーは、1杯当たりのカフェイン量が記載されている製品もあります。
たくさん飲みたい方は、少しでもカフェイン量が少ない商品を選びましょう。
3. 時間
カフェインは体内で少しずつ分解され、血中濃度が半分になるまでの時間(半減期)は平均で約3〜5時間です。
半減期は個人差が大きく、体質や体調・喫煙・妊娠などでも変わります。妊娠中は半減期が10時間以上に延びるとの報告もあり、抜けにくくなる点に注意が必要です。
吐き気が出やすい方は、飲む時間やタイミングに気を配るのが大切なポイントになります。
朝起き立ての空腹時、疲れているタイミング、寝不足の日などは反応が強くなりやすいため避けましょう。
コーヒーのカフェインと時間の関係についてより詳しく知りたい方は「コーヒーを飲む最適な時間とは?気になる効果から飲み方まで完全解説」も参考にしてください。


コーヒーを飲んで吐き気が出たときの具体的な対処法


コーヒーを飲んだあとに吐き気が出たときは、まずコーヒーを中止して安静にしましょう。
体を落ち着かせて胃への刺激を増やさないことが優先になります。
横になっていればいずれは治まることも多いものの、少しでも早く症状を和らげたいですよね。
ここでは、その場でできる対処法を順番にまとめていきます。
- 水か白湯を少しずつ飲む
- 横になって休む
- 深呼吸して落ち着く
- 食事をしばらく控える
- 病院に行く目安
それぞれ具体的に見ていきましょう。
水か白湯を少しずつ飲む
コーヒーを飲んでいて具合が悪くなったと感じたら、まず体内のカフェイン濃度を下げるために水か白湯を少量ずつ飲んで様子を見ましょう。
一気に飲むと胃がびっくりして気持ち悪さが強くなるため、ひと口ずつがポイントになります。
カフェインには利尿作用があるので、失った水分を補給するという意味でも水分摂取は有効です。
横になって休む
また、無理に動かず楽な姿勢で休むことも大切です。
吐き気が強いときは、体を起こしているだけで気分が悪くなるケースがあります。
横向きで休むと落ち着く方もいるので、自分が楽な姿勢を優先してください。
深呼吸して落ち着く
吐き気と一緒に動悸や落ち着かなさがあるときは、ゆっくり呼吸を整えると楽になるケースがあります。
鼻から吸って口から長く吐く動作を数回繰り返してみましょう。
頭痛時には脳に酸素を送ってあげることで痛みが和らぐ場合もあります。
興奮した神経を落ち着かせ、同時に気持ちを落ち着かせるためにも深呼吸は有効です。
食事をしばらく控える
カフェインの摂り過ぎで吐き気や胃痛を感じる時は、消化管が刺激されて弱った状態になっています。
そのときに食事を摂ると、消化系が再び働くことで刺激を与えてしまう結果につながります。
吐き気がある間は、無理に食べずに胃を休ませるほうが楽です。
落ち着いてきたら、消化の良いものを少量から食べ始めるようにしましょう。
病院に行く目安
吐き気が強くて水分がとれない、嘔吐が続く、動悸やふらつきが強いなど、症状が何度も繰り返す場合は受診も検討しましょう。
コーヒーを減らしても改善しないときは、カフェイン以外の原因が隠れている可能性もあります。
不安がある場合には我慢をせず医療機関に相談してください。
コーヒーを飲む度に頭痛がする方は「コーヒーを飲むと頭痛が起きる?そう言われる原因と対処法を徹底解説」の記事を参考にしてください。


対処の順番をチャートで確認
ここまでに整理した対処法を、すぐ見返せるようにチャートにまとめます。
いざというときの参考にしてください。
スタート
コーヒーを飲んで吐き気が出た
まず確認
強い症状がある?(息苦しさ/胸の痛み/強い動悸/ふらつき/嘔吐が止まらない/水分がとれない)
はい 受診検討
無理せず受診を検討(救急相談も視野)
いいえ セルフ対処へ
次の手順で対処を進める
対処① 水か白湯を少しずつ飲む
ひと口ずつ。冷たい水がつらいなら白湯。
対処② 横になって休む
楽な姿勢で安静に。つらければ横向き。
対処③ 深呼吸して落ち着く
吐く息を長めにして数回繰り返す。
対処④ 食事をしばらく控える
落ち着いたら消化の良いものを少量から。
改善しない/繰り返す
病院に行く目安を確認し、必要なら相談する。
コーヒーの吐き気はいつ治る?回復までの目安時間


コーヒーで吐き気が出ると「いつ治るのか」が気になりますよね。
カフェインの効果が体内で持続する時間を「半減期」と呼び、健康な成人の場合は摂取後3〜5時間で血中濃度が半分になります。完全に体外へ排出されるまでの目安は8〜14時間ほど。
つまり、吐き気の主因がカフェインの摂り過ぎだった場合、おおよその回復までの流れは次のとおりです。
| 経過時間 | 体内のカフェイン | 体感の目安 |
|---|---|---|
| 飲んでから30〜60分 | 血中濃度がピーク | 吐き気・動悸が出やすい |
| 1〜3時間後 | 濃度が下がり始める | 水分摂取で和らぎ始める |
| 3〜5時間後 | 濃度が半分(半減期) | 多くの場合は症状が落ち着く |
| 8〜14時間後 | ほぼ排出完了 | 違和感がほぼ消える |
ただし半減期には個人差があり、妊娠中は10時間以上、肝機能が低下している方や経口避妊薬を服用中の方でも延びる傾向です。
反対に喫煙者は半減期が短くなるとの報告もあり、抜け方にはばらつきが出ます。
空腹や鮮度劣化が原因の場合は、胃の刺激が落ち着けば数十分〜数時間で楽になるはず。
5時間以上経っても症状が和らがない、嘔吐や強い動悸が続く場合はカフェイン以外の原因も考えられるため、医療機関への相談を検討してください。
コーヒーを飲んで吐き気を防ぐ3つの方法


カフェインで気持ち悪くなりたくないけれど、どうしてもコーヒーが飲みたい時もありますよね。
眠たいけれどまだ仕事や作業が残っている時、目覚めたばかりで頭がすっきりしない時など、コーヒーは強い味方になります。
そんなときは以下の3つの対処法を試してみてください。
- 新鮮なコーヒーを選ぶ
- カフェオレにする
- カフェインレスに置き換える
順番に解説します。
1. 新鮮なコーヒーを選ぶ
すでに述べたように、酸化したコーヒーは体調不良の原因になりかねません。
スーパーなどで売られているコーヒー豆は、いつ焙煎されたのか分からない商品もあるため、店頭に並んだ時点で品質が劣化していることも。
コーヒー豆を販売している通販サイトで直接購入すれば、注文を受けてから焙煎して出荷してくれるので新鮮な商品が手に入ります。焙煎日が表示されている店舗を選ぶのがコツ。
高品質で新鮮なコーヒーは体に優しいだけでなく味も格別なので、ぜひ味わってみてください。
新鮮なコーヒーに関しては、以下の記事で解説しています。


2. カフェオレにする
ブラックコーヒー100mlを飲むのと、ブラックコーヒー50ml+ミルク50mlのカフェオレを飲むのでは、摂取するカフェイン量に2倍の差が生まれるのです。
ミルクのタンパク質や脂肪は胃の粘膜をやわらげる効果も期待でき、空腹時に飲むコーヒーで胃が荒れやすい方に向いています。
吐き気や気持ち悪さといった症状も、その分起きにくくなるでしょう。
ブラックでないと飲めない方以外は、体を労わってカフェオレにして飲んでみてください。
おすすめのカフェオレは、以下の記事をチェック!


3. カフェインレスに置き換える
カフェインを大幅にカットしたカフェインレス(デカフェ)コーヒーは、今や市場で広く流通する選択肢のひとつ。
デカフェの定義は国によって異なるものの、日本ではカフェイン残存量が0.1%以下と定められており、レギュラー1杯の約10分の1以下の含有量に抑えられます。
以前は「味が薄い」と評判が良くない面もありましたが、今は製法にこだわることで普通のコーヒーに劣らないカフェインレスコーヒーが揃っています。
コーヒーを飲みたいけれど子どもへの影響を考えてカフェインの摂取を控えている妊婦さんも、安心して飲めるのが嬉しい点です。


もちろん少量はカフェインが含まれているので、こちらも飲み過ぎには注意してください。
おすすめのカフェインレスコーヒーが知りたい方は、以下の記事をチェック!


コーヒーが体質的に合わない人に共通する5つの特徴


「目安量を守っているのに気持ち悪くなる」場合は、体質的にコーヒーが合わない可能性も視野に入れましょう。
体質的にコーヒーが合わない方には、以下のような特徴が見られます。
- 1杯飲むだけで動悸や手の震えが出る
- もともと胃腸が弱く、空腹時の刺激を強く感じる
- カフェインの覚醒作用が長引き、夜眠れなくなる
- 緑茶や紅茶でも気分が悪くなる
- 家族にもカフェインに敏感な人がいる
これらに3つ以上当てはまる場合は、体内でカフェインの分解が遅いタイプ(CYP1A2 slow metabolizer)の傾向があります。
※参考:Cleveland Clinic Caffeine sensitivity
合わない方が無理に飲み続けると、慢性的な胃もたれや不眠を招くことがあるため、デカフェ・ハーブティー・麦茶など別の選択肢に切り替えるのが現実的です。
とはいえ、コーヒーの香りや味わいが好きで諦めたくない方も多いはずです。
その場合は、抽出時間を短くする・湯量を増やして薄める・浅煎りより深煎りを選ぶといった工夫で、カフェイン量を抑えながら楽しめます。
コーヒーと吐き気に関するよくある質問
ここではコーヒーを飲んで気持ちが悪くなることに関する、よくある質問とその回答を紹介します。
- 吐き気が出た日は、もうコーヒーを飲まない方がいいですか?
-
その日は無理せず中止し、水か白湯で水分をとって休みましょう。
落ち着いたら、次回は量や濃さ、飲むタイミングを調整して様子を見てください。
- コーヒー1杯で気持ち悪くなるのは異常ですか?
-
異常ではなく、カフェイン感受性が高い体質の可能性があります。
遺伝的にカフェインの分解スピードが遅い方は、150ml1杯(カフェイン約90mg)でも症状が出ることがあります。
無理に慣らさず、デカフェやカフェオレに切り替えるのが安全です。
- 毎日飲んでいたのに、急にやめたら気持ち悪いのはなぜですか?
-
毎日飲んでいた人が急にコーヒーをやめると、いくつかの身体的・精神的な変化が起こります。
個人差があるため、すべての人に当てはまるわけではないものの、よく見られる変化を挙げます。
- カフェインの離脱症状: 頭痛・疲労・イライラ・集中力の低下・うつ症状・筋肉痛・むくみといった症状が出る場合あり。通常は数日から1週間ほどで緩和される傾向です。
- 睡眠の質の向上: カフェインの覚醒作用が抜けることで、睡眠の質が向上し疲労感が減少するケースも。
- 消化器系の変化: コーヒーは胃酸の分泌を促進するため、やめれば胃の不快感や胃酸逆流が緩和される場合があります。
- 血圧の変化: カフェインの一時的な血圧上昇がなくなり、高血圧リスクのある方は数値が安定する可能性も。
- 糖分摂取の減少: コーヒーに砂糖や甘味料を加えていた場合、摂取量が減って体重や血糖値に好影響を与えるケースも。
コーヒーをやめることで生じる変化は、個人の体調やコーヒー摂取量、摂取方法によって異なります。
急にコーヒーをやめるのではなく、徐々にカフェイン摂取量を減らすことで離脱症状を緩和できます。
- 妊娠中にコーヒーで気持ち悪くなるのはなぜですか?
-
妊娠中はホルモン変化でカフェインの代謝速度が遅くなり、半減期が10時間以上に延びるためです。
つわりで胃腸が敏感な時期は、いつもの量でも刺激を強く感じます。
妊婦の方は1日200mg(コーヒー2杯程度)までを上限に、デカフェへの切り替えも検討しましょう。
- デカフェなら吐き気は出ませんか?
-
出にくくなる可能性はありますが、体質や体調でも変わります。
まずは薄めたり、量を減らしたりして様子を見てコントロールしましょう。
- 目安量以内なのに吐き気が出るのは体質ですか?
-
体質によって少量でも反応が出ることがあります。
目安以内でもつらい場合は、無理に慣らさずに量や濃さを落として自分に合う量に調整しましょう。
- カフェインはどれくらいで抜けますか?
-
カフェインの効果は個人差がありますが、平均では摂取後約3〜5時間で半分になります。
これはカフェインの「半減期」と呼ばれる指標で、カフェインが体内で効果を示す期間を示しています。
ただし、年齢・体重・代謝速度・遺伝的要素によって異なる場合も。
完全にカフェインが体から排出されるまでには、だいたい8〜14時間ほどかかるとみておくと安心でしょう。
こちらも個人差がありますので、あくまで目安として捉えてください。
- 病院に行く目安は?
-
吐き気が強くて水分がとれない、嘔吐が続く、動悸やふらつきが強い、症状が何度も繰り返す場合は受診も検討しましょう。
減らしても改善しないときは、別の原因が隠れている可能性もあります。
コーヒーの吐き気は飲み方の調整で防げる


コーヒーで吐き気・気持ち悪さが出る原因と対処法を解説しました。
本記事の要点を整理します。
- 原因はカフェイン量・空腹・体質・鮮度・体調の5軸。1つの要因で出ることはむしろ少ない
- 成人の上限は1日400mg(コーヒー約3杯)、妊婦は200mgが目安
- その場の対処は「水か白湯→横になる→深呼吸→食事を控える」の順、半減期3〜5時間で多くは落ち着く
- 再発を防ぐには「飲む量・種類・時間」の調整+鮮度の良い豆を選ぶのが近道
- 合わない体質と感じたらデカフェやカフェオレに切り替えるのが現実的
コーヒーの吐き気は、空腹・体質・体調・飲み方の影響で起こるものです。
まずは量や濃さを落として、食後に回すなど胃腸への負担を下げる調整から試してみましょう。鮮度の良い豆を選ぶだけでも、飲み心地は大きく変わります。
本記事の対処チャートと飲み方のコツを使って、自分の体質に合うコーヒーライフを整えてください。
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