ラムコーヒーって何?
ラムコーヒーの美味しい作り方が知りたい!
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
コーヒーにラムを入れたカクテルのラムコーヒー、おいしいホットやアイスで飲む作り方を詳しく解説します。
またコーヒーに合うおすすめのラム酒も3つ紹介します。カクテルに興味がある方、コーヒーとお酒が好きな方、アルコールに弱い方にも必見です!
- ラムコーヒーはコーヒーにラム酒を加えた飲み物
- ラムコーヒーはコーヒーのフレーバーとラム酒のフレーバーの両方を楽しめます
- ラムコーヒー用のラム酒はダークラムをおすすめ
- アルコールが苦手な方はラム酒のバレルエイジドコーヒーがおすすめ
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
続きはこちら
コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう!
ラムコーヒーとは?
ラムコーヒーとは、コーヒーにラム酒を加えた飲み物です。
ラムコーヒーを作る方法は大まかに分けて、下記の3種類の方法があります。
- 淹れたコーヒーにラム酒を加える方法
- ラム酒に焙煎コーヒー豆を漬けて、コーヒーフレーバーのラム酒にする方法
- コーヒーの生豆を、ラム酒を熟成させた後の空の樽に詰め込んで、数ヶ月寝かせて、樽に染み込んだラム酒の風味をコーヒーの生豆に移す方法
1~2の方法は、アルコールを含みますので、お酒が弱く、アルコールが苦手な方には不向きです。
しかし3の方法は、焙煎後のコーヒー豆にアルコールがほとんど残りませんので、お酒に弱い方でも安心して飲むことができます。
コーヒーとラム酒のフレーバーが同時に楽しめるので、コーヒーとお酒好きの方におすすめです。
ラムコーヒーの味や風味の特徴
コーヒーのほろ苦くアロマティックな風味に、ラム酒のカラメルを焦したような若干の苦みと、甘い味と香りが楽しめます。
コーヒー豆が持つ本来の甘さと、ラム酒の甘さがかさなり、甘みを加えなくても、自然な甘さが味わえるほどです。
ラムコーヒーの作り方・レシピ
コーヒーの抽出液にラム酒を加える方法が、1番オーソドックスで簡単にラムコーヒーを楽しめます。
お酒が好きな方は、ラム酒にコーヒー豆を漬け込んで、ラム酒の方にコーヒー豆のエキスを抽出して、コーヒーのフレーバーが香るラム酒としてたしなむのもよいでしょう。
さらに、コーヒーもお酒も両方好きだけど、アルコールに弱い方は、ラム樽を利用したバレルエイジドコーヒーの購入をおすすめします。
ホットのラムコーヒーの作り方(1人用)
- コーヒー粉 :15g
- 牛乳:100ml
- お湯:100ml
- ラム酒:約5g
牛乳100mlを先に温めておきます。
この牛乳と、コーヒー粉15gを1分30秒で抽出したコーヒーの抽出液100mlを混ぜて200mlとします。さらにラム酒を約5gほど加えます。
コーヒーの抽出の仕方で美味しさがずいぶんと変わりますので、下記に抽出の手順を示します。
- お湯の温度は90°前後がよいです。
- はじめは、粉全体が湿る程度に満遍なく少量のお湯を注いで、20秒ほど蒸らします。
- 次に、お湯を「の」の字を描くように、2分程度かけて、ゆっくり注ぎながら抽出します。
使用するコーヒー豆はラムの甘い香りに負けないように、エチオピア系の豆がよいでしょう。
酸味が気になる方は焙煎度を深めにして調節してください。
ラム酒は、より風味が豊かなダークラムがおすすめです。
なるべく砂糖は加えないで、コーヒー豆本来の甘さと、ラム酒の甘い香りを感じながら飲むのがベストです。
甘いのが好きな方は、砂糖を加えてもよいでしょう。
アイスのラムコーヒーの作り方(1人用)
- コーヒー粉:12g
- 水:150ml
- ラム(ダークラムがおすすめ):5ml
- 砂糖やシロップ(お好みで):適量
- ミルク(お好みで):適量
- 氷:適量
コーヒー粉12gを150mlのお湯で氷の入ったコップに抽出し、ラム酒を5ml程度加えます。
お好みで、砂糖やシロップ、ミルクを加えてできあがりです。
コーヒーの抽出の仕方で美味しさがずいぶんと変わりますので、下記に抽出の手順を示します。
- お湯の温度は90°前後がよいです。
- 初めは、粉全体が湿る程度に満遍なく少量のお湯を注いで、20秒ほど蒸らします。
- 次に、お湯を「の」の字を描くように、2分程度かけて、ゆっくり注ぎながら抽出します。
使用するコーヒー豆はラムの甘い香りに負けないように、エチオピア系の豆がよいでしょう。
酸味が気になる方は焙煎度を深めにして調節してください。
ラム酒にコーヒー豆を漬け込む方法
ラム酒に焙煎コーヒー豆を直接漬ける方法です。
ラム酒の瓶の半分程度を飲んだら、好みに応じて、残っているラム酒の1〜2割程度の砂糖を加えます。
そこに、コーヒー豆を瓶の8割ほどの位置まで入れて数日〜1ヶ月程度寝かせます。
そうすると、コーヒー豆のエキスがラム酒に溶け出し、コーヒーフレーバーが利いたラム酒ができあがります。
時々、味を確かめて、好みの風味になった時点で、コーヒー豆を取り出すとよいでしょう。
長い間付けておくと、苦みや雑味もでてきますので、注意が必要です。
ラム酒を製造後の樽に生豆を詰め込む方法
コーヒー豆をラム酒の空樽に詰め込む方法は、ご家庭では不可能に近いので、バレルエイジドコーヒーとして販売されている既製品を購入するとよいでしょう。
このバレルエイジドコーヒーは、ラム酒を熟成させた後の空の樽に、コーヒーの生豆を詰め込み1ヶ月程度寝かせて、樽に染み込んだラム酒の風味をコーヒー豆に移し替えたもので、焙煎されてから販売されます。
このバレルエイジドコーヒーはアルコールをほとんど含まず、コーヒーと、ラム酒の風味だけを存分に楽しめます。
コーヒーに合うおすすめのラム酒3選
ネットで販売されているラムコーヒーに合うラム酒を紹介します。
ラムコーヒーには、コーヒーのフレーバーに負けない風味を持つダーク系のラム酒がよく合います。
No. | 商品名 | 商品画像 | 価格 | 数量 | 産地 | アルコール度数 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | マイヤーズラム オリジナルダーク [ ラム 700ml ] | 1,825円 | 700ml | ジャマイカ産 | 40% | 華やかな香りと豊かな風味 | |
2 | パンペロ アニバサリオ ラム [ 700ml ] | 2,808円 | 700ml | ベネズエラ産 | 40% | ドライフルーツ、シナモン、チョコレート、レザーの香り | |
3 | プランテーション ラム オリジナルダーク [700ml ] | 1,973円 | 700ml | トリニダード・トバゴ産 | 40% | 3年以上熟成されたトリニダード・トバコのラム |
順番に解説します。
1. 華やかな香りと豊かな風味「マイヤーズラム オリジナルダーク [ ラム 700ml ]」
マイヤーズ ラムは、熟成に4年の歳月をかけた、ジャマイカ産の本格的なダークラムです。
濃厚で香り豊かなダークラムのプレミアム品と呼ばれるマイヤーズ ラム。
この華やかな香りと豊かな風味は、ホワイトオーク樽での熟成と伝統あるブレンド技術によるものです。
その味わいはウイスキーやブランデーと肩をならべるほど。ストレート、オンザロック、カクテルなど楽しみ方は変幻自在です。
価格 | 1,825円 |
数量 | 700ml |
産地 | ジャマイカ産 |
アルコール度数 | 40% |
2. ドライフルーツやシナモンなど様々な香り漂う「パンペロ アニバサリオ ラム [ 700ml ]」
ベネズエラの最高品質のサトウキビ、オーク樽での熟成、ユニークなブレンディングによって生まれた独特の深い色合い。
2種類のアメリカンオーク樽を使用し、長期熟成を経て完成されるパワフルなラム。
ドライフルーツ、シナモン、チョコレート、レザーの香りが融け合い、ウッディで複雑な味わいです。
価格 | 2,808円 |
数量 | 700ml |
産地 | ベネズエラ産 |
アルコール度数 | 40% |
3. 3年以上熟成されたトリニダード・トバコのラム「プランテーション ラム オリジナルダーク [700ml ]」
3年以上熟成されたトリニダード・トバコのラム。
カクテルで使うにも、ストレートで飲むにも適したブレンドになっており、マイタイ、ラムパンチといったダークラム仕様のカクテルを秀逸に仕上げます。
Rum Expert Panel 2013、2014部門別金賞。Rhum Fest Awards 2014金賞受賞。
価格 | 1,973円 |
数量 | 700ml |
産地 | トリニダード・トバゴ |
アルコール度数 | 40% |
ラムコーヒーを存分に楽しもう!
いかがでしょうか?
ラムコーヒーについて徹底解説しました!
本記事で重要なことをまとめると以下のとおりです。
- ラムコーヒーはコーヒーにラム酒を加えた飲み物
- ラムコーヒーはコーヒーのフレーバーとラム酒のフレーバーの両方を楽しめます
- ラムコーヒー用のラム酒はダークラムをおすすめ
- アルコールが苦手な方はラム酒のバレルエイジドコーヒーがおすすめ
ラムコーヒーはアイスでもホットでもOKなので、暑い夏はアイスで、寒い冬は身体の芯から温まるホットで、季節に合わせて楽しむことができます。
普段、コーヒーやラム酒を単体で飲んでいる方は、ぜひ一度、ラムコーヒーを試してみてください。コーヒーのフルーティーな風味と、ラム酒のカラメルを焦したような甘いフレーバーがよくマッチして、とてもおいしいです。
アルコールが苦手な方でも、この記事で紹介した「バレルエイジドコーヒー」を購入すると、コーヒーの風味とアルコールフリーの本格的なラム酒のフレーバーを堪能できます。