ロッテのコーヒーガムはどこで買える?
コーヒーガムはいつまで発売されるの?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
コーヒーガムは、昭和37年にロッテから発売され、何度も復刻されている伝説のお菓子です。
本記事では、2024年に再び発売されたコーヒーガムの味わいや歴史、当時の日本のコーヒー事情まで解説!
レトロなコーヒーのお菓子も紹介します。
- ロッテのコーヒーガムは1962年に発売され、3度復刻されているコーヒー味のガム
- 全国のコンビニや通販で購入できる
- 販売期間は決まっていない
- あっさりしているが、コーヒーの苦みが感じられる
- コーヒーガム以外のレトロなコーヒー味のお菓子は、「西八製菓 コーヒー糖」など3つ
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう!
ロッテのコーヒーガムとは?
コーヒーガムは、1962年(昭和37年)に発売され、2024年に復刻されたコーヒー風味の板ガムです。
2011年に一度復刻され、販売を終了していました。
その後も復刻を望む声が多く、2024年に再び復刻されました。
メントールなどは入っておらず、コーヒーのシンプルな味が特徴です。
商品の情報は以下の通りです。
商品名 | コーヒーガム |
---|---|
内容量 | 9枚 |
原材料 | 砂糖(国内製造)、水あめ、ぶどう糖、コーヒー、ゼラチン、ウーロン茶抽出物/ガムベース、軟化剤、香料、カラメル色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース) |
アレルギー情報 | ゼラチン |
ロッテのコーヒーガムはどこで購入できる?
ロッテのコーヒーガムは、全国の店舗や通販で購入できます。
以下のお店で取り扱いがあります。
- コンビニ
- スーパー
- 100円ショップ
- Amazon
- 楽天市場
コンビニなどは、レジ付近によく置いてあります。
店舗により取り扱いが異なるため、確実に欲しい方は通販がおすすめです。
ロッテのコーヒーガムはいつまで販売される?
ロッテのコーヒーガムの販売期間について、明確な情報はありません。
実は、2022年11月にも復刻され、その時は数量限定の販売でした。
今回は数量限定とは明言されていないので、販売期間は長いものと思われます。
※2024年12月時点
ロッテのコーヒーガムの味の特徴
- しっかりしたコーヒーの香り
- 包装紙がオシャレ
- 味が無くなるのが早い
実際にロッテのコーヒーガムを購入し、味の特徴をまとめたものがこちらです。
想像していたより、しっかりとコーヒーの香りが感じられました。
食感も含めて、コーヒーキャラメルのようなイメージです。
甘さは噛んでいると短時間で無くなりますが、苦味は程よく残ります。
コーヒー粉を配合しているため、苦味が長続きするのでしょう。
ロッテのコーヒーガムの評判と口コミ
ここでは、ロッテのコーヒーガムの評判を紹介します。
良い口コミと悪い口コミは以下のようなものがありました。
詳しい調査方法
当サイトコーヒー豆研究所では、◯ロッテのコーヒーガムの評判や口コミを決定するに当たって、下記の調査を実施しています。
- 100人のインターネットアンケート調査
-
- 調査期間:2024/08
- 調査方法:インターネット調査
- 対象者:実際に飲んだことがある人
良い口コミ
コーヒーを飲めない子供の頃に大人に憧れて食べた懐かしいコーヒーガムの味がして懐かしく美味しかったです。
懐かしさと美味しさがある。甘さもあるので子供の頃かなりの頻度で食べて親に怒られていた記憶があります。
ブラック感が強い眠気覚まし向きのガムだと思い込んで購入したが、ちょっと甘味が強くてカフェオレを飲んでいる時に近いリラックス感を得られたので、良い意味で期待を裏切られたと思う。
懐かしさ、復活。開封した時からコーヒーの良い香り。味はコーヒーというよりコーヒー牛乳のような味ですが、甘くて美味しいです。ほっとできる癒しの味わい。
懐かしくてつい手に取ってしまう人がたくさんいるようです。
若い世代からは、板ガム自体が新鮮で興味があるという声がありました。
味に関しては、良い意味で「昔と同じ」という意見が多いです。
悪い口コミ
大人になって本格的にコーヒーを飲む様になり、物足りなさを案じる様になりました。やたら甘いだけのまがい物で、眠気覚ましににもなりません。
味がすぐなくなるので、もっと噛んでいたいのにと残念な気持ちになりました。
味が非常に良いだけに、持続性の短さがとても惜しい…。もっと長く噛んでいたいのに…という若干のモヤモヤ感がある。
ひと噛みでコーヒーの味が口の中に広がって、おっと思うけど、少し齧っていると飽きてくる
製品自体に関するネガティブな意見は見つかりませんでした。
味がすぐ消えてしまうという声はありますが、「それも含めて懐かしい味」だと好意的にとらえている人が多いようです。
また、チェーン店でも店舗によっては取り扱いが無い場合もあるようです。
ロッテのコーヒーガムの歴史
日本で初めてガムが輸入されたのは、大正5年です。
当時は全く流行らず、本格的に広まったのは戦後になってからでした。
当時は全て手作業で作られていました
ガムの原料には、「酢酸ビニール樹脂」と「天然チクル」の2種類があり、戦後すぐのガムは酢酸ビニール樹脂でつくられたものでした。
ロッテが日本で初めて天然チクル製の国産ガムを発売したのは、1954年のことです。
コーヒーガムの発売
ロッテからコーヒーガムが発売されたのは、1962年です。
「コーヒーを飲むという大人の体験をさせてあげたい」という想いから生まれたお菓子でした。
初めてコーヒーの味を知ったのが、コーヒーガムという子供たちも多かったようです。
1990年に販売を終了
ロッテのコーヒーガムは、1962年〜1990年までの約28年間販売されていました。
ファンも多くいたようですが、板ガム自体の売れ行きが低下していたことなどが理由で、他の板ガムと共に販売を終了しました。
その後は粒ガムがメインで販売されています。
3度目の復刻
ロッテがコーヒーガムを復刻発売するのは、2024年で3回目になります。
ロッテは昔の製品を復刻する際、アンケート調査を行っています。
過去に行われたロッテの「懐かしのチューインガム選手権」では、堂々の1位に輝きました。
2022年に実施された「推しガム総選挙」で再び1位となり、今回の復刻に至りました。
コーヒーガム発売当時の日本のコーヒー事情
ロッテのコーヒーガムが発売された1960年代は、日本のコーヒーに大きな変化が起きた時代でもありました。
1960年代に起こったコーヒーに関する出来事をまとめたものがこちらです。
年 | コーヒーに関するニュース | 社会的な出来事 |
---|---|---|
1960 | コーヒー生豆の輸入が自由化 森永からインスタントコーヒーが発売 | カラーテレビの本放送が開始 |
1961 | 粉末インスタントクリーム「クリープ」が登場 | 坂本九「上を向いて歩こう」リリース |
1962 | ロッテからコーヒーガムが発売 ドトールコーヒー創業 | バービー人形が日本で発売 |
1964 | 日本が国際コーヒー協定に参加 | 東京オリンピック開幕 |
1965 | 三浦義武が世界初の缶コーヒーを考案 | シンガポール独立 |
1967 | ネスカフェ ゴールドブレンド発売 | 「オールナイトニッポン」放送開始 |
1969 | UCC ミルクコーヒー缶発売 | アポロ11号月面着陸 |
1970 | 大阪万博で缶コーヒーが大人気になる | ビートルズ解散 |
初めて国産のインスタントコーヒーが発売されたのもこの時代です。
「たった5秒でホンモノの味」というキャッチコピーで大流行しました。
これをきっかけに、「インスタント」という言葉も定着することになります。
1970年代の喫茶店ブーム
1960〜1970年は、喫茶店が一大ブームとなった時代です。
1966年〜1975年の10年間で、実に65,000店の喫茶店がオープンしたと言われています。
当時はチェーン店やコンビニのコーヒーはほとんどなく、コーヒーを飲むなら喫茶店に行く時代でした。
ちなみに、スタバが初上陸したのは1996年になってからです
また、当時の喫茶店には、現代とは違う役割もありました。
- テレビを見に行く
- クーラーで涼む
- 電話を取り継いでもらう
1965年時点で、クーラーの普及率は僅か2%程度、カラーテレビも少なく、携帯電話も無い時代です。
当時の喫茶店は、多くの人々にとってインフラのような存在だったのです。
コーヒーガム以外にもある!レトロなコーヒー味のお菓子3選!
ここでは、懐かしさ溢れるレトロなコーヒー菓子を3つ紹介します。
一覧にしたものがこちらです。
No. | 商品名 | 商品画像 | 原材料 | 内容量 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 西八製菓 コーヒー糖 | 砂糖(国内製造)、粉末コーヒー | 9個 | 302円 | |
2 | やおきん むぎポン ミルクコーヒー味 | 砂糖(国内製造)、小麦、デキストリン、マーガリン、加糖練乳、コーヒー、植物油脂、食塩/着色料(カラメル、カロチン)、香料、乳化剤(大豆由来) | 20g | 691円 | |
3 | 明治 コーヒービート | 砂糖、全粉乳、ココアバター、乳糖、カカオマス、植物油脂、クリームパウダー、コーヒー、でん粉、水あめ、脱脂粉乳、ゼラチン、乳化剤(大豆を含む)、香料、光沢剤、タマリンド色素、増粘剤(アラビアガム)、卵殻カルシウム | 32g×10個 | 1,560円 |
詳しい調査・検証内容
- 検証項目
-
コーヒー豆研究所では、コーヒーの美味しさを以下の5つと定義し、各商品をレビュー・判断(スコアリング)しています。
- 苦味
- 酸味
- コク
- 香り
- 甘み
より詳細な商品レビューポリシーは、下記のページに記載しているのでご参照ください。
順番に紹介します。
1. 戦後生まれの素朴な砂糖菓子「西八製菓 コーヒー糖」
- 素朴な味わい
- 長く保存できる
- コーヒー感は少ない
戦後の大阪で生まれたコーヒー味の砂糖菓子です。
当時貴重だったコーヒーを手軽に飲めるように考案されました。
そのまま食べるほか、お湯に溶かしてインスタントコーヒーのように飲むこともあります。
商品詳細
商品名 | 西八製菓 コーヒー糖 |
---|---|
メーカー | 西八製菓 |
原材料 | 砂糖(国内製造)、粉末コーヒー |
内容量 | 9個 |
価格 | 302円 |
2. やみつきになるコーヒースナック「やおきん むぎポン ミルクコーヒー味」
- 素朴な味わい
- お子様にもおすすめ
- 甘さが強い
うまい棒で有名なやおきんが販売している麦のスナック菓子です。
2013年に惜しまれつつ製造を終了した「ムギムギ」という駄菓子を再現したものになります。
ほんのり甘くて軽い、手が止まらなくなる美味しさです。
商品詳細
商品名 | むぎポン ミルクコーヒー味 |
---|---|
メーカー | やおきん |
原材料 | 砂糖(国内製造)、小麦、デキストリン、マーガリン、加糖練乳、コーヒー、植物油脂、食塩/着色料(カラメル、カロチン)、香料、乳化剤(大豆由来) |
内容量 | 20g |
価格 | 691円 |
3. 愛され続ける小粒チョコ「明治 コーヒービート」
- 飽きの来ない味わい
- 持ち運びに便利
- 甘さが強い
1971年に登場し、今なお人気のロングセラー商品です。
しっかりコーヒーの香りが感じられるチョコレートです。
コーヒー豆と同じサイズで、手軽につまめるのも良いですね。
商品詳細
商品名 | コーヒービート |
---|---|
メーカー | 明治 |
原材料 | 砂糖、全粉乳、ココアバター、乳糖、カカオマス、植物油脂、クリームパウダー、コーヒー、でん粉、水あめ、脱脂粉乳、ゼラチン、乳化剤(大豆を含む)、香料、光沢剤、タマリンド色素、増粘剤(アラビアガム)、卵殻カルシウム |
内容量 | 32g×10個 |
価格 | 1,560円 |
ロッテのコーヒーガムで懐かしい気分を味わおう!
いかがでしたか?
ロッテのコーヒーガムを買える店舗や復刻までの経緯を解説しました。
本記事の要点をまとめると以下の通りです。
- ロッテのコーヒーガムは1962年に発売され、3度復刻されているコーヒー味のガム
- 全国のコンビニや通販で購入できる
- 販売期間は決まっていない
- あっさりしているが、コーヒーの苦みが感じられる
- コーヒーガム以外のレトロなコーヒー味のお菓子は、「西八製菓 コーヒー糖」など3つ
発売当時と変わらない味わいは、昔を思い出せると評判です。
販売期間は未定のため、無くなる前にぜひ一度お試しください!